昨日、家に帰って新聞を読んでいると、
実にタイムリーな記事が掲載されていたので、↓そのままアップ↓。
(クリックで拡大します。下は上の本文の続きです。)
↑昨日付け・日本経済新聞・夕刊より↑。
「豪華な外観 足りぬ医師」
「地方の自治体病院『ハコモノ』先行」
「甘い見通し、ツケは納税者に」
など、刺激的な見出しが躍り、本文記事の最後は
「自治体病院の場合、赤字経営のツケを払うのは病院ではなくて
納税者の住民だ。自治体だけでなく医療を受ける側の住民も、
必要な医療とそれにかかるコストについて
考えていく必要がありそうだ。」
と締められています。
もちろん、自治体(議会も含めて)こそが、最大限の責任感を持って、
この問題に取り組むことを前提とした上で、おっしゃるとおり、と思います。
ところで。
この記事だけを見ると、医師が集まりにくいのは
地方の自治体病院だけの話であるように感じる向きも
いらっしゃるかもしれません。
ところが、そうではありません。
もちろん地域による格差はありますが、地域だけの問題ではなく
全国的に公立病院では、医師不足に悩む傾向が強まっています。
2004年に始まった新医師臨床研修制度に伴い、医局の力が弱まる中、
○給与面等、待遇が悪く、
○医師としてのキャリアの研鑽にもつながらないうえ、
○過酷な勤務を余儀なくされる可能性が高い
と言ったところが、その主な理由だとか。
当然、西宮市も、この問題の例外ではありえません。
これは「産科が閉鎖されたまま!」という現状からも、
容易にご理解いただける話かと思います。
しみじみと、西宮市立中央病院の話については、長い将来のことを考え、
責任ある姿勢で、取り組まねばならないと思うのです。