東野圭吾「虚像の道化師」ガリレオ7☆読み終わりました
東野圭吾の本は新刊が出るとすぐに買っちゃいます。
ガリレオシリーズは、
物理学者で大学の准教授、
湯川学と、
警視庁捜査1課の刑事、
草薙俊平が事件を解決に導く過程が楽しいです
今回の作品は、
第一章 幼惑す~まどわす~
第二章 心聴る~きこえる~
第三章 偽装う~よそおう~
第四章 演技る~えんじる~
の四事件から構成されています。
第一章 幼惑す~まどわす~
教団「クアイの会」の大師、連崎至光が、
教団信者たちとその日取材に来ていた記者たちの前で、
教団を裏切った教団信者の一人を、
指一本触れず、
念を送る事によって窓からその者をが飛び降りさせてしまった!!
これは、
殺人か?!
連崎は出頭し「自分が殺してしまった」というが・・
罪には問えず釈放される。
連崎の力は本物なのか?
警察では罪に問えないこの事件を、
物理学者 湯川が解決していく。
念力の実態は科学で証明されるのか?
第二章 心聴る~きこえる~
「ペンマックス」の営業部長が自殺した。
しかし、
現場を調べると部屋のベランダから飛び降りる間前につけられたと思われる、
壁の血痕が見つかる。
2ヶ月前に自殺で処理された事件。
しかし!
その後、
同じ営業部の課長が精神に異常をきたし、
受診に行った先の病院で、
急に暴れだし・・
たまたま同じ病院を受診した草薙がそれを止めようとして、
草薙の腹をナイフで刺してしまう。
同じ営業部内で精神に異常をきたした2人。
課長に事情聴取したところ、
「変な声が聞こえるようになった」という。
2ヶ月前の自殺した部長との共通点があるのか?
そして、
草薙と同期の所轄刑事の「北原」がこの事件の担当となる。
北原の出世した草薙に対するねたみ。
湯川がこの事件にかかわることになり、
川原は面白くない。
湯川が北原に言った一言が川原を変えてゆく。。
湯川はこの事件を解決に導く?
湯川・内海・北原の協力で事件は解決するのか?
第三章 偽装う~よそおう~
その日、
湯川と草薙は友人の結婚披露宴に出席するため、
ホテルに急いでいた。
ところが、
途中、
タイヤがパンクして路肩でタイヤを替えることに。
そんなとき、
雨が降り出してきた、
通りかかった赤いアウディに乗った女性が、
湯川に傘を貸す。
そのまま走り去っていったその車に乗った女性。
「なかなかの美人だった」と湯川は草薙に話す。
その後、
ホテルのたどり着いた2人。
そのホテルに停まっていたさっきのアウディを見つける。
湯川と草薙は結婚披露宴へ。
ところが、
この町の町長を勤める新郎「谷内」から、
草薙は呼ばれる。
披露宴に来ていた「警察署長 熊倉」から頼みがあるという。
近くで殺人事件が発生したらしい。
雨のため道がふさがれ、
警察車両が通れない。
署長は殺人事件現場の経験がない。
それで、
草薙に手伝ってもらいたいという。
その現場に行く草薙。
その現場には
赤いアウディが!
そこにいた女性は、
両親の遺体をみつけたという。
殺人事件なのか?
湯川は事件現場を撮った写真に違和感を感じる。
湯川がその女性、
多恵にじりじりせまっていく。
第四章 演技る~えんじる~
ある劇団の主宰が殺された。
事件現場に残されたのは、
小道具として使われていたナイフだった。
第一発見者は劇団の女優。
主催はなぜ殺されたのか?
なぜナイフを残していったのか?
そして、
主催が撮った花火の写真のトリック?
月の位置に内海刑事が疑問を持つ。
時間のトリックは、
写真が証明する?
犯人は?!
ごくカンタンなからくり??
こんな感じです。
科学で解明される謎☆
一見クールな湯川の優しさが今回もところどころ出ていてよかったです☆
「へぇ~!」と思わず感心し、
「なるほど」と納得し、
ちょっと気持ちがあったかくなる場面が
そんな東野圭吾の作品が私は好きです(*^。^*)
10月にまた新刊が出版されるようなので、
またそれも楽しみです