トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

20年前に盗まれた136枚のタイルが見つかった

2023年09月18日 | 文化
9月19日 20年前、トルコ南東部のモスクから盗まれた136枚のタイルが、イスタンブルで見つかったと、文化観光省が発表しました。

 Hurriyet

「136枚のタイルが、イスタンブルのサリエル地区で押収されました。1534~1537年、ディヤルバクルの長官だったアリ・パシャがミマル・シナンに建てさせたアリ・パシャ・モスクも、2月6日の地震でダメージを受けました」と文化観光省が声明で言いました。

見つかったタイルは、アリ・パシャ・モスクの修復にあたって,もとの位置に設置されるでしょう。文化観光省の密輸対策部は、国内で盗まれ、海外に密輸された文化遺産の発見と返却に努め,成果を上げています。2002年以来、21点の文化遺産を含む131点の物品が返却されました。

「密輸対策部は2002年に設立され、活動を始めました。それ以来、盗難事件は大きく減少し、盗まれた美術品を取り戻すための活動も綿密に行われてきました」と声明は言っています。

最近もローマ皇帝マルクス・アウレリウスの彫像と思われるブロンズ像が、ニューヨーク当局によって、クリーブランド美術館から撤去されました。2000万ドルの価値があるこの彫像は、1960年代に、トルコ南部ブルドゥル県のブボン遺跡から、密輸業者によって盗まれたと、トルコ当局は言っています。


記録的な数の海外在住者がトラキアの国境ゲートを通った

ヨーロッパ諸国に暮らすトルコ人が、トルコでの夏の休暇を終えて帰国するため、記録的な数の人々が北西部の国境ゲートを通過しました。

 Hurriyet

トラキアの税関と貿易省のデータによると、6月22日から9月10日の間に、260万余の人々を乗せた646,896台の車が、ヨーロッパと接するトルコ国境を越えてトルコに入国し、また、250万人を乗せた619,499台の車がトルコから出国しました。

6月、学校が夏休みに入り、休暇を取った海外在住のトルコ人たちは、エディルネとクルクラーレリの国境検問所からトルコに入国しましたが、とくにブルガリアと接するカプクレの国境ゲートを選ぶ人が多かったようです。

「私と家族は2週間の旅行を終えて、帰国するところです。来週から仕事ですから。航空券が高いので、今年は陸路を使う人が多いですね。私も、旅行が好きなこともあって、自分の車で来ました」と、ドイツへ帰るためにカプクレ国境ゲートに来たガジ・サルさんは言いました。

「航空券が少し上がりました。車で来る人が増えたのは、そのためですね」と、もうひとりの海外在住者ジェマル・チュハダルさんも言いました。


   「ときどきダイアリー」ヘ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トルコはこの30年間で最も乾燥した8月だった

2023年09月17日 | 国内
9月18日 エルニーニョ現象と世界的温暖化で、世界中で猛暑がつづいていますが、トルコはこの33年間で最も乾燥した8月になりました。

Hurriyet
暑さのあまり、ボスフォラス海峡に飛び込む人も。


今年はトルコも、世界も、記録破りの暑さになりましたが、トルコ気象庁は、8月の降水量は例年レベルを大きく下まわったと発表しました。通常の8月平均の降水量は14.8ミリメートルですが、この8月の降水量はそれより57%減少し、6.4ミリメートルでした。2022年8月の16.1ミリメートルと比較したら60%の減少です。

先月の降水量は、1991年から2021年をベースにした平均値を下まわりました。ところが、驚くことには、通常最も乾燥が厳しい東部東南部アナトリアでは、降水量が増加していました。正常度指数(PNI)を使って制作された気象干ばつ状況地図によると、マルマラ地方と黒海地方のほぼ全域が厳しい乾燥地帯に分類されています。



穀物協定が破棄されてから最初の貨物船がウクライナに向かった

ロシアが協定を破棄してから最初の貨物船が、アフリカとアジア諸国に穀物を運ぶためにウクライナに向かっていると、土曜、ウクライナ当局が発表しました。

 Hurriyet

7月、ロシアは、ウクライナの港から穀物を積んだ船の安全な航行を保証する重要な協定を破棄し、ウクライナの港のインフラを攻撃し始めました。協定は国連とトルコの仲介によって締結されたものです。

8月、ウクライナは、ロシアの障害をくぐり抜ける黒海の「人道回廊」を設けたと発表しました。「最初の民間の船はこの回廊を使ってウクライナの港に入りました」と、オレクサンドル・クブラコフ副首相がFacebook で言いました。

副首相は2隻の船は20,000トンの小麦を積んで、アフリカとアジアの諸国へ向かっていると言いました。「2隻の船はパラオの国旗を掲げています」


   「ときどきダイアリー」ヘ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トルコの企業の5.5%が人工知能(AI)を使っている

2023年09月16日 | 国内
9月17日 トルコの企業の約5.5%が人工知能(AI)技術を使用していると報告されました。2022年は3.5%でした。これら企業の48.4%は、映像に基づいて物体や人物を識別するAI技術を採用しています。

 Hurriyet

「これまでは、さまざまな仕事の流れを自動化したり、決定に助力する技術が43.7%で、言語を書いたり話したりする技術は41.5%でした」と調査を行ったトルコ統計局は言っています。

人工知能を使わない主要な理由は高いコストだと、企業は言っています。約54%の企業が、必要な専門知識を持った人材の不足を挙げ、これに次いで、既存の機器やソフトウエア、システムとの不適合が49.6%でした。

調査によると、従業員10人以上の企業の96%がインタネットにアクセスしています。昨年、85.4%でした。企業の40%以上がソシアルメディアを使い、最も人気のあるFacebook やLinkedin, Xing を使っている企業が89.1%でした。

企業の約56%がウエブサイトを持っていると言いました。2021年には、51.2%でした。250人以上の従業員を抱える企業は93%がウエブサイトを持ち、50人以下の小企業では52%が持っていました。

2022年には、企業の18%がウエブサイトや、モバイル・アプリ、電子データ交換(EDI)によってEセール(電子販売)を行いました。宿泊施設とケータリング企業の39.5%はEセールを行っています。次がコンピュータ修理会社と通信機器会社で、29.4%、情報通信企業は28.7%がEセールを行っています。


地下の居住地でビザンティンとローマの痕跡が発見された

カラビュク県エスキパザル地区の古代都市ハドリアノポリスにある、5500年昔の地下居住地の発掘によって、ビザンティンとローマの人々の生活の跡がうかがえる回廊と広間が出土しました。

 Hurriyet

カラビュク大学考古学部の准教授で、発掘隊長のエルシン・チェリクバシュ氏は、「回廊の両側に、照明用のニッチェ(壁がん)がつくられていました。内部はキャンドルで照明されていたと思われます。この回廊で、数点の動物のレリーフも見つかりました」と語りました。

チェリクバシュ准教授は、2022年、古代都市ハドリアのポリスで、新たに歴史的建造物を発見しました。5500年昔の地下の岩石居住地の発掘は、今年始まりました。居住地に詰まった土が除去されると、回廊が現われました。回廊にはビザンティン時代とローマ時代の痕跡が残っていました。

「私たちは今年、この岩石居住地の発掘を開始しました。作業はまだつづいています。私たちは回廊につづく広間に到達しました。広間は土でぎっしり埋まっていました。作業は内部の土の除去から始まりました。やがて、最初の広間から他の場所へつづく新しい回廊が出てきました。

この回廊に従って進むと、第2の広間に着きました。回廊は3方向に分かれていました。回廊のひとつは大きな広間に通じていました。この広間の土を除去しつづけて、私たちは新たな回廊を見つけました」と彼は語りました。

この地下居住地はカッパドキア同様、文化遺産というべきだと、チェリクバシュ準教授は言いました。「カラビュクで、こんなすばらしい文化遺産を発見して、私たちは興奮しています」


   「ときどきダイアリー」ヘ

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

若い成人の間で、高校卒業者が増えている

2023年09月16日 | 国内
9月16日 「経済協力開発機構」(OECD)の最近の教育レポートによると、トルコはポルトガルと並んで、25歳から34歳の若年成人の間で、高校卒業率が増加している国と認定されました。

 Hurriyet

レポートによると、2015年には、トルコでは25歳から34歳の女性の52%が高校教育を受けていませんでしたが、この割合は、昨年は34%に減少しています。この好転の重要な理由のひとつは、さまざまな理由から高校教育を受けられなかった女性たちが、高校進学を希望するようになったためと考えられます。

OECD加盟諸国の首都同様、アンカラでは成人の4人に1人は高等教育を受けています。男女平等の観点から見ると、ベルギー、チリ、ドイツ、韓国、トルコを除く諸国では、高校中退率は、女性より男性が高くなっています。


「開発道路」プロジェクトはまもなく実施段階に入る

トルコのハカン・フィダン外相は、イラクの隆盛な港とトルコを結ぶ「開発道路」プロジェクトの進展を楽観視し、数か月以内に実施段階に入ると思っていると語りました。

 Hurriyet

フィダン外相は、イラクのバスラ市のグランド・フォウ港と、トルコの南部国境を結ぶ鉄道と高速道路のプロジェクトを中心に語り、グランド・フォウ港は中東最大の港になるだろうと言いました。このプロジェクトは約1200キロに及び、南部トルコのメルシンの港と結ぶ道路も含まれます。

フィダン外相は、9月15日、イスタンブルでの声明で、地域のエネルギーとその輸送回廊におけるトルコの重要性を力説し、インドのG20サミットで署名された、最近の鉄道と海上ネットワークの協定についても言及しました。この協定には、インド、アメリカ、サウジアラビア、フランス、ドイツ、イタリア、、ドイツ、イタリア、EUの代表も参加しました。

フィダン外相は、エネルギー輸送回廊におけるトルコの重要性を強調し、「わが国は3大陸が接する地点にあって、この共同作業を進展させるために、あらゆる計画を受け入れてきた。トルコの関与がなかったら、エネルギーの輸送回廊を有効かつ持続可能に設置することは不可能だということを認識すべきだ」と力説しました。


   「ときどきダイアリー」ヘ












コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドルマバフチェ宮殿の修復が10月に終わる

2023年09月14日 | 国内
9月15日 イスタンブルのドルマバフチェ宮殿の修復作業は10月末に終わるだろうと、国家宮殿局が発表しました。

 Hurriyet

宮殿のスルタネート門を含む770メートルの外壁の修復作業は、4月に始まりました。宮殿局によると、上部の冠石のカバーが、時を経て損傷していたため、壁の上部のタイルも修復されます。

修復の専門家たちは、壁の損傷した部分を特定し、欠けたり、ひびが入った部分に、昔から使われているモルタル混合物、コラサン・モルタルを注入しました。

国立宮殿修復部のギョクシェン・ユルマズ部長は、修復作業と宮殿の歴史についてメディアに語りました。「ドルマバフチェ宮殿は、スルタン・アブデュルメジドの治世の1856年、建設が終わりました。この建物はその時代の社会的芸術的活動や変化、文化などを具現しています。この有名な宮殿がボスフォラス海峡沿いに建てられたのは、西洋化の波がトルコに押し寄せてきた時代でした。宮殿はイスタンブルの眺めを変えました」

「トプカプ宮殿は、必要に応じて、時代とともに拡大した建物群ですが、反対に、ドルマバフチェ宮殿は、事前に設計された、高い塀に囲まれた建物で、ひとつの建物として建築的に完結しています」

ドルマバフチェ宮殿はまた、トルコの歴史においても重要です。近代トルコの創設者アタテュルクは、イスタンブルで最初のスピーチをここで行い、ここで執務中に亡くなり、葬儀もここで行われました。


北部トルコで炭坑が崩壊。1人死亡。

水曜、北部トルコで、炭坑の一部が崩壊し、坑夫1人が死亡し、6人が負傷したと、当局が発表しました。

 Hurriyet

北部ゾングルダク県のエレーリ町に近いアルムトジュク炭坑の内部には、280人の坑夫がいましたが、崩壊した部分にいた坑夫は4人だけだったと、オスマン・ハジベクタシオール知事が言いました。崩壊の原因はまだわかっていません。

6人の坑夫が負傷して運び出されましたが、その中の2人は重傷で入院したと知事は言いました。ニュースを聞いて、愛する者のために、炭坑の入口に駆けつけた家族たちの姿を、テレビが映し出しました。

トルコ最悪の炭坑事故は2014年に起こりました。トルコ西部のソマの炭坑内で火災が起こり、301人の坑夫が亡くなりました。昨年はまた、北部のべつの炭坑で、爆発で1人が死亡しました。


     「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年は休暇に海外へ行く人が増えた

2023年09月14日 | 国内
9月14日 今年は休暇に海外、とくにトルコ・キプロスなど、ビザの要らない諸国に行く人が増えていると、旅行業者カアーン・カラヤルさんは言いました。

 Hurriyet

トルコの旅行者が海外へ行くようになった理由のひとつは、国内で休暇を過ごすにも費用がかかるようになったためだと、カラヤルさんは言い、多くのトルコ人はバルカン諸国や、エジプト、ドバイなどを選んでいると付言しました。

「ビザが必要ないエジプトのシャルム・エル・シェイクや、モンテネグロのブドヴァ、バルカンの周遊などに人気があります。高収入の人々はシャルム・エル・シェイクやドバイを選びますね」と、カラヤルさんは言いました。

トルコ国内で最も人気があるのは、相変わらずアンタリヤとムーラだと、彼は付言しました。交通費が高騰したため、サバンジャや、アバント、ボルなど、近場に短期滞在も、50%増えているそうです。


イマムオール・イスタンブル市長が次期選挙でふたたび立候補

最大野党・共和人民党(CHP)のケマル・クルチダルオール党首が、来年の3月の地方選挙で、イスタンブル市長候補にふたたび現職のエクレム・イマムオール氏を立てると明言しました。

 Hurriyet
イマムオール・イスタンブル市長(前列右)とクルチダルオールCHP党首


クルチダルオール党首は、9月12日、民放SZCテレビのインタビューで発表しました。「立派に仕事をしている人を、変える必要はないでしょう。言うまでもなく、エクレム・イマムオール氏がわれわれの候補です」

イマムオール氏は2019年の地方選挙で勝利しましたが、最高選挙評議会に不正と違反を理由に、最初の結果を取り消されました。その後、やりなおし投票で、彼は54.21%の票を獲得し、公正発展党(AKP)の現職候補ビナリ・ユルドゥルム氏を下し、市長になりました。

イマムオール市長は自身が主導するCHP内の会議で、立候補を発表しました。次の党大会では党首の交替が論議されます。クルチュダルオール党首は、先週、現アンカラ市長のマンスル・ヤワシュ氏をふたたびアンカラ市長候補とすると宣言しました。


   「ときどきダイアリー」ヘ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英国外相が会談のため、アンカラを訪れる

2023年09月12日 | 国際
9月13日 英国のジェームズ・クレヴァリー外相が、9月13日、14日の2日間、トルコを訪れると、トルコ外務省が発表しました。

 Hurriyet

「会談では両国の関係と、現在の地域的・国際的問題が話し合われるだろう」と、外務省は、9月12日、声明で言いました。クレヴァリー外相はハカン・フィダン外相と会談するでしょう。

両外相は現在のロシアのウクライナ侵攻と、世界の治安、エネルギー、食品の安全性などについて話し合うと予想されます。トルコは、黒海の穀物協定を再開するようロシアの説得に努めています。この協定によって、世界的食糧危機を回避するために、3300万トンの穀物が世界市場に輸出されてきました。


炭坑労働者たちが地震被災地で合唱コンサートを開催する

2月6日の大地震のとき、救助活動に参加した、ゾングルダクの炭鉱夫たちが、ふたたび地震被災地を訪れ、コーラスのコンサートを開きます。

 Hurriyet

カフラマンマラシュを中心とする大地震のとき、炭鉱夫たちは被災地に駆けつけ、彼らが考案した「生命の回廊」を設けて、瓦礫の下から多くの人々を救出しました。

その炭鉱夫のグループが、いまふたたび被災地を訪れ、音楽によって地震の被災者たちの気分を盛り上げようと計画しています。炭鉱夫合唱団は、9月16日、ハタイ県のサマンダー地区で行われるプレハブ村のオープニングでコンサートを開催します。因みに、このプレハブ村は「黒海市民社会組織連合」の主導で築かれました。

「地震のニュースを聞いて、私たちはカフラマンマラシュに行き、1週間、捜索と救助活動に助力しました。とても痛ましい瞬間を目撃しました。私たちは被災者の皆さんを私たちのコンサートで楽しませたいのです」と、炭鉱夫合唱団の代表者ドゥルスン・ナズルさんは言いました。


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乾燥トマトをヨーロッパ諸国に輸出

2023年09月12日 | 経済
9月12日 天日に干して乾燥させた大量のトマトが、トルコ東部のビトリス県からヨーロッパ、とくにイタリアに送られています。イタリアでは、これでパスタやトマトソースをつくっています。

 Hurriyet

トマトは4月に植え、8月9月に収穫されて、天日で乾燥されます。何トンものトマトを半分にカットし、塩を振り、10日から12日間、天日に干して、輸出します。

アディルジェヴァス地区で25年間、トマトをつくってきた農家のジュネイト・デュクさんは、乾燥トマトを始めたのは最近のことだと、地元メディアに語りました。「昨年、私たちは100アールの土地で、日干しトマトビジネスを始めました。今年はもっと増やして、250アールの畑を使いました。乾燥トマトはヨーロッパ、とくにイタリアに輸出しています。

乾燥トマトはパスタやソースやピザをつくるのに使われます。私たちはこの地方に働き口をつくる助けにもなっています。今年、私たちは150人から200人の人に働いてもらいました。今後はもっと働き手を増やし、この地方の職を求める人と農家双方に貢献します」

デュクさんは、今年は4000トンのトマトを乾燥させたと言いました。「フレッシュなトマト12キロから、乾燥トマト1キロができます。近県の農家からフレッシュなトマトを買うこともあります」

日干しトマトの輸出業者イスマイル・ミュルセリムさんは、南東部で10年間トマトを育ててきたが、2年前からビトリスでこの仕事をしていると言いました。「私たちは農家から買ったトマトを、カットし、塩を振り、乾燥させて、輸出しています」


マルマラ海でコイワシが去年の2倍の豊漁

9月1日に禁漁期が終わって、マルマラ海に魚網を投げた漁師たちは、コイワシが昨年に比べて2倍の豊漁だと言っています。

 Hurriyet

「たった1週間でコイワシが747トン以上獲れました。去年の今頃は416トンでした」と、イスタンブルのベイリクデュジュ地区の魚市場で、漁師たちが言いました。1173トンという膨大な量の魚が、1週間、市場で売られました。コイワシ、イワシ、タイ、カツオ、ボラ、マグロなどが消費者に最も人気があります。

「今年はマルマラ海でコイワシが豊漁です。コイワシはいま、漁獲量の約70%を占めています。去年よりばっちり増えていますね」と、市の上級職員のハムディ・アルパさんは言いました。アルパさんはまた、以前はたくさん獲れたカツオが今年はあまり獲れないかもしれないと予想していますが、漁師たちも同様の予想です。

マルマラ海は豊漁ですが、今年の黒海はまだ不漁で、北部の漁師たちはマルマラ海にトライしようとしています。黒海の水温が平年より5度も高いままで、マルマラ海の豊漁とは対照的に、漁業に悪影響を及ぼしています。

「この状態は魚群の形成に好ましくなく、漁獲高にも悪影響になります。魚がいても、魚群が分散するため、望ましい量の収穫ができません」と、カラデニス工業大学の「海洋科学・技術研究所」のアフメト・ジェマル所長は言いました。


   「ときどきダイアリー」ヘ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古代のアルメニア教会が第11回特別ミサを行った

2023年09月11日 | 国内
9月11日 東部ヴァンの歴史的なアクダマル教会は、2010年に博物館として修復され、再オープンされましたが、このほど第11回特別ミサを行い、世界中から多くの人々を迎えました。

 Hurriyet

特別ミサは、サハク・マシャリヤン第85代トルコ・アルメニア総主教が司宰しました。ミサには国内外の信者たちが参加し、古代の教会内で祈り、賛美歌を歌いました。アルメニアの聖職者や参列者たちは、教会に行くために、20分間、船に乗ってヴァン湖を渡り、午前中にアクダマル 島に着きました。

ミサは午前11時に始まり、治安のため、島には多くの警官が駐屯し、沿岸警備隊が参列者の安全のために湖をパトロールしました。1000年以上昔に建てられたアクダマル教会は、中世アルメニアの歴史を伝える重要な役割を果たしています。

教会はAD915~921年に、アレツルニ王ガギク1世の命により、建築家マヌエル司教によって建てられました。東西キリスト教美術の中でもユニークな位置にあるこの教会は、往時からの素晴らしい装飾と、壁全面のレリーフで知られています。2015年4月13日には、ユネスコの世界遺産の暫定リストに入りました。

トルコ文化観光省は修理・修復作業を行い、中世の教会に往年の輝きを与えました。2010年9月19日、アクダマル教会は、95年ぶりに初のミサを行い、その歴史に重要な一歩を記しました。

2015年からは治安上の懸念のために、ミサは3年間行われませんでしたが、問題は解決し、伝統は復活しました。


トルコとカザフスタンの外相が対テロ活動について話し合った

トルコのハカン・フィダン外相とカザフスタンのムラト・ヌルティリュ外相が、アスタナで、テロ組織FETO による共通の脅威に対する戦略を話し合いました。

 Hurriyet

「われわれはこのテロリスト組織をよく知っています。みな用心する必要があります。わが国は必要な支援を提供する用意があります」とフィダン外相は、9月11日、共同記者会見で語り、2016年にトルコで起こった未遂クーデターの背後の集団に言及しました。

トルコ外相はまた、背景として、さまざまな世界的問題を挙げて、トルコとカザフスタンの関係をより有益なものにしたいと力説しました。「アフガニスタンの現状からウクライナ戦争まで、多くの問題があります。いま、トルコとカザフスタンの協力の重要性は日々増大しています。われわれは同胞の絆による信頼から力を引き出さなければなりません」とフィダン外相は言いました。

「両国の貿易量は60%も増加しています。100億ドルの貿易量ももはや遠い目標ではありません。わが国はカザフスタンの最大の投資国のひとつです」

トルコ外相はまた、カザフスタンがトルコ世界の統合に貢献していることを賞賛しました。「トルコは同胞国カザフスタンの領土保全を支援します」


   「ときどきダイアリー」ヘ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギリシア、トルコ、ブルガリアで激しい嵐による洪水。死者15人に

2023年09月08日 | 国際
9月8日 隣接する3国、ギリシア、トルコ、ブルガリアの一部で、激しい嵐によって洪水が起こり、死者数は木曜で15人に達しました。

 Hurriyet

ブルガリア国境に近いトルコ北西部のキャンプ場では、洪水で少なくとも6人が死亡し、バンガローに運ばれました。救助隊は木曜、行方不明だった1人の遺体を発見しました。

トルコ最大の都市イスタンブルでも、2人の死者が出ました。死者の1人は32歳のギニア人で、低所得層が住むキュチュクチェクメジェ地区のアパートの地下の自室から逃げられなかったと、ハベルテュルクが報じました。もう1人の犠牲者は52歳の女性で、洪水に流されて死亡しました。

イスタンブル知事室によると、押し寄せる洪水で、1750戸以上の住宅や会社が被害を受けました。洪水は駐車している車を動かし、家具店に泥を流しこんで、商品を台なしにしました。イスタンブルの郊外でも、洪水がトラックやコンテナの駐車場を飲み込んで、人々は1軒のレストランの屋根に登って命拾いしたと、メディアが報じています。

ギリシアでも、消防によると、ヴォロスの近くと、カルディツァで少なくとも3人が死亡し、3人が行方不明になっています。ブルガリアでは、黒海岸南部で洪水が起こりました。水曜、行方不明だった2人の遺体が海で見つかり、死者は4人になりました。


統計局のデータによると、トルコでは博物館が急増している

トルコ統計局が最近発表したデータによると、2022年、トルコでは博物館と文化遺産の数が著しく増えています。

 Hurriyet

統計局の報告書は、博物館、美術品、来訪者、文化財の数が大きく増加したと強調し、コロナ・パンデミック後の文化への関心の復活の現われだとしています。

統計局の報告書によると、博物館数は前年に比して6.4%増え、昨年は552に達しました。これらのうち、211は文化観光省の管理下にあり、341は私立博物館です。また、トルコには144の遺跡があります。

これら博物館に展示されている美術品の総数は、0.8%と、わずかながら増え、375万点になりました。文化観光省管理下の博物館は332万点の美術品を有し、これらの中の88%は目録に入っています。私立博物館は424,477点の美術品を国家コレクションに寄贈しています。

報告書で最も着目すべき点のひとつは、博物館や遺跡を訪れる人の数が著しく増加したことです。2022年には、97.1%急増し、4582万人になりました。これら来訪者の67.5%は、文化観光省傘下の博物館や遺跡を選んでいます。


   「ときどきダイアリー」ヘ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする