教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

人事を尽くして天命を待つ、とな

2007年01月31日 19時25分10秒 | Weblog
 本日夕方、D4審査用資料(博論構想を含む)をY先生に渡しました。
 説明を求められたので答えると、その後何も言わず「この資料をあと2部用意して」と指示のみをくだされました。「あと2部」というのは、副指導教員2名の分が必要だからです。1回くらいは直しがあるかなと勝手に思っていたので、思わず「えっ、この資料で審査されるのですか?」と聞き返してしまいました。すると、「そういうことになるね」とのひと言。
 やゃ、これは何というか… 「もう大丈夫」という意味でGOが出たのか、はたまた別の意味か。今まで直し直しの人生だったので、こんな風にストレートで話が進むと正直おそろしい気がします。200ページ以上の書きかけ本文を見たY先生のひと言、「君は今まで『はじめに』のところで止まっていただけだからね」とのこと。私の説明と構想の頭部分を見ればGOサインを出すか出さないか判断できる、ということなのでしょう。
 まぁ…ともかく…とりあえず今の私のベストを尽くして書き上げた博論構想なわけで、これでダメならどうしたってダメだろう。ダメならそんときゃ、しょうがない。よければこれほどうれしいことはない。
 人事を尽くして天命を待つとはこのことか。
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できたできた~

2007年01月30日 20時58分40秒 | Weblog
 いつもギリギリでよい傾向ではないですが、ただ今ようやくD4審査用資料が完成~。
 今日はいい感じに起床でき、朝からD4審査用資料に取りかかっていました。意外と修正部分が多く、かつ複雑で苦労しましたが、微妙につながっていない部分や文意が伝わらない部分などを修正。明日もう一度ざっと読んだ後、Y先生に渡すぞぉ!
 事務にD4申請を提出する〆切は、2月23日15時なので、まだ終わりではないでしょうが、何とか一段落です。D4審査用資料を作成するにあたって、博士論文の全体的構想を明確にする必要があったのですが、その作業のおかげで、自分が何をしてきたのか、これから何をしたらいいのか、がわかってきました。そして、これまで勉強してきた甲斐があった、と実感できたのは、もしかしたらすばらしいことかもしれません。
 何となーく、ぼんやりとゴールが見えてきたような気がします。
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また

2007年01月29日 18時40分14秒 | Weblog
 今日も起床失敗。最悪じゃ。
 D4審査用資料の修正をして一日を過ごす。
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こういうのは…

2007年01月28日 23時55分55秒 | Weblog
 昨晩、寝付きが格段に悪く、午前5時ごろまで就寝できず。そして、今日は寝起きから失敗。思い切って全休にしました。
 前日、やるぞ!と思いながら、当日になってしかたなしの全休。こういう休み方が一番何にもならないのはわかっているのだけど。
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中途半端な日

2007年01月27日 19時04分31秒 | Weblog
 昨日ので燃え尽きたのか、今日はほとんど何も手に着かず。昨日、あまり知的な仕事はした覚えはないのだが…
 とりあえず、分厚い資料集の目次を作り、検索しやすいようにタグ貼りました。あとは、ほんの少し審査用資料(博論構想)を手直ししただけ。
 うぉい!まだ燃え尽きちゃダメだ!
 しかも、中途半端に仕事してしまったので、(また頑張るための)休日にもなってりゃいやしない
 このところ、病気や中途半端で、質のいい休日と休むタイミングがうまくつかめないなぁ。
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資料をとりまとめる

2007年01月26日 22時56分31秒 | Weblog
 今日はD4審査用資料をとりまとめていました。
 ひたすらプリンタの前で次の資料を印刷印刷。履歴書、業績一覧、博士論文構想、博士論文参考文献一覧、論文執筆進捗状況一覧、論文投稿・発表計画、現状での博士論文仮原稿、その他参考資料。これらの体裁を整えて、足りないものは新しく書いて、そしてひたすら印刷。大変だったのは、現状での博士論文仮原稿のプリントアウトと、明治12年から昭和18年までの大日本教育会・帝国教育会の諸活動を詳細に記した年表のプリントアウト。博士論文仮原稿、全部で225ページ(A4用紙40字×40行)。ホントに寄せ集めの仮原稿(これだけすでに準備してますよ、というアピール用)なので、これから直していくわけですが、よくこれだけ書いたもんだな~…。この仮原稿は、これから方向修正をした上で、加除していくわけです。削るときは大胆にいかないとな(笑)。
 資料整理と印刷が、予想以上に時間を食う。結局朝から今までかかってしまいました。今日は結局一日中、資料の整理と印刷ざんまいだったか。
 おかげで厚さ20mm(!)の分厚い資料集ができました。充実感ある分厚さですぞ!(笑)
 全部読まなきゃいけないものじゃないけど、先生読むの大変だろうなぁ。
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説得力を増す作業

2007年01月25日 18時56分05秒 | Weblog
 調子はだいたい回復。登校後、課題兼D4審査資料作成の作業。国会図書館の電子ライブラリーを駆使して、ひたすら調査。審査資料の論述が、少し説得力を増したハズ。意外と時間がかかったので、今日はこれでアウト。できた資料をこのまま読んでもおそらく修正点は見いだせないだろう。明日は気分転換に読書でもしようかな。
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いちおうなんとか完成

2007年01月24日 18時59分42秒 | Weblog
 あだだだだ…
 頭が痛いです。夕方になって調子が抜群に悪くなってきました。風邪がぶりかえしたようです。
 D4審査用資料は、いちおう何とか完成にこぎつけました。1年半前に作った博論構想が、HPに未だ上がったままですが、アレと比べると内容が濃くなったなぁと感慨深い気分に。あとは見直して修正するのと、参考文献一覧と目次くらいつけておこうかな。
 と思っているうちに、我慢できないくらい体調が悪くなってきました。帰ります。
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ようやく朝から

2007年01月23日 18時28分00秒 | 教育研究メモ
 今日はばっちり朝から登校です。ずっとD4審査資料を作っていました。夕方ごろ、研究科紀要の件で担当教員から呼び出しをくらったりして肝を冷やしましたが、一日の成果はしっかり上がりました。資料作成は8分の7ぐらい出来上がった感じです。
 では以下はお勉強。

  【第3条】
○旧教育基本法第2条(教育の方針)
 教育の目的は、あらゆる機会に、あらゆる場所において実現されなければならない。(以下略)
○新教育基本法第1章第3条(生涯学習の理念)
 国民一人一人が、自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができ、その成果を適切に生かすことのできる社会の実現が図られなければならない。

 新法の第3条は、旧法の教育方針中の内容に修正を加えたものである。旧法には国民自らの学習について取り決める条項はなかったが、新法第3条はそれにあたるものとして新設された。生涯学習の機会と成果の運用の保証を提示するものである。
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教育史研究とは

2007年01月22日 18時25分10秒 | 教育研究メモ
 現代の教育問題は、ある瞬間に何の前触れもなく突然生まれ出るものではなく、長い歴史の中で徐々に形成されていくものです。100年前のある教育問題は、現代の同様の教育問題とつながっているものなのです。問題解決は、問題そのものを根本的に理解してこそ可能になります。現代の教育問題は、歴史的に理解してこそ本当に解決することができます。
 ただし、100年前の某教育問題は、100年前の事情(外交・政治・経済・思想・文化など)の中で成り立つものであり、同様の問題だからといって無媒介に現代の感覚や知識で判断すると、大きな誤解を生むことになります。そのような形で理解しても本当に理解したことにはならず、たとえ現代の問題の源流として取り扱っても、現代の問題を理解することはできません。
 そのため、100年前の教育問題を理解するには、その教育問題をめぐる100年前の事情の中で理解することが重要になってきます。100年前の教育問題およびそれをめぐる事情を理解するには、当時の史料(文献・物など)を使って当時の事情を再現する必要があります。この再現作業が、教育史研究です。そして、100年前の教育問題およびそれをめぐる事情の再現(教育史研究)は、特殊な技術を必要とする作業であり、専門家でなくては十分な再現はできません。その専門家こそ、教育史研究者・教育史家なのです。
 100年前の史料なら、200年前より現代と共通する点も多いため、専門家でなくとも理解することは比較的容易なようにも思えます。しかし、そこにも誤解の可能性はひそんでいます。例えば100年前の「社会」という言葉は、現代の「社会」という言葉と違う意味を持っており、100年前の史料に残された「社会」を現代の感覚で読むと、誤解が生じます。教育史研究者も現代に生きる者ですから、本質的にそのような誤解を生じる可能性を持っています。しかし、教育史研究者は、そのような誤解が生じる可能性を自覚しながら史料を読み、100年前を再現する技術と知識を持つ者であり、誤解に無自覚かつ無防備な者よりも精度の高い再現を行うことができます。これこそ、教育史研究者の存在意義である、と思います。

****************
 昨日の記事につけてくださった上田さんのコメントに刺激されて、一気に書き上げてみました。シメが甘いようにも思いますが…
 今日は本調子ではないものの、生活に支障のない程度までには回復しました。大事をとって午後から登校。登校後は、上の記事を書いたり、D4審査の資料作成をしていました。資料の進捗状況は、ぼちぼちでんな。いちおう、全体の半分くらいまで書き上げることができました。上の記事に食われて、お勉強の方は後回し。体調に気を遣って早く帰ることにする。
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寝込んでました

2007年01月21日 22時04分17秒 | Weblog
 昨日今日は寝込んでいました。大学はセンター試験なので、どちらにしても登校できなかったし。
 今日は布団の中でD4申請の資料を作ってました。調子はよくなる様子はなく、今晩息抜きに行こうと思ってた予定も、やむなく中止。資料作成の方は、とっかかりができた感じかな。
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やむなく

2007年01月20日 23時55分55秒 | Weblog
 今日は一日中、風邪で寝込んでいました。
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ほ~ら思った通りだ!

2007年01月19日 20時26分40秒 | 教育研究メモ
 見事に風邪をひいてしまいました。
 体のだるさやノドの腫れ、顔のむくみ。さらに一昨日からできていた目イボが、昨晩から痛くて目を開けづらい。うーん、つらい。
 でも、課題&資料作成を放っておくことはできないので、登校。今日は、明治中期における教育学者を特定していく作業をしました。なかなか進みましたよ。ただ、夕方頃から熱っぽくなってきた。まいったなぁ。とにかく、明日明後日はセンター試験で登校できないので、家で研究を進めるため、ノートパソコンを持ち帰らないとね。
 最後に、新旧教育基本法の文言比較をしてから帰る。

  【第2条】
○旧教育基本法第2条(教育の方針)
 教育の目的は、あらゆる機会にあらゆる場所において実現されなければならない。この目的を達成するためには、学問の自由を尊重し、実際生活に即し、自発的精神を養い、自他の敬愛と協力によって、文化の創造と発展に貢献するように努めなければならない。
○新教育基本法第1章第2条(教育の目標)
 教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
 1 幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。
 2 個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。
 3 正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。
 4 生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。
 5 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。

 旧法では「教育の方針」であった第2条は、新法では「教育の目標」とされた。また、新法第2条は、旧法第1条・第2条に述べられた内容を包括・変化させて、より具体的な内容を記している。旧法の第1条で述べられた教育目的の一つ、「真理と正義」を「愛」する国民を育成することは、新法第2条の1・3において、真理を「求め」、正義を「重んずる」態度を養うことに変化している。また、旧法第1条の教育目的の一つ、「個人の価値」を「たっと」ぶことは、新法第2条の2において、「能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養う」際の注意事項のような位置づけに変化している。さらに、旧法第2条の教育方針の一つ、「実際生活に即」することが、新法では目的や目標の中から削除されている。その他、詳細は法文を参照のこと。
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すこし好転してきた気がします

2007年01月18日 18時17分19秒 | 教育研究メモ
 とか言いながら、また明日になったら元に戻ってないだろうな~(不信)。
 今日もなかなかエンジンがかかってきませんでしたが、いつもより2時間ほど早く起床。そのため、心なしか、調子が好転してきたような気がします(笑)。
 登校後、昨日修正した論文を少しいじった後、なかなかエンジンがかかってこないので難儀しました。登校後しばらくしてようやく課題にとりくみ、なんとかキリのいいところまで持ち込む。そろそろ(課題の)ゴールが見えてきたかなぁ。よし、あと少し!
 調子も好転してきたような気がするので、久しぶりにお勉強を再開します。例の新旧教育基本法の文言上の比較です。今日は第一条について。前文については、昨年12月の記事にあります。

  【第一条】
○旧教育基本法第一条(教育の目的)
 教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたっとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。
○新教育基本法第一章第一条(教育の目的)
 教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

 旧法・新法ともに、「人格の完成」と「心身ともに健康な国民の育成」を教育目的としている。相違点は、育成されるべき「国民」の内実である。旧法における育成されるべき「心身ともに健康な国民」とは、「平和的な国家及び社会の形成者」として、「真理」と「正義」を愛すること、「個人の価値」を尊ぶこと、「勤労」と「責任」を重んじること、「自主的精神」に充ちることを備えた者であった。一方、新法における育成されるべき「心身ともに健康な国民」とは、「平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた」者とされている。旧法における「平和的な国家」の国民像が、新法では「平和で民主的な国家」の国民像に変化している。また、国家・社会の形成者として備えるべき内容が、新法ではここで表明されてはいない。なお、新法で削除された国民の備えるべき内容については、続く第二条(教育の目標)において表明されている。
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一仕事終わりました

2007年01月17日 23時08分28秒 | Weblog
 どうもこのところ、景気のいい話が書けなくてすみません(^_^;)。
 ん? いつもか(笑)。
 エンジンがかからないのは相変わらずですが、とりあえず一仕事終えました。といっても、某先生が編集される本に書かせていただく論文の修正が終わっただけ。一番大事な仕事(D4審査資料作成)は、まだ寝かせたまま。例の課題も、結局触れずに今日が終わっていく。まぁ…後者2者に手がつかなかったので、論文修正を済ましてしまったともいいます(笑)。この論文修正もまた、1月末〆切だったのですよ。夕方には終わる予定が、かなり苦労したため、気がついたらあと一時間で日付が変わってしまう時間になってしまいました。
 まー、一応、一仕事終わっただけマシだな。

 あと残ってる仕事は以下の2件。
1.D4審査用資料(あと一年あれば完成するような博士論文の執筆計画)の作成。
 (〆切日:いちおう1月末日)
2.Y先生からの課題「明治中期における学問状況と教育学の制度化状況」
 (〆切日:なし。ただ、D4審査用資料の重要材料)

 あと、あの論文を書き直したり、あのテーマで新しく論文書いたりしたい(笑)。
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