あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 夏のシーカヤック教室+エビスビール・100年のコク実感サーバー

2014年08月17日 | 旅するシーカヤック
2014年8月17日(土) 朝起きて自分のブログを確認すると、総アクセス数(PV数)が90万を超えていた。
書くのは日本の片隅である芸予諸島でのシーカヤック旅が中心で、ほぼ週に1回しか更新せず、ブログランキングにエントリーしている訳でもなく、コメントもメールも一切受け付けないというクローズしたブログにも関わらず、最近では日々600~1,000アクセスをいただいている。

もし、サラリーマンカヤッカーのつたない文章で綴る私のブログを通じて、芸予諸島を中心とした旅するシーカヤック海外でのシーカヤック旅旅するDahon SpeedTR旅するYB125SP芸予諸島をあるくみるきく、などなどの楽しさを少しでも伝える事ができているならば、とても嬉しい事である。
心より感謝いたします。

以前記していた楽天ブログのアクセス数が約19万なので、トータルすると100万アクセスを超えている事にはなるのだが、せっかくだからgooブログ単独での100万アクセスに向けて、これからも毎週末の更新を続けていけるといいな。

***

また、
昨日エビスビールから、『100年のコク実感サーバー』が届いた。

これは、シールを必要な数だけ集めると必ずもらえるプレゼントである。


エビスビール好きな俺としては、どうしても欲しかったビールサーバー。

洗浄を終えて、実際にビールを入れてみると、きめ細かい泡がなんとも美味そうである!

缶から直接グラスに注いだビールとは、泡の状態が全然違う。 ビール表面を覆う泡が、なんともきめ細かいのだ。
飲み比べてみると、全く別もの。 これには驚いた!

『あー、旨い!』 これで、この夏の楽しみが一つ増えたな。

***

さて、
今日は悪天候で先週分がスキップとなってしまった、夏のシーカヤック教室の日。

この夏は、雨や強風、台風などの悪天候により、シーカヤック教室が予定通り開催できず、苦労している。
今日も天気予報は微妙で、朝から気が気ではない。

昼過ぎに現場に行ってみると、少し風はあるものの、幸い風向きが先週末より良く、波はほとんど立っていない状態。
担当の職員さんに、『この風向きなら、大丈夫そうですよ。 風が強くなったり危なくなったら早めに中止になるかもしれませんが、今日はやりましょう』

直前での判断となったので、職員さんに部員への連絡をお願いし、俺は一人でカヤックとパドルを運ぶ。
艇庫と海をなんども往復。
日が射し始めて汗が流れるが、子供達の笑顔のためなら苦にはならない。

準備完了!

***

今回は全部員が集合し、挨拶をして準備運動。
準備運動が終わると、いつもならそのまま船割りを決めて漕ぎ出すのだが、今日は少し趣向を変えてみた。
『ようし、みんなあっちの防波堤の方にちょっと歩いて行ってみよう』

防波堤の橋から海を眺め、『このシーカヤック教室の最後には、みんなであの島に渡るんだよ』 『うん』
『今日は少し風があるね。 風はどっちから吹いているかな? あの船の旗を見てごらん』
すると子供達は旗を見て、『あっち!』

『そうだね。 じゃあ、この前の海の波は大きい?、それとも小さい?』 『ちいさい!』
『そう。 風はあるけど、目の前の海の波は小さいよね。 それは、風が向こうから吹いているからこの防波堤が風よけになっているんだよ』
『ここでは、こっちの方向から風が吹いてくると、あの防波堤と防波堤の間を風が抜けてくるから波が高くなって、カヤックを漕ぐのが難しくなる。 シーカヤックをやるには、風向きをしっかり確認しないと駄目なんだよ』 『うん』

『ところでみんな、北はどっちか分かるかな? 自分が北だと思う方向を指差してみよう。 1、2、3、ハイ』
すると、テンデンバラバラの方向を指差す。
『じゃあ、確かめてみようか』
俺はiphoneを取り出し、コンパスモードにしてみんなに見せる。
『あっちが北だね。 シーカヤックで漕いで行く時には、自分がどっちに向かって漕いでいるか知っておく必要があるよ。 ここではどっちが北だか、よく覚えておこうね』

***

いつもとは違う座学でスタートしたシーカヤック教室。
船割りを決めて、パドルを配分したところ、1本足りない。 すると職員さんが、『ちょっと取ってきます』
しばらくすると、その職員さんと、少し大きい女の子が戻ってくる。 パドルを持っているのはその女の子。

近づいてみると、『N先生。 久し振りです!』と女の子が笑いながら声をかけてくれた。
『あー、久し振りやなあ。 何年生になった?』 『中学1年生ですよ』
『おー、そうかそうか。 大きくなって』

『そのパドル、俺が持って行こう』
すると、『いいですよ。 私が海まで持って行きます。 私もシーカヤックに乗りたいなあ』と、なんとも嬉しい言葉。
俺にとっては、本当に宝物のような、大切な大切な一言である。

その後、子供達が順番にカヤックに乗り込む時も、上から眺めながら、『乗る時は体を低くして乗り込むんだよ』と、部員達に的確なアドバイスをしてくれる。
『私は元シーカヤック部員なんだからね』 なんとも嬉しい先輩部員の訪問である。

『先生ー。 足、引っ張られんように気をつけて』
『足を引っ張られる? そうか、お盆やからってことか』
『そうそう』
『大丈夫。 こんな海坊主みたいなおっさんの足を引っ張るのはおらんやろ!』

楽しい一時。
こうやって、夏だけ現れる怪しい海坊主のささやかな活動により、シーカヤックが、海遊びが、瀬戸内海が、芸予諸島が好きな子供達が、一人でも増えると嬉しいな。

***

『ようし、今日はしっかり漕ぐぞー!』

久し振りの青空の下、シーカヤック教室のスタートである。

今年は悪天候でなかなか長時間漕ぐ機会がなかったので、来月の島渡りに向け、漕ぐ力をつける練習をすることにした。

とはいえ、途中では狭い水路に入って寄り道してみたり、

そこからバック漕ぎで出る練習をしたり、

練習エリアの端から端まで、シングル艇で、次にはタンデム艇で、ペアの相性も確認しながら、2時間半ほどしっかり練習する事ができた。

『ようし、今日はここまでにしようか』
久し振りの長時間練習で、腕が疲れたという子供もいるので、狙い通り長距離漕ぎの良い練習になったようだ。
『今日は北も覚えたし、しっかり漕げたし、良い練習になったね。 お疲れさまでした。 来週も晴れますように!』

子供達を先にシャワーに行かせ、先生方と一緒にカヤックと道具を片付け。

『いやあ、久し振りの晴れで楽しかった。 ただ、子供達に、もう少し広々して海がきれいなエリアで練習させてやりたいものだなあ』

さて、無事に練習も終わった事だし、明日から仕事だ。 ようし、家で美味いエビスビールを飲むとするか!

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