西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

お陰様で一般質問、無事、完了しました。まずはケースワーカーの負担軽減についての質疑からご報告を始めます!

2022-12-09 12:46:46 | すべての人にやさしいまちを実現するために

お陰様で昨日、無事、今任期最後の一般質問を得ることができました。
傍聴に足をお運び頂いた皆様、インターネット中継等でご視聴いただいた皆様、気にかけてくださっていた方々、全ての皆様に心から御礼申し上げます!

さて、というわけで早速、今日からはそのご報告をば。
それでは、どうぞ!

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今後の福祉行政についての一点目、生活保護を担当するケースワーカーの負担軽減についてです。
資料①に、本市における生活保護・被保護世帯の現状をまとめました。
ご覧ください。
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令和4年9月時点における本市の生活保護・被保護世帯数は6,029世帯。
内訳は
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●男女とも65歳以上の者のみか、これに18歳未満の者が加わった高齢者世帯数が2,876世帯(47.7%)
●配偶者がいない65歳未満の女子と18歳未満の子で構成される母子世帯数が376世帯(6.2%)
●高齢者世帯・母子世帯以外で世帯主が障害を持つ障碍者世帯が768世帯(12.7%)
●高齢者世帯・母子世帯・障碍者世帯以外で、世帯主が傷病等のため働けない傷病者世帯が897世帯(14.9%)
●上記何れの状況にも当てはまらない、その他世帯が1,059世帯(17.6%)
●就労により所得が基準額を超えた等の理由により、支給対象から外れた停止中が53世帯(0.9%)
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となっています。
半数近くが高齢者世帯ですが、それ以外にも様々な世帯の形があることがお分かりいただけると思います。

ケースワーカーは、こうした多様な事情や問題を抱える世帯に対応しなければなりません。
一方で、社会福祉法に定められた80世帯に一人のケースワーカー配置という基準に対して、本市では120世帯に一人のケースワーカーしか配置されていません。
市は危機感を持って、ケースワーカーの負担軽減に取り組むべきです。

ケースワーカーの負担軽減のために本来、取るべき対応が担当者の増強であることは言うまでもありません。
一方で、厳しい財政状況や条例に定められた人員数の制約がある中、担当職員の増員が容易でない以上、運用の改善も欠かせません。
例えば、本市では市内を複数の地域に分け、地域ごとにケースワーカーが担当する世帯を決めています。
そのため、ケースワーカーは高齢者のみの世帯や母子家庭・就労可能な人を含む世帯など、求められる対応も知識も大きく異なる、様々な世帯を数多く担当します。
しかしながら
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●安否確認が重要な目的の一つとなることの多い高齢者世帯
●広範な支援策の理解・対応や、多岐にわたる支援が必要となる場面が多い母子世帯
●就労支援に対する取組の強化が求められることの多い、その他世帯
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等、世帯の状況によって、求められる対応は大きく異なります。
こうした点を考えるなら、一律に地区で分けて担当を受け持つのではなく、担当世帯を高齢者、母子家庭、就労可能等、世帯の類型で分けることも考えられます。
あるいは訪問を担当するケースワーカーと電算処理を担当する職員を分け、それぞれが限定された自身の職務に専念できるようにするといった対応もあるはずです。
市は先進的な取組を行っている他自治体を参考に、具体的な負担軽減策に取り組むべきです。
それでは以上の内容を踏まえて、質問します。
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世の中的には不正受給が問題として取り上げられることも多い、生活保護制度。
が、その背景には
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●そもそも、その業務を現場で担うケースワーカーの人数が少なすぎる
→それもあって業務負荷が重すぎる…
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といった問題もあるんですよね。
ここ、しっかり是正していくべき部分だと思います。

という前段を踏まえての具体的な質疑内容については次回以降ご報告します。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。

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市内の感染状況@西宮市HP

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 ↓
記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
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