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そのきのこ、本当に食べられますか?講演会に行ってきました!

2017-10-11 15:39:25 | 日記
平成29年10月10日(火)14:00~16:00
石川県庁舎 11階 1102会議室

食の安全・安心の確保に関する講演会に行ってきました。

テーマは「きのこによる食中毒の予防~特徴と見分け方~」

開会挨拶 石川県健康福祉部次長兼食品安全対策室長 片岡氏
     ※情報を共有したうえで、皆(行政、企業、消費者)で考えることが必要


講演
 ①「きのこによる食中毒の発生状況」
   講師 石川県健康福祉部薬事衛生課 技師 浜道啓太さん



 食中毒は全国で1032件、患者18457人
     石川県 13件、患者 226人


 年々減少しているが下げ止まっている。
 原因別  第1位 カンピロバクター 26%、第2位 ノロウィルス 22%、第3位 アニサキス
      第4位 植物性自然毒(72件うち42件がきのこ)
  ※石川県では、のろうぃるす、かんぴろばくたー、きのこの順

 食中毒の発生 
   ①発生しない月はない・・・いつでも発生
   ②冬場 患者数が多い(ノロウィルスが原因)
   ③10月に多い きのこが原因
   ④ほとんどが家庭で起きている

 きのこによる食中毒  ①ツキヨダケ  ②クサウラベニタケ  ③テングダケ

 食べられるきのこと毒のきのこ、似ているきのこがある。
 食用と確実に判断できない場合は  「とらない 食べない 人にあげない」

     

 ②「きのこの特徴と見分け方」
   講師 石川県農林総合研究センター 専門研究員 八島武志さん



 5000種以上もあるが、700~1500種類に名前がついている。図鑑に載っているものは200~300種類)
  ※同じきのこでも、時間がたつと色も形もかわってしまう!
  ※同じ場所でも違うきのこがある
  ※方言と図鑑の中江が違う・・・異なるきのこを同じ名前で呼ぶことも
  ※図鑑で確かめることは大事だが、図鑑の写真は一番よいときの状態のため、実物とは違っている

 
 間違ったきのこに関する言い伝え・・・全て違いますよ!
  ・縦に避けるきのこは食べられる
  ・色の鮮やかなきのこは毒。地味な色のは食べられる
  ・塩漬けすれば毒はなくなる
  ・ナスと一緒に煮ると毒はなくなる
  ・においが良ければ食べられ、悪いと毒
  ・ナメクジや虫ににくわれているきのこは食べられる


 きのこ中毒をなくすために
  ①食べられるきのこの特徴をよく覚える
  ②きのこを取る前に、どんな環境に生えているか確認
  ③毒きのこが混じっていないか、一本一本確かめる(かごをお勧め!新聞紙で仕切り分けておくと良い)
  ④全体を丁寧にとる
  ⑤自信のないきのこ、名前のわからないきのこは食べない
  ⑥売る時は、図鑑の名前も併記する
  ⑦カビがはえたもの、腐っているものは食べない
  ⑧要注意のキノコはとらない、売らない
  ⑨絵合わせだけでなく、きのこの特徴(つば、つぼの有無)を必ず調べる
  ⑩専門家に確認する

 きのこは生で食べてはいけません・・・火を通して食べてください
 野生のきのこを売る場合、毒だしや調理法などを添え書きすることをお勧めします!  


意見交換

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きのこの季節!質問が沢山出た。
昔、両親が山でとってきたきのこを塩漬けし、冬に煮炊きして食べていた。
とてもおいしかったのを覚えている。
どうやって学んだのか、おなかをこわしたことはなかったが
今日の講演を聞き、改めて間違った言い伝えが多いことに驚いた。

「スギヒラタケ」は、近年内閣府食品安全委員会では、食べないように注意喚起している!
情報は変化していくもの!

最新の情報を得て判断するようにしないとだめなのだ!

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