垣谷美雨「姑の遺品整理は、迷惑です」読み終わりました。
タイトルに惹かれて読んでみることにしました。
読んでよかった~♪
すごく勉強になりました
遺品整理ってこんなに大変なんだぁ~!って
これから絶対に読んでおくと役に立つことが
いっぱいありました。
自分が死んだ後
家族に迷惑をかけないために
なるべく物は増やさないようにしよう!
そんなことも思った。
でも~
本とかすごく増えちゃうんだよなぁ~。
読み終わったら売ればいいんだけど
後で読み返したいし~とか思うと処分できなくて。。
そんな理由でたまってしまう。
でも考えていかなきゃいけないなぁって
望登子(もとこ)は姑の多喜が急に亡くなり
団地の4階の3Kに住んでいた多喜の部屋へ遺品整理に行くことに。
そこで目にしたのは
おびただしい量の不用品!!
これを全部片づけなければならないことに
亡くなった姑に心の中で毒づいていた
どうしてこんなに不要なものをため込んだのか
って。
4階からゴミ置き場まで階段で何往復もしなければならない。。
粗大ごみは週に1度3品までしか出せない。。
一体この部屋を空にするのには
どれほどの日数がかかるのか?
その間払い続けなければならない家賃もある。。
それを思ってくじけそうになる望登子
しかし・・
団地の隣に住む30代の沙奈江
多喜と同年代の丹野
と知り合い多喜に助けられたという話を聴く。
今まで多喜がここでどんな暮らしをしていたのか
そんなことを想像もしていなかった望登子
多喜の生活が
亡き後はっきりと輪郭を持って迫ってくる
ベランダの隣との壁に開いていた穴・・
なぜ?
そこには姑の優しさが
ハキハキと物を言い
感情を露にする多喜
でも腹黒いところはなく
みんなの役に立ち明るく生きていた
そんな姑の生きざまを望登子は知る事ができた。
遺品整理を終えた時
望登子は自分でやったことに満足する
人が死ぬということは
その後の整理もすごく大変。。
だけど
その人が遺した物
人間関係
それがその人の生きた証
それをどうするかは
生き残った者にかかっている。
そう思うと
簡単に業者に片付けを依頼していいものか?
そんなことも思う。
自分は何を残していけるだろう?
そんなことも考えさせられた。
自分自身が一生懸命生きること
それが何かに繋がっていくのかもしれない。
そんなことも思った。
望登子がもし遺品整理をしていなかったら・・
ただがさつでものをはっきり言う
品のない人
それだけだった多喜
亡くなってからわかる多喜のいいところ
分かってよかったと心から思いました。
望登子が心で毒づくところも
面白かったけど
あなたはこれを読んでどんなことを感じるでしょう?
経験のある人は共感し
無い人は行く先を不安に思い
また自分自身の教訓にもなるのかな?
私もなるべくこれから整理しておこう!
断捨離だ~!
って人も少なくないかも