トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

いまも昔ながらのライフスタイルをつづける遊牧トルコ人

2021年05月09日 | 国内
5月9日 アナトリアで、独特のライフスタイルを守りつづける遊牧民「サルケチリ・ヨリュク」たちは、いまも先進技術を受け入れず、季節が移ると、ラクダや馬に乗って昔ながらの旅をしています。

 Hurriyet

サルケチリ・ヨリュクたちは、南部メルシン県で冬を過ごし、夏になると、中央アナトリアのコンヤ県やカラマン県の涼しい高原に移動します。遊牧民たちはこの生活を1000年来つづけてきました。彼らは旅の前に、テントをたたみ、旅行中の食物を用意して旅に備えます。

遊牧民たちは飼っているヤギの乳でチーズをつくり、ストーブで平たいパンを焼き、荷物はラクダの背に乗せて運びます。タウルス山脈の丘陵地帯を通る旅の間、遊牧民たちは馬に乗ったり、歩いたりしながら、家畜の群れを管理します。高原を進む家族たちはテントを張って夜を過ごし、休息をとります。

遊牧民の女性ディジェ・ウチャルさん(61)は、馬上からラクダの群れを誘導し、夫のアリ・ウチャルさん(63)は、トラクターで水のタンクを運びます。夫婦の娘ファトゥマさん(23)と彼女の夫ムスタファ・ディレクメンさんは(24)は、ヤギの群れを見張り、移動させる役目を負っています。

「私たちはブドウ園や畑も通りますが、種がまかれているところや苗が植えられているところもあるので、ひとの作物を傷つけないように注意しています」とハティジェさんはアナドル通信に語りました。

彼女はまた、ラクダは自分の支配下にあると言いました。「私が前に立つと、ラクダたちは私についてきます。私が高原に連れていくことを、彼らは知っているんですね」

移動生活は苦労が多いが、それでも自分たちは幸せだとハティジェさんは言いました。「私は山の中で生まれ、育ち、暮らしています。他の場所は見たこともありませんでした。でも、年をとってきて、旅はきつくなってきました」

20~25日の旅
ファトゥマ・ディレクメンさんは、大変なのは旅の準備段階だと言いました。「私たちは20~25日かけて移動します。その間、困ることのないように前もって準備しておくのです」

ディレクメンさんも遊牧民であることは幸せだと言いました。「私たちはコンヤのハディム地区に向かっています。旅の途中で、ときどき休息をとります。テクノロジーが進歩しても、私たちは生まれながらの生活をしてるのです」

トルコはアルアクサ・モスクへのイスラエルの攻撃を強く非難する

エルドアン大統領は、5月9日、声明で、エルサレムのアルアクサ・モスクへのイスラエルの攻撃に対し、有効な行動を起こすよう世界に勧告しました。

 Hurriyet

「イスラエルは世界の一部であり、そこに住むムスリムたちは人間である。聖都エルサレムの名誉と尊厳を守ることは、あらゆるムスリムの義務である」と、大統領はツイッターで言いました。「われわれは祈りの場であるアルアクサ・モスクとムスリムへの攻撃を、われわれに向けられた攻撃とみなす」

「自身を人間だというなら、3つの宗教の聖地であるエルサレムを汚す暴虐者たちに反対しなければならない。イスラエルの攻撃に対して沈黙している者、明確な立場をとらない者は、イスラエルの支持者と変わらず、パレスチナへの暴虐の共犯者である」と大統領は力説しました。

5月8日、エルドアン大統領は、エルサレムのアルアクサ・モスクの礼拝者に対する、最近のイスラエルの暴力を強く非難しました。「われわれは、ラマザン中に起こった、アルアクサ・モスクに対するイスラエルの憎むべき攻撃を強く非難する」

大統領はまた、パレスチナの人々への団結を表明し、「わが国トルコは、いかなる場においてもパレスチナの兄弟姉妹の味方でありつづける」と言いました。これらメッセージはトルコ語、アラビア語、ヘブライ語でソシアルメディアにシェアされました。


   「ときどきダイアリー」へ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トルコ政府はロックダウン延長は考えていない

2021年05月07日 | 国内
5月8日 政府は現行の17日間のロックダウンの延長は考えていないと、政府高官らが言いました。

 Hurriyet

1日の感染者数が目標の5000まで減らなかったら、政府は現在のロックダウンを延長するかという質問に答えて、フアト・オクタイ副大統領は、「5月19日(若者とスポーツの日)までつづく現行のロックダウンの延長は、現在、議題になっていません」と、5月6日、NTVテレビのインタビューで語りました。副大統領は、内閣は感染拡大関連のデータを受け取り、これらの数字を考慮して決定したと言いました。

スレイマン・ソイル内相も、オクタイ副大統領同様、ロックダウンの延長はないだろうと言いました。「現時点で、5月19日までのロックダウンをもっとのばすことは考えていません」

「われわれは内閣と科学委員会が行った決定に従って対処してゆきます」と内相は言いました。1日の感染数は、部分的ロックダウンが行われる前は、6万3000くらいで低迷していました。

「対策が導入された後、1日の感染者数は2万9000~3万くらいに減少しました。現在は2万4000まで減っています。この数字はわれわれの対策がまちがっていない証拠です」と、ソイル内相は言いました。

  「ときどきダイアリー」ヘ






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1000万人以上の人々が2回目の接種を受けた

2021年05月07日 | 国内
5月7日 トルコでは1000万以上の人々が2回目の対コロナウイルス・ワクチン接種を受け、1440万人が1回目の接種を受けたと、ファフレッティン・コジャ保健相が発表しました。

 Hurriyet

トルコは1月14日から、対コロナ・ワクチン接種プログラムを開始しました。現在までに、2回目を含めて、2440万回分のワクチンが、市民に接種されました。

トルコは中国のシノヴァク、ファイザー/バイオンテク、ロシアのスプートニクVが開発したコロナワクチン2億4000万回分の契約に調印していると、コジャ保健相が、5月5日、科学委員会の会合後に語り、これはトルコの人口の3倍になると付言しました。

現在までに、トルコは、中国のワクチン1億回分、ファイザー/バイオンテクのワクチン9000万回分、スプートニクVのワクチン5000万回分の契約に調印しています。トルコは中国とファイザー・バイオンテクのワクチンを使用してきました。

コジャ保健相はまた、ウイルスの1日の感染者数は、コロナ拡大阻止のために実施された対策と規制によって、この15日、減少してきていると言いました。この減少傾向は入院の減少にも見えはじめているということです。

政府は、コロナ感染が記録的に増え、1日の感染者数が6万人に達したため、4月29日から5月17日まで、完全ロックダウンを導入しました。


市場は土曜日オープンする

市場は5月8日と5月15日にオープンするが、フルーツと野菜のみの販売とすると、内務省が発表しました。

 Hurriyet

内務省の5月5日の指令によると、これは農産物の供給増加で、捨てられる農産物を出さないための決定です。市場は土曜にオープンしますが、内務省は衛生用品、衣料、オモチャ、ガラス器のような他の商品の販売は禁じています。

最近、内務省は、スーパーマーケットは完全ロックダウン中は基本的な商品のみ販売が許可されると発表しました。禁止の理由は、スーパーが混雑するのを防ぎ、コロナ抑制に寄与するためだと、内務省は言っています。

内務省の指令によれば、スーパーは5月7日から、基本的な食品と、衛生用品、ペットフードのみを販売することになります。電子機器、オモチャ、文具、衣料、家庭用布類、金物類、自動車部品、ガラス器を含む広範な商品の販売が禁じられます。


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スーパーマーケットは基本的商品のみ販売

2021年05月05日 | 国内
5月6日 スーパーマーケットは、5月7日から、基本的商品のみの販売が許可されることになると、内務省が発表しました。これは店が混むのを防ぐのが目的だそうです。

 Hurriyet

内務省が全国81県の知事室に送った指令によると、ロックダウン中、顧客に地供される商品は、基本的食品と、衛生用品、ペット・フードのみになります。アルコールの販売はすでに禁止されていますが、5月7日から、スーパーマーケットは、電子機器、オモチャ、文具、衣料、家庭用布地類、ガラス製品のような消費製品の販売は不許可になります。

関連省庁、公的機関、商業協会、関連分野の代表らの協議の結果なされたこの決定は、スーパーマーケットの混雑を防ぐのが目的だと、内務省は言っています。

食料品店、パン屋、肉屋、青果店を除く全商店は、4月29日までの17日間のロックダウン中、閉鎖されます。許可された店は、午前10時から午後5時までの営業になります。

「これはダイナミックな処置です。新たな事態には新たな対策が必要です」と、昨日、内務省のイスマイル・チャタクル報道官が言い、指令の規制はオンライン販売には適用されないと付言しました。スーパーマーケットのたばこの販売は続けられます。

対ウイルス規制が守られているかチェックするために、当局は4月だけで、約1150回の検閲を行っています。


暖かくなると、村人たちが建てるポータブル・ミナレット

黒海岸のリゼ県で、雪崩による危険を避けるために、冬の間はしまっておくポータブル・ミナレット(尖塔)が、春の到来でまた立てられました。

 Hurriyet

リゼ県イキズデレ地区のカルザヴァン高原に建てられたミナレットは、スチールの円筒をつなぐ組み立て式になっていて、冬の間は雪崩で倒れることのないように、分解して収納しておきます。

今年も高原に遅い春が到来して、村人たちは円筒を組み立て、金属ワイヤーで縛って組み立てたミナレットを建てました。

標高2100メートルの高地に建てられたモスクのために建てられたミナレットは、冬の雪崩のために何度か倒壊しました。

「10年前、私たちはここにモスクとミナレットを建てましたが、ミナレットは雪崩で2度、倒れました。それで、この組み立て式ミナレットを考案したのです」と、メシェキョイ村の村長アフメト・トゥージュさんは言いました。雪が降りはじめると、私たちは円筒でできたミナレットを収納し、5月の初めころ、建てます」

「コロナ・パンデミックのために、今年は人々の移動が遅れていますが、20日以内には、町へ出ている住民たちが村へ帰ってきて、高原はまた楽しい場所になります」とトゥージュさんは言いました。



   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トルコ軍がシリアから掘られたトンネルを発見

2021年05月04日 | 国際
5月5日 トルコ国境守備隊が、シリアからトルコへ掘られたトンネルを発見したと、5月1日、国防省が言いました。

 Hurriyet

「東南部ハタイ県の国境警備隊によって、シリアからトルコへ掘られたトンネルが発見された」と、国防省がツイッターで言いました。

掘削作業に使われ発電機、ハンマー・ドリル2台、手押し車、300メートルのケーブル、掘削機、シャベル、バッテリーなどが押収されたと、国防省は言っています。

イスタンブル市が歴史的建物を購入。文化的スペースにする

イスタンブルの歴史地区に位置する、113年昔の独特の建物が、イスタンブル市に買い取られました。

Hurriyet

「イスタンブルの第7の丘は、もうイスタンブル市民のものです。市はブルグル宮殿を買い取りました。この建物は歴史地区の第7の丘にありますが、長年放置されていました」と、イスタンブルのエクレム・イマムオール市長は言いました。「市はこの建物を、イスタンブル市民すべてが利用できる文化的スペースに改造します」

何か月か前に売りに出された、この歴史的建物の価格は3000万トルコリラ(360万ドル)と発表されました。

ブルグル宮殿を建てたメフメト・ハビブ・ベイは、オスマン帝国末期の第2次立憲君主制の布告後、「統一進歩委員会」の候補として、1908年に、北西部ボル県から議員に選ばれました。

ブルグル宮殿は庭つきの大きな邸宅で、1912年にイタリアの建築家ジュリオ・モンゲリの設計で建てられました。精密な装飾的設計とスケールの大きさから、この邸宅は当時のイスタンブルでは最新の建物のひとつでした。ブルグル宮殿という名は、宮殿の所有者のハビブがブルグル(精麦)の販売で財を成したことから来ています。

「第一次国家建築運動」のみごとな一例であるこの建物は、印象的な巨大な塔が人目を引いています。トルコ共和国誕生後の1926年、メフメト・ハビブは銀行に負債があったため、建物の所有権はオスマン銀行に移譲されました。


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国防省高官たちが対テロ作戦を視察した

2021年05月03日 | 国内
5月4日 フルシ・アカル国防相が、5月2日、軍の高官たちと、トルコ中部エスキシェヒル県を訪れ、トルコの最近の越境対テロ作戦の現状を視察しました。

 Hurriyet
左端の黒い服がアカル国防相


アカル国防相は、ヤシャル・ギュレル参謀総長やハサン・キュチュクアクユズ空軍司令官とともに、同県の空軍戦闘司令部を訪れました。この司令部から「稲妻作戦」や「雷作戦」の下に、空軍活動が行われていると、国防省がツイッターで言いました。

アカル国防相はまた、土曜、対テロ作戦視察のために、南東部シュルナク県と北イラクの基地を訪れました。国防相は、対テロ作戦は最後のテロリストが消えるまで続くと言っています。

トルコは、トルコ国境近くの、北イラクのメティナとアヴァシン・バスヤン地方で、「稲妻作戦」と「雷作戦」を開始しました。トルコの最近の越境対テロ作戦によって、これまでに少なくとも44人のテロリストが、死亡・負傷・投降しました。

オスマン・スルタンの有名な肖像画がイスタンブル市に寄贈された

統治期間が最も長かったオスマンのスルタン、スレイマン壮麗王の16世紀の肖像画が、先月、ロンドンのオークションで35万英ポンド(14万Ⅰ000ドル)という高額で購入された後、匿名のバイヤーによってイスタンブル市に寄贈されました。

 Hurriyet

「帰ってきます! 3月、英国のオークションで記録的な値段で売れたスレイマン壮麗王の肖像画が、バイヤーによってイスタンブル市に寄贈されました」と、イスタンブル市のエクレム・イマムオール市長がツイッターで言いました。

「このような貴重な作品を、イスタンブル市を信じて寄贈していただくことを誇らしく思います。おめでとう、イスタンブル」とイマムオール市長は付言しています。

ほぼ半世紀、オスマン帝国を統治したスルタンの肖像画は、19世紀から、フランスのある家庭のコレクションに入っていました。

有名なサザビーのオークションハウスで売りに出された肖像画は、8万ポンド(11万ドル)から始まりましたが、販売価格は入札前のほぼ3倍になったと推察されます。肖像画は12万ポンド(16万⑥000ドル)くらいで売れたと想像されます。

サザビーによると、この絵画は16世紀の2点の絵画に類似しています。関連のある2点の作品とは、フロレンスのウフィツィ美術館にあるクリストファノ・デル・アルティッシモと、ウイーンの美術史美術館に展示されている大公フェルンディナンド2世の小さな肖像画です。

サザビーによると、1530年代、絵画によって、ヴェネツィアとオスマンの美術交換の窓が開かれました。

昨年、イスタンブル市は、イマムオール市長の命によって、ロンドンのオークションハウスで、世界的に有名なイタリアの画家ジョヴァンニ・ベルリーニが描いたスルタン・メフメトⅡ世の肖像画を、110万ドルで購入しました。

540年昔のスルタンの肖像画は、2020年9月から、イスタンブル市民のために、市のサラチハネ・ビルに展示されています。

  「ときどきダイアリー」ヘ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロックダウン中、200万以上の免除証が発行された

2021年05月03日 | 国内
5月3日 ロックダウン中も仕事をつづける特定の労働者に出される「就労免許証」が、200万通以上発行されたと、内務省が言いました。

 Hurriyet

政府は、ロックダウン中は、すべての営業活動は中止されるが、基本的な仕事に従事する人々であるエッセンシャルワーカーは就労を許され、特別許可証が発行されると言いました。規制から除外される職種には、生産、製造、食品、衛生、保健サービスが含まれます。

「総数205万の就労免許証が、内務省の電子アプリによって、オンラインで発行されました」と、5月2日、内務省が発表しました。生産と供給活動はロックダウン中も続けなければならないと、内務省は、5月2日、言いました。

「トルコは基本的な仕事を除いて、完全ロックダウン中ですが、農産物は配送されつづけ、通商の主要なエンジンは稼動しています」と内務省は付言しています。

スレイマン・ソイル内相は、当局は17万8000人以上の人々に移動許可を出したと言いました。ロックダウン中は都市間移動は規制され、当局発行の移動許可証が要求されます。

「規制にかかわらず、みな街に出ている」というメディアの報道を、ソイル内相は批判しました。「国民の95%は家にいます。都市の広場に人影はなく、仕事に通う人々の車が、大通りや高速を走っているだけです」と内相は言いました。

警察隊が、ドライバーや同乗者が移動許可証を持っているかどうか道路でチェックしていると言い、車の長い列ができているのは、このチェックのためだと思うと言いました。


トルコの正教徒たちがイースターを祝った

17日間のロックダウンのため、トルコに住む正教徒の多くは、今年は家でイースターを祝いました。信仰心熱い、限られた信徒だけが、厳重なルールの下に、教会のミサに参列しました。

 Hurriyet

トルコ南東部マルディン県では、コロナ拡大を防ぐために、5月2日、少人数のシリアック正教の信者が、4世紀のクルクラル教会に集まりました。

ガブリエル・アクユズ大主教が、バイブルの引用文を読み、トルコ語、アラビア語、ヘブライ語、シリアック語で聖歌を歌いました。「今日は素晴らしい日です」とアクユズ大主教は言いました。「今日はアッシリア人にとって非常に重要な日です。心を込めてイースターを祝いましょう」

ミサはウイルスとの戦いのためのガイドラインに従って行われたと、大主教は言いました。「集まった人々はこのパンデミックが早く終わるよう祈りました」

世界で3番目に多いキリスト教徒集団である正教徒たちは、カトリックやプロテスタントとは異なるカレンダーに従っているため、1週間遅れのイースターを祝います。


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドイツの裁判所がPKKメンバー5人に禁固判決

2021年05月01日 | 国際
5月2日 ドイツの裁判所が、4月3日、PKKのメンバーの被告5人に、4年3か月までの禁固判決を下しました。

 Hurriyet

シュトゥットガルトの高等地方裁判所は、誘拐にかかわったテロ組織のメンバーであるとして、ヴェイセル・Sに4年3か月、アギト・Kに4年、オズカン・Tに3年、エヴィム・Aとジハン・Aに1年半の禁固判決を下しました。

トルコ南東部で、くり返し市民を傷つけてきたPKKは、トルコの警察官と兵士らへの攻撃を続けています。PKKはトルコで攻撃を続け、殺人を行っていると、裁判所は言いました。

ドイツその他西欧諸国でも組織を構成しているPKKは、組織のための基金を集め、PKKの支持者を募り、世論に影響を与えるためのキャンペーンを目論んでいます。

トルコはドイツ当局に、トルコ、アメリカ、EUがテロリスト組織としているPKKに対して行動を起こすよう、くりかえし要請してきました。PKKは1993年から、ドイツでも非合法とされています。PKKは、35年以上のトルコに対するテロ作戦で、女性、子供、嬰児を含む少なくとも4万人の死に責任を負っています。


イズトゥズ・ビーチが絶滅危惧種のウミガメを歓迎

カレッタ・カレッタとして知られるアカウミガメが、トルコ西部ムーラ県のイズトゥズ・ビーチで卵を産みはじめたと、環境省が4月29日、言いました。

 Hurriyet

「カレッタ・カレッタがイズトゥズ・ビーチで卵を産みはじめました。ビーチの産卵エリアは保護下に置かれました。このビーチではこの5年間で約700の巣が記録されました。子ガメは孵化して約60日後に海へ向かいます」と環境省はツイッターで言っています。

トルコはこの絶滅を危惧されるアカウミガメにとって、最も重要な巣づくり場のひとつです。カメたちは毎年、夏の初めに海岸に来て卵を産みます。ボランティアたちがトルコ地中海沿いのビーチを見守り、ベビー・カメちゃんたちを守っています。

コロナウイルスによる死者は40,131人、1日の感染者は31,891人に

トルコの確認されたコロナウイルス感染者数は、過去24時間で31891まで増え、1日の患者数は2673人まで増えました。

 Hurriyet

394人が死亡し、死者総数は40,131人になったと、4月29日、保健省が発表しました。インフォグラフィックによると、トルコの確認された感染者総数は4820,591人に達しました。

また、この24時間で68,183人の患者が回復したと保健省は言っています。回復した患者総数は4,323,897人になりました。保健省はまた、過去1日で265,287人のテストが行われ、テストを受けた総数は47,261,999人になったと言いました。

保健省はまた、コロナ感染者の肺炎発生率は2.4%で、重症患者数は3,534人だと付言しました。


   「ときどきダイアリー」ヘ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トルコはロシアの「スプートニクV]ワクチンを緊急承認した

2021年05月01日 | 国内
5月1日 トルコの薬品・医療計画局が4月30日、トルコはロシアのスプートニクVコロナワクチンの緊急使用を承認したと発表しました。

 Hurriyet

「スプートニクVコロナワクチンの緊急使用はトルコ薬品・医療計画局による査定と評価後に承認された」と、ファフレッティン・コジャ保健相がツイッターで言いました。このワクチンは中国のシノヴァクとバイオンテク・ワクチンに次いで、第3のワクチンになると、コジャ保健相は付言しました。

コジャ保健相は、トルコはロシアのワクチン5000万回分を、5月から6か月にわたって受け取る契約に調印したと、記者団に語っています。1月中旬にコロナワクチン集団接種キャンペーンが始まってから、トルコは2280万回分のワクチンを接種しています。

トルコでは、いままでに1370万人以上が1度目のワクチン接種を受け、910万人が2度目の接種も受けています。

イスタンブルで太鼓たたきがナイフで襲われた

イスタンブルのシシリ区に住んでいる外国籍と思われる男が、ラマザンの太鼓たたきを追いかけ、ナイフで太鼓を切り裂きました。

 Hurriyet

トルコでは、イスラムの聖月ラマザンには、毎年、夜になると、太鼓たたきが街を歩きます。オスマン時代の衣装を着けた太鼓たたきたちは、街を歩いて、サフール(断食月中、日の出前にとる食事)のために住民たちを起こします。

しかし、夜明け前に太鼓をたたいて住民を起こす長年の伝統を異常だと感じる人もいます。襲われた太鼓たたきは事件後、警察署に行って告訴しました。「もしナイフが太鼓に刺さらなかったら、私の心臓に刺さっていたでしょう」と太鼓たたきのフィクレット・ガリプレルさんは言いました。

攻撃時の写真も提出され、容疑者は拘束されました。トルコでは、太鼓の音で起きる人たちは、ラマザンの太鼓をしきたりのひとつと考え、太鼓たたきにチップを渡しています。非公式の数字ですが、ラマザン中、イスタンブルの街には、3000人以上の太鼓たたきが出動するそうです。


   「ときどきダイアリー」ヘ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする