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村山由佳「天使の梯子」~姉の死が自分のせいだと攻めて来た10年、夏姫は慎一によって許すことができた~

2016-07-08 03:30:49 | 



村山由佳「天使の梯子」読み終わりました☆




天使の柩→天使の卵→天使の梯子




と順番を逆から読んできました^^





こういう読み方も



案外いいかもなぁ~。




・・って思ったよ。





天使の柩に出てきた



夏姫と暮らしていた「慎一」



その慎一と夏樹の出会い




そして




再会☆




2人が強く結ばれた理由




そんなことが今回の「天使梯子」を読んでわかった





それが読み進めるうちに解けていくのがまたいい





そして



歩太と夏姫の男女を超えた関係





それがどうできていったのか?




それも「なるほど~」でした。







自分の言葉で




相手を追い詰めてしまった






後悔





相手が死んでしまったら・・





それをずっと背負っていくしかない。





そして自分を責め続ける。。





夏姫が姉の春妃に言ってしまった言葉





そして




慎一が母同然に育ててくれた祖母に



言ってはいけなった言葉を投げつけてしまったこと






夏姫も・・



慎一も・・




相手を亡くしてしまったことで




重い後悔を背負うことになる。




だけど・・


そんな2人が出会い。



そして



そのことで



夏姫も慎一も救われる





雲の切れ間から差す光





春妃が夏姫を・・




祖母が慎一を・・




許している光なのかもしれないね






元高校教師の夏姫の教え子だった



現在大学生の慎一



慎一がバイトするカフェに夏姫が訪れる。



「声」だけで


夏姫とわかる慎一。



しかし


なかなか声をかけられずにいた。



夏姫もすっかり変わってしまった慎一に気づかない。




高校時代夏姫のことが好きだった慎一の心中は穏やかではない。。




そして・・



そのチャンスはやってくる☆




急接近する2人




しかし



夏姫は自分のほうが8歳年上ということで



なかなか一歩踏み込めない




しかし・・



慎一の祖母が亡くなったとき・・



2人は急接近するのだった。




それは


2人が似た傷を負うからだった。




そして



夏姫と春妃と歩太の関係



それを歩太から慎一は聞かされる。





そして




夏姫と慎一はお互いが大切な存在だと再認識する





本当に大切なことは




「お互いがお互いを必要としてる」ってこと





人を好きになるって理屈じゃないんだよね。






夏姫の辛い経験が



慎一の辛さを癒していく





人は



辛い経験をして




人にやさしくなれる☆




夏姫も



歩太も



慎一も





「天使の柩」で




茉莉にあんなに優しかったわけが




これでよくわかったよ






ぜひぜひ「天使シリーズ」全巻読んでもらいたいです





これを読んだら



きっとあなたも



人に優しくなれるはず





















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