矢崎存美「食堂つばめ④~冷めない味噌汁~」読み終わりました☆
コレ厚みが薄くてすぐ読めちゃうのがいいんだよね
ここのところ毎日更新してるもん!このブログ
「食堂つばめ」は
生と死のはざまにある街
「生きてないけど死んでない」
いわゆる臨死体験中の人たちが来る場所だ。
そこにいるのは
既に死んでいる
100歳で天寿を全うした見た目は十代のキク
キクよりも先に亡くなったキクの娘で
見た目20代後半の美人のノエ
見た目40代のノエの夫のりょうさん
そして
30代の
まだ生きてる秀晴
キクは秀晴の曾祖母
ノエは秀晴の祖母
りょうさんは秀晴の祖父
という血縁関係にある4人
秀晴は一度臨死体験をしており
その時にノエに助けてもらった経緯がある。
その時からなぜか秀晴は
生きながらにしてこの場所へ自由に行けるようになってしまった
特異体質?
この場所から現世へ多くの人を戻らせようと奮闘するノエたちを
手伝う秀晴
ノエから受け継がれたおせっかいな性格?
それが
多くの人を救っていく。
普段はおとなしそうに見えるノエが
現世に人を帰らせようとするとき
その人の母のように
時に
厳しすぎるほどのものいいをする
そして
食堂つばめでその人たちにふるまう絶品の料理
そこにはノエの愛情が詰まっている
思い出の料理に触れた人たちは
生きる大切さを思い出す
過酷な仕事に耐え
自分の体を痛めつけていた俊太郎
には
冷めない味噌汁を
キレイになりたい!
・・・と間違ったダイエットで拒食症になった涼香
には
アツアツのピザを
現世に帰ると忘れてしまうノアたちのことも・・
心のどこかで
今の元気な自分を
大切にすること
・・でつながっている。
生きることは食べること
食べ物が
おいしい
そう感じられる幸せ
人間の原点を教えてくれるのが
「食堂つばめ」
人は一人で生きてるんじゃない!
自分を大切にすることは
家族やその人を思ってくれる人たちを大切にすること
そう教えてもらった気がします。
「フンギ・ビアンコ」が食べたくなった~!
生マッシュルームとチーズたっぷりのアツアツピザが
食いしん坊の私がもし食堂つばめへ行ったら・・
何食べさせてもらおうかな?
そんな想像だけでワクワクしてしまいます!!
あっ・・
そこへ行くということは~。。
あなたも生きながらにして
臨死体験しませんか?
この1冊と想像力さえあればいけちゃいますよ。
食堂つばめへ