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乾燥トマトをヨーロッパ諸国に輸出

2023年09月12日 | 経済
9月12日 天日に干して乾燥させた大量のトマトが、トルコ東部のビトリス県からヨーロッパ、とくにイタリアに送られています。イタリアでは、これでパスタやトマトソースをつくっています。

 Hurriyet

トマトは4月に植え、8月9月に収穫されて、天日で乾燥されます。何トンものトマトを半分にカットし、塩を振り、10日から12日間、天日に干して、輸出します。

アディルジェヴァス地区で25年間、トマトをつくってきた農家のジュネイト・デュクさんは、乾燥トマトを始めたのは最近のことだと、地元メディアに語りました。「昨年、私たちは100アールの土地で、日干しトマトビジネスを始めました。今年はもっと増やして、250アールの畑を使いました。乾燥トマトはヨーロッパ、とくにイタリアに輸出しています。

乾燥トマトはパスタやソースやピザをつくるのに使われます。私たちはこの地方に働き口をつくる助けにもなっています。今年、私たちは150人から200人の人に働いてもらいました。今後はもっと働き手を増やし、この地方の職を求める人と農家双方に貢献します」

デュクさんは、今年は4000トンのトマトを乾燥させたと言いました。「フレッシュなトマト12キロから、乾燥トマト1キロができます。近県の農家からフレッシュなトマトを買うこともあります」

日干しトマトの輸出業者イスマイル・ミュルセリムさんは、南東部で10年間トマトを育ててきたが、2年前からビトリスでこの仕事をしていると言いました。「私たちは農家から買ったトマトを、カットし、塩を振り、乾燥させて、輸出しています」


マルマラ海でコイワシが去年の2倍の豊漁

9月1日に禁漁期が終わって、マルマラ海に魚網を投げた漁師たちは、コイワシが昨年に比べて2倍の豊漁だと言っています。

 Hurriyet

「たった1週間でコイワシが747トン以上獲れました。去年の今頃は416トンでした」と、イスタンブルのベイリクデュジュ地区の魚市場で、漁師たちが言いました。1173トンという膨大な量の魚が、1週間、市場で売られました。コイワシ、イワシ、タイ、カツオ、ボラ、マグロなどが消費者に最も人気があります。

「今年はマルマラ海でコイワシが豊漁です。コイワシはいま、漁獲量の約70%を占めています。去年よりばっちり増えていますね」と、市の上級職員のハムディ・アルパさんは言いました。アルパさんはまた、以前はたくさん獲れたカツオが今年はあまり獲れないかもしれないと予想していますが、漁師たちも同様の予想です。

マルマラ海は豊漁ですが、今年の黒海はまだ不漁で、北部の漁師たちはマルマラ海にトライしようとしています。黒海の水温が平年より5度も高いままで、マルマラ海の豊漁とは対照的に、漁業に悪影響を及ぼしています。

「この状態は魚群の形成に好ましくなく、漁獲高にも悪影響になります。魚がいても、魚群が分散するため、望ましい量の収穫ができません」と、カラデニス工業大学の「海洋科学・技術研究所」のアフメト・ジェマル所長は言いました。


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