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バトマンで3000年昔の共同墓地が見つかった

2023年10月17日 | 文化
10月17日 バトマン県ゲルジュシ地区バギョジュ村のジェヘンネム川で行われた発掘中に、3000年昔の共同墓地が出土しました。

 Hurriyet

ハサンケイフ博物館の職員たちは、いくつかの洞窟を記録しておくためにこの地域を訪れ、偶然、この共同墓地を発見しました。共同墓地はチグリス川を望む急な断崖上にありました。博物館のチームは警備員を伴って、ほぼ5キロを歩いて、ここにたどりつきました。

最初の段階として、考古学者たちは堀を掘って、約100平米の共同墓地を発見しました。墓地には約150基の、火葬の墓と、岩の墓と、土の墓がありました。墓地は紀元前1000年までさかのぼる鉄器時代のアッシリア文明のものと判定されました。

死者のものと思われる槍や、矢じり、短剣、ナイフ、剣など、さまざまな武器が、火葬の墓から出土しました。墓には火葬された死者の骨も埋まっていました。

ハサンケイフ博物館館長で、発掘隊長のシェフムス・ゲンチさんは、発掘中に出土したアッシリアの「円筒印章」は、この地域の歴史に光を当てるだろうと語りました。この地方にアッシリア人が住んでいたか否かについては、歴史的情報がなかったと、ゲンチさんは言いました。

「ここで私たちは、火葬の墓や、石棺の墓、土葬の墓など、多くの墓を発見しました。墓から出てきた死者からの贈物は、私たちを興奮させました。見つかったアッシリア人の円筒印章は、アッシリア人のひろがりを判定する上で重要です。これら贈物の中には槍や矢じり、短剣、ナイフ、剣など多くの武器がありました」と彼は語りました。


「世界の飢餓危機を救うために重要な穀物協定が妨害された」エ大統領

エルドアン大統領は、最近のトルコ周辺の戦争や紛争のために悪化する食糧危機を強調し、国際的協力の重要性を力説しました。

 Hurriyet

10月16日、国連の食糧・農業機構(FAO)との協力で催されたイベントで、エルドアン大統領はビデオ・メッセージで、「わが国は国連とともに始めた黒海食糧協定によって、3300万トンの穀物を世界市場に送って、世界的飢餓の危機を阻止してきた」と語りました。

2022年7月に、ウクライナが穀物その他の食糧を黒海の3つの港から輸出することを認める協定が結ばれました。しかし、ロシアは、今年7月、協定を破棄し、輸出・金融・保険の制限を設け、また、ウクライナの港のインフラへの攻撃を強化しました。

それに応じて、ウクライナは黒海に「人道回廊」を設け、ロシアの封鎖を避けて、20隻の船を出航させました。エルドアン大統領は飢餓の危機にある地域、とくにアフリカを支援するトルコの現行の活動を強調しました。

エルドアン大統領はまた、9月初旬のソチ訪問中、ロシアの小麦100万トンを無料で提供してアフリカ諸国を助ける、ロシアとカタールの共同計画について話し合いました。「トルコは食糧と水の危機を解決するための責任を果たすことに躊躇しない」とエルドアン大統領は言いました。


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