湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

グッドアドバイザー

2010-07-23 19:02:22 | あんな話こんな話


生まれて初めて法務局に行った。
銀行の人からは「司法書士の方をご紹介しましょうか?」とアドバイスされたが、ネットで調べると「頼めば5~6万円かかる」と出てきた。

とりあえず法務局に電話で趣旨を伝えると「相談窓口でお教えしますよ」とのこと。時間だけはあるので(笑)、一丁自分の力でやってみるかと勇んで出かけたのだ。

待ち人数は3名ほど。相談員は一人で忙しそう。
だいぶ待って順番が回ってきた。
「そうですか、ご自分でおやりになりますか…、フ~」
白髪の相談員は大きなため息をついた。
人に任せれば5~6万円、それを自分でやろうというのか、大丈夫かなぁこのヒト…という思いのこもったため息に聞こえた。しかも、そのあと黙ったまま書類を見ている。
不安だ。やっぱり頼んじゃえばよかったか。

「じゃ、やりましょうか!」

相談員は背筋を伸ばしたかと思うと、さっきのため息が嘘のように書類をペラペラやり始めた。時折パソコンの席に移動しながら、もう処理を進めている。
そして、「こことここに」「ここにはこれを」と矢継ぎ早に記入を促す。指示に従ってどんどん書いたり捺印していく。ちょっとボリュームがあるときなどは「次の方の相談に乗ってますので、終わったら声をかけて」と、段取りが実に素晴らしい。
時々「これは書き間違えないでくださいね。ミスしたら無効だから」などと恐ろしいことをおっしゃる(笑)。でも、いつのまにか彼のリズムに巻き込まれ、結果的には集中してミスなく、いつのまにか申請書類は完成してしまったのである。

そうか、最初の大きなため息は、「シロウトが自分でやるのは大変だよ」と僕に向けられたものではなく、「大変な仕事がきちゃったぞ」という、彼自身に向けられたものだったのだ。

ありがとうございました。
本来であれば「相談窓口」なのだからアドバイスをもらいながら僕が自身が一つ一つ取り組むべき作業なのに、ほとんどやってもらっちゃった。しかもタダで(正確には税金で支払われているんだけど)。

というわけで、覚悟して行ったのにあんがい自分でやった感がとっても薄い、初めての法務局だった(笑)。


写真は法務局ではなく整形外科の待合室(笑)。奥に治療室も見える。



そういえば、朝刊にこんな写真が! 大型ビジョン、フチナシ?

気にすんなが気になった

2010-07-22 18:40:56 | B食の道


不快だったり、わけが分からなかったり、バランスが悪かったり、生理的に受け付けなかったり…
しかし、そんなマイナスのインパクトがあるCMが、意外にも心に残ってしまうものである。

「でも、なんで桃のマークなの?」
「気にすんな」
「気にすんな」
というのは『バーミヤン』のCM。
客に向かって、そしてお茶の間に向かって店員たちが声を揃えて「気にすんな!」と歌うのだ。

印象はよくないが、まんまとやられた(笑)。
妻とどこかで安くてうまいランチをと考えていたら、桃のマークが浮かんでしまったのだ(笑)。最近ごぶさただったが、あのCMが頭のどこかに引っかかっていたに違いない。

で、「豚肉ニラ焼肉ご飯定食」(餃子5個、辛子もやし、スープバー付きで952円+税)である。
白いご飯の上にキャベツの千切り、さらに薄くスライスされた豚バラ肉とニラと玉葱の炒め物が載っている。味付けは生姜と、それからカキ油だろうか、やや甘辛くおいしい。
しょうが焼きとキャベツを一緒にご飯の上に載せちゃった感じだ。レンゲでガバッとすくって頬張ると、いつもの幸せがやってくる。
オーダー時にランチ系のメニューしか見なかったのだが、あとでグランドメニューをパラパラやったら単品(699円+税)を発見。しかも、+「温たま」(90円+税)も!
次回は、ぜったいこれで。

あんまりいい印象のCMじゃないのに、また行くのかって?
「気にすんな!」

老人と夏

2010-07-21 18:13:26 | 自分四季報


意地が悪い。

いや、肘が悪い(笑)。
あれ以来、治療に通っているが、まだまだ完治しそうにない。
治療室では、いつも周囲はほとんど老人。
このところの猛烈な暑さの中を、みんな頑張って通ってくるのだ。
老人にとってはそれこそ危険な行為のように思えるが、リスクを冒してでも、体の痛みを癒したいのだろう。

治療室の窓から公園を見ると、リュックを背負った年輩者が集まっていた。その数、100名以上。
「これから霜降りの滝まで行くらしいわよ」
隣のおばあさんが教えてくれた。
元気だなぁと感心する反面、やっぱり熱中症が心配だ。今日も朝から30℃を超えている。
しかも、午後市内に光化学スモッグ注意報が発令された。
「お年寄りや子供さん、体の弱い人はなるべく外へでないようにしましょう」とアナウンスされている。心配だ。


手すりに掴まって階段を一歩一歩ゆっくり降りてきたおじいさん。自転車に跨った途端、スイスイと走り出したぞ!
おじいさんがスゴイのか、それとも自転車という乗り物がスゴイのか…

特別なふつうの喫茶店

2010-07-20 17:49:45 | 湘南ライナーで読む


仕事の合間のおさぼり喫茶

私鉄沿線ぶらり途中下車

下町散歩のコーヒーブレイク

学生街の喫茶店

旅先で立ち寄った素敵なお店

休日は愛読書を持って


章ごとのタイトルだけを追っても魅力的。
即買いしてしまったのは『東京ふつうの喫茶店』(泉麻人著 平凡社刊 1500円)である(読んだのはけっこう前)。週刊ものの連載で“週一”の喫茶店通いをまとめたとある。
とにかく昭和や街に詳しい氏らしく、懐かしさ、そしてコーヒーの香りともに味わうことができる心地いい本だ。
最初は恐る恐るのぞき込むようなアプローチが、“素人”の僕たち同様で楽しい。その後しっかり取材を試みても、あまり深く入り込みすぎていない距離感もいい。
チェーン店ではないふつうの喫茶店が、いつまでもそこにあってほしい。ふつうの喫茶店がもっと増えてほしい。そう願わずにはいられない。

残念ながら、掲載されているお店で行ったことがあるのはこちらだけでした。
「山手線から見える気になる物件●アートコーヒー浜松町店」は僕も気になっていたので、スッキリでした。

そういえば、もう10年以上前、原宿あたりのカフェのテラスで取材されていた泉麻人さんを見かけたことがあったな。照れくさそうにハニカむ表情が、なんだか他人とは思えなかったんだよね(笑)

まぐろ丼大賞

2010-07-19 17:08:00 | B食の道


先日まぐろカツを堪能した『まぐろ屋大将』に、家族を伴って出かける。
休日だったせいか、昼時だというのに駐車場も空いていてラッキー。
今日は「まぐろ丼」をオーダーした。
テーブルまで運んでくれたおじさんが「今日のは特に脂がのってうまそうだ」と呟く。その通りとってもおいしくいただけた。

以前も書いたような気がするが、僕は寿司刺身関係に醤油を使わない。通ぶっているわけでもないし、魚の臭みを消すという醤油の役割からすれば逆に邪道なわけだが、とにかく醤油をかけちゃうと何でもかんでも醤油の味になってしまうので、いつのまにか使わなくなったのだ。

よけいな話をしてしまったが、特にここの「まぐろ丼」はまぐろの味がしっかりするし、ちゃんと酢飯なので、醤油などかけなくてもイケルと思う。
醤油をかけるくらいなら、かえって「ヅケ」のほうがいい…などと思っていたら「ヅケも選べます」という貼り紙を発見。次回は、大好物の「ヅケ」を頼むことにしよう。あぁ楽しみになってきたぞ。

いやいや、世の中にはもっともっとおいしいまぐろはいくらでもあるだろう。でも、B食の道をいく者にとってはこれで十分だ。だって、これに小鉢(かぼちゃの煮物)、腕ものが付いて
680円なんですよ!
観光地だったら、いったいいくらするのか。


一緒に頼んだ、実にいい焼き加減の「まぐろソテー」の単品(500円)もおいしかった。先日のまぐろカツ同様に、たっぷりのレタスが添えられている。


こちらは例によって妻が頼んだ『お刺身定食』(980円)。この値段で、このボリューム。味のほうも「言うことなし」と大満足だった。

いつ以来?PV勝利ダンス

2010-07-18 22:05:28 | 湘南ベルマーレ


遠く京都の宵に試合終了を告げるホイッスルの音が響くと、330キロ離れたまちかど広場でも汗臭い男たちによる勝利のダンスが始まった。
遂に、3勝目を手にした。
4月25日以来だから約3ヶ月、9試合ぶりの勝利。本当に久しぶりだったので、みんな喜び方も激しかったなぁ。やっぱり嬉しいものだ。PV観にいってよかった。まんじゅうも当たった(笑)。

帰り道に涼しい風を受けると、ようやく興奮が冷めてきた。
そして、落ち着いて考えてみた。
今日の相手は、最下位争いをしている京都だったのだ。
でも、いつものように上位クラブとの戦い方のようだった。実際、23本もシュートを打たれている(湘南はたったの3本)。
いやぁ、ゾッとしますね。結局主導権を握ることができる相手なんていないということ。だから、こうやって一つ一つ勝ち点を拾っていくしかないのだ。

今日も走り通した選手たち。しっかり休養をとってから、いい準備をしてほしい。
地元で、座って画面を観ていたおじさんもクタクタです(笑)。



IKEAのスツールが並んでいた。面積が狭いのでキックオフの段階でお尻が痛くなった(笑)。写真は、買い物で4時過ぎに通ったときのもの。

関東各地で猛暑日を記録したというのに、海沿いは風もあってか30℃まで届かなかった。1号線の上りが午後は慢性的に渋滞。珍しい光景だった。西湘&湘南バイパス無料の影響かな。

そして、そして、祝尾崎選手ツアー優勝!

湘南しらす大漁丼

2010-07-17 18:24:24 | B食の道


久々に、平塚駅に近い『激安食堂 小林屋』の階段を上る。
まだ11時過ぎだというのに、すでに満席に近い状態。人気の正真正銘薄利多売大衆食堂である。
まず、激安の理由の一つでもある券売機で食券を買い求める。今日は「湘南しらす丼」
(480円)だ。
もちろん、生卵や納豆、漬け物などは無料(セルフ)。いつのまにか豆と昆布の煮物も加わっていて嬉しい。

さて「しらす丼」。想像よりもかなり小振りな釜上げしらすである。しかし、その量たるや想像を遙かに超えていた。何万匹、いや何十万匹というレベル(笑)。しらすが大漁、いやいや大量である。とにかくなかなかご飯までたどりつかない。
ただし、わかめ、大葉、大根のツマ、そして玉子焼きが添えられて飽きもこない。さらに豚汁付き。なかなかの食べ応えである。これが、ワンコインでお釣りがこようとは誰が想像できよう。
大食漢ならば、2杯いってもいいかも。それだって960円だ。何百万匹というしらすを、おいしく豪快にカッコム快感を味わえる!


こちらは午後7時過ぎの富士山。

開かずの梅雨

2010-07-16 19:04:01 | 自分四季報


踏切で待つ間にも、首筋を、背中を、うわっコメカミあたりからも汗がツツ~ッと流れてきた。
この日差し、この暑さ、どうですか、これでもまだ梅雨は明けていないというのですかね。

そんな中、息子は往復20キロを自転車通学。途中、田んぼ道なので日差しを遮る場所もない。このところ一気に日焼けしてしまった。今日もびっしょりになって帰ってくるに違いない。みぞれ(かき氷)を冷凍庫に買い置きしておいてやろう。



ツアーで大阪に行かれているようで、コートはガラガラです。


社会化実験のため西湘バイパスが混雑。先日は1号線を小田原まで走ったら、ガラガラでスイスイでした。


きんもちイイー!


さて今日は内緒で(笑)話題をもうひとつ、ベルマーレネタ。
個人情報保護の立場から詳しくは公表できないが(笑)、某コンビニに勤めている妻の情報である。みなさん、他言しないようにお願いします(笑)。

一人目は営業本部長さんだったらしい。
700円以上で1回クジが引けるキャンペーンで、いきなりハズレ(応募券)が出た!
その後やってくる選手やスタッフ、ことごとくハズレだったらしい。なぜか途中に挟まる一般のお客さんは、これがよく当たったという。

「運にも見放されてますね」
店長と妻はささやきあうのであった。

そんなのただの偶然だ。そうに違いない。
いやいや、今週末のゲームに向けて、運を使わないようにしているだけだ。そうに違いない。そう思いたい。

和風夏野菜ラタトゥイユ

2010-07-15 18:38:22 | 湘南夕日食堂


昨日もらってきた野菜を消費しようと『家呑みつまみ PREMIUM』(世界文化社 580円)をペラペラ。酒も呑まないのになぜ『家呑みつまみ』かっていう問題は置いといて(笑)。

トマト、ナス、それからニンニクも採ってきたので「和風ラタトゥイユ」をチョイス。
ここでは粗挽きソーセージがメインだったが冷蔵庫になかったので、今日が消費期限切れとなるロースハムで代用することに(笑)。もともとラタトゥィユとは南仏プロヴァンス地方の家庭煮込み料理らしく、ベーコンを使ったりするらしいので問題はなさそうだ。

味付けに、めんつゆやごま油を使って「和風」となる。
もう少しトマトが煮くずれたほうがよかったのかもしれないが、味はまずます。ニンニクもしっかり効いている。ん~、パスタにかけてもイケそうだ。

今日も新鮮な夏野菜よ、ありがとう!
ごちそうさまでした。
おっと、後でとうもろこしを茹でてみよう。


で、茹でたのがこれ。冷めるのが待てずガブリ! うまかったぁ。


うまいはずだ、すっかり夏のような鮮やかな青空。「南関東だけ梅雨明け」宣言してもいいんじゃない?

真っ赤に燃~える~

2010-07-14 21:43:50 | 自分四季報


ピーマン、きゅうり、枝豆、とうもろこし、そしてトマト。
妻の実家へ出掛けて、もらってきた夏野菜である。
妻が頭からタオルを被って(笑)、チョッキンチョッキン採った。
どれも色が鮮やかで、艶やかで、実に美しい。
トマトを、その場でガブリとやった。昔の青いやつとは違い、真っ赤な完熟に近いトマトだ。
小さな実りはみずみずしく甘く、たしかに陽射しと大地の味がした。
梅雨明けのような空と眩しい太陽とは裏腹に、各地で発生している水害が心配だ。


ジュルジュルが口からアゴを伝い、地面に滴り落ちていった!


義姉はさすがに本職、全身完全防備である。

赤いトマトを食っておいたんだけど…
ただ、鹿嶋サポーターの「おかえり」というダンマクが出たそうで。この目で見たかった。見たら、ゼッタイ泣いたはず。