読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

村上龍「55歳からのハローライフ」~人生半ばを過ぎ残りの人生を考える、そんな主人公に自分を重ねる~

2016-02-06 02:30:07 | 



村上龍「55歳からのハローライフ」読み終わりました☆




短編5編の



50を過ぎた主人公たちの人生の転機




自分も50を過ぎて今までの自分を振り返ることが多くなった。




そして



これからの自分はどうなってくんだろう?





そんな不安もある。




今自分がやってる仕事は



いつまで続けられるだろう?



体力は持つのか?



年金はこれからどうなるのか?



などなど。。



考え始めればきりがない(^^;)






夫の定年で離婚を切りだした


中米志津子



初めて自立して自分の人生を考える



結婚相談所へ登録し


新しい伴侶を求めてみる・・



しかし


意外な出会いがきっかけで



志津子は解放される





因藤茂雄は会社をリストラされる



大学生の息子の学費・・


その他モロモロを妻のパート収入ではまかなえない。



しかしなかなか仕事はない。



工事現場の仕事は腰痛もちの因藤には辛いものだった。



あるとき


工事現場で中学の同級生だった「福田」に会う。



そして


福田が因藤にかかわったことで



その後の因藤を変えていく






会社を早期退職した富裕



自分のやりたい仕事ができず壁際同然になっていた



早期退職を退職金の上乗せで募っていたので


それに乗った。



退職したら



キャンピングカーを買い



妻と旅行に行くことを夢見ていた。




しかし・・



いざそれを妻に言うと


難色を示す。



「自分の時間」がなくなるのは困ると。




戸惑う富裕


喜んでくれると思っていたのに。。




妻との距離感をどうしたらいいのか?









高巻淑子は


夫の反対を押し切り犬を飼う



夫にうんざりしていた



淑子に向けられる心ない言葉の数々・・



おもいやりのない行動。。




しかし



犬が病気になり



夫の本心が見えてくる。。




「夫婦だからわかる」



「長くいっしょにいるから」




そんな甘えが招いていた誤解。。









下総源一は長年長距離トラックの運転手をしていた




歳を取り



仕事もたまにちょこっとやる程度で



暇を持て余し・・


しかしお金もない。



そんな源一が古本屋で



清楚な女性に一目ぼれする。




そして



自分から声をかけ



たまに会って話をするようになる。



しかし


自分の身の上話は一切しない彩子



それでも源一はよかった。



そして



ある日・・



その夢の様な時間は彩子からの



「もう逢えません」



という言葉で終わってしまう。




そして



どうしても諦めきれず



彩子の住所を古本屋から聞きだした源一は



そこに向かう!




しかし・・




そこで目にしたものは



意外な真実だった










自分が受け止めなければならない現実




だけど・・



そこからちょっとでも



目をそむけたくなる




わかってはいても・・・




結局



最後に巡り巡って




対峙しなく手はならない相手は





自分自身





自分ととことん向き合って・・




戦い!




そして



受け入れる





現実は厳しいけど・・



でも



自分が今までやってきたこと☆




それは



必ずどこかで



自分や



誰かのために



活かされてる





そう思いたいよね





















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