湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

事業仕分け博物館

2010-07-06 18:31:07 | ぶらぶらミュージアム散歩


「廃止!」
どこまでも広く重厚な館内に、蓮舫さんの鋭い声が響き渡りそうだ。

この方と共に佐倉の街にある『国立歴史民族博物館』を訪れた。
今回のプチ旅は「ぶらぶら美術博物館」勝手に地方編である(笑)。
実はろくに調べもせず入ったのだが、しょっぱなから驚愕の連続である。これまでに見たことのないような広大なスペースなのに、それが狭いと感じてしまうほどの展示物数に圧倒される(ただしその多くはレプリカ)。
さすが国立! と思う一方で、あきれかえる(笑)。
原始・古代から現代まで日本の歴史を時系列で見ていくことができるのだが、とにかく展示物が多くて一つ一つ見ていたら1週間ぐらいかかるボリュームなのだ。当然僕たちは駆け足&ショートカットで進む。それでも、僕の大好きな「昭和」あたりに辿りついた時には、すでにグロッキー状態であった(笑)。


振り返ってみると、ジオラマの多さも気になる。どの時代にも、とにかく精巧かつ巨大なジオラマが次々と登場する。いったいいくらかかったのか。紹介文と共に、ぜひ制作費用を掲示してもらいたい。そうすれば、より価値が高まり、スルーせずにありがたく見ることができるだろう(笑)。
そんなジオラマも現代に近づくにつれ姿を潜め、今度は原寸大の家屋などが登場してくる。そして、大トリを飾るのが、なぜかゴジラだ。これは、着ぐるみの原寸大(笑)。
ゴジラの叫びと炎で、「廃止」の声を掻き消してしまおうというのか。
内容よりも、そのぜいたくさに驚かれるとんでもない事業という意味では、間違いなく一見の価値がある。