2020年も残り数時間となりました。いつの間にか2か月以上も書き込みをしていませんでした。忙しすぎたのと、エネルギー切れでした。
最終日ですので、2020年の振り返りをひとつ。
今年は、皆さんも同じだと思いますが、新型コロナウイルス対応で振り回され続けた1年だった印象です。
1~3月は普通の日々でしたが、教育学部新設1年目で第1期生の1年チューター主任として働いていました。1月には、新設1年目であったためか文部科学省の教職課程実地調査があり、学部改組の旧委員だった関係で準備・対応に呼び出されて忙しくしていました。もちろん、いつもながら卒論指導にも忙しくしていました。2月には、これもいつもながらですが、担当学生数が多いので成績をつけるのが結構大変でした。成績をやっとつけ終わったあと、研究資料を収集するための出張に出ることができました。が、その直後に新型コロナウイルス感染が問題になりはじめ、この出張以降、研究関係で出張は一切できなくなりました。3月もいろいろあったのですが、とくに学生生活支援委員長として、文科省の高等教育就学支援制度導入のために、システム作りを一から指揮しなければならなかったのが大変な作業でした。また、新型コロナ対応をふまえた新入生歓迎行事の再計画・再調整にも気が抜けませんでした(結局実施できませんでしたが)。
そして4月。なんと全学の教務委員長に就いてしまい、新型コロナウイルス対応の授業実施の指揮をとることになってしまいました。刻々と変化する状況の中で、何度も検討しなおし、そのつどの最適解を見つけ、調整し、決断し、実行する。着任1年目からなんでここまで…と愚痴を言いたくなるときも多かったですが、仕方がない。「教務だから」という理由で様々な仕事を投げてくださる人も多いのですが、周りには「なんでも教務に投げるな」と配慮してくださる人も中にはいてくださり、何とかやり抜きました。オンライン学習については、結果としては本学はスムーズに導入された方だったと思いますが、実施までの過程(もちろん実施後も)、裏方はとても大変でした。この立場にいなければ自分も反対派だったと思いますが、それにも関わらず、自分が率先して先導しなければならなかったので、日々の葛藤は大きかったです。おかげでオンライン学習への関心は高まり、なぜ、いつ、だれに対して、どのような形のオンライン学習が必要かなど、その原理や方法に関する勉強をつづけました。そのため、日本教育学会のオンライン座談会は第一線の人たちが何を考えているか勉強になり、諸問題の見当がついて本当に助かりました。学生の学習権を保障することを中心に、様々な人とのつながりの保障、そして学生および教職員の生命と健康を守るために、オンライン学習は重要な手段の一つであることがわかりました。オンラインは数ある教育形態の一つであり、かつ、その一つにすぎないこと。そして、「どんなときも、健康とつながりを保障しながら学びを止めないこと」。大学では、恥ずかしながら、学習権の保障という観点で大学教育を考えたことがなかったので、とても大事な経験になりました。
研究は、現役の団体である「日本教育会」についての論文と、1880~1930年代日本の教育学史についての論文の2つを世に出しました。近いうちに活字化もする予定です。また、担当科目が教育学部2年目のためにコマが一つ増えたので、テキストも再編集・加筆しました。尊敬する広島大学教育学の先輩・後輩たちと一緒に共同研究も進め、研究テーマや知識の範囲が広がっています。
なお、4月から娘が幸い保育園に入園することができました。が、それはつまり共働きの子育てが開始されたことを意味します。娘の園は比較的、保護者にたくさん要求をつけてこない園で助かりましたが、慣れるまでは意外と大変でした。妻にばかり負担をかけたくないと思っていたので、できる限り子育ての主体の一人として頑張ってきましたが、やはりきついです。何より一番きついのは、休日が休日でなく、在宅時間が休憩時間ではないことでした。精神的に限界まで仕事をして帰って二馬力で家事・世話をして、寝かしつけながらしばしば寝落ちする毎日。不摂生で蝕まれた40代の体がたびたび悲鳴を上げます。
娘はめちゃくちゃかわいいので、頑張るしかないのですが…笑。娘は順調に日に日に成長しています。遠からず2歳になりますが、一人で遊んでくれたり、一人で寝たり食べたりできるようになれば生活が一変するだろうなと楽しみにしています(^^; 責任の重い激務と40代の共働き子育てのため、12月は燃料切れ。頭も体も心もくたびれていました。新年からまた頑張らなければ…! その前に卒論チェック(10人)を年末年始に仕上げなければならないのですが、娘の相手をしながらはきついですね…
最終日ですので、2020年の振り返りをひとつ。
今年は、皆さんも同じだと思いますが、新型コロナウイルス対応で振り回され続けた1年だった印象です。
1~3月は普通の日々でしたが、教育学部新設1年目で第1期生の1年チューター主任として働いていました。1月には、新設1年目であったためか文部科学省の教職課程実地調査があり、学部改組の旧委員だった関係で準備・対応に呼び出されて忙しくしていました。もちろん、いつもながら卒論指導にも忙しくしていました。2月には、これもいつもながらですが、担当学生数が多いので成績をつけるのが結構大変でした。成績をやっとつけ終わったあと、研究資料を収集するための出張に出ることができました。が、その直後に新型コロナウイルス感染が問題になりはじめ、この出張以降、研究関係で出張は一切できなくなりました。3月もいろいろあったのですが、とくに学生生活支援委員長として、文科省の高等教育就学支援制度導入のために、システム作りを一から指揮しなければならなかったのが大変な作業でした。また、新型コロナ対応をふまえた新入生歓迎行事の再計画・再調整にも気が抜けませんでした(結局実施できませんでしたが)。
そして4月。なんと全学の教務委員長に就いてしまい、新型コロナウイルス対応の授業実施の指揮をとることになってしまいました。刻々と変化する状況の中で、何度も検討しなおし、そのつどの最適解を見つけ、調整し、決断し、実行する。着任1年目からなんでここまで…と愚痴を言いたくなるときも多かったですが、仕方がない。「教務だから」という理由で様々な仕事を投げてくださる人も多いのですが、周りには「なんでも教務に投げるな」と配慮してくださる人も中にはいてくださり、何とかやり抜きました。オンライン学習については、結果としては本学はスムーズに導入された方だったと思いますが、実施までの過程(もちろん実施後も)、裏方はとても大変でした。この立場にいなければ自分も反対派だったと思いますが、それにも関わらず、自分が率先して先導しなければならなかったので、日々の葛藤は大きかったです。おかげでオンライン学習への関心は高まり、なぜ、いつ、だれに対して、どのような形のオンライン学習が必要かなど、その原理や方法に関する勉強をつづけました。そのため、日本教育学会のオンライン座談会は第一線の人たちが何を考えているか勉強になり、諸問題の見当がついて本当に助かりました。学生の学習権を保障することを中心に、様々な人とのつながりの保障、そして学生および教職員の生命と健康を守るために、オンライン学習は重要な手段の一つであることがわかりました。オンラインは数ある教育形態の一つであり、かつ、その一つにすぎないこと。そして、「どんなときも、健康とつながりを保障しながら学びを止めないこと」。大学では、恥ずかしながら、学習権の保障という観点で大学教育を考えたことがなかったので、とても大事な経験になりました。
研究は、現役の団体である「日本教育会」についての論文と、1880~1930年代日本の教育学史についての論文の2つを世に出しました。近いうちに活字化もする予定です。また、担当科目が教育学部2年目のためにコマが一つ増えたので、テキストも再編集・加筆しました。尊敬する広島大学教育学の先輩・後輩たちと一緒に共同研究も進め、研究テーマや知識の範囲が広がっています。
なお、4月から娘が幸い保育園に入園することができました。が、それはつまり共働きの子育てが開始されたことを意味します。娘の園は比較的、保護者にたくさん要求をつけてこない園で助かりましたが、慣れるまでは意外と大変でした。妻にばかり負担をかけたくないと思っていたので、できる限り子育ての主体の一人として頑張ってきましたが、やはりきついです。何より一番きついのは、休日が休日でなく、在宅時間が休憩時間ではないことでした。精神的に限界まで仕事をして帰って二馬力で家事・世話をして、寝かしつけながらしばしば寝落ちする毎日。不摂生で蝕まれた40代の体がたびたび悲鳴を上げます。
娘はめちゃくちゃかわいいので、頑張るしかないのですが…笑。娘は順調に日に日に成長しています。遠からず2歳になりますが、一人で遊んでくれたり、一人で寝たり食べたりできるようになれば生活が一変するだろうなと楽しみにしています(^^; 責任の重い激務と40代の共働き子育てのため、12月は燃料切れ。頭も体も心もくたびれていました。新年からまた頑張らなければ…! その前に卒論チェック(10人)を年末年始に仕上げなければならないのですが、娘の相手をしながらはきついですね…