読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

北森鴻「瑠璃の契り」で「旗師」という職業を知った☆

2013-01-14 10:26:02 | 




北森鴻「瑠璃の契り」読み終わりました☆


今回は図書館で借りた。


北森鴻にハマリ、


図書館で探していたらあった!コレ読んでみたかったんだよね~!




「香菜里屋」シリーズを読み♪



その中にお客としてチラッと出てきた、


「宇佐美陶子」という人物が気になっていた。




冬狐堂(とうこどう)ってなんだろ?



そう思ってた。



それで、


この「冬狐堂」シリーズもあることを知ったの




ホントは大人買いしたいのだけど・・



なかなかそれも難しく。。




図書館で見つけてラッキーでした(^_^)v





このシリーズもどこから読んだらいいかよくわからないのだけど、


とりあえずコレを読んでみました




いやぁ~よかったです。




旗師って何だろう?



・・って思ってたんだけど、



コレを読んではじめて知った!





店舗を持たない骨董屋のことだったんだぁ




そんな一匹狼ならね・・



一匹の女狐「宇佐美陶子」☆






そんな陶子の足を引っ張ろうとする者。



そして、


協力的な者。



そんな人々が絡み、



陶子の目利きが謎を解いていく!




そんな内容になっています。




そして、


個人的にちょっと気になったのは、


『香菜里屋シリーズ』にも登場する、


バー「香月」がちょいちょい登場し、


カクテルの割合なんかも出てくるのが興味深かったりします(*^。^*)



ここは陶子の癒しの場所だったりするんです。






小説の中に出てくる、



旗師として致命的な「飛蚊症」を発症してしまう陶子。


目に負担をかけないようサングラスをかけ、


そのことが悪いウワサを呼ぶ。



そんな事に立ち向かってい陶子の強さ。




そして、



過去に結婚していた相手「プロフェッサーD」とのこと。





そんなところも読みどころです☆






「倣雛心中」



「苦い狐」



「瑠璃の契り」




「黒髪のクピト」





短編4編になっています。





「倣雛心中」



十ヶ月に3度も骨董屋に戻ってきてしまった人形。


その人形を陶子は引き取る事に。


しかし、


何度も戻ってくるのには理由があるはず。



陶子は、


雅蘭堂(がらんどう)の越名集治やカメラマンの横尾硝子の協力で、



その真相に迫っていく。




人形のからくりとは?!







「苦い狐」



陶子の大学時代の友人だった「杉本深苗」。



21歳で焼死してしまった深苗。



自分の描いた作品も全部燃えてしまった。



その深苗の作品集が陶子の元に送られてくる。



なぜ今頃?


誰が何のために?




大学の恩師「沼」に会い、

陶子は違和感を覚える。




作品集の目的とは?!








「瑠璃の契り」は、




陶子は飛び込みで入った酒屋で、



切り子碗に魅せられてしまう。




灰皿として使われていたその切り子碗。




誰かが酒代として持ち込んだものらしい。



それを陶子は売って貰う。



持ち帰った切り子碗を、


カメラマンの硝子に見せる。



すると、


硝子はコレを売ってくれないかと陶子にいう。



ただならぬ硝子の様子に陶子は何かある?と疑問を持つ。




硝子と切り子碗のつながりとは?!








「黒髪のクピト」



陶子は、元旦那「プロフェッサーD」から、



ある人形を競り落としてほしいと頼まれる。



その人形の写真を見た陶子は、


人形に君の悪さをおぼえる。。



なぜDはこの人形が欲しかったのか?




そして、


この人形と共に消えてしまったD。




それに踊らされてしまった陶子。




この人形のなぞ。。



君の悪さのなぞ。。




今回も雅蘭堂の越名が力を貸してくれる。




Dはどこへ?


人形の意外な真実とは?!












コレを読んで、


ますます北森鴻にハマってしまった私。



「冬狐堂」シリーズももっと読みたくなりました☆



骨董品や人形。



普段関わる事のないもののことも知ることが出来て、



スゴク楽しかったです















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