西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

予想はしてたが。

2011-05-10 15:07:53 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

やっぱり私の立場からは、全く期待できそうもないですな。。。
というのが、「西宮市独自の事業仕分け」とやらに対する
現時点での私の感想です。
以下、先週末に配布された資料を基に。

20110510_1

国の事業仕分けが、ここに書かれているように、
「財源捻出を直接目的として、廃止や経費節減ありきの議論をする」
ものであったか?という点については、色々と議論のあるところです。
仕分け人の中にも、そういう考えの方もいらっしゃれば、
それとは異なる考え方の方もいらっしゃったわけで。
それを、行政文書の中で、こう言いきってしまうという感覚って、
どうなんやろう???と、まずは思いつつ。

と、その点は、おきまして。
もっと引っかかるのが、「事業の改善につなげる」ことを
「西宮版事業仕分け」とやらの特徴と言い切っている部分です。
「事業仕分け」を最初にやり始め、ここまで広げた立役者である、
構想日本の著書に示されている事業仕分けの定義が↓こちら↓。

『現在、国や地方自治体が行っている行政サービスのそもそもの必要性や
 実施主体(国、県、市など)について、予算書の項目ごとに議論し、
 「不要」・「民間」・「市町村」・「都道府県」・「国」と分けていく作業。
 官か民か、国か地方かの前に事業の要否について議論すること、
 そして、「外部の者」が参加し「公開の場」で議論することが、
 これまでにない特色 (「入門 行政の事業仕分け」より抜粋)』

私も「財源捻出を直接目的として、廃止や経費節減ありきの議論をする」
ことが、望ましいことだとは思いません。
しかしながら、
事業仕分けという以上、「事業の要否について議論すること」
が前提となってくるのは当然であるわけで。
それがないなら、あまり、やっても意味ないよな~、と思うのですよ。
本題とは関係ありませんが、「ザ・チェック!西宮」という
ネーミングのセンスにも、正直、かなり違和感を覚えます。

選定対象となっている事業も、
市民の施策に対する期待度と満足度の差が大きいものに
絞っているそうなんですよね。
事業の改善を前提としているからこそ、そうなるのでしょう。
でもね、どうせなら、期待度も低く、満足度も低い施策を拾ってきて、
その施策自体の必要性について問うこともやるべきだと、
わたしゃ、思うのですよ。
そこらへん、どないでしょ???

「西宮独自の」というところに、妙にこだわる西宮市ですが。
事業仕分けについては、対象となる事業の選択方法・
評価結果の施策への具体的な反映方法等、重要な部分で、
進んだ手法を取り入れている自治体がたくさんあります。
どうせこだわるなら、どうでもいいような部分ではなく、
こうした実効性の部分にこそ、こだわってほしいもんだと
思うのですよ。

というわけで、今日は、このへんで。
それでは失礼いたします。


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