教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

ウツの感覚に気づいた

2009年07月31日 18時04分29秒 | Weblog
 勤務校はただいまテスト期間中です。テスト期間中は少しは落ち着くかなと思っていましたが、まったくそんなことはありませんでした。毎日毎日トラブルがおこるので、頭痛がおさまりません。また、このところ全力で休める休日がなかったもので、仕事に手がつかないのにも困りました。
 どんなに手をつけたくなくても仕事はやらなくてはいけないので、正直言って、苦悶の日々でした。大学院マスター時代に克服したはずのウツの感覚が、一瞬戻ってきたのはヒヤッとしました。気づけたので回避できましたが、ちょっと気をつけなくちゃいけません。ちなみに、私のウツ回避の方法は、すべてを忘れて寝ることです。「すべてを忘れる」というのはウツになりやすい人にはとても難しいことですが、私は長いこと意識的にしていたら少しずつできるようになりました。症状が軽ければ一晩で治るようになりましたよ。
 なんだか暗い話ばかりになりましたが、うれしいこともありました。7月31日の〆切原稿、なんとか仕上がりましたよ!論評という種類の原稿を書くのは初めてなので、苦労しました。
 さて、明日から2日間、倉吉では大きなお祭りがあるようです。久しぶりに気分転換をしよう。
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群青

2009年07月25日 03時18分07秒 | Weblog
あなたが身に受けた体験は
あなたが浸るべき沼ではない
あなたの足下にて押し固められ
あなたが前へ進むための足場になる
まるごとに忘れ
まるごとに受け入れる
あなたの過去は
過去のためにあるのではなく
あなたの未来のためにある
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燃え尽きるにはまだ早いぞ

2009年07月22日 20時24分25秒 | Weblog
 仙台の研究会行ってきました。
 飛行機で鳥取空港-羽田空港、モノレールと新幹線で羽田空港-仙台を往復しました。19日に帰ってきたのですが、ちょうど帰る便が大雨にかち合ったため、出発前に「着陸できないときは羽田空港へ帰ります。帰ってきても宿泊は保障できません」というアナウンスを聞きながらの復路でした。ほかの乗客が言っていたのを聞いたのですが、冬では雪で着陸できずに帰ることもあるそうです。以前使っていた広島空港は盆地にあるため、濃霧で着陸できないというのはありました。やはり地域によって、空港の様子も違いますね。時間のことを考えると飛行機を使わざるを得ないことも多いですが、JRなどと比べて、予定通り帰れない可能性が高いのはマイナス点ですね~。
 さて、研究会は、「なんとかこなした」というのが正直な自己評価です。新しいテーマかつ超急造品でしたので、準備不十分かつ初歩的なミスが目立ってしまい、聞き手に迷惑をかけたように思います。また、もっと資料収集をしなくては、論文にはとてもできません。そのところはっきり指摘していただいたのですが、それは非常にありがたいことだと思います。
 このように、私にとって非常に不満の残る発表になりましたが、意味がなかったとは思いません。1949年に結成された日本教育協会や1952年の日本連合教育会改称については、あまり知られていませんので(しかし大先生方はすでにチェックしておられました、さすが!)、少し資料を提供できたんじゃないかと思います。また、教育会研究は戦前に偏りがちですので、戦後から見た、しかも教職員組合側でなく教育会側から見た教育会とは何だったか、考えるいい機会になったと思います。
 戦後直後の教育会は、生き残りをかけて、教組との差異化をはっきり意図的にやりました。戦前を通して肥大化していった教育会は、結局何を独自の性格・事業として選び取ったか。その辺を研究したと思っています。発表の仕方がまずくてどれだけ伝わったかわかりませんが、少なくとも私にとっては、教育会認識をより明確化する、とてもいい機会になりました。ぜひ、今後の研究に生かして行きたいと思います。
 ただ、週明けから、完全にバーンアウト状態。それでも仕事はわいて出てくるので、本気でめまいがします。学生指導にも難題が発生しています。期末テストも作らないといけません。残りの授業も作らないといけません。集中講義および後期の授業も気になります。すでに終了した授業からは、学生のために大きく修正しなくてはならないことが早くもわかってしまい、今後のことを考えてヘコんでしまいます。来週末には原稿の〆切日もありますので、それも気になります。何もかもなかなか手につかなくて泣きそうですが(苦笑)、燃え尽きている暇はないのです。
 歯を食いしばってがんばろう。ギリ、ギリ。(歯ぎしり)
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仙台での発表準備完了

2009年07月17日 22時00分51秒 | Weblog
 さきほど、仙台における研究会での発表準備、何とか終了。すさまじい勢いで「湧き出てくる」仕事の合間をぬって、ひとまずやりとげました(十分とはいえないのですが…)。めまいと吐き気、気を失いそうになりなりながら、やりとげられた自分にはくしゅしたいです(笑)。
 研究していると次から次へと知りたいことが出てくる。しかし、私の手元にはその資料がない。近くの図書館にもない。時間的・金銭的余裕がないので、資料調査にも出かけられない。そういうことが何度もありました。欲求不満状態になる上に、研究も不完全燃焼になるので、非常につらい。「日本の古本屋」にはずいぶん助けられました(注文してから商品受け取りまで、とても早いので)。
 なお、本当はいけないんだけど、題目が大幅にかわっちゃいました。もともとおかしな題目だったし、対象も研究方法もかわらないので許してやってください。
 題目:「1940年代結成の日本教育協会―日本連合教育会改称までを視野に入れて」
 でも、思った以上におもしろくなりました。少なくとも、自分の思い込みとはまったく違う日本教育協会・日本連合教育会の姿を描き出せましたよ。
 では、明日の早朝から飛行機と新幹線を乗り継いで、宮城仙台に行ってまいります。
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教師たりえたかもしれないという自慢話(笑)

2009年07月09日 18時37分54秒 | Weblog
 あいかわらず、ブログにさく時間と余裕なき毎日。研究会の発表準備あせります。閲覧者数がずっと減らないので、何か気楽に書けるネタをと思っていたら、自慢話ができたのでご披露します(笑)。あ、自慢はいらない?(笑)
 本日、受け持ちのある1つの科目の区切りがつきました(もう一回残ってますが、残りは月末)。4月の開始時に比べ、受講者数が若干減少していたので、うーんどうだろうと思っていましたが、受講者の何人かがうれしいことを言って帰ってくれました。「先生の授業はムダがない」「この授業はいつもがんばろうと思って受講していた」「この授業は大事なことがいっぱいつまっている」など。ありがたや、ありがたや。毎回がんばって授業準備した甲斐がありました。
 なによりうれしかったのは、「先生の講義がこれで終わりなのはさみしい」「もっと教育について聞きたい」「先生の研究室に行って話しにいきます」と言ってくれたことでした。私のほかの授業は教職科目ばかりなので(この授業も教職科目ですが、教職志望者以外も多数受講)、受講者の大半は私の授業を受けるのはこれで最後なのです。教育の問題または教育を語る私に興味をもってくれたのは、教師冥利に尽きます。また、教師-学生関係はやはり人と人との関係ですから、私なんぞに親しみをもってくれたのは、とてもうれしいことです。まだまだ修行が必要ではあるけれど、そう言ってくれた人にとっては、ひとまず私も「教師」にたりえたのかな、と。有難いことですので、本当に有難い。授業後、実際に3名の学生が訪問してくれたのも、とてもうれしかったです。
 しかし、「授業聞きたいのに、途中で落ちてしまう(寝てしまう)」「今日の内容、難しいッス」という声もあるのも事実。途中脱落者も数名いましたし、毎回の提出課題に向上のない者もいました。慢心しないで、さらなる授業改善をしていくことを誓って、次に進みたいと思います。
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