2008年4月5日(土) この週末は、お気に入りの”しまなみ”で、『シーカヤックで行くお花見ツーリング』を楽しむ予定。
土曜日の朝、いつもより少し早めに家を出て、今回もベースキャンプ地としてお世話になる生名島へ。
今日は漕ぐのは、ほんのちょっぴり。 今日のメインは、生名島の隣にある、青いレモンの島としても有名な『岩城島』の桜の名所、『積善山』への山登り。
*** 海を渡って岩城島へ ***
いつもの浜から漕ぎ出し、春の海を小さな手漕ぎ舟で渡っていく。
港に近い、小さな浜にシーカヤックを引き揚げ、バウから取ったロープで、シーカヤックが流されないように舫う。
ここからは、歩きだ。 海抜0メートルの世界から、370mの山頂へ!
今日は少し霞んではいるが、晴れで絶好のお花見日和。
気温も上がり、スカノラックは脱いだものの、下はニッカボッカに見えるパドリングパンツと、長靴のようにも見えるパドリングブーツ。 そしてサングラス。
そんな怪しい姿で、汗を拭き拭き、山道をひたすら登る。
この積善山は、お花見の名所の様で、曲がりくねった狭い山道を多くのクルマが上っていく。 歩いて登る人も少なくない。
登るほどに展望が開け、しまなみの景色が楽しめる。
*** 頂上へ ***
歩く事、約1時間半。 最後の登りは急勾配だ。 年配の方は、手すりを持ち、息を切らせながら登っておられる。
ようやく積善山の頂上に到着。 370mの山頂にある展望台からは、360°の瀬戸内らしい景色。
景色を眺め、写真を撮る。 山の上では、桜は7分咲きといった感じ。 来週辺り、満開になるのだろう。
少し降りた所にあるベンチに座り、海を眺めながら、持参したお弁当を食べる。
岩城島には何度も漕いで渡って来たが、積善山に登ったのは初めてだ。 念願の頂上に、それも桜の時期に来る事ができ、大満足。
*** 平内島へ、そして思わぬ出会い ***
登って来た道を戻り、再び海抜0メートルの世界に。
浜では、小さな男の子とお母さんが遊んでいた。 フネを下ろし、PFDとスプレースカートを付け、シーカヤックが気になっている様子の男の子に『バイバイ!』と手を振って浜を離れる。 男の子とお母さんも、手を振って見送ってくれた。
帰りは、平内島を回って帰ろう。
ここは、海岸沿いの地形が面白く、小さいながらも、人が通れるくらいの洞窟もあるのだ。
漕ぎ進んで岩を回り込んだ所で、一艘のカヌーが居た。 コールマンのカナディアンに二人。 湾内でフネを停め、平内島独特の海岸を見ておられた。
『こんにちは』 お互いに挨拶を交わし、しばし四方山話。 お話を伺うと、地元の方との事。
『いやあ、瀬戸内を漕いでいても、なかなか他のカヌーやカヤックに遭う事って少ないんですよね』と私。 そう、三浦半島や伊豆は別にして、瀬戸内では一部を除いて他のシーカヤックに出会う事はあまりない。 シーカヤッカー人口が比較的少ないのの加えて、楽しめる海域/コースが多くあるのがその理由だろう。 静かに旅を楽しみたいシーカヤッカーにとっては、恵まれたエリアであると言える。
『ちょっとお茶でもどうですか?』 『ありがとうございます。 じゃあ、遠慮なくいただきます』 裏の浜に移動し、フネを揚げる。
一人の方がお茶の準備をしておられる間、もう一人の方と話していると、『あの、ホームページやっておられますか?』
『ええ、ブログですけど。 ご存知ですか?』 『見た事があります。 冬でも漕いでおられますよねえ』
世間は狭いものである。 こんな所で、私のブログを読まれた事がある方とお会いするとは。 でもやっぱりうれしいな。
話をしながら準備されたのは、なんと『抹茶』! 茶碗と茶筅を持参しておられたのである。 うん、春のお花見ツーリングにぴったりではないか。
お菓子は、もみじ饅頭。 もみじ饅頭を食べ、抹茶をいただく。
お茶をいただきながら、様々な興味深いお話を聞かせていただいた。 それにしても、この近くに家があるとはうらやましい限り。 ほんのちょっと漕ぐだけで、こんなに良い場所でのお散歩ツーリングを楽しめるのである。
やっぱ、瀬戸内、そしてしまなみは好いなあ!
『ごちそうさまでした。 また、お会いできるのを楽しみにしています』
*** ベースキャンプへ ***
お二人と別れ、平内島を一周して、生名島のベースキャンプに戻って来た。
フネを揚げ、荷物を片付け、着替えてキャンプの手続き。
『すみません。 山に登って汗をかいたんで、因島の銭湯に行ってきます』 『じゃあ、自転車使う?』と管理人さん。
『ええ、お願いします。 助かりますよ』 と言う訳で、今回も『いきなスポレク15号』にお世話になる事に。
『じゃあ、行ってきます』 『気をつけて。 ゆっくりして来てくださいね』
***
漕いで、山に登って、花見を楽しんで。 そして海での偶然の出会い。 今週末も、なかなか好いスタートだ。
土曜日の朝、いつもより少し早めに家を出て、今回もベースキャンプ地としてお世話になる生名島へ。
今日は漕ぐのは、ほんのちょっぴり。 今日のメインは、生名島の隣にある、青いレモンの島としても有名な『岩城島』の桜の名所、『積善山』への山登り。
*** 海を渡って岩城島へ ***
いつもの浜から漕ぎ出し、春の海を小さな手漕ぎ舟で渡っていく。
港に近い、小さな浜にシーカヤックを引き揚げ、バウから取ったロープで、シーカヤックが流されないように舫う。
ここからは、歩きだ。 海抜0メートルの世界から、370mの山頂へ!
今日は少し霞んではいるが、晴れで絶好のお花見日和。
気温も上がり、スカノラックは脱いだものの、下はニッカボッカに見えるパドリングパンツと、長靴のようにも見えるパドリングブーツ。 そしてサングラス。
そんな怪しい姿で、汗を拭き拭き、山道をひたすら登る。
この積善山は、お花見の名所の様で、曲がりくねった狭い山道を多くのクルマが上っていく。 歩いて登る人も少なくない。
登るほどに展望が開け、しまなみの景色が楽しめる。
*** 頂上へ ***
歩く事、約1時間半。 最後の登りは急勾配だ。 年配の方は、手すりを持ち、息を切らせながら登っておられる。
ようやく積善山の頂上に到着。 370mの山頂にある展望台からは、360°の瀬戸内らしい景色。
景色を眺め、写真を撮る。 山の上では、桜は7分咲きといった感じ。 来週辺り、満開になるのだろう。
少し降りた所にあるベンチに座り、海を眺めながら、持参したお弁当を食べる。
岩城島には何度も漕いで渡って来たが、積善山に登ったのは初めてだ。 念願の頂上に、それも桜の時期に来る事ができ、大満足。
*** 平内島へ、そして思わぬ出会い ***
登って来た道を戻り、再び海抜0メートルの世界に。
浜では、小さな男の子とお母さんが遊んでいた。 フネを下ろし、PFDとスプレースカートを付け、シーカヤックが気になっている様子の男の子に『バイバイ!』と手を振って浜を離れる。 男の子とお母さんも、手を振って見送ってくれた。
帰りは、平内島を回って帰ろう。
ここは、海岸沿いの地形が面白く、小さいながらも、人が通れるくらいの洞窟もあるのだ。
漕ぎ進んで岩を回り込んだ所で、一艘のカヌーが居た。 コールマンのカナディアンに二人。 湾内でフネを停め、平内島独特の海岸を見ておられた。
『こんにちは』 お互いに挨拶を交わし、しばし四方山話。 お話を伺うと、地元の方との事。
『いやあ、瀬戸内を漕いでいても、なかなか他のカヌーやカヤックに遭う事って少ないんですよね』と私。 そう、三浦半島や伊豆は別にして、瀬戸内では一部を除いて他のシーカヤックに出会う事はあまりない。 シーカヤッカー人口が比較的少ないのの加えて、楽しめる海域/コースが多くあるのがその理由だろう。 静かに旅を楽しみたいシーカヤッカーにとっては、恵まれたエリアであると言える。
『ちょっとお茶でもどうですか?』 『ありがとうございます。 じゃあ、遠慮なくいただきます』 裏の浜に移動し、フネを揚げる。
一人の方がお茶の準備をしておられる間、もう一人の方と話していると、『あの、ホームページやっておられますか?』
『ええ、ブログですけど。 ご存知ですか?』 『見た事があります。 冬でも漕いでおられますよねえ』
世間は狭いものである。 こんな所で、私のブログを読まれた事がある方とお会いするとは。 でもやっぱりうれしいな。
話をしながら準備されたのは、なんと『抹茶』! 茶碗と茶筅を持参しておられたのである。 うん、春のお花見ツーリングにぴったりではないか。
お菓子は、もみじ饅頭。 もみじ饅頭を食べ、抹茶をいただく。
お茶をいただきながら、様々な興味深いお話を聞かせていただいた。 それにしても、この近くに家があるとはうらやましい限り。 ほんのちょっと漕ぐだけで、こんなに良い場所でのお散歩ツーリングを楽しめるのである。
やっぱ、瀬戸内、そしてしまなみは好いなあ!
『ごちそうさまでした。 また、お会いできるのを楽しみにしています』
*** ベースキャンプへ ***
お二人と別れ、平内島を一周して、生名島のベースキャンプに戻って来た。
フネを揚げ、荷物を片付け、着替えてキャンプの手続き。
『すみません。 山に登って汗をかいたんで、因島の銭湯に行ってきます』 『じゃあ、自転車使う?』と管理人さん。
『ええ、お願いします。 助かりますよ』 と言う訳で、今回も『いきなスポレク15号』にお世話になる事に。
『じゃあ、行ってきます』 『気をつけて。 ゆっくりして来てくださいね』
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漕いで、山に登って、花見を楽しんで。 そして海での偶然の出会い。 今週末も、なかなか好いスタートだ。