読書日和

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HiKaRi Library Concert Vol.28

2021-08-09 16:54:53 | コンサート、演奏会


(写真左からピアノ田中香織さん、ヴァイオリンrioさん、エレクトーンrionさん)

8月7日、山口県周南市立徳山駅前図書館の1階スペースで行われた、新感覚音楽ユニットHiKaRi(ヒカリ)のHiKaRi Library Concert Vol.28を聴きました。
HiKaRiはヴァイオリン、ピアノ、エレクトーンという珍しい編成になっていて、元々は何度も演奏を聴いたことがあるヴァイオリンのrioさん(浦川莉緒さん)が加入されるということで興味を持ち、前回の6月に初めて演奏を聴いたのが始まりです。
その時に良いコンサートだったのでまた聴きに行こうと思い、今回も足を運びました。
真夏のコンサートなので夏らしい曲がたくさん登場し、ワクワクしながら聴きました


1.Whiteberry:夏祭り(3人で演奏)



(間近で座って聴ける席は満席だったので、私は本棚の手前側から聴きました。いかにも図書館でのコンサートという雰囲気です

「きーみーがーいたなーつーはー」の、冒頭のゆったりとした有名メロディを、エレクトーンが独奏して始まりました。
1曲目はトーク等はなしですぐに始まるので何を演奏するか知りませんでしたが、「夏祭り」が来て気持ちが盛り上がりました
2番の出だしはヴァイオリンが生き生きと演奏して目立っていました。





(1曲目終了後、挨拶がありました。左からピアノ田中香織さん、ヴァイオリンrioさん、エレクトーンrionさん。真夏の夕方、太陽との位置関係で3人がややシルエットのようになり、叙情的だなと思いました。)



2.DAOKO×米津玄師:打上花火(ヴァイオリン、エレクトーンで演奏)





アニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の主題歌です。
終始ゆったり目のしっとりとした演奏で、その中で盛り上がる場所もありました。
サビの演奏がドラマチックさを感じて特に良かったです



3.映画「魔女の宅急便」より:海の見える町(ピアノ、ヴァイオリンで演奏)





ピアノとヴァイオリンで演奏しました。
冒頭のピッチカートがよく響いていて良かったです。
その同じメロディを次は弓で弦を弾いて演奏し、爽やかさとともにどこかもの悲しさを感じる響きになっていました。
ピアノの響きもまさに目の前に日差しの当たる海が見えてくるかのようで良かったです。



4.東京スカパラダイスオーケストラ:Paradise Has No Border(ピアノ、エレクトーンで演奏)





とてもリズミカルに始まりました。
昭和を感じるようなノリノリなメロディが印象的で、そこに格好良さもありました。
リズム、テンポが良く、聴いていると気持ちが楽しくなってくる演奏でした



5.映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」メドレー(3人で演奏)





前半最後の演奏でした。
3つの曲を演奏し、冒頭はロマンチックなメロディで爽やかさがありました。
次はもの悲しげでしっとりとして、そして雄大さも感じるメロディになりました。
次は一番有名な「彼こそが海賊」という、誰しも一度は耳にしているのではという曲で、迫力が凄く演奏に切れもありました。



6.葉加瀬太郎:ひまわり(3人で演奏)



(ヴァイオリンのrioさんがピッチカート(指で弦をポロンポロンと弾く演奏)をしている場面。
手に持つ弓のリーチが意外と長いのが分かるかと思います。)



10分休憩後に後半が始まりました。
ひまわりは夏の花でもあるので今回選曲したのではと思いました
凄く安らぐメロディを伸びやかに演奏していて聴き心地が良かったです。



7.マスネ:タイスの瞑想曲(ピアノ、ヴァイオリンで演奏)





今回のコンサート唯一のクラシック曲でした。
ゆったりとした安らぐ音色で、ヴァイオリンの迫力が凄い場面がありました。
かなり上手く、クラシックが専門でもあるrioさんのこの日の勝負曲のように感じました。
ピアノもヴァイオリンとピッタリ息を合わせていて、その中でしっかりと存在感も出ていて良いと思いました。
ゆったりとした安らぐ音色なのに、対照的に聴こえ方は立体的で生き生きとしていたように思いました。
「ゆったり」と「生き生き」は全く違う要素で、それをごく自然に両立させているところに高い表現力を感じました



8.アニメ「呪術廻戦」より:廻廻奇譚(かいかいきたん)(ヴァイオリン、エレクトーンで演奏)






迫力が凄く、何より演奏が楽しそうでした
「タイスの瞑想曲」から打って変わってこちらは「生き生き」が全開になっているなと思いました。
そしてエレクトーンのおかげで非常にロックな雰囲気が出ていて、この編成の底力を感じました。
表現の幅がかなり広い気がします。
エレクトーンはこの編成の鍵を握る存在と思われ、出せる音の種類の豊富さを生かして様々な音で演奏を盛り上げてくれます



9.T-SQUARE:宝島(ピアノ、エレクトーンで演奏)





冒頭から楽しそうなメロディなのが印象的な曲です。
エレクトーンの、クラリネットのような柔らか味のある音色がスキップするように奏でられ目立っていました
終始夢の中に居るような音色で聴いているほうも夢見心地になりました。




(最後の曲の前にメンバー紹介がありました。今回は衣装が緑、赤、黄色で信号機のようになっていたのが面白かったです



10.葉加瀬太郎:情熱大陸(3人で演奏)



情熱大陸は前回に続いて今回も手拍子ありで、大盛り上がりでした。
演奏もノリノリで、伸びやかになったり迫力が出たり、切れが出たりと変化に富んでいて面白かったです。
HikaRiというグループの重要ナンバーになっている気がしました


真夏のコンサート、とても楽しかったです。
このユニットはやはり演奏が楽しそうなのが印象的で、楽しさは音楽の原点でもあると思います。
聴きに来た人達を楽しくさせてくれるユニットな気がし、末永く地域に愛されて行くのではと思いました。
次回の10月もぜひ聴きに行って楽しいひと時を過ごせたらと思います



-----HiKaRiのコンサート-----
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