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トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコの最も価値ある大通り:イスティクラルとバーダード

2014年12月01日 | 国内
12月2日 「トルコ小売市場」のレポートによると、いまイスティクラル通りとバーダート通りで、入手できる店を見つけることはほとんど不可能ということです。ジョーンズ・ラング・ラサール社(JLL)のレポートは、国内外の小売業者たちが成長目標をトルコに置いているが、現在のトレンドは近い将来もつづくだろうと述べています。

 Sabah

このレポートの注目すべきポイントは、価値ある大通が小売市場になったことです。イスティクラル通りとバーダード通りのレント料は、昨年に比して6.67%上がっています。1平米の平均レント料は、現在240ユーロくらいです。これは、100平米の店舗の毎月のレント料が2万4000ユーロくらいということです。

1平米の平均レント料が200ユーロのニシャンタシュ地区は、高級ブランドのセンターでありつづけています。イスタンブルの最も人気のある場所のひとつ、ニシャンタシュのレント料は、2015年にはもっと上がると思われます。

このリポートでは、イスティクラルとバーダート通りのほかに、バハリエ通りとベシクタシュ市場のレント料の上昇傾向は、2015年もつづき、レント料はアレムダー通りやニスペティエ通りと同じレベルになると予想されています。


炭坑労働者たちが炭坑の民営化に反対して道路封鎖デモ

12月1日、南西部ムーラ県で、炭坑労働者のグループが、ヤターアン炭坑の民営化に抗議して、1時間半にわたってハイウエイを封鎖しました。あるエネルギー会社が、彼らの反対を無視して、さる6月、入札に競り勝って、炭坑の操業権を買い取ったのです。

 Hurriyet

労働者たちは民営化を決めた政府に反対して、何度もプロテストをしてきました。5月にはアンカラのエネルギー省の前でデモをしましたが、警察に追い払われました。彼らのプロテストは、民営化のための入札が計画された1年以上前から始まっています。

「私たちは442日、抗議しつづけてきました。私たちが炭坑の売り渡しに反対しているのは、民営化されると、私たちは請負業者に雇われることになるからです。ソマ炭坑とエルメネク炭坑で起こったことを私たちは知っています」と、Tes-Is 連合のファティフ・エルチェリクさんは最近のトルコの2つの炭鉱事故を引き合いに出して言いました。

この炭鉱には、坑道で石炭を掘り出す坑夫1500人を含めて約4000人の作業員が雇われています。


LGBTグループがゲイの献血を拒否する赤新月社に反発

LGBT権利協会が、ゲイの献血を拒否しているトルコ赤新月社に反対するオンライン・キャンペーンを始めました。因みに、LGBTとはレスビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの意味。赤新月社はイスラム圏の赤十字です。

 Hurriyet

赤新月社は既定の手続きとして、すべての献血者に、健康と私生活に関する情報を尋ねています。形式として、男性献血者は、“1度でも男性とオーラルまたはアナル・セクスをコンドームなしでした”ことがあるかどうかを尋ねられ、イエスと答えた人は、献血不適格とされます。

「この政策は反差別と人間の尊厳の保護という赤新月社の原則に違反している」とキャンペーンの主張文に書かれています。「カオスGL」や「ペムベ・ハヤト」など18のLGBT協会もこの主張を支持しています。

LGBT協会側は、すべての血液サンプルは、輸血される前に、HIVや肝炎など伝染性疾患をテストされることを力説しています。「異性愛者たちも,性交渉中、同じ感染のリスクがあるのだから、この条件は明らかに医学的根拠に基づいていない」とキャンペーンは訴えています。「このような慣行は、ヨーロッパ人権裁判所も、トルコ憲法にも、はっきり違反しています」と彼らは言っています。


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テサロニキのトルコ領事館が攻撃された

2014年12月01日 | 国内
12月1日 日曜、数人の覆面をした男たちが、ギリシャ・テサロニキのトルコ総領事館に火炎瓶を投げました。アナドルニュースが領事館から得た情報によると、攻撃者は20分間に少なくとも5発の火炎瓶を投げたそうです。

 Sabah

攻撃者は最初、領事館前の交番を攻撃し、その後、警察のバスを襲いました。警察が警笛と空砲で応酬すると、攻撃者たちはアリストテレス大学のほうへ逃げ去りました。彼らは途中、ゴミ容器に火をつけました。

攻撃による死傷者はありませんでしたが、彼らは逃げる途中、道に止っていた車を傷つけました。トルコ領事館前の交番は、これまでも何度となく攻撃の対象になっています。テサロニキはトルコ共和国建国の父ムスタファ・ケマル・アタテュルクの生地です。


なくなったトゥーチェさんはドナー・カードを持っていた

ドイツのオッフェンバッハ市で、性的ハラスメントを受けていた2人の女性を助けようとして、殴り殺されたトルコ系女性トゥーチェ・アルバイラクさんの家族は、脳死した娘の遺体を“献体”すると言いました(11月29日の頁参照)。

 Hurriyet

トゥーチェさんはドナー・カードを持っていたので、彼女の家族は22歳の娘の最後の望みをかなえるために、脳死が宣告された26日、彼女の遺体を寄贈したと、民放NTVが報じました。トゥーチェさんの23歳の誕生日の11月28日、家族の要請で生命維持装置がはずされました。

何百人の人々が病院の前に集まり、キャンドルに灯をともしてトゥーチェさんに捧げ、彼女の家族は涙ながらにバースデーケーキをカットしました。トゥーチェさんの葬儀はヴェヒタースバッハのトルコ・イスラム宗教連合(DITIB)のモスクで行われ、バート・ゾーデン=ザルミュンスター共同墓地に埋葬されるだろうと、アナドルニュースが報じました。


エルメネク炭鉱事故、さらに2遺体発見。死因は石炭ガス中毒

11月29日、捜索・救助チームは、南アナトリアのエルメネク町の炭鉱事故でなくなった坑夫2人の遺体を発見しました。まだ見つかっていない6遺体の捜索はつづいています。10月28日、カラマン県のエルメネク炭鉱内の洪水で、18人の坑夫が地下に閉じ込められました。12人の遺体はすでに発見されています。

 Hurriyet

2人の遺体は検死のため、エルメネク国立病院へ運ばれました。トルコの災害管理局(AFAD)は11月29日、声明を発表し、315人の捜索・救助隊員を含む603人のチームが救助作業をつづけていると言いました。

鉱山の88%は調査され、台車36525台分の瓦礫が坑内から運び出されたということです。チームは24時間に14メートル進んでいますが、まだ231メートル残っています。

エルメネク裁判所当局は、坑夫たちの正確な死因は、遺体からとったサンプルの検査終了後、法医学研究所の公式報告書によって判定されるだろうと、アナドルニュースは報じています。一方、ブギュン紙は、11月28日、10人の坑夫の検死から、彼らは石炭ガス中毒で死んだことがわかったと報じています。

救出活動22日目で発見された8人は、互いに身を寄せ合っていましたが、洪水時、彼らは壁を登り、その場で15時間救助を待った末に、中毒死したと思われます。

・・・15時間も生きていたのに残念すぎます。


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