今週もやたらとニュースがてんこ盛りですが、今回は「奈良放火殺人事件」についてちょっと一言。
最初、高校生が自宅に放火して母親と弟妹が亡くなった、ってニュースを聞いた時は「ま~た、イタイ子供の逆ギレか?」と思ったのですが、その後、少年が犯行に至った経緯について色々と判ってきました。
何でも高校に入ってからは学校が終わるとすぐに家に帰り、しかも父親が自分の書斎をICU(集中勉強室)と名付け、その集中勉強室で父親の監視の下、ずっと勉強させられていたんだとか。
友達から遊びに誘われてもそれを断らせ、家にいる限りひたすら勉強・勉強・又勉強。
しかも成績が悪いと父親に殴られ、母親が父親に告げ口したりもしてたとか。
こういう話を聞いていたら、私は犯人の少年と自分の過去が若干被ってしまいました。
私の両親も結構厳しい人達で、子供の頃は親に反抗する事すら出来ない位怖かったものです。
今思い出しても、あれは子供の為と言うより、両親なりの価値観と言うものがあり、その事からちょっとでも逸脱すると気に食わずに怒っていたような気がします。
ウチの父親は殴りこそはしませんでしたが、若い頃は柔道でかなり鳴らしただけあって体格も良く威圧感もあり、大声で怒鳴られると萎縮してしまう程でした。
母親も一言で言えばキツイ性格で、ちょっと私が失敗したり反抗したりするとすぐに父親に告げ口するし、女性特有のヒステリーを起こしながら説教したりするので、それを聞かされるのも拷問に近かったですね。
更に姉もいるのですが、彼女も私が怒られる時に庇ってくれる事は殆どないどころか、逆に両親と一緒になって私を怒る始末。
(まあ、今考えると、姉も両親が怖かったから自分にトバッチリが来ない様に同調してたんでしょう)
又、説教の仕方についても、今考えてもヒドイものでしたねぇ。
一度説教を始めたら、相手に対してそれこそ傷口に塩を塗るどころか、傷口を開いて奥の方にカラシをぶち込む位、とにかくトコトン追い詰めるんです。
それこそ、それ以上やったら精神のバランスが崩れておかしくなるんじゃないか?と思える位まで。
子供が泣こうがわめこうがお構いなしどころか、逆に反抗すると益々説教がエスカレート!
しかも家族全員からそれをやられるワケです。
これはやられた人にしか判りませんが、ホントにキツイ!
それだけやられると精神的にはボロボロで、心にものすごい孤独感と「自分はダメな人間なんだ」ってトラウマが出来るだけ。
高校生の時、あまりの仕打ちに耐えきれず一度だけ家出したのですが、さすがにそれからしばらくの間だけはちょっと“大人しく”なってくれましたが……本当にちょっとの間だけですけどね。
その後も人生の節目の度に、上記のような説教が繰り返されてきました。
我ながらよくぞ耐えたものだ、と感心してしまいます。
正直、包丁で刺し殺してやろうか、と思った事も何回かあります。
さすがに実行は出来ませんでしたが(^^;)。
又、友人の質についても文句言われたり、私が約束してきた事を勝手にキャンセルしたり、当日行かせないようにしたり、学校の先生に私の学校での行動をコッソリと聞いたり、と言う事もしてくれましたっけ。
それでかなり信用を無くしてしまったものでした。
いくら子供相手とはいえ、今考えても人格無視のヒドイ仕打ちだ……(--;)。
しかし今更ながらこうやって自分の過去を分析してみると、私が他人に簡単に心を開かなくなてしまったのも当然だったんですね。
だって、一番身近な家族すら信用出来ず、心を開いて話す事が出来なかったんですから…。
この辺が今回の少年と私がダブって見えるわけです。
ただ、私の場合は「いつか親元を出ていって自由になってやる」と言う一念だけで耐えていました。
この放火した少年の場合もひたすら耐えていたんでしょうが、一線を越えて心が挫けてしまったのでしょう。
いかなる理由があろうと人を殺すと言う行為は決して肯定も出来ませんし、やってはいけない事ではありますが、この少年の場合はもう少し回りの大人が本当に“大人”の対応をしてくれていたら防げたハズ。
でも今の社会、私でさえそういった対応の出来る“大人”なんて殆ど遭った事はありませんけどね。
むしろウチの親のようなヤツらばっかりだったなぁ…特に会社の上司なんてそんなヤツらのオンパレードでした。
その辺の話は又の機会にでも。
いやあ、その類の話をし始めるとものすご~く長くなるもので。
思い出してみると、私の半生って、つくづくロクなもんじゃなかったんだなぁ…。
あ、イカン。
軽くトラウマスイッチオン!しちゃったよ(--;)
最初、高校生が自宅に放火して母親と弟妹が亡くなった、ってニュースを聞いた時は「ま~た、イタイ子供の逆ギレか?」と思ったのですが、その後、少年が犯行に至った経緯について色々と判ってきました。
何でも高校に入ってからは学校が終わるとすぐに家に帰り、しかも父親が自分の書斎をICU(集中勉強室)と名付け、その集中勉強室で父親の監視の下、ずっと勉強させられていたんだとか。
友達から遊びに誘われてもそれを断らせ、家にいる限りひたすら勉強・勉強・又勉強。
しかも成績が悪いと父親に殴られ、母親が父親に告げ口したりもしてたとか。
こういう話を聞いていたら、私は犯人の少年と自分の過去が若干被ってしまいました。
私の両親も結構厳しい人達で、子供の頃は親に反抗する事すら出来ない位怖かったものです。
今思い出しても、あれは子供の為と言うより、両親なりの価値観と言うものがあり、その事からちょっとでも逸脱すると気に食わずに怒っていたような気がします。
ウチの父親は殴りこそはしませんでしたが、若い頃は柔道でかなり鳴らしただけあって体格も良く威圧感もあり、大声で怒鳴られると萎縮してしまう程でした。
母親も一言で言えばキツイ性格で、ちょっと私が失敗したり反抗したりするとすぐに父親に告げ口するし、女性特有のヒステリーを起こしながら説教したりするので、それを聞かされるのも拷問に近かったですね。
更に姉もいるのですが、彼女も私が怒られる時に庇ってくれる事は殆どないどころか、逆に両親と一緒になって私を怒る始末。
(まあ、今考えると、姉も両親が怖かったから自分にトバッチリが来ない様に同調してたんでしょう)
又、説教の仕方についても、今考えてもヒドイものでしたねぇ。
一度説教を始めたら、相手に対してそれこそ傷口に塩を塗るどころか、傷口を開いて奥の方にカラシをぶち込む位、とにかくトコトン追い詰めるんです。
それこそ、それ以上やったら精神のバランスが崩れておかしくなるんじゃないか?と思える位まで。
子供が泣こうがわめこうがお構いなしどころか、逆に反抗すると益々説教がエスカレート!
しかも家族全員からそれをやられるワケです。
これはやられた人にしか判りませんが、ホントにキツイ!
それだけやられると精神的にはボロボロで、心にものすごい孤独感と「自分はダメな人間なんだ」ってトラウマが出来るだけ。
高校生の時、あまりの仕打ちに耐えきれず一度だけ家出したのですが、さすがにそれからしばらくの間だけはちょっと“大人しく”なってくれましたが……本当にちょっとの間だけですけどね。
その後も人生の節目の度に、上記のような説教が繰り返されてきました。
我ながらよくぞ耐えたものだ、と感心してしまいます。
正直、包丁で刺し殺してやろうか、と思った事も何回かあります。
さすがに実行は出来ませんでしたが(^^;)。
又、友人の質についても文句言われたり、私が約束してきた事を勝手にキャンセルしたり、当日行かせないようにしたり、学校の先生に私の学校での行動をコッソリと聞いたり、と言う事もしてくれましたっけ。
それでかなり信用を無くしてしまったものでした。
いくら子供相手とはいえ、今考えても人格無視のヒドイ仕打ちだ……(--;)。
しかし今更ながらこうやって自分の過去を分析してみると、私が他人に簡単に心を開かなくなてしまったのも当然だったんですね。
だって、一番身近な家族すら信用出来ず、心を開いて話す事が出来なかったんですから…。
この辺が今回の少年と私がダブって見えるわけです。
ただ、私の場合は「いつか親元を出ていって自由になってやる」と言う一念だけで耐えていました。
この放火した少年の場合もひたすら耐えていたんでしょうが、一線を越えて心が挫けてしまったのでしょう。
いかなる理由があろうと人を殺すと言う行為は決して肯定も出来ませんし、やってはいけない事ではありますが、この少年の場合はもう少し回りの大人が本当に“大人”の対応をしてくれていたら防げたハズ。
でも今の社会、私でさえそういった対応の出来る“大人”なんて殆ど遭った事はありませんけどね。
むしろウチの親のようなヤツらばっかりだったなぁ…特に会社の上司なんてそんなヤツらのオンパレードでした。
その辺の話は又の機会にでも。
いやあ、その類の話をし始めるとものすご~く長くなるもので。
思い出してみると、私の半生って、つくづくロクなもんじゃなかったんだなぁ…。
あ、イカン。
軽くトラウマスイッチオン!しちゃったよ(--;)