教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

研究論文業績一覧(単著)

2018年08月19日 23時55分55秒 | 研究業績情報

 学術雑誌掲載の論文に関する研究業績情報。増え次第、ここに順次追加しています。卒論と修論は普通挙げませんが、参考までに。
 PDF公開されている論文には、ウェブリンクをつけておきました。
 レフェリー付き論文には、文末に「」を付けています。 


  1. 白石崇人「沢柳政太郎の教師論 ―教師の専門職性」卒業論文、広島大学教育学部、2002年。
  2. 白石崇人「大日本教育会における研究活動の展開」修士論文、広島大学大学院教育学研究科、2004年。
  3. 白石崇人「東京教育学会の研究」中国四国教育学会編『教育学研究紀要』第48巻第1部、2003年、50~55頁。
  4. 白石崇人「東京教育会の活動実態 ―東京府学務課・府師範学校との関係」全国地方教育史学会『地方教育史研究』25号、2004年、47~68頁。
  5. 白石崇人「明治二十年前後における大日本教育会の討議会に関する研究」『広島大学大学院教育学研究科紀要』第三部第53号、2004年、103~111頁。
  6. 白石崇人「明治三十年代前半の帝国教育会における研究活動の展開 ―学制調査部と国字改良部に注目して」中国四国教育学会編『教育学研究紀要(CD-ROM版)』第50巻、2005年3月、42~47頁。
  7. 白石崇人「大日本教育会および帝国教育会における研究活動の主題 ―学校教育・初等教育・普通教育研究の重視」中国四国教育学会編『教育学研究紀要(CD-ROM版)』第51巻、2006年3月、66~71頁。
  8. 白石崇人「大日本教育会および帝国教育会における広島県会員の特徴 ―明治16年の結成から大正4年の辻会長期まで」『広島大学大学院教育学研究科紀要』第三部第54号、2005年、87~95頁。
  9. 白石崇人「明治21年の大日本教育会における「研究」の事業化過程」『広島大学大学院教育学研究科紀要』第三部第55号、2006年、83~92頁。
  10. 白石崇人「明治32年・帝国教育会学制調査部の「国民学校」案 ―明治30年代における初等教育重視の学制改革案の原型」中国四国教育学会編『教育学研究紀要(CD-ROM版)』第53巻、2008年3月、46~51頁。
  11. 白石崇人「1880年代における西村貞の理学観の社会的役割 ―大日本学術奨励会構想と大日本教育会改革に注目して」日本科学史学会編『科学史研究』第47巻No.246、岩波書店、2008年6月、65~73頁。
  12. 白石崇人「明治20年代後半における大日本教育会研究組合の成立」日本教育学会編『教育学研究』第75巻第3号、2008年9月、1~12頁。
  13. 白石崇人「日清・日露戦間期における帝国教育会の公徳養成問題 ―社会的道徳教育のための教材と教員資質」『広島大学大学院教育学研究科紀要』第三部第57号、2008年12月、11~20頁。
  14. 白石崇人「明治10年代後半の大日本教育会における教師像 ―不況期において小学校教員に求められた意識と態度」中国四国教育学会編『教育学研究紀要(CD-ROM版)』第54巻、2009年3月、270~275頁。
  15. 白石崇人「小学校歴史教科書における寺子屋記述」『鳥取短期大学研究紀要』第60号、2009年12月、9~20頁。
  16. 白石崇人「明治後期の教育者論―教員改良のためのErzieher概念の受容と展開」中国四国教育学会編『教育学研究紀要(CD-ROM版)』第55巻、2010年3月、314~319頁。
  17. 白石崇人「明治後期の保育者論―東京女子高等師範学校附属幼稚園の理論的系譜を事例として」『鳥取短期大学研究紀要』第61号、2010年6月、1~10頁。
  18. 白石崇人「明治30年代初頭の鳥取県倉吉における教員の問題意識―『東伯之教育』所収の小学校普及・中学校増設関係記事から」『鳥取短期大学研究紀要』第62号、2010年12月、11~23頁。
  19. 白石崇人「明治20年代初頭の大日本教育会における教師論―教職の社会的地位および資質向上の目標化」中国四国教育学会編『教育学研究紀要(CD-ROM版)』第56巻、2011年3月、268~273頁。
  20. 白石崇人「明治30年代初頭の鳥取県倉吉における教員集団の組織化過程―地方小学校教員集団の質的変容に関する一実態」中国四国教育学会編『教育学研究ジャーナル』第9号、2011年、31~40頁。
  21. 白石崇人「明治20年代前半の大日本教育会における教師論―「教育者」としての共同意識の形成と教職意義の拡大・深化」中国四国教育学会編『教育学研究紀要(CD-ROM版)』第57巻、2012年3月、233~238頁。
  22. 白石崇人「明治期における道府県教育会雑誌の交換・寄贈―教育会共同体の実態に関する一考察」広島大学教育学部日本東洋教育史研究室編『広島の教育史学』第3号、2012年3月、27~47頁。
  23. 白石崇人「大日本教育会夏季講習会の開始―明治20年代半ばの教員改良策」中国四国教育学会編『教育学研究紀要(CD-ROM版)』第58巻、2013年3月、53~58頁。
  24. 白石崇人「1940年代日本における全国教育団体の変容と再編(年表解説)」教育情報回路研究会編『近代日本における教育情報回路と教育統制に関する総合的研究』日本学術振興会科学研究費助成事業(基盤研究(B))中間報告書(Ⅰ)、東北大学大学院教育学研究科内教育情報回路研究会、2013年3月、1~10頁。
  25. 白石崇人「明治期大日本教育会・帝国教育会の教員改良―資質向上への指導的教員の動員」学位論文(論文博士(教育学))、広島大学、2014年3月、全390頁。
  26. 白石崇人「明治期大日本教育会の教員講習事業の拡充―年間を通した学力向上機会の提供」中国四国教育学会編『教育学研究紀要(CD-ROM版)』第59巻、2014年3月、533~538頁。
  27. 白石崇人「明治期鳥取県教育会の結成と幹部」『広島文教女子大学紀要』第49巻、2014年12月、27~40頁。
  28. 白石崇人「明治期帝国教育会における教員講習の展開―中等教員程度の学力向上機会の小学校教員に対する提供」中国四国教育学会編『教育学研究紀要(CD-ROM版)』第60巻、2015年3月、37~42頁。
  29. 白石崇人「明治30~40年代における「教師が研究すること」の意義」中国四国教育学会編『教育学研究紀要(CD-ROM版)』第61巻、2016年3月、174~179頁。
  30. 白石崇人「教員養成における教育史教育」広島文教女子大学高等教育研究センター編『広島文教女子大学高等教育研究』第2号、2016年3月、29~48頁。
  31. 白石崇人「日本の学校における道徳教育の展開―修身教育、教育活動全体、道徳の時間、特別の教科」『広島文教女子大学紀要』第51巻、2016年12月、47~57頁。
  32. 白石崇人「教育学術研究会編『教育辞書』における「研究」概念」中国四国教育学会編『教育学研究紀要(CD-ROM版)』第62巻、2017年3月、370~375頁。
  33. 白石崇人「明治30年代半ばにおける教師の教育研究の位置づけ―大瀬甚太郎の「科学としての教育学」論と教育学術研究会の活動に注目して」教育史学会編『日本の教育史学』第60集、2017年10月、19~31頁。
  34. 白石崇人「『東京府教育会雑誌』解説」白石崇人編『『東京府教育会雑誌』解説・総目次・関連年表』不二出版、2017年11月、7~37頁。※目次・年表も元データを作成
  35. 白石崇人「現代日本の教育政策における学校・地域の連携協働構想―平成27年中央教育審議会答申以降に注目して」『広島文教女子大学紀要』第52巻、2017年12月、33~43頁。
  36. 白石崇人「現代日本の教育政策における教員養成の課題―平成27年中教審教員育成答申以降の諸施策に注目して」『広島文教女子大学教職センター年報』第6号、2018年2月、7~16頁。
  37. 白石崇人「明治期師範学校・小学校における授業批評会―明治20年代以降の東京府・鳥取県の事例」中国四国教育学会編『教育学研究紀要(CD-ROM版)』第63巻、2018年3月、537~542頁。
  38. 白石崇人「教育史研究者が教員養成改革に向き合うには(教育学研究と実践志向の教員養成改革との関係性を問う(教育史の立場から))」佐藤仁編『教員養成における「エビデンス」の位置づけをめぐる学際的研究』2016・2017年度中国四国教育学会課題研究成果報告書、2018年3月、30~40頁。
  39. 白石崇人「「教育情報回路」概念の検討―2012年11月までの研究成果を整理して」教育情報回路研究会編『日本型教育行政システムの構造と史的展開に関する総合的研究』日本学術振興会科学研究費助成事業(基盤研究(B))中間報告書、教育情報回路研究会、2018年3月、21~42頁。
コメント

AI技術は教育を豊かにし、教師の仕事を豊かにするか

2018年08月11日 23時55分55秒 | 教育研究メモ
 以前、「教育・教師はAIとどう向き合うか」(2017.12.27記事)という記事を書きまして、AI技術と教育との関係について考えたことがあります。AI技術の進展により、人間の認知能力を補う範囲が広まり、人間のできることが増える可能性について述べました。ただ、現実の社会には、人間の昨今のAI技術の急速な進展が人間の仕事を奪うのではないか、という不安が広がっています。教職もいずれは奪われる仕事の一つとして挙げられており、他人事ではないのが教育関係者です。AIは教師の敵、AI技術の進展と教職者の立ち位置とは相容れない関係にあるかのように感じる人もいるのではないかと思います。しかし、私はAI(人工知能)はさておき、AI技術(人工知能の実現を目指して開発された諸技術)は進展するほど教育を豊かにし、教師の仕事も豊かにするのではないかと考えています。

 AI技術には様々なものがありますが、その一つに情報検索技術があります。インターネットにおける検索技術がそれです。ネット検索は年々便利になっていて、あいまいなワードでも検索することが可能になってきました。調べ物をしようとすると、インターネットで検索すれば、おおよそ関連する情報がすぐに手に入ります。そのために、いちいち図書館に行って本を探し、本をめくって情報を探す、という手間が不要になる場面が増えました。今は、本に掲載されている情報がすべてインターネットに掲載されているわけでないため、ネット検索だけで調べたことにならなりませんが、そのうちインターネット上の情報の質量が本の情報の質量を凌駕するようになる可能性はあります。情報検索技術の進展は、情報検索の時間と労力を減らしています。そうなると、人間は、情報を考察・解釈したり情報量を増やしたりすることに、時間と労力を費やすことができます。このように、AI技術は人間の学びを効率化することに貢献しています。ただ、私が「AI技術が教育を豊かにする」と言って言いたいことは、こういうことではありません。
 私が言いたいことは、学びの効率化のその先です。AI技術は人間の学びを効率化します。重要なことは、その結果生まれる余力をどう使うかという点にあります。私は、AI技術によって生まれた余力を、学びを楽しむことに使うべきではないかと思っています。学ぶことは本来楽しいことです。人間は、わからないことがわかれば、できないことができるようになれば楽しくなります。疑問に思ったことを追究することや、他人と意見交換しながら新しい解釈に触れることも、楽しいことです。興味・関心のあることを学ぶことも楽しいことです。学びを効率化することで、暗記・再生にかけてきた時間と労力を短縮し、その代わりに学びの楽しさを味わう余裕が生まれる可能性があります。学びを楽しむことは、人間だからこそできることですし、人生を豊かにして福祉・幸福につながります。教育を受ける権利や学習権を保障することも、学びを楽しめるようになってはじめて実現することではないかと思います。AI技術は、人々が学びを楽しめるような教育を実現する可能性があるのです。
 これまでの教育現場は、学びを暗記・再生の反復訓練として狭くとらえがちでした。暗記・再生の繰り返しが楽しいという人はあまりいないと思います。学びは苦しいことだと思っている人も多くいます。しかし、AI技術は、単語や年号を覚えていなくても検索すればすぐに把握することを可能にしますし、複雑な数式を覚えていなくても(答えが見つかっている)数学問題の答えを導くことを可能にしますので、学びにおける暗記・再生の位置を引き下げます。細かい概念・単語や数式などを暗記して、練習問題を何度も解いて適切な時に再生できなくても、AI技術が進展してくれば何も困らないという事態が生じる可能性があるのです。暗記・再生の繰り返しには、忍耐力や洞察力、記憶力などの開発という意義もありますが、これらの能力は暗記・再生の繰り返しでしか育たないというわけではないと思います。別の学習方法に時間と労力をかけられるかもしれません。AI技術が進展すると、暗記・再生の反復練習をしなければいけない理由はどんどんなくなっていくのです。
 学びを楽しむためには、楽しみ方を知る必要があります。ここに教師の出番があります。学びの楽しみ方を知っている教師は、生徒に学びの楽しみ方を教える資質をもっています。あとは、教材や価値、環境などに応じて学びを楽しむ方法を知っており、工夫し、使いこなす能力をもっていれば、生徒は大いに学びを楽しむことができるようになるでしょう。また、教育はコミュニケーションの一種です。学びの楽しみ方を機械に教えてもらうこともできるかもしれませんが、尊敬したり好意をもったりしている人から教えてもらうという行為は、学びの楽しさを彩ります。これは機械にはできないことで、人間にしかできないことです。
 今、日本の教育は、実現すべき学びを、暗記・再生中心の学びから主体的・対話的で深い学びに転換させようとしています。主体的・対話的で深い学びは、これからの社会を生きていくために必要な資質能力を育て高めるものととらえられていますが、資質能力の育成だけにその意義をとらえていると落とし穴が待っているかもしれません。資質能力の育成は、たとえば優秀な学習アプリが開発されれば、効率的に進めていくことが可能になるかもしれないからです。主体的・対話的で深い学びを学習理論に基づく資質能力を育成する学びとだけとらえていると、あるいはAI技術を活用すれば教師は不要になってしまうかもしれません。しかし、AI技術が資質能力の育成を効率化し、効果を高めるのであれば、資質能力の育成や評価に費やす時間と労力を減らすことができます。ここでも、学びの楽しさを実感することに意を注ぐ余裕が生まれます。

 AI技術は、暗記・再生中心の学びからの学習観の転換を容易にし、資質能力の育成や学習効果の評価を容易にします。学びの目標として「学びの楽しさ」を重視すれば、AI技術は、教師の仕事をなくすどころか、むしろ教師の仕事を(学びの効率化によって)助け、教師と生徒とのコミュニケーションを豊かにするのではないでしょうか。なお、私は、AI技術の進展が今のまま進めば、教育や教師の仕事に資するようになると、手放しに楽観視しているわけではありません。AI技術がただ進展するのを待っていては、どうなるかわかりません。教育に資するようにAI技術を進展させることが最も大切です。その際に重要なのは、教育とは何か、学びとは何か、教師の仕事とは何か、ということをしっかり問い直すことです。学びとは暗記・再生の反復練習のことであり、資質能力を育成すること「だけ」が目標であり、教育とはその機会や環境を整えることだ、と皆が思っていれば、いつまでたってもAI技術が教育・教職を豊かにすることはないでしょう。重要なことは、学びは楽しいことであり、教育とは学びの楽しさを実感させることであると、われわれが理解することです。
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小学校低学年教材「かぼちゃのつる」について

2018年07月11日 23時55分55秒 | 教育研究メモ
 まだまだ復興は遠いですが、私の勤務校のある地域と、私は無事です。
 さて、今日は道徳の教材研究についてのメモ。

 「かぼちゃのつる」…
 道徳授業の有名な小学校低学年教材です。周りの忠告を無視して、わがままでつるをのばしつづけるかぼちゃが、最後に痛い思いをするというお話です。たくさんの先行実践があり、私のところの学生も指導案を作るときによく使おうとします。わがままをしすぎると自分が痛い思いをするよ、という教訓を教えるには、とてもわかりやすくて便利な教材です。しかし、その程度の教訓を6~7歳の児童が知らないとは思えません。また、これからの道徳科は「考え、議論する道徳」を目指すので、単純に教訓を教えるような授業では時代逆行も甚だしいでしょう。では、どう使うべきなのでしょうか。

 私は学生と一緒に考えているくらいでして、答えをもっているわけではありません。ただ、考えるポイントは次のところにあるだろうと思います。
 児童が考え、議論するには、何かと何かの価値の葛藤が必要です。この教材で葛藤しているのは何でしょうか。一つの価値は、もちろん「わがままはいけないこと、おさえるべきこと」(節度・節制)という価値です。もう一つは何でしょうか。私は、「~したいという欲求」だと思います。【個性の伸長】や【正直】にかかわると思っています。「わがまま」は人に迷惑をかけるから「わがまま」というわけで、人に迷惑をかけないときはただの欲求であり、それ自体は悪いことではありません。子どもの主体性や自主性の基盤は子ども自身の欲求ですから、教育上ではむしろ奨励して伸ばすべきものです。また、自分の欲求を変にねじ曲げるよりも、素直に受け入れることができる方が、まっすぐ育つこともあります。問題は、自分の欲求を優先して、他人に迷惑をかけることにあるでしょう。この教材で学ぶべきは、ここにあるのではないでしょうか。
 つまり、「かぼちゃのつる」で学ぶべき事は、「自分のしたいことをすること」と「他人の迷惑になること」とはぶつかることがあり、「自分のしたいことをすること」を他人の迷惑にならないようにおさえるにはどうすればよいか、ということではないでしょうか。そこで課題になるのは、「自分のしたいことをすることと、他人の迷惑にならないようにすることとの葛藤をどう乗り越えるか」について、どうやったら児童たちが考えることができるかだと私は思います。児童たちにとって、他人の迷惑にならないようにすることが大事なことは、とっくの昔に知っていることです(幼児期にしっかり他人とかかわって育っていれば、ですが…)。児童たちが知りたいのはそんなわかりきったことではなくて、自分のしたいことがあるときにどうやったら他人の迷惑にならないで済むか、というところではないでしょうか。
 そうであれば、かぼちゃがなぜつるを伸ばしたかったか、というところをしっかりおさえないと、価値の葛藤は生まれません。教材には何も書いていないので、想像するしかないですね。かぼちゃを育てたり、観察したりした経験があれば、子どもたちも想像することができるでしょうか。先生が、かぼちゃがつるを伸ばす理由についての知識を児童たちに提示する必要があるかもしれません。どちらにしても教師が一工夫する必要があります。そのうえで、どうすればよいかという議論(というか話し合い)にもっていきたいので、時間配分も苦しいところです。教師の腕の見せ所です。
 かぼちゃがどんな欲求をもっているかなんてありえない、そんな非科学的なことを考えてどうするのか、と思わないでもないですが、それを言っちゃあ低学年教材に多いファンタジーな読み物はすべて使えないことになります。また、そこを考えないと、この教材はただのありきたりの教訓を教える教材にしかなりません。こんな教材を無理して使う必要はないと言うのは簡単ですが、使おうとする先生が絶えないのも事実。これからの道徳授業で使うなら教師がしっかり研究し、適切な工夫をする必要があるんじゃないかと思います。

 道徳科の授業は、よりよい生き方をみんなで考える過程です。今回は、教材「かぼちゃのつる」でそれが可能かどうか、その可能性を探ってみました。
 前期はうちの3年生の模擬授業の指導をしているので、道徳教材に触れることが多々あります。その中で思ったことを書き綴りました。何かの考えるきっかけになれば幸いです。
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避難して気づいたこと

2018年07月07日 16時48分27秒 | Weblog
 こんにちは。このたびの大雨は大変な災害になりました。私は、台風が去り、雨だけなら、と油断していたのですが、とんでもないことでした。
 私の住む地域では、なんとか大雨特別警報も解除になり、川の水位も注意水位より下回って、ひとまず一息つきました。自宅もごく近くの近所も何事もなかったようでホッとしました。しかし、避難指示はまだ出ているので警戒は続けています。今日明日を予定していた出張も急遽取りやめです。
 今まさに大雨が降り、被害を受けている地域もあります。なにとぞ生命第一にご判断ください。

 私は今回初めて災害で避難しました。高台にある妻の知り合いのところにごやっかいになったのですが、少しですが初めての避難生活を通していろいろ気づいたことがありました。避難するまでの過程でも、いろいろ気づいたことがありました。以前に土砂災害に遭ったこともあるのですが、その時はほかに気が向いており、災害を自分のこととして十分実感できていなかったようです。そのせいで、避難を決めるまでや準備の過程で、いろいろな判断ミスや失敗をしました。反省は大事ですね。
 以下、当たり前のことも多いと思いますが、今回実感をもった教訓を自分のメモがてら記しておきます。今回自分が気を付けてやったことだったり、失敗からきた教訓だったり、周りを見て思ったりしたことが混ざっています。

 【避難前関係】
・川の水位は増える時には急激に増える。あとちょっと、などと仕事ややることにかまっていると間違いのもと。命に替えはない。
・周りは案外避難しようとしない。避難するかどうかは、自分が率先して考え、家族と相談して決める。人任せでは決まらない。
・周りが自分と同じ感覚と思ってはいけない。危険だと感じたら、迷わず帰宅や避難を促すこと。その時は「なんで?」と思われても、本当に危険だったときは後で「言ってもらってよかった」と思ってもらえるはず。
・災害の危険のあるなかで、一人でいるのは得策ではない。とくに家族とは連絡をとりあって合流することを目指す。一緒にいるだけで心配事が減るし、安心する。
・仕事場で災害の危険を感じたときは、立場上とても難しい判断を強いられることがある。どんなことがあっても、人命が最も重要である。ここで体面や立場などが絡んで迷っても、ぶれてはならない。一瞬やちょっとの時間差の判断が大事を招くことを考えると、少しでも早く人命第一の判断をする。
・他人に帰宅を促すときは、相手が帰宅後に避難準備をすることを想定して声をかける。そうすると、余裕のあるときに促すのがベスト(ベターではない)。
・災害に関する情報を提供するサイトはさまざま。信用できるサイトを見極めて、情報の錯そうに惑わされないことが大事。
・自分の生活圏内にある川の名前を知っていることは、あとで情報収集のときにきわめて重要になる。事前に調べておこう。
 【避難準備関係】
・モバイル端末の充電器またはバッテリーは必須。家から移動するなら、家族のものも持っていこう。
・余裕があるなら、避難所に出る前にきちんと準備していくこと。タオルは便利。着替え、ちょっとした食事・飲料を持っておくとよい。家族と避難所で合流するときは、連絡がとれれば必要なものを確認して、持てるものを持っていくとよい。あまり重くなってもいけないので、最小限にだが。
・準備のときは暖かくてもあとで肌寒くなる可能性あり。上着を持ったほうがよい。寝る時も羽織ることができるのでよい。
・避難所の寝床は自宅とは違うので、持てそうならちょっとしたクッションやマット、バスタオルなどを持っておくと、少し寝やすくなる。緊張しやすい性格なら、避難所での睡眠は十分にとりにくい。ちょっとでも工夫したい。
・いつも渋滞しやすい道は、災害がせまっているといつも以上に渋滞する。車で移動するときはルートを考える。
・公的な避難場所はどこか、どこに避難するとよいか、意外と知らない。また、ネット検索するとたくさん出てきて迷う可能性あり。慌てないように、隙間時間に調べて、自分の中で「決めておく」ことが大事。自治体で決まっていれば問題ない。
 【避難時関係】
・避難場所への感謝や、周りのことを忘れず、謙虚にすごす。
・外が落ち着いたようでも、暗くなってからは絶対出歩かない。
・貴重品の管理は自分でしっかりしておく。
・もちろん、気になっても、一人で川を見に行くのは厳禁。車でもやっぱり危ない。
・スマホなどモバイル端末の電池残量には気を付けよう。電池は大事に使うこと。
 【帰宅時関係】
・帰宅のタイミングを決めるのはなかなか難しい。明るくなったからと言って、何も調べずに動くのは危険。テレビやネットを駆使して、警報、水位情報、道路状況などを確認して決めること。
・避難場所に対する感謝の気持ちで、ちゃんと挨拶して帰ること。
・帰り道、落ちている物などにつまづいたり、乗り上げたりしないように、気を付ける。通行止めになっているところもあるかもしれない。帰宅ルートは複数知っておくとよい。
・土地の高低は、普段は気づきにくいが、よく見るとかなり存在する。緊急避難が必要な時のことを考えて、確認しながら帰宅するとよい。


 こんなところでしょうか。ほかにもあるかもしれません。情報社会の今、インターネットの情報はとても便利な一方で、様々なサイトやアプリがあっていざというときに迷います。メディアリテラシーって大事ですね。
 なお、今回よく使ったサイトやアプリは以下の通りです。技術発展著しい昨今ですので、いずれもっとよいものが現れるかもしれません。あくまで今のところのものです。

〇広島市防災ポータル(広島市危機管理室)の「避難勧告等発令状況の一覧
※ モバイルだと、自分の地域のページにして、時々更新すると便利でした。ほかのアプリなどでも同じような情報を得られますが、軽かったのでよかったです。
〇Yahoo!天気・災害ページの「河川水位情報
※ 現在の水位が数値でも視覚的にもわかりやすい。なお、自分の近所の川の名前を知らないと戸惑うことになるので、事前に調べておこう。
〇アプリ「NHKニュース防災」(無料)
※ 「データマップ」は5分ごとの降雨状況や河川状況がわかるので、便利でした。更新も早いし、見やすかったです。
〇アプリ「LINE」
※ さすが災害時の経験から作られただけあって便利です。グループラインで大勢の人の安否状況をすぐ確認したり、情報共有できたりするので本当に助かりました。

 ずいぶん長くなりましたが、とりあえずこんなもんで。
 災害に遭わないほうが良いに決まっていますが、危機感のない状態で災害に遭うことが最も怖いと思いました。判断をミスしてしまうので。避難して何もなくても、しっかり反省して、自分なりの実感を残しておくことが、次の時にあわてないと思います。防災グッズ、今度ちゃんと見に行こう。
 新しい制度で、教職課程は、学校安全について取り上げなくてはならなくなりました。私も、今回感じた実感をしっかり生かして教育に取り組みたいと思いました。
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鳥取県史編さん事業近代部会での成果

2018年06月29日 23時55分55秒 | 研究業績情報
 はっ!? 気がついたら、前回の更新から1か月が経っていました。忙しさの上に腰痛がまたひどくなり、やるべきことと治療に専念しておりました。1週間ほど休み休み仕事しておりましたら腰痛は何とか治りそうです。
 さて、そろそろ更新をしようと思いますが、書けないことばかりにかかわっていて、書くことのできる話題が少ないので、昨年度の研究成果を紹介しようと思います。

 昨年度、ようやく新鳥取県史編さん事業の近代部会調査委員のお仕事が終わりました。最後の方は激務のため、他の委員方や県史編さん室の職員方にご迷惑をおかけしてばかりでしたが、仕事はやり遂げました。
 6年間つとめて成果は3つ。1つ目は、『鳥取県教育会と教師―学び続ける明治期の教師たち』(鳥取県史ブックレット16、鳥取県、2015年)です。2つ目は、『新鳥取県史』資料編近代4・行政1(鳥取県、2016年)です。3つ目は、『新鳥取県史』資料編近代7・産業教育文化(鳥取県、2018年)です。1つ目は以前紹介したことがあるので、そちら(2015年4月12日記事)を参照してください。
 2つ目は、旧『鳥取県史』に収録されていない明治大正期鳥取県の教育史料について、村の学事行政を中心に選定し、それぞれ解説を書いたものです。郡・村レベルの就学行政に関する史料を多く収録しており、また、日露戦争または義務教育六年制開始を画期として整理したところに特徴があると思っています。3つ目は、同じく旧『鳥取県史』に収録されていない明治から昭和戦時期までの鳥取県の教育史料について、初等・中等の学校史料や教員養成、教員集団、教師論、青年・社会教育、幼児教育・保育に関する史料を選定し、それぞれ解説を書いたものです。学校史料はなるべく特徴的な学校経営や教育実践、児童生徒の実態にせまる史料を選定し、師範学校はもちろんそれ以外の教員養成(教員改良)の史料、教員集団や教師論、保育に関する史料も選定したところに特徴があると思っています。
 膨大な史料の山から限られた数の史料を選定する作業は想像以上に大変でした。本当はもっとこだわりたかったのですが、激務続きの自分にはこれが精一杯でした。

 以下、『新鳥取県史』資料編近代4・7について、自分の仕事についてだけ紹介します。節題のあとの( )に書いたものは選定史料の概要です。リンク先は県公文書館のHPの当該頁です(目次のPDFもあります)。

『新鳥取県史』資料編近代4
 第3章 明治期の村と教育
第1節 学事状況 (島根県から復帰後の教育令期の学事開伸書など)
第2節 義務教育六年制以前の就学督励 (就学督励・免除・猶予、督責状、就学規則、学務委員など)
第3節 義務教育六年制以前の小学校行政 (授業料徴収、簡易科、高等科など)
 第6章 明治後期から大正期の地域動向
第4節 青年団・その他 (史料220~224を選定) (青年会、壮丁教育など)
 第7章 日露戦争後の教育と地域
第1節 天皇制・国家にかかわる学事方針 (三大節式、教育勅語、祝日大祭日儀式、戊申詔書、御真影、戦時・戦後教育方針)
第2節 義務教育延長後(六年制)の就学督励 (就学保護会、就学猶予・督励、学資貸与など)
第3節 義務教育延長後(六年制)の小学校行政 (小学校令改正実施につき、学校園施設、学級編成、農業科、学校衛生、家事科)
第4節 実業補習学校 (設置奨励など)

『新鳥取県史』資料編近代7】 ※教育部分全部
 第1章 近代学校の形成と模索(~明治39年)
第1節 小学校の経営方針・教育方法の模索 (学校経営方針、教授法、成績考査、軍事援護教育など)
第2節 中等教育の模索 (学校紛擾、校友会、寄宿舎、高女、農友会、中学増設問題)
第3節 教員養成 (師範学校規則、寄宿舎、報徳教育、教員講習科、附属小)
第4節 教員集団・教師論 (教員免許、教員検定、教育会、市小学校長会、教育研究態度の批判など)
第5節 青年教育・社会教育 (補習教育、明治の私塾)
 第2章 義務教育六年制に基づく教育の発展(明治40年~大正15年)
第1節 小学校における経営方針と大正新教育の展開 (成徳小、角盤小、監護、学業考査、校訓、綴り方、自由教育思潮、児童劇など)
第2節 中等教育の展開 (修学旅行、展覧会、私立中、体育、高女教育の様子、寄宿舎、実業学校の校友会など)
第3節 多様な教員養成 (師範学校の訓育、附属小の改革論や研究会、農業教員養成、教育会講習所)
第4節 教員の教育研究の発展 (校内研修の規程、全国教育大会、初等教育研女子部会)
第5節 青年教育・社会教育 (青年団、船上山、図書館)
 第3章 昭和戦前・戦時期における教育
第1節 小学校の経営方針と教育方法 (就将小、成徳小、教育是、映画教育、学校図書館、家事科、興亜教育など)
第2節 中等教育 (入学考査、鳥取高女学級数問題、塾風教育)
第3節 教員養成 (教生の所感、県師範学校学則、郷土教育、学友会、教育実習)
第4節 教員集団・教師論 (山陰聯合教育大会や啓成小の教師論など)
第5節 青年教育・社会教育 (社会教育委員規程や青年会館、船上山道場)
第6節 幼児教育・保育 (農繁期託児所関係の史料)
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現代日本の教育政策における学校・地域連携構想・教員養成課題

2018年05月25日 21時04分47秒 | Weblog
 忙殺されておりましたら、いつの間にか1か月以上記事を書いておりませんでした。そのわりには、いつの間にか300IPを越える来訪者がいらっしゃるようになっておりまして、驚いております。
 5月も終わりそうですが、相変わらず忙しいです。目の前のことばかりしているばあいではないのですが、目の前のことを片付けているだけで一日一日が過ぎ去っていく毎日に、焦りを感じています。

 さて、グチだけでは申し訳ないので、昨年度に書いた論文の章節構成でもお知らせしようと思います。昨年度、実は、現代日本の教育政策について2本論文を書きました。その論文構成は以下の通りです。

白石崇人「現代日本の教育政策における学校・地域の連携協働構想―平成27年中央教育審議会答申以降に注目して」(『広島文教女子大学紀要』第52巻、2017年12月、33~43頁)

 はじめに
1.学校・地域の連携協働が目指すもの
2.全公立学校のコミュニティ・スクール化
 (1)コミュニティ・スクール化の方法
 (2)コミュニティ・スクールと学校・地域の連携協働
3.地域学校協働活動の推進
4.学校・地域の連携協働に対する教育委員会の役割

 おわりに


白石崇人「現代日本の教育政策における教員養成の課題―平成27年中教審教員育成答申以降の諸施策に注目して」(『広島文教女子大学教職センター年報』第6号、2018年2月、7~16頁)

 はじめに
1.教員育成答申以降の諸施策における目指すべき教員像
 (1)「これからの学校教育を担う教員」像の内実
 (2)これからの教員に求められる資質能力
2.教員育成答申以降の諸施策による教職課程改革
 (1)教職課程改革の課題意識
 (2)新たな教職課程が特に対応すべき教育課題
 (3)新しい教職課程を運営するための体制改革
 おわりに


 見て分かる通り、上記2論文は、平成27年12月の3大中教審答申のうち、学校・地域の連携協働に関する答申と、教員育成に関する答申とを中心にして、その他もろもろの諸施策・諸文書を用いて、現代日本の教育政策方針を検討した論文です。なお、内容には、平成27年12月のもう一つの答申であるチーム学校に関する答申や、平成28年9月の教育公務員特例法・教育職員免許法の改正、平成28年12月の新学習指導要領の改訂答申、平成29年3月の社会教育に関する調査研究協力者会議報告や地教行法改正、公立学校長・教員の資質向上指標に関する文部省告示、平成29年夏以降の教職課程コアカリキュラム等の教職課程認定制度の改正などをカバーしております。本筋の方々にとっては不十分な出来ですが、個人的にはそこそこまとまったかなと思っておりまして、答申をそのまま読むよりは現状を把握する上で便利なものになっているんじゃないかなと思います。
 昨年度は、これらに加えて、復刻版『東京府教育会雑誌』の解説・総目次・関連年表づくりやら、『鳥取県史』資料編・近代7の所収資料選定・解説づくりやら、全受持科目のテキストづくりやら、その他なんちゃらかんちゃら(さらに+結婚式・新婚旅行)をやっていたのですから、よくやったよなと思います。
 論文を書いていて、さらに書いてみたいこと・研究してみたいことがたくさん出てきましたが、取り組めるかどうかは不明です。教育・大学運営に時間を使った上に、専門(教員史)の研究時間を工面し、その上に広く教育学者としての研究時間を捻出するのは至難のわざです。やれるだけやっておりますが、いまだ時間と余裕がほしい。
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著書業績一覧

2018年04月20日 23時55分55秒 | 研究業績情報

 書籍になった著書業績については、以下の通り。

<単著>

  1. 白石崇人『保育者の専門性とは何か』幼児教育の理論とその応用②、社会評論社、2013年。(全198頁) ※目次詳細→社会評論社HP
  2. 白石崇人『幼児教育とは何か』幼児教育の理論とその応用①、社会評論社、2013年。(全182頁) ※目次詳細→社会評論社HP
  3. 白石崇人『鳥取県教育会と教師―学び続ける明治期の教師たち』鳥取県史ブックレット16、鳥取県、2015年。(全112頁)
  4. 白石崇人『明治期大日本教育会・帝国教育会の教員改良―資質向上への指導的教員の動員』溪水社、2017年。(全658頁) ※目次詳細→溪水社HP

<共著>

  1. 梶山雅史編『近代日本教育会史研究』、学術出版会、2007年。(白石崇人「大日本教育会および帝国教育会に対する文部省諮問」303~326頁)
  2. 梶山雅史編『続・近代日本教育会史研究』学術出版会、2010年。(白石崇人「全国教育者大集会の開催背景―一八八〇年代末における教育輿論形成体制をめぐる摩擦」109~132頁)
  3. 池田隆英・上田敏丈・楠本恭之・中原朋生編『なぜからはじめる保育原理』建帛社、2011年。(白石崇人「日本の保育の制度史(戦後)―なぜ保育所と幼稚園があるのか?」97~104頁)
  4. 鳥取県立公文書館県史編さん室編『鳥取県史』資料編・近代4(行政1)、鳥取県、2016年。(白石崇人「第三章 明治期の村と教育」「第六章 明治後期から大正期の地域動向 第四節 青年団・その他」「第七章 日露戦争後の教育と地域」担当解説28~36・83~84・85~95頁、選定史料413~470・755~761・767~820頁)
  5. 梶山雅史編『近・現代日本教育会史研究』不二出版、2018年。(白石崇人「日本教育会解散後における中央教育会の再編―日本教育協会・日本連合教育会成立まで」385~414頁)
  6. 鳥取県立公文書館県史編さん室編『鳥取県史』資料編・近代7(産業・教育・文化)、鳥取県、2018年。(白石崇人「教育」担当解説32~60頁、選定史料221~558頁)

<編集>

  1. 白石崇人編『『東京府教育会雑誌』解説・総目次・関連年表』不二出版、2017年。
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また一つ歳をとりました

2018年04月18日 22時58分13秒 | Weblog
 先日39歳になりました。
 妻にも盛大に祝ってもらったのですが、翌日、ゼミ4年生からお祝いにケーキをいただきました。写真はそれです。最近4年生がやさしい(笑)。
 そのあと、2年生のゼミでした。今年度新しく入ってきたゼミ生10名はとても生きが良いです。読書会形式だったのですが、1コマ意見が途切れないので本当に驚きました。これが続けば、とてつもない境地に達してくれるのではないかと思うくらいの勢いでした。すごい。本当にすごい。
 チューター主任をしている1年生も、いい感じにスタートを切ってくれたように思います。自立・協同という目標を掲げて方向づけてやっていますが、学びたい、いろいろやってみたいという雰囲気が学年のあちらこちらで高まっています。学べる機会・環境をたくさん作ってやることが我々教育機関の使命です。この人たちの成長も楽しみです。
 H大での非常勤も、自作テキストあり講義にAL方式を取り入れた授業をはじめました。小レポートを見る限り、いい感じに学生たちの思考が進んでいる様子。昨年度後期の授業も同様の形態をとって好評だったのですが、他大でも生かせる感触を得られました。自信になります。

 腰の調子は一進一退ですが、総じて快方に向かっているといったところ。研究に手を付ける時間がない。そろそろやらなきゃ。ただ、おおむね教師としての仕事は順調の様子です。
 いい歳の取り方ができているのかな。30代最後の年をどう使うか。試案のしどころです。
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研究費・研究による社会貢献一覧

2018年04月13日 23時55分55秒 | 研究業績情報

<研究費補助>

 【研究代表】

  1. 白石崇人代表「帝国教育会の教育研究活動」、日本学術振興会科学研究費補助金(特別研究員奨励費)、2004~2006年度。
  2. 白石崇人代表「明治期大日本教育会・帝国教育会の教員改良運動」、日本学術振興会学術研究助成基金助成金(若手研究(B))、2011~2014年度。
  3. 白石崇人代表「明治日本における小学校教員の教育研究の制度化に関する研究」、日本学術振興会学術研究助成金(若手研究(B))、2016年~2018年度。
  4. 白石崇人代表「明治期大日本教育会・帝国教育会の教員改良」、日本学術振興会学術研究助成金(研究成果公開促進費、学術図書)、2016年度。

 【研究分担者】

  1. 梶山雅史代表「近代日本における教育情報回路としての中央・地方教育会の総合的研究」、日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究(B))、2006~2008年度。※2008年度より研究分担者
  2. 梶山雅史代表「1940年体制下における教育団体の変容と再編過程に関する総合的研究」、日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究(B))、2009~2011年度。
  3. 梶山雅史代表「近代日本における教育情報回路と教育統制に関する総合的研究」、日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究(B))、2012~2014年度。
  4. 梶山雅史代表「日本型教育行政システムの構造と史的展開に関する総合的研究」、日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究(B))、2015~2017年度。
  5. 佐藤仁代表「教員養成における『エビデンス』の位置づけをめぐる学際的研究」、中国四国教育学会課題研究、2016~2017年度。
  6. 丸山剛史代表「戦前日本の初等教員養成における初等教員検定の果たした役割に関する歴史的研究」、日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究(B))、2017~2021年度。

<研究による社会貢献>

 【学外委員】

  1. 新鳥取県史編さん専門部会委員(近代)・調査委員、鳥取県、2012年8月~2018年3月。
  2. 全国地方教育史学会全国幹事、全国地方教育史学会、2014年5月~ 。
  3. 東京の教育会雑誌復刻事業幹事、不二出版、2011年~ 。

 【講演等】

  1. 白石崇人「明治期鳥取県における「研究」する教師の起源」鳥取県教育職員初任者研修(宿泊)、於・鳥取県立船上山少年自然の家、2015年8月7日。
  2. 白石崇人「明治期における「研究」する教師の起源ー「後月郡教育会の研究」に向けて」岡山県井原市教育センター自主事業パートⅡ講演、於・井原市文化財センター古代まほろば館、2015年8月20日。
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また腰が

2018年04月11日 21時26分38秒 | Weblog
激務を乗り越えたと思ったら、また腰をやりました。
動けないほどではないから、余計に無理をするのであやうい。長時間の会議が一番まずい様子(姿勢が悪くなるので)
明日からは秘密兵器(MTGスタイルアスリート)を持ち歩こうと思う。
コメント

おさっし

2018年04月05日 23時36分10秒 | Weblog
 ご無沙汰しております。
 ネタがあっても書き込む余裕のない毎日を過ごしております。

 今年の所属学科は143名の新入生を迎えました。そして、私はその学科の1年生チューター主任を務めております。そして、本学は丁寧に学生を育てる大学です。私は特に、入学当初は特に。
 さらに、昨年度に引き続き、学生生活支援委員長という役職も務めております。オリエンテーションセミナーという新入生のための合宿を担当する分掌の長です。

 ということで、ただいまの状況は、おさっしの通り。
 今週は、メールもまともに返信できませんので、ご承知おきください。
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新しく大学教員(教職課程担当者)になるみなさんへ

2018年03月08日 22時33分55秒 | 教育研究メモ
新任の大学教員(特に教職課程担当者)のみなさん、あるいはその予定のある候補者・希望者のみなさんへ

みなさんには、自分の専門があります。
それは大事にしてください。
今後のキャリアの核となり、アイデンティティの核になり、学問の核にもなります。

しかし、それだけでは大学教員として生きていくことはできません。
関連領域または親領域についても、専門性を求められることがあります。

「私はこの科目を教えるためにこの大学に雇われたつもりではないのに」と思う気持ちは痛いほどわかりますが、
(この科目「も」担当してくださいとは、募集要項に書いてあったと思いますが)
みなさんの専門の科目だけでみなさんを雇う大学は、この日本では絶滅危惧種です。
まず出会えないと思ったほうがいいです。

今の日本の多くの大学は、「これしかできない」という人を常勤で雇ってはくれません。
また、今の日本の教職課程は、教科科目と教職科目との融合を目指しており、この流れはたぶんしばらく変わりません。
そういうことなので、悲しいことですが、あきらめて、専門を広げていく覚悟をもったほうが良いと思います。

なお、ここで大事なことは、専門を「広げていく」覚悟です。
専門を「なくす」覚悟ではありませんし、
専門と「まったく違うことをする」覚悟ではありません。(まあ、そういう覚悟が必要な時もありますが)

専門を広げていく覚悟とは、社会や大学から求められる役割と自分の専門とを結びつける覚悟です。
専門を広げていくと、いつの間にか専門の造詣も深くなっていきます。
狭かった自分の専門知識・技能の全体像が見えてきます。
または、近隣領域における自分の専門の可能性が見えてきます。
自分の専門の面白さが改めて見直され、研究の可能性も広がります。

たとえば、かつての私のように、明治教員史の研究者が幼稚園免許の教職科目を持つこともあります。
この時、明治教員史研究と幼稚園の教職科目とは別物だ、と割り切ることもできます。
この時、研究をしている時間と、授業やその準備をしている時間とはまったく無関係の時間になります。
その場合、授業や授業準備の時間は苦痛でしかありません。
しかし、教育史研究を応用する機会だとおもって幼稚園の教職科目に取り組めば、
いくらかやる気も出てくるところもあります。
やる気が出てくるところが見つかれば、そこから専門を広げていくのです。
そうすればそれなりにやる気も、居場所も見つかります。
専門が広がっていくと、悩んでいた研究の道が開けてくることもあります。

それから、場合によっては、学生にとってよいこともあります。
たとえば、教科教育の教員が教職科目を持つことがあるかもしれません。
教科の内容は大好きでそれを教えるのも好きなんだが、教職科目を学ぶのはだるい、という学生は少なからずいます。
そんなとき、教職科目のこの内容は教科のこの単元を教えるのに役立つ、とか
特別活動のなかで教科の学びを活用できる可能性がある、とかいったことを教えてくれる教員がいたらどうでしょうか。
学生は教職科目に興味をもちますし、教科の学びも広がります。

大学教員が必要に応じて専門を広げることは、うまくかみ合えば、研究にとっても、学生にとってもいい結果を生みます。

もちろん、広げる本人はしんどいです。
専門を広げるということは、自分を変えるということですから。
自分を変えるということは、簡単なことではありません。

でも、どうせやらなければならないなら、誰かから言われる前に自分でやってやろうという気持ちを持ったほうがいいと思います。
やらされることほどしんどいことはないので。
いわれる前に徹底的にやってやろう。
気が付いたころには、意外に面白い自分になっているかもしれません。

教職課程担当教員の養成では、こういうことになっても図太く生きていける力を育てていく必要があると思います。
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口頭発表業績一覧

2018年03月01日 20時29分49秒 | 研究業績情報

 この記事は、口頭発表の一覧です。発表後、何らかの形で活字化しているものが多いです。


  1. 白石崇人「明治初期における教育会の結成に関する研究 ―東京教育学会の活動実態を中心に」中国四国教育学会第54回大会、高知大学、2002年。
  2. 白石崇人「東京教育会の活動実態」全国地方教育史学会第26回大会、金沢大学サテライトプラザ、2003年6月1日。
  3. 白石崇人「大日本教育会主催の全国教育者大集会に関する研究」教育史学会第47回大会、同志社大学今出川キャンパス、2003年9月21日。
  4. 白石崇人「『大日本教育会雑誌』における外国教育制度情報 ―情報の使用形態に注目して」中国四国教育学会第55回大会、広島大学、2003年11月9日。
  5. 白石崇人「大日本教育会機関誌における外国教育情報に関する研究」国際研究集会、中国浙江省杭州市、2004年4月3日。
  6. 白石崇人「大日本教育会の地方会員に関する研究 ―全国と地方との関係」全国地方教育史学会第27回大会、熊本大学、2004年5月23日。
  7. 白石崇人「大日本教育会および帝国教育会における組織的研究活動の展開」教育史学会第48回大会、法政大学、2004年10月10日。
  8. 白石崇人「19世紀末の大日本教育会・帝国教育会機関誌にみる西洋・東洋教育情報」アジア教育史学会2004年度第二回例会、広島大学、2004年11月6日。
  9. 白石崇人「明治三十年代の帝国教育会における組織的研究活動の展開」中国四国教育学会第56回大会、鳴門教育大学、2004年11月28日。
  10. 白石崇人「大日本教育会および帝国教育会の地方会員の履歴に関する研究」全国地方教育史学会第28回大会、福島大学、2005年5月22日。
  11. 白石崇人「大日本教育会および帝国教育会に対する文部省諮問」教育史学会第49回大会、東北大学、2005年10月8日。
  12. 白石崇人「大日本教育会および帝国教育会における研究活動の主題」中国四国教育学会第57回大会、安田女子大学、2005年11月26日。
  13. 白石崇人「明治期における教育会の情報交換」全国地方教育史学会第29回大会、広島大学、2006年5月21日。
  14. 白石崇人「明治期大日本教育会・帝国教育会像の再構築」教育史学会第50回大会、大東文化大学、2006年9月16日。
  15. 白石崇人「明治期帝国教育会における道徳教育研究活動」中国四国教育学会第58回大会、岡山大学、2006年11月。
  16. 白石崇人「結成時における大日本教育会の根本的目的」教育史フォーラム・京都 第20回研究会、京都大学、2007年9月2日。
  17. 白石崇人「明治30年代・帝国教育会学制調査部の「国民学校」案」中国四国教育学会第59回大会、広島大学、2007年11月23日。
  18. 白石崇人「全国教育者大集会の開催背景 ―帝国議会開設前の大日本教育会における「東京」と「関西」の問題」教育情報回路研究会第7回全体研究会、東北大学、2008年5月17日。
  19. 白石崇人「明治10年代後半の大日本教育会における教師像」中国四国教育学会第60回大会、愛媛大学、2008年11月30日。
  20. 白石崇人「1940年代末結成の日本教育協会―日本連合教育会改称までを視野に入れて」1940年体制下における教育団体の変容と再編過程に関する総合的研究第1回研究会、東北大学、2009年7月18日。
  21. 白石崇人「大日本教育会単級教授法研究組合報告の内容―高等師範学校編『単級学校ノ理論及実験』との比較から」日本教育学会第68回大会、東京大学、2009年8月28日。 ※訂正: 題目「…組合報告の報告の内容」→「…組合報告の内容」
  22. 白石崇人「明治後期の教育者論―教員改良のためのErzieher概念の受容と展開」中国四国教育学会第61回大会、島根大学、2009年11月21日。
  23. 白石崇人「明治30年代初頭の鳥取県倉吉における教員の問題意識―地方教育雑誌『東伯之教育』を用いて」全国地方教育史学会第33回大会、九州大学、2010年5月23日。
  24. 白石崇人「明治30年代初頭の鳥取県倉吉における教員集団の組織化過程-師範卒教員と検定教員との衝突・分離・合流」日本教育学会第69回大会、広島大学、2010年8月22日。 ※訂正: PDF320頁 下から3行目「79,298」→「79,299」
  25. 白石崇人「明治20年代初頭の大日本教育会における教師論―教員の地位向上と専門性」中国四国教育学会第62回大会、香川大学、2010年11月20日。
  26. 白石崇人「明治20年代前半の大日本教育会における教師論―「教育者」としての共同意識の形成と教職意義の拡大・深化」中国四国教育学会第63回大会、広島大学、2011年11月19日。
  27. 白石崇人「明治13年東京教育会の教師論―普通教育の擁護・推進者を求めて」教育史学会第56回大会、お茶の水女子大学、2012年9月22日。
  28. 白石崇人「明治30年代帝国教育会の中等教員養成事業―中等教員講習所に焦点をあてて」(コロキウム報告)、教育史学会第56回大会、お茶の水女子大学、2012年9月23日。
  29. 白石崇人「明治20年代半ばの大日本教育会による夏季講習会の開催」中国四国教育学会第64回大会、山口大学、2012年11月10日。
  30. 白石崇人「「教育情報回路」概念の検討」教育情報回路研究会、東北大学、2012年11月25日。
  31. 白石崇人「帝国教育会結成直後の教員講習事業―指導的小学校教員の学習意欲・団結心・自律性への働きかけ」教育史学会第57回大会、福岡大学、2013年10月13日。
  32. 白石崇人「明治期大日本教育会の教員講習事業の拡充―年間を通した学力向上機会の提供」中国四国教育学会第65回大会、高知工科大学、2013年11月3日。
  33. 白石崇人「1900年代鳥取県教育会における小学校教員批判ー教育研究態度の改良に向けて」全国地方教育史学会第37回大会、早稲田大学、2014年5月18日。
  34. 白石崇人「明治期大日本教育会・帝国教育会の教員改良―資質向上への指導的教員の動員」教育情報回路研究会、立教大学、2014年7月21日。
  35. 白石崇人「明治期大日本教育会・帝国教育会における教育勅語解釈―指導的教員・教育行政官の動員構想」教育史学会第58回大会、日本大学、2014年10月5日。
  36. 白石崇人「明治期帝国教育会における教員講習の展開―中等教員程度の学力向上機会の小学校教員に対する提供」中国四国教育学会第66回大会、広島大学、2014年11月15日。
  37. 白石崇人「「研究」する教師・保育者の誕生-学び続ける明治期の先生たち-」広島文教女子大学教育学第31回定期総会、広島文教女子大学、2015年5月22日。
  38. 白石崇人「日本教育会解散後における中央教育会の再編―日本教育協会・日本連合教育会成立まで」(コロキウム報告)、教育史学会第59回大会、宮城教育大学、2015年9月27日。
  39. 白石崇人「明治30~40年代における「教師が研究すること」の意義」中国四国教育学会第67回大会、岡山大学、2015年11月14日。
  40. 白石崇人「新鳥取県史編さん事業における教育史研究者」全国地方教育史学会第39回大会、東洋大学、2016年5月22日。
  41. 白石崇人「明治30年代半ばにおける教師の教育研究の位置づけ―大瀬甚太郎の「科学としての教育学」論と教育学術研究会の活動に注目して」教育史学会第60回大会、横浜国立大学、2016年10月1日。
  42. 白石崇人「教育学術研究会編『教育辞書』における「研究」概念」中国四国教育学会第68回大会、鳴門教育大学、2016年11月6日。
  43. 白石崇人「教育史研究者が教員養成改革に向き合うには」中国四国教育学会第68回大会ラウンドテーブル、鳴門教育大学、2016年11月6日。
  44. 白石崇人「明治期師範学校・小学校における授業批評会―明治20年代以降の東京府・鳥取県の事例」中国四国教育学会第69回大会、広島女学院大学、2017年11月26日。
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戦後日本教育史の映像教材候補

2018年01月25日 23時55分55秒 | 教育研究メモ
 相変わらず忙しいです。現在、後期の採点地獄が始まっています。
 さて、そんな中、ちょいと勉強になる動画を紹介します。教職課程担当教員や教育史教育担当者には、教材の紹介。

 2015年度に、NHKで「戦後史証言プロジェクト・日本人は何をめざしてきたのか」という番組が放送されておりました。2016年1月、そのシリーズ第5回目に「教育~"知識"か"考える力"か~」という題で、戦後日本教育史についての番組が放送されました。何より目を引いたのが、同時代に時代を作った教師・学者・行政官の証言VTRと、当時の映像でした。これらの映像は、個人では到底集められない、NHKだからこそできることで、すばらしい仕事だと思いました。
 私は、当時この番組をたまたま旅先で見て、「これは授業に使える!」と思い、帰って再放送を見て「やはり使える!」と思い、NHKオンデマンドやDVD等になって出てくるのを心待ちにしていました。しかし、他の回は公開してくれるのにこの回だけはなぜか公開してくれなかったので、結局しびれを切らして、友人の協力を得てようやく録画を手に入れ、昨年度末の「教育史」の授業にさっそく使うことができました。めでたしめでたし、今年度末の授業でも使おうと思っていたところ、何気なく同番組を検索すると、なんといつの間にか、NHKがオンデマンドとは別の形で公開してくれているではありませんか。やった!やっとこれで大手を振って教材化できる!と喜びました。さっそく、来月の授業でも使おうと思っています。
 同番組のウェブ版(NHKアーカイブス)はこれです。↓
 http://cgi2.nhk.or.jp/archives/shogenarchives/postwar/bangumi/movie.cgi?das_id=D0012200047_00000

 で、喜んでいたら、大田堯氏、無着成恭氏、上田薫氏をはじめとして、番組で使われていた証言VTRのロングバージョンまで公開してくれているときたもんだ(番組頁下にリンク有り)。さらに、1940年6月以降に作られたニュース映像まで多数公開されています。これらも使い方によっては教材化の可能性ありです。教育に関連するニュースも少ないですがあります。戦後直後の戦災孤児の映像はいろいろ考えさせられるものがあります。
 教育史教育を促進するには、学生たちの歴史的イメージを豊かにする必要があります。そこで動画や画像などの視覚的教材はとても役に立ちます。これまでは、youtbeやNHKの高校講座などから、使えそうで著作権的にOKそうな動画をみつくろって教材化に挑戦していましたが、NHKアーカイブスのおかげでずいぶん授業の幅が広がります。NHKスペシャルの「明治」以来、いい教材候補を得られました。NHKさん、これは本当にいい仕事をしてくださった。ありがとう!
 証言ロングバージョン↓
 http://www2.nhk.or.jp/archives/shogenarchives/shogen/list.cgi?cat=postwar&value=D0012200047_00000
 ニュース番組(1940年~2011年)のアーカイブス↓
 http://www2.nhk.or.jp/archives/shogenarchives/jpnews/list.cgi?value=1940
 ラジオ資料まであるのですね↓
 http://www2.nhk.or.jp/archives/shogenarchives/sp/list.cgi

 ちなみに、教材としての使い方は、私の場合、そのまま最初から最後まで流したりはしません。授業の流れに沿いながら、適宜使っていくようにしています。
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さばき切れるか

2018年01月06日 16時22分13秒 | Weblog
 どうも。2018年度の業務が始まりました。やらなければならないことが次から次へと押し寄せております。優先順位をつけて進めないと、さばききれないかもしれません。しばらくまた忙しい日々が続きそうです。
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