一昨日九十九からようやくメールが来ました。
「問題の電源を交換するけど、その前に着払いで送り返してください」だそうです。
う~む、先に製品を送ってはくれんのか…まあ、最近はそうやってもらっておいて、“修理品”を送り返しもせず追加の代金も払わない輩がいるそうなので、仕方ないと言えば仕方ないか。
初売りの時、“地元”のパーツショップで予備の電源でも買っておこうかなぁ。
金絡みと言えば、ウチの方も、結局
年内に売掛金を払ってくれない取引先が何軒かありました。
そのウチの一人は私の同級生ですがな(--;)。
コイツは昔っからその場限りの調子の良いことばっかり言って、約束守らないいい加減なヤツだったんですが、さすがに
人の子の親ともなっていれば性格もマトモになっているだろう、と信用した私が甘かったようです。
「三つ子の魂百まで」と言いますが、こういう性格ってのは大人になってもなかなか治らないものなんですなぁ。
それはさておき、さて本題。
色々な人達のブログとかを見てみると
「タレント知事が誕生したら宮崎は恥ずかしい!」とか、
「そのまんまが知事になったら宮崎県民の良識を疑う」と言った内容が殆どです。
確かにそれが普通の意見だと私も思いますし、実際
芸能人が知事になって成功した例はあまりありません。
なのに私は
そのまんま東氏が当選する可能性は低くない、と言っている。
なぜか?
その答えは
対抗馬に魅力がないから
もっとハッキリ言ってしまえば
立候補者の誰を選んでもパッとしない!って事です。
ですから、
無党派票がそのまんま東氏に流れ込む可能性も十分にあるので、当選する可能性が低くはない、っと。
(だからといって“高い”とも言えないのが微妙なのですが)
これに関しては他県では判りづらい、
宮崎県が抱えている事情ってのがあるので、もう少し細かく説明してみましょう。
まず、今回の宮崎知事選には4人が立候補しています。
その内、共産党の
津島忠勝氏はまず
論外なので、実質三人で争う事となります。
その三人とは、
そのまんま東氏、
持永哲志氏、
川村秀三郎氏。
その中で、まずは
持永哲志氏。
持永氏は宮崎県南部にある都城市を基盤とした政治家で、旧通産省入りした後、父親の
持永和見氏の実質的後継者として2003年に衆議院議員選挙に出馬した
バリバリの二世議員。
しかし、彼が跡を継ぐ頃にはかつての父親の
“威厳”はかなり廃れており、結果は
落選。
ちなみに、この時同選挙区から当選したのが、後に
郵政造反議員と呼ばれるようになる
古川禎久氏。
(この人に関してもちょっとした“エピソード”を知っているのですが、それは又後日)
その後、
「郵政民営化を問う」と行われた2005年の衆議院議員選挙にて自民党が送り込んだ
「刺客」として出馬するも、またも落選。
ま、正直言うと、県民の多くからは
持永氏では刺客にならんだろうと当時散々言われてましたが…(^^;)
つまり、
パパの跡を継いではみたけど、いまだかつて選挙に勝った事が無いボンボン政治家と言う印象を持たれているわけです。
この事実は今回の知事選においても、正直かなり
マイナスイメージと言えます。
しかも、今回の知事選においても、自民党宮崎県連や農協団体等の県内経済団体の多くは当初林野庁長官だった川村氏を推すつもりだったけど、川村氏がいつまで経っても返事をしないので、
“替わりに”持永氏を担ぎ出して
“お墨付き”を与えた、と言う経緯が。
こんな経緯なので、県民も
今ひとつ持永氏には期待が出来ないんですよねぇ。
だって、
“負け続け”の政治家が知事になって嬉しいと思いますか?
ところが、そうやってようやく決まった自民党公認知事候補だったのに、いざ
“お墨付き”を与えた途端、
それまで返事を渋っていた川村氏が立候補を表明。
これには皆
ビックリ状態!
そのせいで、県連も内部分裂を起こしかけているとかいないとか。
まあ、宮崎の自民党県連は
郵政民営化問題の時に内部分裂しちゃっているので、今更って感じですが(^^;)。
次に上記で話題の
川村秀三郎氏。
とは言え、私を含めて県民の多くは
「誰?それ?」状態でしょう。
経歴も
Wikipediaで調べないと知らないくらいです。
宮崎県綾町出身って事で綾町方面の地元有力者や組織が推していたらしいのですが、実はこれにはもう少し
深い理由があったりします。
今回先に出馬表明をしていたそのまんま東氏も持永氏も共に
都城市出身。
二人とも、宮崎で言う
県南地区の出身者です。
と言う事は、
この二人のどちらが通っても県南地区から確実に知事が出る事になるので、県南地区が(゜д゜)ウマー 状態になる!
そんな事は県央・県北地区としては阻止しなくてはいけない!
だから
何が何でも川村氏に当選してもらって、その(゜д゜)ウマー を県央・県北地区に持ってこなくてはいけない!
……って事らしいです。
つまり川村氏を推している連中は
「俺らのトコから知事が出れば“仕事”も沢山出る、予算も沢山もらえる」と思っているわけですな。
結局、
彼らの意識は今までとな~んも変わってない、って事。
ま、上記の思惑云々を抜きにしても、川村氏の場合
「林野庁→知事」って流れは余り歓迎されないだろう、と個人的には思っています。
だって、そのパターンはかつて
「長期政権で悪政を敷いた」松形氏を彷彿とさせるからです。
私も本気で松形氏が嫌いでした。
ええ、そりゃあもう、
面と向かって会ったらド突いてやりたいくらい嫌いでした(--;)。
この
“嫌悪感”は他県の人には判りづらいでしょうけど…。
そんなわけで、
川村氏が当選する確率は決して高くはない、と言うわけです。
そのまんま東氏に関してはあまり言う事ありませんね。
ただ、
「談合は必要悪だ」みたいに取られる発言さえしなきゃ結構良いところまでいったのかもしれなかったのに…。
この発言は今の宮崎県の状況では非常にマズかったですね。
嘘でも良いから
「談合はいけない」って言っておけば県民の印象も良かったのでしょうが、この辺の
回りの空気が読めない所は氏の芸風と同じですなぁ(--;)。
こういった部分は結構
致命的な失敗に繋がる事が多いので、それを考えるとやはり知事みたいな職には向いていないのかも。
それに発言内容が若干
“左向き”なのも、ちょっと個人的には気になる部分です。
ただ、そのまんま東氏が
「しがらみが全くない」のが今回は有利に働くのもまた事実。
この辺も他県の人には判りづらいのですが、とにかく一般有権者は一部の連中だけが肥え太っていた
松形政権の轍だけは絶対に踏んでもらいたくないんです。
もっと
県の発展の為、ひいては県民の生活レベル向上の為に尽くしてくれる人を待ち望んでいるんです。
(自分でアクションを起こさずに“待っている”って部分が如何にも宮崎県人らしい所ですが…)
しかしそうやって考えていくと、今回の知事選、
(余りにも低レベルな争いすぎて)誰に入れればよいのか有権者の方もかえって悩んでしまいます。
ま、後一ヶ月近くあるから、正月過ぎてからゆっくりと考える事にしますか。