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さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

33 ディファイアンス(2009.05.01 福島フォーラム フォーラム4)

2009-05-02 14:40:07 | 映画日記2009
迫害されたユダヤ人が、いかにドイツ兵から逃げ切ったかの実話を描いた作品。
ユダヤ人グループのリーダーには「007」のダニエルクレイグ、弟役には「ニューヨークの恋人」なんかに出ていたリーヴ・シュレイバーが気持ちいいくらいにはまっていた。

人を殺すという事が当然のこの戦時中に、数人から始まった一団を、最後は1200人ほどにまで増やして戦時下を乗り越えたヒューマンな話。当然、様々な苦境を乗り越えないと彼らには自由の身が無かったのかも知れないというところをジックリと描いていたような気がする。

この映画は平和な世界をなる部分までは描いていないが、最後の戦闘シーンではこの兄弟の愛を感じることができる。とても胸詰まされるシーンがある。涙の戦闘シーンだ。

ふと思ったが、腐った「なんちゃらダウン」と言う戦争映画もあれば、この映画のような感動する戦争映画もあるんだなぁ~とそれだけでも感激だった。

さんちゃん評価:4点(戦争映画で満足はしないのだが、この映画はなかなかよかった)

32 新宿インシデント(2009.05.01 福島フォーラム フォーラム4)

2009-05-02 11:59:04 | 映画日記2009
ジャッキー・チェン主演、ふとしたキッカケでヤクザの頂点を脅かすポジションになってしまう、任侠映画。ジャッキーにしては珍しい悪役、それもカンフーは封印されていた。

前半の彼は思いっきりビビリな役どころだったが、仲間思いであることから、彼の正義感がさまざまな展開に・・・。そして、新宿では№1の中国人という市になっていくのだが、みんなをまとめようとするためトップに立ったのだが、次第に中国人の仲間心がばらばらになっていく・・・。

新宿という場所が舞台になっているので、日本人がたくさん登場してくる。その中でも、ヤクザの頭にのしあがる加藤雅也、なぜかジャッキーに助けられる刑事役の竹中直人、この二人の存在感が光っていた。

ジャッキーはアジア映画のレベルを上げるための映画としてこの映画を位置づけているようだが、無理にハリウッドのレベルにする必要はないはずだ。なぜなら、ハリウッド映画が世界一楽しい(面白い)わけではないからだ。ただ、ジャッキーの言うアジアレベルの底上げは期待したいところだ。

さんちゃん評価:4点(やっぱ、ジャッキーのカンフーが見たいなぁ~)

31 グラン・トリノ(2009.04.25 福島フォーラム フォーラム3)

2009-04-26 21:53:58 | 映画日記2009
クリント・イーストウッドは年々その渋さに輝きが増してきてるような気がする。前作よりも今回、今回よりも次回作と、どんどん期待できる出来るような感覚が持てる。それだけしっかりした作品を作っているからだろう。

もう、ダーティーハリーというイメージは完全に払拭されたな。

自分の家に泥棒に入った隣に住む少年に対し、人生を教えることになった。
そして、自分は少年から様々な人間関係を知ることになった。

変わり者と思われる人間は、実は変わり者ではなく、単に、世情に追いつけてないということをこの映画は語ってる。確かに、このウォルトは様々なことを考えているが、周りの思いとのギャップが生じる。ただ、うまく映画が描いているのは、隣に住む少年の家族は違った民族であり、その民族のシキタリは誰でもが納得するものでないことを描いていると、変わり者の定義が揺らいでしまう。そこがこの映画のひとつのポイントだった。

さて、この映画は少年が不良グループとのかかわりをどう落としていくのかが最大の結末のテーマだ。そこは明確に語ることは出来ないが、ウォルトの選んだ手段が心を打ち、涙がとまらないというところだ。

こんな素敵な映画は、そうあるもんじゃない。思いっきり、感動した!

さんちゃん評価:5点(涙、涙、涙・・・よかった)

30 バーン・アフター・リーディング(2009.04.25 福島フォーラム フォーラム2)

2009-04-26 21:37:10 | 映画日記2009
ジョージ・クルーニー、フランシス・マワドーマンド、ジョン・マルコビッチ、ティルダ・スウィントン、ブラッド・ピットと言う個性はそろった「クスクスッ」って笑いながら見れるクライム・エンタテイメント映画。

まあ、この手の映画は前半戦がちょっと物足りなく感じるもので、舞台設定や罠を仕掛ける時間帯がちょっと厳しいが、後半になると、いろんな罠が開花し始めて次から次へと展開が速くなっていく。

まぁ~、それぞれのキャラクタはみんな中途半端で人間臭い。ブラッドピットは、「コイツあほか?」と思える絶妙な役どころだし、ジョージクルーニーはみっともないくらいに情けない。そこがなんとも笑える。そして、あのマルコビッチだ。もう、見所満載なこの映画に脱帽。まあ、強いて言えば、前半の盛り上げ方だろうね。

さんちゃん評価:4点(前半がもっと楽しく仕掛けられたら満点だ)

29 レイン・フォール/雨の牙 (2009.04.25 福島フォーラム フォーラム4)

2009-04-26 20:59:19 | 映画日記2009
椎名桔平がハリウッドスタート競演したサスペンスアクション。
ハリウッドスターとは、ゲイリーオールドマン。なかなかムチャクチャなCIA役で面白かった。

映画は、(言えないが)ジョン・レイン(椎名)がCIAに追われる、同時に命を狙われるミドリ(長谷川京子)とともにジョンは逃げ回る。そして、最後、ジョンはCIAにもぐりこむが、意外な話を知ってしまう。

いやぁ~、なかなか全編を通してのめり込ますような仕掛けがされてあって、目も離せないという見事な映画になっている。特に、この映画で気になるのはCIAの部下役の女性優子を演じる清水美沙の存在が意外に光っている。途中、上司に意見するシーン、いやぁ~なかなかいい感じ。そこが特別気になったのは私だけだろうか・・・。

さて、この映画の最後、実はどんでん返しが待っているが、そこは良く出来ている。心配なのは最後の締め方だが、なかなかいい感じで終わっている。(臭いハッピーエンドにだけはならないでくれと考えていた。よかったよかった!!)

さんちゃん評価:4点(なかなか面白かったぞー。ハセキョーは必要だった?)

28 鴨川ホルモー (2009.04.18 福島フォーラム フォーラム4)

2009-04-19 13:07:40 | 映画日記2009
熱い山田孝之主演のコメディベースのアクション映画?学園映画?なんだろ?まあ、でも、いろんな要素が盛り込まれたコメディ映画といったところだろう。

京都は京都大学、京都産業大学、立命館大学、龍谷大学の4大学が四方を固める地方で、その中心では変わったイベントごとが行われていた。それがホルモーだった。

1人100体のオニを操ることができ、1チーム10人1000体のオニでの格闘技。さまざまな事が起こるけど、なかなか笑える。が、同じ大学のチームなのにとある理由で仲違い。結局、分散するために戦いを催す。が、イザコザを嫌うホルモーの神様のようなものが怒りをあらわにしてくる。

なんだろう、そんなに良い映画なんかじゃないんだけど、目が離せない。笑いどころも結構つまってて、こちらも目が離せない。ちょっとしたラブロマンスに最後はほんわかあったかい。見るに飽きないいい映画だったかな。

さんちゃん評価:3.5点(次回作があるならもっとパンチのある笑いが欲しい)

27 ダウト -あるカトリック学校で- (2009.04.18 福島フォーラム フォーラム3)

2009-04-19 11:18:42 | 映画日記2009
メリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマンの対決映画なのだが・・・そもそも何を言ってるのか全然わからない。徐々にわかってきて最後には「なんで、そんなことを必死に争っているんだろう?」と思ってしまう。

と言うのも、「少年への性的虐待の疑惑・・・」という映画評にもあったが、その事実が全く見えず、話を聞いていてもピンとこなく、だんだん睡魔が襲ってくる。確かに「少年への性的虐待」となればただごとではないけど、話はどうもマッチしているように思えず、だんだん映画に飽きてくる。後半はそれでもなんとなく論点が見えてきてメリルの怒りのシーンもわからないわけでもないが、それが本当に言い当てているかわからないだけに、やっぱりつらい。

結局、映画の結末も果たして正しい結果が出たのかわからない。

そこがまさにこの映画のダウト(疑惑)なのだ。

さんちゃん評価:2点(必死に皆さんが演じているのはわかるが・・・)

26 ハルフウェイ (2009.04.18 福島フォーラム フォーラム6)

2009-04-19 10:50:20 | 映画日記2009
北乃きい主演の純粋なラブストーリ。
しかし、うっとおしい内容にウンザリ。
舞台は北海道。大好きな彼が早稲田大学受験を望んでいるが、東京へ行ってしまう彼をうれしく思っていない。北海道に残るような動きにでる。彼も徐々に気持ちが変わり、北海道に残ることを決断する。

怖い話だな。当然、彼氏・彼女の気持ちや発言は大きな意味を持つかも知れないが、自分自身の可能性を否定されてしまって、自分自身の人生さえも棚上げにされている事実を冷静に見始めるとこの映画に一気にさめてしまう。ラブストーリーとしては題材が悪いような気がする。

一方で映画の絵の悪さが気になってくる。画像ではなく、画質がひどい。かなりうっとしい。とある映画評の「美しい映像」と言うのは、被写体やバックの風景のことを言っているんだな。

ただ、唯一、この映画でホッとする場面があって、二人で受験勉強をするシーンの中に「まるでオフショット?」と思わせるシーンがあって、その場面が思いっきりいい感じなのだ。

そういう意味で、無理に作り過ぎだけど、映像技術がついて行けてないって言う感じの映画だ。ちょっとつらい作品。

さんちゃん評価:2点(その受験勉強シーンになんかキュンとくるなぁ)

25 レッドクリフ2 (2009.04.11 福島フォーラム フォーラム1)

2009-04-12 14:11:02 | 映画日記2009
中国文学の古典小説「三国志」をモチーフにした作品の後半のクライマックスを描いた映画。

前作の時もコメントしたが、もともと原作をよく理解していないが、見る側にうまく登場人物に展開などを伝えていることが好感持てる。また、今回も当然ながら俳優人もそのままで日本人役者ががんばってくれていることがうれしい。

映画後半1時間は戦闘シーンとなるが、緻密な作戦を立てた側が少数の兵隊でも勝てることを見せてくれる。キーポイントは風と火だ。風も火も制する側が勝利を握る。それはうまく描かれている。ただ、結局、最後は誰も勝者ではなかったと結んでいるところがなんとも小説的でいい感じだ。

ま、そんなに興味のなかった古典小説だったが、まるで実話のように描かれた内容にドップリはまっていた。

さんちゃん評価:4.5点(心を揺さぶる場面もあり。なかなかよかったぞ!)

24 ウォッチメン (2009.04.04 福島フォーラム フォーラム6)

2009-04-05 07:27:01 | 映画日記2009
なんだろう?SF映画なんだろうか?アメコミヒーローらしいが、コレまでのアメコミのストレート路線とは全然一線を画する名作・・・と言いたいところだが、ハッキリ言っ訳わからない。

元々の原作を読んでないと理解ができないんじゃないかと思った。なぜウォッチマンが登場すべきかも元々の話が入り組み過ぎで、「どうして?」の答えが見つからない。すべての「なぜ?」を理解できない。結局何が言いたいかもわからない。1

多分、テーマがブレブレなんで、それぞれの場面で言いたいことが違っているがために、全体論が通じないために見る側に何も伝わらないんだろう。加えて言えば、前提条件までもがわからない為に、なおさらわからないんだろうと。

ふと、リーグオブレジェンドを思い出した。あれも何がいいたかったのか???

お金を払ってまでもみたいか?って疑問しかのこらない。

さんちゃん評価:2点(しいて言えば、展開は悪くない。ただ、元々の「なんで?」がわからないんじゃ意味ない)

23 トワイライト -初恋- (2009.04.04 福島フォーラム フォーラム2)

2009-04-05 06:58:48 | 映画日記2009
人間の女性とヴァンパイヤの男性とが恋におちるという、単なるラブストーリー。
違いといえば、男がヴァンパイヤとしての意識をどう抑えるかと言うだけで、なんらラブストーリーと大差はない。

まあ、ヴァンパイヤが何人か登場するので、彼女をほかのヴァンパイヤから守るという命題もうまれてくるが・・・まあ、そんな感じだなぁ~と言うところ。

しかし、映画途中で登場する草野球のくだりは必要だったのかなぁ~。単に、凶暴なヴァンパイヤとの出会いを描きたいのだろうが、別に草野球じゃなくていいんじゃないか?あの場面でこの映画の安っぽさを感じてしまった。

そういう意味で、この映画の魅力を探すとやはり主演の二人だろう。
ベラ役のクリステン・スチュワート、「パニック・ルーム」で病弱な娘役を演じてた女優のようで、この映画の最大の魅力。で、中性風なヴァンパイヤ・エドワードを演じるロバート・パティンソン。ハリーポッターシリーズでの登場はあるが、日本ではあまり公開されていない映画が多いか・・・

と、言う意味でトータル的によい作品とまでは行かないようなレベルだ。きっと、すべてが中途半端なんだろうと思う。心にポッカリ穴があいたような間隔で映画は終わってしまう。

さんちゃん評価:3点(面白くないわけじゃないのだが、何かが足りない)

22 シャイン・ア・ライト (2009.03.24 福島フォーラム6)

2009-03-25 12:59:05 | 映画日記2009
マーティン・スコセッシがリアルなローリングストーンズを撮ったという、音楽ファン・ロックファン・ストーンズファンにはたまらない作品。

さすがに、2800席というスペースではストーンズがかなり大きく緊迫感がある。リアル感がビシビシ伝わってきてジャンピング・ジャンク・フラッシュで登場するミックの姿を見ると一気に映画館はライブ会場と化して、見ている側の体はリズムを刻み始め、無意識にメロディラインを追っている自分がいる。

なんと、カッコいいオヤジ達なんだろう・・・デビューして45年、ミックはすでに65歳を超えている。シワはその年輪を伺うことができるが、動きがとても65歳とは思えないほど。そして、死ぬ死ぬと言われてたキースも思いっきり元気だ。タバコは手放せないが、ドラッグやマリファナを常用しているような感じではないな。

今、どうしてストーンズなのか?と言う疑問もあるが、ただ言えることは、ロックは死なないしストーンズは"ホンモノ"だと言うことだ。

これを機会にストーンズを見直そうと思う。

さんちゃん評価:5点(最高のドキュメンタリー映画だ!)

21 ドラゴンボール (2009.03.14 福島フォーラム フォーラム2)

2009-03-15 23:04:06 | 映画日記2009
日本で有名、世界的にも有名になっているコミックの実写版。
幸い、世代ではないので、原作をほとんど知らないので、明確に「映画」として評価できるだろうと期待して行った。

ストーリーは結構面白いんだろうが、どうもテンポが悪い。見てる側がノレない。加えて、何かがもの足りない。スリルがない。かなり見ていてツライ。なんだろう・・・金かけているようだが、その効果が全然わからない。予告編でチラッと出てきた「トランスフォーマー2」の方が数分なのにスリリングだった。

まあ、映画として観客動員数もそこそこ行くだろうが、結局、去年のインディジョーンズのように、興行的には成功しても映画としては失敗だったと言うことになると思う。

まあ、見る価値は・・・ないような気がするなぁ~。

さんちゃん評価:2点(まあ、最悪でもないが、並でもない)

20 ヤッターマン (2009.03.07 福島フォーラム フォーラム1)

2009-03-09 00:08:05 | 映画日記2009
ご存知、人気アニメの実写版。
まあ、現代のCGを使うことでほとんど無理な映像は存在しないだろうと言う割りきりが逆に、楽しさのすべてを奪ってしまっている。

わざわざ実写版にする必要性を全く感じなかった。
アニメと実写がほぼ同じなら、そのままアニメを見ておけばいいわけだ。実写だからココが違うんだというモノが必要。そういう意味ではドロンジョ役に裸NGのアイドル・深田恭子を抜擢したのは一番の失敗だろう。
ま、それとは逆に、生瀬とケンコバのコンビは面白いくらいにベストキャストに思えた。それだけで面白いという二人には圧巻だった。

ま、それだけの映画なので、お金を払ってまで見る価値は全くないかな。

最後30分くらいを残して途中退席するくらい、「もう、いいや!」と別の予定に行ってしまった。(遅れていってもいいくらいの予定だったのに・・・)

まあ、好きな人はどうぞ。
なんで、ヤッターマンでタイムボカンじゃないの?という気持ちも強いが・・・

さんちゃん評価:1点(テレビのスペシャル枠でどうぞ。)

19 PALISパリ (2009.03.07 福島フォーラム フォーラム2)

2009-03-08 23:24:02 | 映画日記2009
元ダンサーのピエールが心臓の病で余命わずかと宣告される。助かる方法は心臓移植しかなく、移植提供者を待つ日々を静かに過ごす中で、生活の中で突如として起こることには、さまざまな意味合いがあるんだと気づくことで、病気に打ち勝つ活力を抱いていく。ラストは明確に落としていないが、人生の中の大切なことをメッセージとして出しているこの映画に賛辞を与えたい。

が、しかし、いくつかのストーリーが絡まってできている映画に、ちょっとわかりにくさもあるかなぁ~と思った。

そんな中で映画の屋台骨を支えてる役どころのピエールの姉エリーズ。彼女の存在感がピエールにも大きいもので、見ている側も安心してみていられると言うところだ。やさしい笑顔に厳しい言葉、姉弟ならではでの会話の応酬に家族の大切さまでをも伝えている。とても気持ちがいい。

以外に「死」をテーマにした割には、暗さが立ち込めているわけではないので、見る側も前向きに見る事ができるし、気持ちがいい。中だるみも多少あるが、見る価値ある映画なのは確かだ。

さんちゃん評価:4点(心に響くネタがうまくちりばめられてる)