夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『異人たちのルネサンス』(1)

2018-12-21 00:32:47 | 宝塚観劇つれづれ
先日、友人と観劇してきました。
友人は初見、私は2回目です。
下手よりながら、オペラグラスがいらないお席で、銀橋をスターさん✨が通るたびに、ふたりともうっとりと見上げておりました💕

以下、ネタバレしています。



《万能の天才と謳われながら、その生涯に多くの謎を残すレオナルド・ダ・ヴィンチ。彼の創作の源が、ある女性への愛であったと仮定し、ダ・ヴィンチと彼を取り巻く人々との愛憎を描く》

佳作とは言えませんが、大劇場で観た方たちが酷評するほどの駄作でもなかった、というところでしょうか?

幾重にも陰謀が張り巡らされたルネサンス期のフィレンツェが舞台なので、人物関係が複雑です。
また、兄と対立した弟が敵側にそそのかされて結局死ぬ、というストーリーにはデジャブ感があります。
そして、主人公とヒロインは幼なじみで、ヒロインは主人公のことばをいつまでも忘れないで生きてきたが、決して幸せではない、というエピソードも王道ですね🙆

このように、安心?の作劇でありながら、なぜか盛り上がりに欠けるのですね🤔
それは、ダ・ヴィンチがほとんど受け身に見える、ということにあるのではないでしょうか?
むしろ、ロレンツォ・デ・メディチを主人公に据えたほうが、盛り上がったのではないかな?と思ったのでした。

ダ・ヴィンチは真風涼帆さん。
私たちが肖像画で知るずっと以前の若き日のダ・ヴィンチ。
他人が評価するほど己れの才能を自覚していない頃。
颯爽として、芸術への真っ直ぐな情熱がありました。
衣装もなかなかすてきでした。

ダ・ヴィンチが想いを捧げるカテリーナは星風まどかちゃん。
童顔なので、そういう女性には見えないという声もありますが、そこは想像力で💦
グイドやロレンツォに捕らわれた美少女という感じは出ていたと思います。
わりと無表情で、自分で人生は選べない、という哀しみや諦めの雰囲気もありました。
カテリーナのドレスが素晴らしかったです。
細部まで凝ったデザインで、いつかシャンテに展示してほしいねーと友人と言い合いました。(そっと撫でて生地の質感を確かめたいですね・・・できないけれど😢)

衣装といえば、ロレンツォの弟のジュリアーノの婚約披露の場での娘役さんたちの衣装が、高さがある被り物のせいか、『リボンの騎士』の世界だわ😃となんだか楽しくなったのでした。
衣装担当は、有村淳先生。

メディチ家の当主のロレンツォは芹香斗亜さん。
毒殺の用心のために身体を毒薬に慣らしているような、権力欲のある冷静な自信家のロレンツォでした。
ロレンツォがカテリーナをなぜ手元に置いたのか?カテリーナとグイドの関係をどのくらい知っているのか?ロレンツォはカテリーナを愛しているのか?
というあたりが、あまりよく解らず、もやもや~😣
ロレンツォがカテリーナを可愛がっている、というのはわかりましたが。
キキちゃんの髪型がすてきでした。赤の衣装もお似合いでしたが、着たきりすずめなのね😢でも赤のマントの生地がとても凝ったものでした。

ロレンツォに敵対するフィレンツェ司教のグイドに愛月ひかるくん。
こちらは黒の法服で通します。
役がどうとかよりも、次に宙組を観るときには愛ちゃんはいない😢ということばかり考えてしまいました。
研4で抜擢されたときからずっと見てるからね・・・専科に行ってもいろいろな演出家から呼ばれますように🙏最近、立て続けに演じてきた個性的な役や色濃い役の経験が生かされますように🙏

長くなってしまいました。
一旦、ここまでm(_ _)m
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『Delight Holiday』ライブビューイング

2018-12-10 21:33:54 | ライブビューイング・配信

『Delight Holiday』のライブビューイングに行って来ました😊



12月9日 15時 公演。千秋楽です。

楽しかったです☺️
ペンライトこそ振らなかったものの、「♪ディライッ!ディライッ!」というメロディが、帰り道も頭の中をぐるぐるしていました🌀

休憩なし、110分ノンストップ。
所々にトークタイムをはさみながら、みりおくんを中心に、ゆきちゃん、ちなつちゃん、しろきみちゃん、その他下級生のひとりひとりが楽しそうに、歌って踊って弾けていました。

☆ジャズ・メドレー
☆平成元年~30年までのヒット曲を30曲(因みに今年の曲は「♪U.S.A.」)
☆みりおくんの出演作からのメドレー(この回は、『アリスの恋人』『エリザベート』『ハンナのお花屋さん』『EXCITER!!』のナンバーでした。もう1パターンあるらしいです)
☆ディズニー・メドレー(舞浜ですからいやが上にも盛り上がりますね、きっと)
☆クリスマスソング🎄

盛りだくさんの内容でした🎁
みりおくんのコンサートではあるのだけれど、みりおくんのワンマンコンサートではなく、18人で作り上げたという感じでした。
みりおくんの本来持っているふんわり、ほよほよの雰囲気を反映してか、選曲も尖っていなくて、親しみやすかったです😊
きっとお稽古も楽しかったのだろうな、と思わせました。

それと、ゆきちゃんが相手役さんで良かったなぁと思います。
みりおくんを立てるところは立て、自分の場面は凛として、それが全然わざとらしくなくて、男役ファンに全く不快感を与えない。
トップスターを立てるけれど必要以上に媚びない、今後はそういうトップ娘役はなかなか育たないように思います。

さてこの公演では、みりおくんの両脇をゆきちゃんとちなつちゃんで固めます。
ちなつちゃんが2番手♥️
出番も多かったし、何曲も歌って、トークして、たくさん映って嬉しかったです☺️
黒のドレスを着たときの肩が立派で、ああやって体型があらわになると、ちなつちゃんは逆三角形の男役体型なのね、とほれぼれ♥️
ちなつちゃん、せめて、みりおくんと添い遂げてね(-人-)
(星組のかいちゃんの退団の発表😭で、ちなつちゃんもいつまでも居る訳ではない😢と改めて思ったしだいです。だって『蘭陵王』の2番手は、かちゃと月組で馴染みがあるちなつちゃんでも良かったわけだし、ここでコンサートの2番手になったということは・・・っていろいろ考えるわけですよ・・・って杞憂❗️杞憂ですよね❗️)

すみませんm(._.)m
話が逸れました。

袢纏を着てこたつに入る女子4人。
ゆきちゃん、くみちゃん、あかりちゃん、しろきみちゃん。
わちゃわちゃとガールズトーク🍊
くみちゃんは、みりおくんと一緒に歌った「♪私が踊る時」がさすがに上手かったです。
しろきみちゃんは、娘役2番手ポジションで何曲か歌い、やはり華があります✨
男役では聖乃あすかちゃんがプッシュされていました。ここ2作連続してみりおくんの役を新公で演じているので、みりおくんの傍でもっと勉強しなさいね、ということでしょうか?持ち味がとても素直な男役さんよね☺️

千秋楽だったので、カーテンコールが何度も何度も。
メンバー紹介では花組ポーズのオンパレード😁
最後にはメンバーひとりひとりが、一言ずつご挨拶をしてくれました。
それでも、拍手👏は鳴り止まず、みりおくんが影マイクで御礼の言葉と「♪さよなら皆さま」をアカペラで歌いはじめて・・・ようやく終演となったのでした。
予定時間より30分近く長引いたかも?

この10日間のコンサートが無事に終了して、出演者のみなさんはようやくお隣の夢の国で羽根を伸ばせたかな😊
お疲れさまでした🎄
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『白鷺の城』

2018-12-10 00:37:07 | 宝塚観劇つれづれ

宙組公演を観てきました。

まずは、日本物のショーから。



えーっと、大野拓史センセ、もっと分かりやすいショーを作ってくださーーい。
プログラムの作者の言葉によりますと、バラエティーショー仕立て、ストーリー仕立てのふたつのパターンのどちらのタイプにしようか迷って、ふたつを融合させたということですが・・・どちらかにしたら良かったのにと思います。

真風涼帆さん演じる陰陽師の昔語りという形でストーリーは進んでいくらしいのですが・・・脈絡なく、あちらこちらへ話が飛んでいて、観ていてストレスが😱

平安の御世、鳥羽上皇と玉藻前(狐🐺の化身=九尾の狐)と陰陽師の安倍泰成が登場します。
安倍泰成の祖先の、安倍晴明の母・葛の葉は狐🐺の化身といわれているので、葛の葉と晴明の父・安倍保名の登場までは、まあ、わかります。

しかし、唐に渡った吉備真備やら、天守物語の富姫やら、宮本無三四までが登場し、さらに江戸の祭りの場面になっても狐ちゃんが出てくると何がなんだか🌀👀🌀
コアなリピーターよりも一見の観客の方が圧倒的に多いのだから、『雪華抄』のようなショーにして欲しかったです。
『白鷺の城』に拘りたかったら、玉藻前はやめて、「天守物語」だけを取り上げれば良かったのに、とも思うのでした。

と、ちょっとわかったようなことを言っておりますワタクシ💦
玉藻前については、木原敏江先生の『白妖の娘』でちょっと知識を仕入れ、葛の葉と富姫は、大空ゆうひさんが『安倍晴明』と『天守物語』という舞台で演じたので、なんとなく知っているのでした😊

で・・・
途中からは、ストーリーがどうのこうのを理解しようとするのはやめて👐出演者の美しさを愛でる♥️ことにしました☺️


幕開き、上手からセリ上がる生徒さんに大きな拍手👏
真風涼帆さんかと思いきや、凛々しい武者姿の桜木みなとくん✨
トップスターはどこに?
センターの暗がりからいつの間にかご登場。
拍手👏はちゃんとありましたよ❗️
でも、ずんちゃん(桜木)の方が大きい💦
で、なんだかんだあって、安倍泰成の真風くんは桜の狩衣が似合って美しかったです。
芹香斗亜さんも赤の直衣で美しい。
で、玉藻前の星風まどかちゃんは可愛らしかったです。そう、どの場面でもまどかちゃんは可愛くて、それがいちばん活きていたのは、最後のお祭りの場面でしょうか?この場面は、九尾の狐というシチュエーションをほぼ忘れているので、ただ単に粋なお祭りの場面として、楽しめました。
真風くんとまどかちゃんはいろいろ転生しているらしいのですが、その要所要所にキーパーソンのように登場するのは、松本悠里さん。
話には聞いていましたが、録音のセリフは不自然過ぎました⤵️というか、失笑してしまいました💦
踊るだけで良かったのにね・・・
安倍保名は愛月ひかるくん。堂々として、しかも葛の葉(松本悠里さん)相手に苦しげな面持ちなども見せ、魅力的でした。この場面が愛ちゃんの最大の見せ場♥️あとは、あまり目立つ場面がなかったような😢3番手だからセンター付近で踊っているのですけれどね・・・

娘役さんたちは、いろいろな役柄で登場していましたが、うさみみならぬ きつねみみ を付けて可愛かったです。
ですが、日本物の化粧をしてしまうと誰が誰だかなかなかわかりませんでした😢

宙組の日本物は、2012年の『美しき生涯』以来で、あれは芝居だから、ショーというのは上演したことが有ったのでしょうか?

いろいろな考え方があると思いますが、日本物は宝塚歌劇のレパートリーとして必要だと思うし、得手不得手なトップスターはいるでしょうが、いろいろな組で上演してほしいと思います。
ただ、日本物になると集客が悪くなるのも事実らしいので、チョンパで始まる王道のショーや、脚本がしっかりしたお芝居を上演してほしいなとは思います。

感想にもなっていない文章ですみませんm(._.)m
いろいろな時代のコスチュームを着た生徒さんたちが見れて、それがみんな美しくて、眼福なショーでした。



コメント (2)
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ことしもクリスマスがやってくる@ひとりごとな《Diary》

2018-12-09 21:33:22 | 日々のつれづれ

イルミネーションで街がきれいですね。

東京宝塚劇場のクリスマスツリー。



ミッドタウン日比谷の広場。



色が変化していきます。



上野駅。
さすがにパンダ🐼は欠かせません。






地元の駅にありました。
白いストックの花で作ったツリー。
花の香りが心地よかったです。



おまけ💦
チョコレートの缶もクリスマス。




今年もあと3週間あまり。
風邪をひいたり、転んだり(雪❄️が降ったので道が凍っています😖)せずに、元気に過ごしたいものです。
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『レベッカ』2018 プレビュー公演

2018-12-05 11:10:11 | 宝塚歌劇以外の観劇つれづれ

『レベッカ』を観てきました。
プレビュー公演なので、劇場は北千住の「theater1010」。シアターせんじゅ と読んでね☺️
シアタークリエでの本公演の前に、theater1010 でプレビュー公演というパターンがわりとありますね。
『レベッカ』も本公演はまずこの週末の刈谷(愛知)からスタート。全国何ヵ所か廻ってから、来年1月にシアタークリエに戻ってきます。




『レベッカ』を観るのは8年ぶり。前回は梅田芸術劇場のメインホールでした。
今回は演出が変わったということで楽しみにしていた12月1日の朝、吉野圭吾さんが休演😱というニュースが飛び込んできました。
でも、休演は1日だけで翌日からは出演😂
無事に、吉野圭吾さんのジャック・ファヴェルを拝見できたのでした☺️

『レベッカ』は有名な小説(私は未読ですが💦)が原作で、映画化もされています。
一応ネタバレしないつもりですが、微妙にバレているかもです🍐🍴

舞台は1926年、サンタモニカで「わたし」はマキシムに出会います。
マキシムは前年、社交界の華と謳われた妻のレベッカを海難事故で亡くしていました。



ヒロインの「わたし」はトリプルキャストなのですが、大塚千弘ちゃんで観ました。
初演・再演の「わたし」は千弘ちゃんのシングルで、もう一度、観たいと思っていたので。
レベッカの影に押されて、自信なさげだった新妻が、紆余曲折を経て夫のマキシムをリードするようになる。もちろんマキシムを愛しているのですが、その裏に潜むしたたかさも垣間見える「わたし」でした。
歌も聴き応えあったです。
とくにダンヴァース夫人の保坂千寿さんとの二重唱が圧巻でした。

ダンヴァース夫人はダブルキャストですが、保坂千寿さんで観ました。
やはり声量が違う⤴️❗️
亡くなったレベッカを心の支えにしながら生きています。
レベッカへの狂おしいまでの想いが、不気味でもあり、痛々しくもあるダンヴァースでした。

妻のレベッカを亡くし、「わたし」にプロポーズしたマキシムは、もちろん山口祐一郎さん。
リアルなことを言って申し訳ありませんが、還暦過ぎましたよね💦
なのに、あの若さはさすがです。
とても丁寧に演じている印象でした。
かなり痩せられた感じです。
歌は全盛期は過ぎたなぁ・・・😢とは思うのですが、やはり山口祐一郎は健在❗️です。
祐一郎マキシムと千弘「わたし」のコンビが好きだったので、また観れて嬉しかったです。

マキシムのマンダレイの屋敷の管理人のフランクは石川禅さん。
今の禅さんにはフランクはもはや役不足のような気がしますが、温厚で裏表のないフランクでした。
口には出さないけれど、フランクはレベッカの死の真実に気がついているのだろうと思います。

レベッカのいとこで愛人でもあったジャック・ファヴェルが吉野圭吾さん。
愛人であったという描写が以前よりも強調されていて、なかなかにエロチック。でも、レベッカもファヴェルも遊びでしかなかったのよね。
育ちは悪くないのだけれど、なんとかして贅沢で享楽的で楽な人生を送りたい、といろいろ立ち回る小狡い男です。
もしかして、レベッカとの関係も金目当てでしかなかったのかもしれない・・・そういう男です。
こういう色悪な役は、やっぱり圭吾さんに似合うわ😉
動き回りながら歌う唯一のソロナンバー「♪持ちつ持たれつ」も堪能しました☺️

「わたし」の雇い主だったアメリカの大富豪のヴァン・ホッパー夫人の森公美子さん、マキシムの姉で「わたし」を歓迎しているベアトリスの出雲綾さん、ジュリアン大佐の今拓哉さんたちが脇を固めてくれていました。



音楽は生演奏で客席から見えないところで演奏していました。
作曲はシルヴェスター・リーヴァイさん。
時々、『モーツァルト!』のナンバーを彷彿させるメロディーが👂
ミヒャエル・クンツェさんが脚本・作詞で『レベッカ』は実はウィーンミュージカルです😊

幸せになるはずだったのに、厳しい環境におかれた「わたし」が、自立して幸せを勝ち取っていく、というコンセプトはシシィと似ているかもしれません。
でも、「わたし」とシシィの圧倒的な違いは、現実を直視できるかどうか。
「わたし」は現実を直視してマキシムを助け愛を深め、シシィは現実から逃げたためにフランツともルドルフとも心が繋がらなかった。
そういう見方をすると、なんだか面白いですね。
コメント (2)
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