湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

西南西へ進路をとった

2010-02-03 19:54:55 | あんな話こんな話家族編


家族で出掛けているところを見られたら恥ずかしい。
もちろん、見られるのが知り合いだろうが、そうではなかろうが関係ない。そんな息子の気持ちもよくわかる。だから、無理矢理引っ張り出すのも可哀想だとは思うのだ。
でも、今日は無理矢理引っ張りだした(笑)。平日に全員がオフだったので。
おっと、毎日がオフの僕はともかく、息子は一般試験の10日前だった!
じゃあ、ヒョイと行って気分転換にリラックスできる足湯にでも。というわけで、先々週に夫婦で行って癒された湯河原の『独歩の湯』へ。
梅の季節になったので今日は人出もあり、残念ながら貸し切りとはいかなかった。それでも、四人で9つの足湯をあちこち移動しながらのんびりした。気温は低かったが、足が芯から温まったので寒さを感じない。森林浴もできて300円は、かなりお得だ。
家からは1時間足らずだが、西湘やビーチラインを走っただけで出掛けた感もあり、楽しい一日になった。心までぽっかぽかになったしね。
夕飯時、恵方巻きにかぶりつこうと恵方を確認したら、今年は西南西。おぉ、知らないうちに今日は恵方に向かってドライブしたのだった。
福は家(ウチ)にある。



コトの真相

2010-02-03 01:14:45 | 湘南ライナーで読む


当選確実!
ウォー!ヤッター!おめでとう!ワー!
選挙事務所が歓喜に包まれる。
津川がかけた電話の向こうにいる浩介に届くように、僕たちは「か・し・む・ら」コールを繰り返した。

「カーット!」
「お疲れした~」
ボランティアのエキストラとして参加させてもらったWOWOWのドラマW『18番ホール
』が2日午後11時過ぎにクランクアップした。

狭い選挙事務所の中、そのクランクアップの瞬間を僕も一緒に迎えるという幸運に恵まれた。一人一人俳優さんの名前が呼ばれ花束贈呈、そして拍手のアレだ。しかも、その俳優さんたちのすぐ後ろというポジション。ほんのちょっとしか参加していないのに、なんだか一緒にモノづくりをしてきたような錯覚に陥った(笑)。

僕たちが大喜びしているころ、村長候補のかしむら浩介は、高畑村北城山地区の山道を疾走していた。そして…

今日は午後4時の集合時間から出番まで待つこと4時間!
その間にスタッフから僕のクルマを「選挙カーの隣(選挙事務所脇)につけていただけませんか」と頼まれ、その中で待つ。待ちながら読んだのが、『真相』(横山秀夫著 双葉文庫 600円+税)だ。ドラマの原作『18番ホール』は、ここに収められている。
クルマの後ろから俳優さんたちによる演技の大きな声が響いている。
おぉ、いまこのシーンだな。あっ、このセリフはほとんど同じじゃん…などと、妙なライブ感覚で楽しませてもらい一人ニヤニヤ。待つことがまったく苦ではなかった。

当選確実の知らせを受けた選挙事務所。僕たちは、思い切り喜び、握手し、叫び、拳を高く突き上げた。演技とはえ、こんなに大はしゃぎしたのはあの時以来だ(笑)。
しかし、とんでもなく重々しい結末を読んだばかりだったので、なんとなく心から喜ぶことができなかったのである。


クランクアップしたので大丈夫ですよね。もう全部はずされているし。