今日の草履は、彩シリーズ25cm土踏まず付き〔四阡五百円〕
茶色基調のコーヒープリントをベースに、合わせは紺です。
こちらのベース生地も、男性用サイズを意識して仕入れたものです。なにしろプリント柄が面白いですね。香り立つような平生地はこちらになります。
私もコーヒーはよく飲みますが、若い頃おとなを真似て飲み始めた記憶があります。コーヒーもタバコ同様、大人びた雰囲気に対する“ものまね”ですね。
今は好きで飲んでいるとは言っても所詮浅い趣味、インスタントでも平気です。ただ西宮家北蔵レストランのコーヒー、これは美味いですよ。
どこかの国のテーマパークで、日本やアメリカのキャラクターを真似た気ぐるみが横行してましたね。あれも“ものまね”のひとつでしょう。ものまねが悪いとは言えませんが、あのプライドのなさには苦笑いするしかありません。
タレント兼業の田中義剛さんが開発し大ヒットとなっている「生キャラメル」、お土産にもらって食べたことがありました。あの濃厚な甘さは、女性にウケるのがよく分ります。
商品そのものというより、田中さんが「生キャラメル」で崖っぷちから這い上がった経緯のほうが私は感動しましたね。さらに見事と思うのは、ひとつの産業にして地域の雇用に貢献している点です。
その「生キャラメル」を騙して売っていたお店が摘発されてました。「花畑牧場」のどこかをひらがなにして偽物を作ったとか。これはもはや“ものまね”とは言えません、立派な犯罪です。
当地でも「秋田版生キャラメル」を製造販売しているところがあるみたいです。もちろん田中さんの「花畑牧場」の名前を使うようなことはなく、地場産の材料で作り上げたものだそうです。
私にはこれでさえ“ものまね”として若干の寂しさがあるのですが、それだけ田中さんの偉業が認められてることなんでしょうね。
おっと、他人のことは言えませんでした。角館草履も元はと言えば布草履からの進化系、さらにはワラ草履が原点にあることを忘れてはいけませんね。
草履職人こそ、“ものまね名人”かも知れませんなぁ。
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