子供の頃、「巨人の星」の養成ギプスを見て、エキスパンダーでマネをした結果、バネとバネの間に皮膚を挟んでもの凄く痛かった。そして、それで「あんな事はマンガでしか出来ないんだな」と、子供心に悟った。
子供の頃、「仮面ライダー」を見て、高いところから飛び降りてちょっとした怪我をした。しかし、その事で「これ以上の高さから飛び降りるのは危険」と言う事を悟った。
子供の頃、「ゲッターロボ」や「宇宙戦艦ヤマト」の最終回を見て、ムサシや沖田艦長の死に涙した。
子供の頃、「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」を見て、平和を守るには戦う事も必要だ、と何となく感じていた。
子供の頃、「タイガーマスク」や「レインボーマン」を見て、誰にも自分の正体を明かさずに、自分の信じた正義を貫く生き方をしていた主人公に憧れた。
子供の頃、スポーツマンガやアニメを見て、単純にそのスポーツに憧れた。
子供の頃、怪獣を倒す科学特捜隊やウルトラ警備隊、MATに入りたかった。
子供の頃、「コンバット」に出てくる戦車や戦闘機が「格好良い!」と思った。
子供の頃、素直にマジンガーZやゲッターロボに乗りたかった。
・・・・・・等々、数え上げればキリがありませんが、私らが子供の頃はこの様に内容が非常に多種多様なモノが出版され、放送されていました。
で、それを見て育った私ら世代の多くは、それに影響されて暴力的ですか?
女性や“弱い人”を襲うような卑劣漢に育ってますか?
人として“真っ当”に育ってませんか?
社会人として不適合ですか?
答えは「否」!
いやまあ、多少は“問題”が無いとは言いませんけど(^^;)、少なくとも、石原慎太郎達が叫び回るような「悪影響を受けまくった故に出来た“欠陥品”」ではありませんよ!
そんな“欠陥品”だらけだったら、今頃日本は崩壊しとるわ!
つ~かさあ、そうやって“レッテル”貼ってる事自体、“昔の子供”である私達だけでなく、“今の子供”にも失礼だと思うんですよね。
だって石原慎太郎達は
「子供ってのは所詮、善悪の判断も出来ない愚か者」
って、遠回しにバカにしてるんですから。
今の子供達よ!
君達は、“棺桶に両足突っ込んだ”老人に、ここまで“バカ”にされて平気なのか?
「自分達をどこまでバカにするんだ!」と、もっと怒るべきじゃないのか?
・・・まあ、ここでどんなに訴えても、子供が見ている可能性は皆無なので、虚しいだけって気もしますが(^^;)
それでも、とにかく東京都がやろうとしている青少年健全育成条例改正案は、子供達を“情報盲”にするだけ!
それに、
どう見ても憲法違反だろ、この条例は!
確かに自由を名目にして「何でもやっても良い」と言うワケではありませんが、今回の改正案はどう見ても、表現や言論の自由を奪い、逆に一部の連中による情報規制を容認し、違反者に対して“弾圧”を加える事を“許可”しているとしか思えません!
一応、アチコチからの抗議が殺到した為、付帯文を追加した様ですが・・・
漫画規制、都条例成立へ…慎重運用を付帯決議
子どものキャラクターによる露骨な性行為を描いた漫画やアニメの販売・レンタルを規制する東京都青少年健全育成条例の改正案について、都議会の民主、自民、公明の3会派は10日、「慎重な運用を求める」などの付帯決議を付けた上で賛成する方針を固めた。
15日の都議会本会議で改正案は成立する。
今回の改正案では、強姦(ごうかん)など刑罰法規に触れる過激な性行為を描いた漫画を成人コーナーに置くことなどを求めているが、出版業界や漫画家らは「条文が不明確で、執筆活動が萎縮する」などと反発している。
こうした懸念に対し、自民、公明が、作品の芸術性や社会性などをくみ取り、慎重に条例を運用するよう求める内容の付帯決議を民主に提案。最大会派の民主も、不健全図書を指定する審議会が検討時間を十分に確保する条件を付帯決議案に盛り込んだ。
・・・・・・さて皆さん、ここでちょっと思い出していただきたい事が。
朝鮮学校無償化に関して、当初から導入に前向きだった民主党政権に対し、
「日本人を拉致するような国の学校に、日本の税金を提供するとは何事だ!」
と、日本国中から非難が出た為、急遽、文科省が「検討委員会」なるモノを設置しましたが、その委員会は・・・
メンバーは全員非公開、どんなテーマで話し合ったのかも非公開、いつ、どこで行われたのかも非公開、それどころか議事録すら存在せず、しかも日程からして“開かれた”のは一回だけか、せいぜい数回の可能性が大!
と言う、全てが国民には秘密裏に“開かれ”、その委員会が「朝鮮学校無償化は問題無し」と言う“結論”を出した為、民主党は朝鮮学校無償化にゴーサインを出しました。
あまりにも情報を公開しない為、「本当にそんな委員会が開かれたのか?」との疑惑を持たれ、自民党などが民主党にこの件に関しての情報公開を求めていますが、民主党はいまだに応じません。
「応じない」って事は、「後ろめたい事がある」と自分達で告白してるようなもんですけどね。
( ゜д゜)、ペッ
そして、“これと同じ事”が東京都の「審議会」で起こらない、と誰が断言出来ます?
つ~か、誰が考えても、上記の“委員会”と同じ事になるのは目に見えてますがな!
石原慎太郎の正体見たり!って所でしょうか。
このオッサンも、菅直人達みたいに「とにかく歴史に名を残したい」みたいで、ここ数年はその事ばかりに血道を上げています。
結果、都の財政が大赤字になってしまったワケですが、今度の改正案はそれに拍車を掛ける可能性の方が高いって事にいい加減気づけよ!
このボケジジイが!
( ゜д゜)、ペッ
そして「慎重な運用を求める」という一文を付けてしまう事で、むしろかえって危険性が増した、と思うのは私だけでしょうか?
この一文ですら全てが曖昧模糊としてますし、更に“求める”と言う表現はいわば努力目標みたいなものですから、守らなくても何の問題も発生しません。
いやむしろ、全てにおいて「『慎重な運用を求める』とあったので慎重に検討した結果、弾圧する事にしました」と、いわば弾圧を容認する為の“免罪符”として使われてしまう事の方が多くなるのではないでしょうか?
東京都の自民党議員も民主党議員も、文章読解力が欠けまくってるんじゃねえか?
それとも、日本語が理解出来ないのか?したくないのか?
しかも、出版業界やアニメ業界への配慮や話し合いは全く無いまま、15日に可決する予定って・・・どこの独裁国家だよ!
(" ̄д ̄)けっ!
抗議のメールとかを送ったりはしてますけど、前回は何とか阻止しましたが、果たして今度はひっくり返るかどうかは正直微妙ですねえ。
石原慎太郎がかなり意固地になってますから。
二階堂ドットコムに書かれていたように、やっぱり利権絡みでしょうかねえ。
でないと、あそこまで“強硬”な態度に出る理由が思いつきませんわい。
ま、今回の騒動での唯一の僥倖(ぎょうこう)は、石原慎太郎って人物の正体が暴かれた、って事だけでしょうかね。
コイツも所詮、保守のフリした売国奴だった、と。
( ゜д゜)、ペッ