トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

アタテュルクの邸宅がまもなく公開される

2023年09月01日 | 国内
9月2日 北部トラブゾン県にあるアタテュルクの邸宅が、近く修復が終わり、一般に公開されます。アタテュルクはこの邸宅で遺言状を書きました。

 Hurriyet

邸宅は、トラブゾン県による調査と修復のために、去年9月から閉館していました。土木技師と建築家からなる50人の専門家チームが、邸宅の修復にあたっています。邸宅の外部の漆喰にひびが入り、内部は家具が損壊していました。家具は修復のためアンカラに送られ、邸宅内部の木部の細かい部分は修復中です。

修復後、邸宅は、トルコ共和国建国100周年の10月29日に開会式が行われ、その後、博物館として一般に公開されます。ソウクスー地方の、松林に囲まれて立つ建物は、1890~1912年に、銀行家コンスタンティン・カバヤニディスの夏の邸宅として建てられました。

1930年、この建物はトラブゾン県に登録され、1931年5月、県議会の決定によってムスタファ・ケマル・アタテュルクに譲渡されました。アタテュルクはこの邸宅に2晩滞在し、自分の資産すべてを国に寄贈することにし、その旨を首相宛てに書き送りました。

この博物館には、19世紀末から20世紀の家具や陶器、カーペット、アタテュルクの絵画など、344点の民俗学的工芸品が展示されます。


トルコのナショナル・チームがユーロバレーの準決勝で勝利

トルコのナショナル・バレーボール・チーム「ネットのスルタン」が、9月1日、「2023年CEV女子ヨーロッパ・バレーボール選手権」(ユーロ・バレー)の準決勝戦で、イタリアを3対2で下しました。

 urriyet

トルコのチームは準決勝戦で、18-25,25-23,15-25,25-22,15-6セットで、かつてのチャンピオンを下し、史上3度目の決勝戦進出となりました。

メリサ・テレサ・ヴァルガス選手は第4セットで、有効なスパイクで、トルコを逆転勝利に導きました。彼女はイタリア戦で25ポイントをあげています。

日曜の決勝戦では、トルコは、オランダ=セルビアの準決勝戦の勝者と対戦します。


法務省が家族法の包括的改正に取り組む

ユルマズ・トゥンチ法務相が、「現在、同省は家族法に関して包括的な改正に取り組んでいる。まもなく家族法は大きく改正されるだろう」と、発表しました。

 Hurriyet

法務省は家族法、とくに離婚と離婚後の扶養料など、市民の不満の原因になっている、いくつかの問題に対処する取り組みを始めたと、トゥンチ法相が、8月31日、テレビ・インタビューで語りました。

離婚ケースの長期にわたる争いと、短期間の結婚に科せられる高額な扶養料が、議論のタネになってきました。トゥンチ法相は、扶養料は1980年代から、ほとんど無期限に科せられてきたと言い、この問題の難しいところは、財政的に安定していない女性が経済的に困窮するのを防がなければならないことにあると強調しました。

「もし女性が離婚によって貧困になるリスクがあったら、女性の立場を考慮すべきです。しかし、結婚期間は短いのに、長期にわたって扶養料を支払うのが不公正に思えたら、これも考慮しなければなりません。この問題は双方への配慮によって解決されなければならない」と、トゥンチ法相は言いました。

法相はまた、この問題に関する法の改正のために、家族・社会サービス省と協力して取り組むと強調しました。


   「ときどきダイアリー」へ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マンスル・ヤワシュ市長が再出馬する

2023年09月01日 | 国内
9月1日 来年の3月に行われる地方選挙まであと数か月、マンスル・ヤワシュ市長が再出馬の意向を発表しました。

 Hurriyet

「神が許し給い,皆さんの支持があれば、私は選挙に立候補し、もう5年間、皆さんとともにありたい。皆さん、もう5年間、公正と正義をもって、ともにアンカラを統治しようではありませんか」と、ヤワシュ市長は、8月30日、首都アンカラの「アタテュルク農園」にできた公園の開会式で語りました。

ヤワシュ市長は、すべての人の市長でありつづけ、バッジなしで職務を果たすことを誓いました。この発表の前、最近、最大野党・共和人民党(CHP)のケマル・クルチュダルオール党首は、ヤワシュ市長と、イスタンブルのエクレム・イマムオール市長を再指名する党の意向を確認しています。イマムオール市長も、8月15日、立候補を発表しています。

2019年の地方選挙では、CHPの市長たちはIYI(善良)党の支持を受けました。IYI党のリーダー、メラル・アクシェネル氏は、先週、同党は同盟を結成せず、3月に予定されている地方選挙に参加すると宣言し、他党の同調を促しました。


トルコ当局がエーゲ海岸で64人の不法移民を救助した

トルコの沿岸警備隊が、アイドゥン県とチャナッカレ県で作戦を行い、総計64人の不法移民を救助しました。

 Hurriyet

ゴムボートに乗った不法移民が、ボートのエンジン故障で漂流しはじめ、トルコ当局に救助を求めてきたため、沿岸警備隊が出動し、25人の不法移民を救助しました。移民たちの健康状態は良く、国外送還センターに送られたと、当局は言っています。

チャナッカレ沖では、不法移民を乗せたゴムボートが、ギリシア当局によってトルコ領海に押し戻され、救助を求める通報があったため、トルコ沿岸警備隊が出動し、39人の移民を安全な岸辺に上げて救助しました。

新生活を求めてヨーロッパへ渡ろうとする不法移民にとって、トルコは重要な中継地になっています。


   「ときどきダイアリー」ヘ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする