トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコの出生率が減少している

2021年05月21日 | 国内
5月21日 トルコ統計局が、最近、トルコで出生率が減少傾向にあると発表しました。

 Hurriyet

2020年はトルコで約112万人の赤ちゃんが生まれましたが、前年は118万人の赤ちゃんが生まれていたと、5月18日、統計局が発表しました。統計局によると、昨年生まれた赤ちゃんは、男子51.3%、女子48.7%でした。

2019年の出生率は1.88%でしたが、昨年は1.76%でした。統計局によると、この比率は、人口交換レベルの2.10%以下です。2001年の出生率は2.38%でしたが、2020年には1.76%まで減少しました。しかし、トルコの出生率は、EU27か国よりは高率です。2019年の最高出生率の国はフランスで、1.86%、最低はマルタで1.14%でした。

データによると、2001年、トルコ女性の出産年齢のピークは、20~24歳でしたが、2020年には2地区に5~29歳になりました。これは女性の出産年齢が高齢化していることを示しています。昨年出産した女性の平均年齢は、29歳でしたが、前年は28.9歳でした。

2020年、最も出産率が高かった県はシャンルウルファで、3.71%。次がシュルナク県で、3.22%、アール県とシールト県の2.88%。すべて東部、東南部の県です。

出産率が最も低かったのは黒海地方のカラビュク県で、1.29%、次が同じ黒海地方のゾングルダク県と西部のキュタヒヤ県で、いずれも1.31%でした。


イスタンブルのオスマン時代の工場が売りに出された

19世紀、イスタンブルのキュチュクチェクメジェ地区に、フランスの専門家が建てた、オスマン帝国最初のマッチ工場が、所有者一家によって、7000万リラ(830万ドル)で売りに出されました。

Hurriyet

長年放置されていた工場は、1991年、文化観光省によって、一級の歴史的建造物として登録され、保護されました。長年放置されていたため、工場の壁はなくなっていますが、鉄の枠組みは無傷で残っています。扉や窓は壊れていて、屋内に草が生えているのが見えます。

しかし、マッチを運ぶために敷かれたレールは、劣化することなく今日まで残っています。15,377平米の敷地に建つ、建坪500平米の建物は、商業的資産として登録されています。建物は現在、倉庫として使われていますが、売却されたら、中の物は除去されるでしょう。

イスタンブルの都市文化遺産の一例と考えられるこの建物の価格は7000万リラです。

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PKKの首謀者がトルコ軍によって死亡

2021年05月18日 | 国際
5月20日 トルコの治安部隊が北イラクの作戦で、PKKの高位のテロリストを死亡せしめたと、5月17日、エルドアン大統領が言いました。

 Hurriyet

エルドアン大統領は閣議後、殺害されたテロリストは、PKKのシリア作戦の責任者だったと言いました。大統領は彼を、ソフィ・ヌレッティンというコードネームで呼び、彼はシリア国籍だったと言いました。

「テロリスト・グループPKKのシリアの首謀者ソフィ・ヌレッティンは、北イラクでトルコ軍によって死亡した」と、エルドアン大統領は記者会見で言い、死亡したテロリストは、トルコの対テロ作戦「ユーフラテスの盾作戦」と「オリーブの枝作戦」で、トルコ軍に対し度重なる攻撃を仕掛けてきたと語りました。

テロリストの死亡が、PKK/KCKとPYD/YPGが同じ組織であることを示していると、エルドアン大統領は言いました。テロリスト、ヌレッティンはテロ・グループPKKの高位のメンバーであり、PKKは北イラク・ガザ地区で、トルコ市民13人の殺害を命令しています。

「わが国を裏切る者、弾丸を撃ち込む者、わが国民を傷つける者、わが国の安全と統一、わが国家の存続を脅かす者にはすべて、同じ運命が待っていることを忘れないで欲しい」と大統領は言いました。

PKKは、トルコに対するテロ・キャンペーンで、女性や子供を含む4万人の死の責任を負っています。PKKはまた、トルコと国連によって、テロ組織に挙げられています。


40歳以上の教師にワクチン接種

トルコでは1月14日以来、2670万回分のワクチンが接種されましたが、今度は40歳以上の教師と学校職員がワクチン接種を受けることになったと、当局が発表しました。

Hurriyet

「今日、40歳以上の教師と学校職員のための予約が始まりました。接種のためのデータはオンラインでゲットできます」と、ジヤ・セルチュク教育相が、5月18日、ツイッターに書きました。「いままでに、私たちは75万2600人のワクチン接種をアレンジしてきました」と教育相は言いました。

トルコでは5月18日までに、総計26万7287回分のワクチンが接種されました。1530万人が1回目の接種を受け、1140万人が2回目の接種も受けました。

トルコの総感染者数は、現在、513万人になり、全国の死者数は4万5186人、昨日は203人が死亡しました。ファフレッティン・コジャ保健相は、5月18日、ツイッターにトルコの地図を掲載し、10万人に対する1週間の総感染者数を示しました。

5月8日から14日までの1週間で、10万人に対する感染者数は、イスタンブルで184.78人、首都アンカラで152.63人、イズミルでは93.86人。

「イスタンブル県の感染者数は4月中旬から600%減少しましたが、ワクチン接種率はまだ低く、62%に過ぎません」と、イスタンブル県のケマル・メミシュオール保健部長が言いました。「私たちは1日に17万人のワクチン接種を受けつけられますが、3万人の予約しか受けていません。55歳から65歳の人はとくに、接種に来るべきです」と、メミシュオール部長は18日、記者会見で語りました。

トルコが現在使っているワクチンはファイザー・バイオンテクとシノヴァクですが、いずれも供給に問題ありません。接種はどちらでも選べます。「感染者は600%まで減りました。これは大成功です。私たちは減少が続くことを願っています」とメミシュオール部長は付言しました。


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イスタンブルのアジア側にこんなアラレが降った

2021年05月17日 | 国内
5月19日 イスタンブルのアジアサイド、とくにチェクメキョイとスルタンベイリに、豪雨とアラレが降りました。

 Hurriyet

住民たちは愛車をアラレから守るために、車を毛布やじゅうたんで蔽いました。チェクメキョイを走っていたドライバーは、豪雨とアラレから車を守るために、橋の下でアラレがれやむのを待たなければなりませんでした。雨とアラレは小一時間つづきました。

「最初、ゴロゴロと雷の音がして、その後、急にアラレが降り出しました。私たちは急いで車に蔽いをかぶせました」と住民の1人、カディル・ハイマナさん。

「骨まで濡れましたよ。私は配達に行く途中で、道路の真ん中で、虚を突かれました」とバイク便のブラク・アクスさんは言いました。「配達に行かなければなりませんが、バイクで走れる状態ではありませんでした」
総回で
トルコはここ何年か、洪水やアラレ、豪雨、嵐など、極端な天候を経験しています。


トルコ外相がイスラエルのパレスチナ攻撃について国連で語る

トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相が、5月20日、国連総会で、すでに何百人もの人が死んでいるイスラエルのパレスチナ攻撃についてスピーチします。

 Hurriyet

外務省の発表によると、チャウシュオール外相は、パレスチナ外相、パキスタン外相、チュニジア外相とともに、ニューヨークへ向かいます。国連総会は、現在、国連総会会長を務めているトルコの外交官ヴォルカン・ボズクル氏の主宰で招集されます。

チャウシュオール外相は総会でスピーチし、外相会議を開催すると、外務省は言っています。トルコはパレスチナに対するイスラエルの攻撃を止めさせるために、外交的イニシアティブに力を注いできました。

エルサレムの混乱を集結させるために、トルコは、国連安保理が総会を招集するよう要請してきました。2017年、アメリカがエルサレムをイスラエルの首都と認めたときも、トルコは同様の行動をとりました。

チャウシュオール外相は、5月18日、国会でスピーチし、「われわれはパレスチナを支持することを諦めることはない」と国会議員たちに語りました。「エルドアン大統領のリーダーシップとわが国会の下に、わが国はパレスチナを支持することを止めない」

「トルコはパレスチナ問題に関する外交努力の先頭に立ち、世界における良心と正義の声でありつづける」とチャウシュオール外相は言いました。「われわれはパレスチナ問題に助力するについて、つねに敏感である必要がある」

「パレスチナへのイスラエルの攻撃に対する国際社会の反応は“弱い”。イスラエルによる戦争犯罪に、目を閉じている国々もある」とチャウシュオール外相は言いました。


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コロナの看護師たちは患者を精神的にも介護している

2021年05月17日 | 国内
5月18日 コロナとの戦いの最前線で働きつづけている看護師たちは、患者のからだのケアだけでなく、精神的な看護もしています。

 Hurriyet

「看護師は患者さんを全体的なアプローチで看護します。つまり、患者さんを身体的だけでなく、心理的、精神的にサポートしているのです」と、看護師のダムラ・ボズカヤさんが「看護師週間」にアナドル通信に語りました。

アンカラのハジェテペ病院成人コロナ・サービスで働いているボズカヤさんは、看護師たちは長いシフトで、週40時間以上働いていると言いました。世界的パンデミックがトルコを襲って以来、看護師たちはハードワークを強いられていると、ボズカヤさんは言い、看護師たちはエネルギーの限界を超えて毎日、患者たちに個人的にかかわっていると付言しました。

「患者さんの周囲には私たちしかいませんから、私たちはつねに患者さんとコミュニケーションをとっています」とボズカヤさんは言いました。「感染防止のために、患者さんの部屋のドアはいつも閉まっているし、死ぬのを怖がっている患者さんもいます。患者さんは“私、治るのでしょうか? みんな私みたいに苦しいのでしょうか? 私、死ぬの怖い”というような質問をしてきます」

「私は辛抱強く、ひとりひとりの患者さんに経過を説明し、心理的に元気づけるよう努めています」とボズカヤさん。「患者さんは仲間がいませんから、看護師たちは、高齢者や、聴覚や視覚に障害のある人の部屋で長時間過ごさなければなりません。私たちは防護設備を身に着けてはいますが、長時間、集中的にウイルスに曝されているのです」 

看護師たちは防護対策として、頭巾、手袋、眼鏡をつけ、医療用N95マスクの上に外科用マスクをつけていると、彼女は言いました。「たいていの場合、私たちはカフェテリアで食事できません。私たちは看護師室で、同僚と同時にマスクをはずすのを避けて交代で食事します」

コロナ病棟のエアコンは換気のために切られているので、重ね着で働くのは、とくに夏場は大変だと、ボズカヤさんは言いました。


ギョベクリテペのレプリカが国連本部に展示される

トルコ東南部シャンルウルファ県のギョベクリテペ居住地の、高さ5.5メートルの遺構のレプリカが、ニューヨークの国連本部に展示されることになったと、トルコの文化観光省が、5月14日、発表しました。レプリカは国連本部を訪れる人々に感銘を与えることでしょう。

 Hurriyet

12000年昔の世界最古の神殿ギョベクリテペのオリジナルの遺構の正確なレプリカは、公式の贈物として、トルコ文化観光省から国連に贈られます。2019年の「ギョベクリテペの年」宣言後、ギョベクリテペの遺構は世界的な注目を集めるようになりました。遺構は文明の揺籃期の文化遺産として、常時展示される予定です。

2019年、トルコ外務省はギョベクリテペの石柱のコピーを国連に贈り、予備的なコンタクトを取りました。ギョベクリテペは2011年からユネスコ世界遺産の暫定リストに入っています。

ギョベクリテペは1963年、イスタンブル大学とシカゴ大学の研究者たちが現場を調査中に発見しました。1995年、ドイツ考古学研究所とシャンルウルファ博物館の共同作業によって、高さ3~6メートル、重さ40~60トンの、新石器時代のT型の遺構が発見されました。

発掘中、高さ65センチほどの、小さな人物像など、12000年昔の、さまざまな遺品も出土しました。

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世界で14億Ⅰ000万回の接種が行われた。トルコは9位

2021年05月16日 | 国際
5月17日 「データで見るわれらが世界」の5月15日の数字によると、いままで全世界で14億回以上のコロナウイルス・ワクチン接種が行われました。

 Hurriyet

上記のウエブサイトによると、最もワクチン接種が多く行われた国は中国で、3億6691万回の接種が行われました。インドは1億8051万回、イギリスは5480万回、ブラジルは5200万回の接種が行われました。ドイツは3941万回、フランスは2746万回、イタリアは2649万回行われました。

次がトルコで、2570万回以上の接種が行われました。次はロシア、インドネシア、メキシコと続きます。人口に比して最もワクチン接種回数の多い国は東アフリカの島国セイシェルで、100人に対し131回の接種が行われています。

トルコは世界9位
保健省のデータによると、トルコは1月14日に始まった全国免疫キャンペーンによって、2573万回以上の接種が行われました。1492万人以上のトルコ人が1回目の接種を受け、1080万人が2回目の接種を受けました。


トルコは厳しいロックダウンを緩和しはじめる

トルコは5月17日から、厳しいコロナウイルス・ロックダウンを緩和しはじめますが、ところによって、夜間・週末の外出禁止は継続すると、5月16日、内務省が指令を発表しました。

 Hurriyet

エルドアン大統領は、トルコは2週間半前に科されたフルロックダウンを徐々に緩和し、6月にはさらに規制を緩和すると言いました。

4月、1日のコロナ感染者数が6万人まで増えたため、トルコ当局はウイルス対策を厳しくしました。6月1日まで、基本的必要品の買物以外、金曜日の午後9時から月曜日の朝5時まで、外出禁止という指令が内務省から出されました。

外出禁止時以外の都市間移動は許可されますが、レストランとカフェはテークアウトのみの営業に制限されます。ショッピングモールは、週日はオープンしますが、スポーツクラブや映画館のような施設は閉鎖がつづきます。トルコはパンデミック中、人々の移動と活動は制限しましたが、エルドアン大統領は、フルロックダウン中も工場は操業し、経済生産を維持しようとしました。

1日の感染者数は、1万1000人に急落しましたが、ロックダウン前にエルドアン大統領が目標とした5000人にはまだ達していません。現在、約1080万人の人々が2度のワクチン接種を受けました。これは人口の13%です。1度目の接種を受けただけの人は1490万 人です。


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「トルコ軍はキプロスから撤退しない」北キプロス大統領

2021年05月16日 | 国際
5月16日 北キプロス・トルコ共和国のエルシン・タタル大統領が5月14日、「キプロス島に駐在するトルコ軍は撤退しない。北キプロスはガザのようにはならない」と言いました。

 Hurriyet

「東エルサレムのアルアクサ・モスクで礼拝中のムスリムに対し、イスラエル軍は攻撃した。イスラエルは、ムスリムの祝日エイド・アルフィトル中であるにもかかわらず攻撃をつづけ、子供や女性たちまで惨殺した」と、タタル大統領は声明で言いまし

「国連その他の国際機関は沈黙をつづけている。1964年から1974年、ギリシャ・キプロスがトルコ・キプロスをターゲットにした時と同じだ。イスラエルが行っている虐殺の前で沈黙している人々は、人類に対する犯罪の共犯者だ」と、タタル大統領は言っています。
「トルコはガザの状況に抗議するためにベストを尽くしてきた。最近のイスラエルの攻撃によって、100人余の人々が殺されたが、世界はただ傍観しているだけだ」


トルコはイスラエル国旗を掲げるオーストリアを非難

トルコ大統領府のイブラヒム・カルン報道官が、5月14日、イスラエルがパレスチナを攻撃している最中に、ウイーンの首相府の屋根にイスラエル国旗を掲げているオーストリアのセバスティアン・クルツ首相を批判しました。

 Hurriyet

「これはパレスチナ人への攻撃を続けるように、イスラエルを激励していることになる」と、カルン報道官はツイートで言いました。「理性と倫理観を持つオーストリア人、ヨーロッパ人は、この恥ずべき行為を拒否すると思う」

クルツ首相は以下のようなキャプション付きで写真をシェアしています。「今日、イスラエルとの団結のしるしとして、首相府の屋根にイスラエルの国旗を掲げた・・・わが国はイスラエルの味方である」

トルコのフアト・オクタイ副大統領は、オーストリア首相府の屋根に掲げられたイスラエル国旗に関するクルツ首相の最近の行為に反発を示しました。「この行為によって、オーストリアの首相はガザでのイスラエルの虐殺を認めたことになる」と、副大統領はツイッターに書きました。

オクタイ副大統領は、イスラエルに関するクルツ首相のスタンスを批判し、ヨーロッパで増大しつつあるイスラモフォビア(イスラム嫌悪)とファシズムを強化させるこの行為は、人類の歴史に残る汚点であると付言しました。

イスラエルは1967年のアラブ=イスラエル戦争中に、東エルサレムを占領し、1980年には全市をイスラエルに併合してしまいました。これは国際社会からも認められていません。


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不法移民約100人が東地中海で救助された

2021年05月15日 | 国際
5月15日 治安ソースによると、5月14日、東地中海で沈没しそうになっていたゴムボートに乗った不法移民97人が、トルコ海軍とリビヤの沿岸警備隊の協力で救助されました。

 Hurriyet

5月13日、リビヤ沖で執務中だったTCGガジアンテプ・フリゲート艦が、コムス港の28マイル沖で、不法移民をのせたゴムボートを発見しました。移民たちが命の危機にあることが確認されたため、フリゲート艦のヘリコプターが離陸しました。まもなくリビヤの沿岸警備隊も参加して、人々は救助され、災害は防げました。

・・・コロナでもなんでも、不法移住しようとする人たちは、後を絶ちませんね。div>

ワクチン接種に懐疑的な人々をチームが説得

コロナワクチンに対する懐疑的な考え方が世界中にひろがり、ワクチン接種を躊躇したり、怖がったりする人が少なくありません。

 Hurriyet

トルコはワクチン懐疑論を払拭するために、コロナワクチン接種説得イニシアティブを開始し、期日内に接種を受けるように、人々を督励しはじめました。接種を断る人々を説得するために、職員が彼らの家を訪ねています。ワクチン反対の動きに対抗するために、全国各県でワクチン説得チームが結成されました。

反対運動には科学的根拠がなく、ソシアルメディアで無責任にひろがっています。説得チームは、公的機関の責任者、保健職員、町村長、学校長、教師、イマーム(イスラムの指導者)がメンバーになり、接種を受けない人々の家を訪れ、接種の必要性を説明し、接種を受けるよう勧告しています。最初は接種を拒否している人も、職員が根気よく説得すると、接種の意味を理解し、合意するようになるそうです。

トルコは1月14日から、ワクチン接種プログラムを始めました。現在までに、2560万回分のワクチンが接種されています。保健省のデータによると、1480万人がワクチンの1回目の接種を受け、1080万人が2回目の接種を受けています。


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トルコは3段階の正常化計画を考慮中

2021年05月15日 | 国内
5月15日 トルコは、5月17日に終わるフル・ロックダウン後の正常化計画で、3段階の戦略を考えています。第1段階にはレストランやカフェの規制の廃止が含まれます。

 Hurriyet

コロナウイルス感染数と死者数が全国的に減少しつづけているため、エイド・アルフィドル(ラマザン明けの祝日)後から、徐々にロックダウンの規制を緩和してゆくと、今週初めエルドアン大統領が言いました。

「検討中の計画によれば、正常化の第1段階はレストランとカフェの再開になるだろう。しかし、営業は午後8時までとされるだろう」とCNNトルコが報道しました。

感染が減少しつづければ、外出禁止は午後7時が午後9時になるでしょう。また、土曜の外出禁止は完全に廃止されるでしょう。しかし、日曜の外出禁止は、正常化の第1段階では、ところによって残るでしょう。学校のオンライン授業は続くでしょうが、感染拡大のペースによって、9月か10月に再開するでしょう。

5月の終わりに始まる正常化の第2段階では、カフェやレストランの営業時間は、午後10時までになりますが、屋外席で、客の収容率は50%とされます。チャイ店のような小さな店は、市区町長の許可をとる必要があります。第2段階では、日曜の外出禁止は廃止されると思われます

7月に始まる第3段階では、結婚式が条件付きで許可されるなど、さらに規制が緩和されます。この段階では、カフェとレストランは午後11時45分まで営業できますが、屋内の食事はまだ禁止です。

 トルコはイスラエルに対する早急な国際的行動を促した

ガザとエルサレムで多くのパレスチナ市民が死傷しています。トルコはイスラエルの攻撃に対する国際的な早急な行動を促し、エルドアン大統領は、イスラエルの攻撃がつづいたら重大な結果になると警告しています。

 Hurriyet

[わが国は国際社会に、この攻撃を止めさせるために、早急に介入するよう要請している。イスラエルの攻撃はさらに市民の命を奪うだろう」という声明を、トルコ外務省は5月14日、出しました。イスラエル軍がガザに対し、より広範な攻撃を準備中で、5月14日には、死者数は109人を超えたという報道を受けて、この声明は出されました。

「イスラエルのガザへの空爆で、市民の死傷者は急速に増加している。国連パレスチナ難民救済事業機関に関わる学校の破壊や、取材中のカメラマンやフォトジャーナリストの負傷などからも、イスラエルの均衡を欠いた、無差別攻撃が明らかにされている」と、トルコ外務省は言っています。「イスラエルが次に、ガザの戦車や武器を攻撃しはじめることが懸念される」

エルドアン大統領は、イスラエルが攻撃を止めなければ、パレスチナの状況は悪化するだろうと警告し、国際機関の早急な調停を要請しました。

「国連の安全保障理事会が、国連総会の決議に従って、エルサレムの平和と安定を守るために、速やかに対策を行うことが絶対必要である。トルコとしては、国連が主導権をとれば、それを積極的に支持し、平和のための責任を果たす用意がある」と、エルドアン大統領は言いました。


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トルコはパレスチナのために、さらなるアクションを促した

2021年05月14日 | 国際
5月13日 エルサレムとガザへのイスラエルの攻撃が激化する中、トルコは、パレスチナ人を守るために、もっと具体的な外交アクションをとるよう、イスラム世界に勧告し、イスラム協力機構(OIC)と国連双方に、その先導を要請しました。

 Hurriyet

「われわれは積極的な対策が取られることを望んでいる」と、フアト・オクタイ副大統領は、5月13日、ムスリムの聖月ラマザンの終わりの礼拝後、記者団に語りました。「国連は何度も決議し、非難している。しかし、明瞭なスタンスが示されていないため、結果が出ていない」

外交ソースによると、OICの常任代表委員会は、5月11日、トルコの主導で、ジェッダで会合を開き、イスラエルの攻撃を非難し、パレスチナ人の幸せのために努力することで合意しました。OICは、国連総会、人権委員会、国連人権高等弁務官など関連国際組織に、加害者に責任を取らせ、彼らを抑止するよう要請しました。

OICの代表は、トルコの要求で、状況を再検討する最速手段として、外相委員会の緊急会議または閣僚級レベルの執行委員会の公開会議を開くことで合意しました。


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トルコとロシアの大統領がパレスチナの現状について話し合った

2021年05月12日 | 国際
5月12日 エルドアン大統領とロシアのウラジミル・プーチン大統領が、電話で、ガザとエルサレムの現状について話し合ったと、5月12日、大統領府が言いました。トルコは国際社会にイスラエルに対する行動を求めています。

 Hurriyet

エルドアン大統領は、国際社会はイスラエルに抑止力というものを教える必要があると言い、トルコはイスラエルに対する反対運動を結集すべく努めていると付言しました。

エルドアン大統領はプーチン大統領に電話で、パレスチナ守備隊を支援するために、国際社会がこの地域に平和維持軍を送る努力を要請しました。

エルドアン大統領はまた、アルジェリアの大統領と、トルコとアルジェリアとの関係、地域問題のほか、イスラエルのパレスチナに対する攻撃について話し合いました。

エルドアン大統領はまた、トルコはあらゆる場で、占領されているパレスチナの領土、とりわけアルアクサ・モスクとエルサレムに対するイスラエルの攻撃に反対しつづけると強調しました。両大統領はまた、5月13日のエイド・アルフィトル(ラマザンの終わりの祝祭)の挨拶を交わしました。

アルジェリアのサブリ・ブカドゥム外相は5月12日、アルジェリアはパレスチナ人に対するイスラエルの攻撃を止めさせるために、トルコと強調すると言いました。ブカドゥム外相は電話でトルコのメヴリュト・チャウシュオール外相とパレスチナ人の領土の現状について話し合いました。

「パレスチナの兄弟たちへのイスラエルの攻撃に力を合わせて立ち向かおうというチャウシュオール外相の電話に感謝する」とブカドゥム外相はツイッターに書きました。

チャウシュオール外相は、トルコはパレスチナ人の権利を守るための努力をつづけると明言し、トルコはパレスチナ人の地の現状に関して、ハイレベルの外交努力をつづけていくと言いました。
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