読書日和

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出光興産徳山事業所 「海賊と呼ばれた男」ゆかりの地

2018-08-08 20:15:32 | フォトギャラリー
5月12日、山口県の徳山にある出光興産株式会社の徳山事業所とその周辺の緑地帯を見に行きました。
「海賊と呼ばれた男(著:百田尚樹、2013年第10回本屋大賞受賞)」で徳山が登場します。

※「海賊とよばれた男(上)」の感想記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。
※「海賊とよばれた男(下)」の感想記事をご覧になる方はこちらをどうぞ。

主人公の国岡鐡造(てつぞう)は明治、大正、昭和を生き、小さな商店での勤務から始まり、独立して国岡商店を開き石油を扱うようになり、幾度もの苦難に見舞われながらやがて押しも押されもせぬ大企業になります。
国岡商店のモデルは出光興産、国岡鐡造のモデルは出光興産創業者の出光佐三で、出光佐三の生涯にもとずいたドキュメンタリー小説になっています。
物語の終盤、鐡造は山口県の徳山に石油の精製工場を建設します。
工事では山陽本線沿いに長い緑地帯を作り、樹木や花を植えて市民が散歩できるように遊歩道を作ったとあり、小説の感想記事では「私は山陽に住んでいたことがあるのでこの工場は見てみたかったと思いました。」と書きました。
その後縁があって再び山陽に住むことになり、これはぜひ見に行こうと思いました。


-------------------- 出光興産徳山事業所 「海賊と呼ばれた男」ゆかりの地 --------------------


徳山駅に降り立ちました。


さっそく出光興産徳山事業所にやってきました。


瀬戸内海に面したとても広い事業所なので道沿いに歩いていきます。


速玉公園。





出光興産徳山事業所の敷地沿いには、緩衝用に緑豊かな公園や緑地帯があります。






線路の向こうに見えるのが出光興産徳山事業所敷地内の緑地帯です。
小説に登場する緑地帯はこれだと思います。


高架になっているのは新幹線の線路です。
新幹線の窓から敷地内の緑地帯がよく見えると思います。


高架線路の向こうに事業所施設の一部が見えます。


遠石(といし)緑地が見えてきました。


緑がたくさんあると気持ちも和みます






遠石緑地を抜けて再び線路沿いを歩いていきます。


事業所の工場施設が広く見渡せる場所がありました。


再び事業所の入り口がありました。




大規模な工場施設のためテロ対策は重要だと思います。


周南緑地という場所にやってきました。




立体道路の歩道から撮っています。
線路を挟んで写真左手が出光興産徳山事業所の緑地帯、右手が地域の緑地帯です。






緑と上手く共存していると思います。


動く要塞のような雰囲気です。


事業所には現在は停止していますが小説と同じように石油の精製工場があります。





広大な敷地にたくさん工場施設などが並び、風格ある雰囲気になっていました。


徳山に行き出光興産徳山事業所を見て、改めて何もないところから一代で押しも押されもせぬ大企業に掛け上がった国岡鐡造の凄さに思いを馳せました。
掛け上がるまでは資金難、強敵達の国岡商店を潰すための嫌がらせ、戦後の混乱など苦難の連続で倒産の危機もありました。
徳山事業所はその苦難を乗り越えて強敵達と対等に渡り合えるようになった国岡商店の地盤の安定を決定づけた事業所で小説を読んだ時にとても印象的でした。
今回実際にどんな事業所なのか見ることができて良かったです


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2 コメント

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国岡鐡造のゆかりの地 (ゆめ)
2018-08-09 23:07:33
「海賊と呼ばれた男」を読んだ者として、今日の記事は興味深いものでした。
出光興産徳山事業所、とても自分では見ることのない場所でした。ありがとうございます。
緑とうまく共存している・・・というのが鐵造の精神とぴったり符号しているように思います。
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ゆめさんへ (はまかぜ)
2018-08-10 18:06:05
こんばんは。
ゆめさんも「海賊と呼ばれた男」を読んでいたのですね。
縁あって再び山陽に住んでいるので出光興産徳山事業所はぜひ見に行こうと思いました。
小説にあったとおり、緑とうまく共存していました
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