今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡円〕
エンジ基調の桜花プリントをベースに、合わせはエンジです。
同系の赤でまとめたこちら、桜プリントに明るい赤がよく似合います。元気を象徴するような「今日の草履」は、東京在住で当地にご実家のあるおばさまがお持ち帰りくださいました。
平生地はこちらです。
角館が一年で最も熱く燃えるお祭りが終わりました。同年代の人たちとよく話すのは、『年々疲れが抜げねぇなぁ』。想えば40歳を過ぎてからとても顕著です。お祭り三日間の合計睡眠時間が一桁のお祭りでは、さすがに無理もありませんか。
今日は久しぶりに朝から雨です。お祭りで少し汚れた街中を、洗い流してくれるようにも思えますね。
今年のお祭りでも嬉しい再会や出会いがありました。東京からお越しのご夫婦は、昨年の八月に出会っていました。そのとき私がお祭りの話をしたんだそうです。ご夫婦は角館のお祭りを観るために、9月9日の再訪問というわけでした。お天気も上々でしたし、ヤマの激突も随所で行われましたから、きっと楽しんでいただけたと思います。
こちらも9月9日お祭り最終日。ふら~っとおひとりでお越しは、由利本荘市にお住まいの女性。仕事に没頭する毎日に、少しお疲れのご様子でした。『散歩してみようって、角館に来ましたぁ』。精神的に疲れを感じると角館を訪ねたくなると言う女性。日常から少し離れるには、秋田県内からだと角館は都合の良い場所なんでしょうね。
少し元気になって欲しいと思った私は、流していたお祭りDVDの説明をはじめました。思った以上に関心高く聞いてくださり、30分ほど経ったお帰りには、『来年は必ずお祭りを観に来て、またここに寄りますね~』。
少しはリフレッシュしてくれたようです。
昨晩地元紙の電話取材がありました。角館草履の説明が主だったのですが、お祭り疲れに晩酌の酔いが入ると、10分程度と思っていた取材は30分に及びました。そして話題は公開実演。
実演席の椅子に座る人たちと出会う確率なんていうのは、天文学的な数値でしょう。これらを「縁」と感じられるならば、決して無駄な時間は過ごせないはずです。
電話取材の女性スタッフさんも、近々遊びに来てくださるそうです。角館のお祭りが終わったあとも、角館草履の実演席はなにも変わることはありません。