新・ボヤッキーでトンズラーな日記

そこいら辺にいる普通のオッサンです。日々気にくわない事や腹が立ったことをつぶやいています。

盛り上がらなかった宮崎県知事選

2010-12-27 00:47:28 | 政治経済

さて、ハンパハゲ知事が一期で宮崎から「逃げる」事を宣言した事もあって、急遽「本命無し」で行われた宮崎県知事選。

予想通り、選挙戦は全く盛り上がらず、それどころか誰が候補者として出ているのかを把握していない人もゴロゴロ!

一応、西都市の苺業者やってた兄ちゃんと、共産党員、キャリアで宮崎に来ていてそのまま副知事になった官僚組、そして、かつての黒木政権時代に多少“ブイブイ”いわせていた中馬ってジイサンの4人でしたが、結果は元副知事やっていた河野俊氏が開票からわずか数分で当確が出ました。

まあ、自民党や民主党、公明党やJAの支持まで受ければ、当選はほぼ間違いありませんわなあ。

中馬氏がもう少し早く出馬表明をしていれば、又結果も違ったのでしょうけど、全ては後の祭り。

 

とは言え、河野氏の路線は「東国原知事の政策の継承」。

それに反発する勢力が多いのも事実。

特に拒否反応を示していたのは、建設業界。

東国原知事が推奨しまくった「クリーンな入札」のおかげで、大手建設会社が「かなり無茶な落札」をしてくれたおかげで、地元の土建屋は仕事が全く取れなくなり、倒産しまくりましたから。

ところで、社会人などでもいまだに

談合=悪

と、思っている人がいるみたいですね。

昨日の「たかじんのそこまで言って委員会」でも田母神氏が、防衛省の「談合疑惑」について「あれは決して“悪”ではない」と仰ってましたけど、確かに談合によって不当な利益を得ようとする事は言語道断ですが、

「お互いに潰し合わないよう、納入する“商品の品質”を下げないよう、ある程度の所で手打ちをする」

って意味での「談合」ってのは、昔からある話。

又、市町村の“談合”などは、主に地元の業者を優先する為に行われている事が多く、実際、私も神奈川県の某市の入札に出向いた際、役所の人間から

「地元企業を優先するので、貴方達は参加しても絶対に選ばれないよ。それでも良いのならば入札に参加してもらっても構いません」

とキッパリと言われた事があります。

でも、それを聞いて私らも「まあ、それが普通だよな」と、納得したものでした。

 

決して談合=悪ではないんです!

 

しかし!

東国原知事は全ての“談合”を「悪」と決めつけ、結果、地元業者が仕事を取れなくなってしまい、多くの人達が路頭に迷ってしまいました。

こういう部分を取ると、東国原知事の政策は、「理想論ばかりを唱えて現実を見据えていない」と言え、そういう点では、むしろ民主党に近かったと言えます。

う~む、こうやって冷静に分析してみると良く判るなあ。

又、宮崎の知名度を上げた事には感謝しますが、結局「その先の戦略」に欠け、それを指摘されると逃げるか逆ギレし、後半は殆ど「自分の名を売る」事だけに血道を上げていましたね。

だから県民も「ああ、コイツはもう県知事続ける気はないんだな」と悟ってましたが。

「宮崎をどげんかせんといかん」

が聞いて呆れますが。

ちなみに宮崎では「どげん」ではなくて「どんげ」の方が主流なんですけどね。

だから、知事の「どげんかせんといかん」を聞く度に、私や私の周りの人達は「違和感あるよなあ」と言っていたものでした。

 

まあしかし、知事が普通のキャリア上がりになってしまったので、これで宮崎は

“地味な県”に逆戻り

した、と言えますね。

 

しかし東国原知事が出て行くのは別に構わないのですけど、大森うたえもんや、東国原知事が東京から呼んできた芸人達は、今後どうするんでしょうねえ。

特に芸人の人達は「知事が就任当初は仕事もあったけど、今じゃ全然仕事が無くて困っている」って言ってましたから。

まさか自分で呼んでおいて、無視って事は・・・微妙かなあ。

ま、この人は「昔から、あんまり面倒見が良くない」って、あるルートで聞いてはいましたけど。

だから一番弟子なのに、「たけし軍団」の連中からは“無視”されていたとか。

 

ああ、後「そのまんまラーメン」も、今じゃどうなっているのやら。

店舗移転してから一回もいった事が無いので、どこにあるかすら知りませんが。

 

 

あ!

それと、東国原知事絡みでは重大な問題が発生してたんだった!

それは、「知事のイラスト」を今後どうするか、って事!

 

皆調子に乗って、東国原知事の顔やデフォルメキャラのイラストを、焼酎やら地鶏やら、ノボリやら店舗の壁にやらと、やたらと使いまくってましたからねえ。

まあ、あれだけ「宮崎の再生」を選挙中や就任直後に“熱く”語っていた東国原が、まさか「1期で逃げ出す」なんて、当時誰も予想してませんでしたからねえ。

 

なんか微妙に「詐欺に遭った」気分がしているのは、おそらく、私だけではないでしょう。