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さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

48 MW-ムウ- (2009.07.04 福島フォーラム フォーラム3)

2009-07-05 11:50:21 | 映画日記2009
手塚治虫原作の映画。
自分にとっての課題は「玉木宏」「山田孝之」があまり好きではないという致命傷に感じるがストーリーの良さが俳優の悪さを感じさせない程だ。

とある島で皆殺しされる国家的な犯罪から二人の少年が抜け出し、MWと言う毒ガスを受けた片方の青年が国家に対して反逆しようと言う物語

まぁ、極秘のMWガスをその島で開発するも、住人に知られてしまい島民600人が皆殺しにあうという強引な設定から始まるが、そのなぞを解きつつ関係者が殺されていくという緊迫感がなんともい感じに2時間継続する。

しかし、大好きなゆりっぺ(石田ゆり子)が殺されちゃうんだよなぁ~。残念。
あと、刑事役の石橋凌がなかなか渋い。この作品のポイントになっている役どころで締まった感じがする。
主役二人に抵抗がなければいい作品だと思えるが、私もとりあえず楽しめたのでいいんだろうな。損はしない。

さんちゃん評価:4点(違う役者で見たかった・・・)

47 剣岳 (2009.06.27 福島フォーラム フォーラム5)

2009-06-28 21:56:04 | 映画日記2009
日本で最後に地図上に記された「剣岳」の測量を描いた一本。
単に測量する目と、日本で最初に剣岳登頂を目指す目と二つが絡み合うが、それが最後には「いい話」につながる。

明治時代の話なので剣岳の測量と最初の登頂が軍の命令となって課せられてしまうが、その場面は納得もできないような命令もあり、致し方なく対応していたんだなぁ~と言う思いに駆られてしまう。

単に登るだけではなく、三角点というものも作らないといけないという任務がいかに大変かも良くわかるし、同時に初登頂を目指した山岳隊との関係が微妙にほほえましく思えてくる。

そして、この映画のメッセージは
「ヒトは何をしたかが問題ではなく、なぜするのかが重要である」
ということだ。確かに大切なメッセージに心が痛くなる。
大満足な作品に思えた。

さんちゃん評価:5点(メッセージに感銘した)

46 愛を読むひと (2009.06.27 福島フォーラム フォーラム4)

2009-06-28 21:28:20 | 映画日記2009
予告編では前半のウザいラブストーリーばかりが目立ってしまい、本来この映画が伝わる部分が伝わりにくく、私自身も引き気味で時間調整ではまったこの映画を見ることにした。が・・・、やっぱり前半はグダグダなラブストーリ、かなりキッツイ。

しかし、徐々に映画はあらぬ方向に・・・が、ちょっと深い話に突入するが、そこからがこの映画の重要なポイントが見えてくる。まあ、前半のラブストーリーの意味が出てくるのはわかるが、そこまで待つのがつらい。もっと軽く意味のある表現はできないものだろうか・・・。

トータルで考えると、良くできた部分が後半でスパークする分、見終わったところではかなり満足できるものとなっている。

真実はかなり難しい問題をはらんでいる。だからと言って結末を急ぐ必要もない。だから、どうすべきかと考えると、なるべくしてなることを人生だと思わざるを得ないか・・・。最後のこの女性の選択は正しいと思えないが、同じ境遇だったら自分もそうなのか?疑問が残ったまま、この映画は自分の心の中に残っていくものだろうか・・・。

考えさせられるなぁ。

さんちゃん評価:4点(前半がもっといい感じならなぁ~)

45 トランスフォーマー リベンジ (2009.06.27 福島フォーラム フォーラム6)

2009-06-28 21:08:27 | 映画日記2009
期待大のロボット映画の第二弾。期待は期待に終わらず、大満足して次回への期待感も膨らんでしまった。

まぁ、タイトルからするに、前作を背負っての展開になるのはミエミエではあるが、そんなことはあまり関係ない。問題はどうい展開でどんなアクションでどう落としてくれるかが重要なので、その点からすると思いっきりに楽しめる。

ただ単なるアクション映画でないことは前作からもわかるが、今回も涙できるシーンがいくつか用意されており、思いきり心に響く。人類と気持ちを通わせる金属の生命体がなんかすごい。感動モノだ。

しかし、映画館では微妙な緊張感があり、笑えるシーンでも周りはなかなか笑わない。映画館で一人笑っていたような気がする。こりゃ、DVDでオウチで楽しまなきゃいけないな・・・。

さんちゃん評価:5点(期待通りで大満足)

44 スタートレック (2009.06.13 福島フォーラム フォーラム6)

2009-06-14 15:16:29 | 映画日記2009
JJエイブラムスが描いたスタートレック。しかし、誰が描こうともスタートレックはスタートレックにしなければいけないと言う暗黙のルールがあるようで、今回のこのスタートレックもスタートレック以外なにものでもないという感じがした。
しかし、さすが、JJエイブラムス、思いっきり謎の生物を登場させて気持ち悪いが彼の存在価値を大きくアピールしていた。

まあ、いつものとおり、謎の異星人と戦うと言うだけの映画でのりものがエンタープライズだと言うだけで舞台は揃う。その中で若かりしカークとスポックのやり取りが展開し、敵対心から友好深める間柄になり、それが宇宙戦争をうまくコントロールする姿につながっていくという、単なるSFものではないと言うところが、うまく描かれている。

すばらしい画像に様々な技術が融合した映像に満喫しながらストーリーは進んでいく。この上無い贅沢な映画の世界が広がっているかのようだ。

続編は?と期待したくなるが、どうなんだろうか?

久しぶりの名作のリメイクだけあって、満足した。
もっともっと見たかったというのが、感想だ。

さんちゃん評価:4点(宇宙って凄いなぁ~って思える)

43 ターミネーター4 (2009.06.13 福島フォーラム フォーラム3)

2009-06-14 14:55:17 | 映画日記2009
シュワちゃんが活躍するシリーズの4作目だが、既に州知事となってしまったシュワちゃんなので、映画としては新たな展開を余儀なくされるが、そろそろジョンコナーもいい感じの年を描くので、逆にシュワちゃんほどのキャラがターミネーターに必要が無くなってきているかも知れないと思いながら映画は進んでいく。

ヤッパリ読みは間違っていない。そもそもこの映画はジョンコナーを中心に描かれているので、今回の表現の仕方は正しいのかもしれない。しかし、ジョンコナーはそれまでシュワちゃんの様なターミネーターと共に戦ってきたんだから、そんなに用心しなくてもいいんじゃないかと思うほど、今回のターミネーターに敵対心を持つ。

キャストが良かったんじゃないかと思う。クリスチャン・ベイルとサム・ワーシントン。二人の微妙な立ち位置がこの映画の面白さを助長しているというか・・・。

ま、簡単に言えば、前作のグダグダ感をすべて排除して、新しいターミネーターと言う映画を作った感じで、新たな作品と言う感覚で見ると良いかもしれない。なんとなく前作までのストーリーを軽く振り返る程度で。本編自体もあまり前作までの話を振り返らないので、関係ないって思っているだろう。

さんちゃん評価:4点(意外に楽しめた)

42 ハゲタカ (2009.06.06 福島フォーラム フォーラム4)

2009-06-07 11:24:12 | 映画日記2009
企業買収の盛んだったあの当時を描いた注目の作品。
正直なところ、ドップリと2時間、微動だにしないほどはまった。

中国国家をバックボーンにしたファンド会社と、買収の標的となった会社と結託するホワイトナイツとの壮絶な戦いを描いた作品。いかにシナリオを作るか、作ったシナリオから逸脱した場面でのフォローをどうするかなど、リアルな感じで描かれていた。結局、先の先までシナリオが描けるかどうかがキーポイントとなると映画は語っている。まさに、生きるか死ぬかの戦いなのかもしれない。

自分自身が普通のサラリーマンで企業の舞台裏ではこんなことが実は起こっているということを感じるべきメッセージが伝わってきた。ただ、重要なのは、何が正しくて、何が現実で、何が自分の思いなのか、それをちゃんと持つべきだということを感じた。この映画も、想いがブレた人間こそが失敗を生むということが描かれている。

大森南朋がカッコいい。鷲津ファンド(ホワイトナイツ)の代表を務める、頭の切れる役どころで、かなりカッコいい。男が惚れる男を演じている。
が、それよりも、役員を演じていた柴田恭平が、日本企業に勤めたサラリーマンの正しい姿を演じていることが、一番響いた。なぜ、会社で働くのか、それはどんな意味を持つのか、そういう部分を語る熱い役員を演じていて、サラリーマンの同情を買いそうだ。

全編、目が離せないような内容に、2時間は疲れるが、見終わったところで、かなりの充実感を感じられるので、なかなかいい作品なんだなと思える。

満足満足。

さんちゃん評価:5点(サラリーマンだからこそ、見ておきたい作品だな)

41 ザ・スピリット (2009.06.06 福島フォーラム フォーラム6)

2009-06-07 11:05:28 | 映画日記2009
死んだはずの刑事が、半不死身の刑事として活躍する、意味不明な映画。こんな映画が楽しいのかなぁ~。個人的には全然楽しめなかった。と、言うのも、この映画はアクション映画?コメディ映画?なんかハザマにいる以上に、結局、コメディも日本人には何にも伝わらないという、言葉と文化の違いがありそうだ。

ヒーローなのか、どうなのか、それも分からない。
真っ赤なネクタイだけが目立って・・・。

監督はフランク・ミラーで、「300」や「シン・シティ」を作った監督で、今回の作品も同じような画像処理で作られていた。まあ、作るほうは楽しいのかもしれないが、見る側はなんかイマイチに感じる。「300」くらいストーリーがカッチリしていればいいのだが、今回の作品のグダグダさが映像の悪さを助長しているようだった。

久々に「見て失敗したな」と思う作品だった。
唯一、認めるとするならば・・・いつもと違ったスカーレットヨハンセンが見れた位かな?

さんちゃん評価:1点(つらい一作になった。ラズベリー候補か・・・)

40 天使と悪魔 (2009.05.23 福島フォーラム フォーラム1)

2009-05-24 16:24:46 | 映画日記2009
「ダ・ヴィンチ・コード」がいかんせん受け入れがたい作品だったので、この作品もあまり乗り気ではなかったが、とりあえず、見るだけ見ておこうと言う感覚で映画館に入場・・・。

結局、「ダ・ヴィンチ・コード」同様、どうしても展開のベースが自分の生活に根付いていないから、事前に何かしらのインプットをしておかないと厳しい。
キリスト教や教会やローマ教皇とか・・・それって何と言う状況では、この映画は理解できない。

とは言え、殺人犯がストーリーを作ってヒトを殺していくわけだが、そのストーリ
ーを作って殺していくって言う行動が全然わからない。つかまりたく無ければ筋書き無くヒトを殺せば良いのに・・・。それと探るほうも、ラングドン教授の仮説が全て当たってしまうと言うのも納得がいらない。最初はいろんな仮説も間違いがありつつ、探り続けることで、ひとつの方向性が導きだされるならまだしも・・・。

なんかちがうなぁ~と思ってみていた。そしたら、だんだん「ナショナル・トレジャー」に見えてきた。なんだ、こんな映画より「ナショナル・トレジャー」の方が思いっきり面白いじゃん。って言う感覚を持って出てきた。

そんなもんだな。

さんちゃん評価:2点(並まで到達してないと思う)

39 重力ピエロ (2009.05.23 福島フォーラム フォーラム6)

2009-05-24 16:12:19 | 映画日記2009
加瀬亮・岡田将生競演、ヒューマンサスペンス映画。

ここで多くを語るとネタバレになってしまうので、かなり断片的なコトしかいえないが、劇中ラストの方に泉水が言う

「俺は、春がやったコトは間違ってないと思う」

の一言に全て救われてるなぁ~と言う感じがして、そこからふつふつと自分の感情が盛り上がって来て、エンドロール中に涙が自然に流れてくるという、良く出来た作品だと思った。

やさしい母親の存在、明るい父親の存在、周りからの目、仲の良い兄弟の絆、そして、「最強の家族」・・・キーポイントがたくさんあるからこそ、最後の涙につながるんだろうな。

文句の無い一本だな。

さんちゃん評価:5点(兄弟の絆を感じてしまう)

38 消されたヘッドライン (2009.05.23 福島フォーラム フォーラム3)

2009-05-24 15:48:44 | 映画日記2009
ラッセル・クロウ、ベン・アフレック競演の事件を追う事件記者と事件の謎を解いて行くと言うサスペンス映画。

一人の女性の死がキッカケに様々な謎が少しづつ解かれて行く・・・。
「えっ、そうなの?」「ええっ、なんで?」「ウソっ!」
と言う言葉が口から出てきそうな内容に思わずびっくり。一時も目を離せない内容になっていた。

とは言え、「熱い男、ラッセル・クロウ」の熱い部分をうまく使ったなぁ~と言う感覚が強い。いつもならその熱さが邪魔になる感じがしてたが、この作品の新聞記者の役どころが熱い。その熱さがうまく重なり合ったと言う感じがある。製作側の勝利だな。

ま、かなり納得の出来る作品だったが、この作品だけじゃないが、最後の最後にちょっとこねくり回し過ぎの様な気がするが・・・

しかし・・・タイトル、どうにかならないかなぁ~。
オリジナルは「STATE OF PLAY」だが・・・。

さんちゃん評価:4点(ラッセル・クロウ、はまり役だな)

37 バンコック・デンジャラス(2009.05.10 福島フォーラム フォーラム4)

2009-05-11 07:03:09 | 映画日記2009
ニコラス・ケイジ主演の殺人スナイパーを描いた作品。
ニコラスはゴーストライダー以来、好んで見るようになった俳優だが、このハードボイルドな作品は彼の真骨頂と言えるものだと。
ただ、映画の中でロマンスな部分になると、どうも似合わない。そういうニコラスが嫌いだが、作品自体がうまくできているので納得しつつ見ていた。

ニコラスに殺人を依頼する人間がいるが、そいつも悪だが、殺されるほうもかなりの悪のようで、そこはなんか納得がいく。次第にニコラスが正義の味方的に見えてくるから不思議だ。となると、何をやってても許されるみたいな感覚になってくる。となると、最後の悪者はニコラスに依頼をする人間だけに見えてくる。そこは・・・なかなか見る側を納得させてくれるつくりになっている。

こんな映画、なかなか素敵に作られてるな(この映画に"素敵"という言葉は合わないが)と思った。映画を見終わって、妙に納得行くだけになかなか面白かったと感じられるいい作品なんだなと思う。

さんちゃん評価:4点(ニコラスの好きな面、嫌いな面、両方見れた)

36 余命1ヶ月の花嫁(2009.05.10 福島フォーラム フォーラム2)

2009-05-11 06:39:22 | 映画日記2009
榮倉奈々・瑛太の実話を元にしたラブストーリー
ガンで余命わずかになった女性が、彼氏と過ごした人生の生後を描いている。
花嫁になった姿を・・・

ただ、彼女が生きたことも、結婚式をしたことも、そして亡くなってしまったことも、全て事実のわりにこの映画を見ているとリアル感を感じることが出来ない。
うがった見方をすると、テレビ局が入り込んで仕込まれた結婚式だったりしないだろうかと・・・。あまりにテレビに露出しすぎた分、映画を見ると嘘っぽいと言うか作られた感を感じてしまう。

果たして、映画としてどうなんだろう? 見る側の問題もあるのかもしれないが、露出しすぎた部分が足を引っ張っているのは否めない事実だと。

そんな中、榮倉奈々の演技はなかなかのものだったと。瑛太はもともとの性格もあるんだろうが、ちょっと手ごたえのない感じがイマイチに見えた。期待が高かっただけにガッカリした映画だった。

さんちゃん評価:2点(本当の話なんだろうが・・・もっと映画としての脚色が必要だったんじゃないかなぁ~)

35 カフーを待ちわびて(2009.05.04 福島フォーラム フォーラム4)

2009-05-05 08:19:42 | 映画日記2009
玉山鉄二、マイコと言う組み合わせでの、第一回日本ラブストーリー大賞受賞作品を映画化した作品。大賞をとっただけに内容的にはなかなか"しっぽり"していい感じだった。

玉山鉄二もマイコも私にとってはあまり馴染みのない人だが、そこが逆に新鮮でよかったかもしれないな。

ロケも沖縄で行われているようで、かなりきれいな場面が多いし、なにはともあれ、沖縄の言葉がまるで英語を聞いているかのごとく波のように襲ってくる感じが面食らってしまったが、そのうち優しく聞こえてくるから不思議だ。

映画自身は意外な方向に進んでいくが、そこがなかなか涙もので・・・ちょっと最後は強引なような気がして終わるが、全体の中ではたいしたことがないのでまあ、許せるレベルか。

映画館で"しっぽり"もいいが、DVDでもう一回、家で"しっぽり"したいですね。

さんちゃん評価:4点(しっぽり・・・いいですなぁ~)

34 ドロップ(2009.05.04 福島フォーラム フォーラム2)

2009-05-05 07:57:50 | 映画日記2009
品川ヒロシ(品川庄司)原作・監督の学園不良コメディと言ったところか。
まあ、不良の考えること、おかしいのなんのって、もうちょっと考えたらわかるのに、そこまで深く考えてないから中途半端で面白い。またその辺りを成宮寛貴・水嶋ヒロがバカバカしい程にはまっていた。

まあ、不良がたくさん出てきて楽しいという見方もあるが、やっぱり気になるのは本仮屋ユイカと中越典子の存在だなぁ~と思う。
本仮屋は単に私が好きだというだけかもしれないけど、いろんな映画でなかなかいいポジションで演技をしているような気がする。そして、中越典子は、ポジション的には永作博美に近い感じがしてきた。ストロベリーショートケイクスではなかなかの体当たり的な演技をしていたが、この映画では良き姉役でかなりポイント高い演技を見せていたと思う。

単なるお笑いな映画だと思っていたけど、意外にいろんなところに見るべきものがあったように思う。さすがに品川が作っただけに、笑いもいろんな所にちりばめていたなぁ~。なかなか楽しめたぞ。

さんちゃん評価:3.5点(とは言え、並みの上くらいかなぁ~)