夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『エドワード8世』 -王冠を賭けた恋- (2) *

2012-04-11 00:17:12 | 宝塚観劇つれづれ

前回の更新から一週間以上経ちもはや記憶が危うい状態となっていますが‥‥


もりえちゃんのロッカートは新聞記者。
モスクワの総領事としてソビエトにいた過去のある人物。

上手から歩いてきたもりえちゃんを見て、やっぱりスタイルがいいとほれぼれ。
ロッカートは、デイヴィッド(きりやん)の新しい感覚による治世を応援する立場で、立場を同じくするチャーチル(一樹千尋さん)とのじっくりとした絡みもあって、最後の役としては、まあ良い役だと思います。

そうもりえちゃんも最後~

舞台のどこにいてもはっきりと判るようになったのは、『Jazzyな妖精たち』の頃かな?
もりえちゃん、めおちゃん、ひろみちゃんの同期3人が、さららん(月船さららさん)やみっちゃんと一緒に銀橋渡りしていた頃が懐かしいです‥‥

もりえちゃんの誠実で素直な役作りが好きでした
『大坂侍』の田中数馬と、『紫子』の風吹と『THE SCARLET PIMPERNEL』のデュハーストが印象深かったです。

どうぞ末永くお幸せに


専科のW千尋のおふたり。
チャーチル役の一樹千尋さんとジョージ5世役の磯野千尋さん。

おふたりのキャリアに裏打ちされた重厚な演技が、歴史上の人物にリアリティーを持たせて、この舞台がとても引き締まったものになっていました。

それぞれ大地真央さんと大浦みずきさんの同期だから、ご卒業の日が近いのでしょうか‥‥


プログラムの人物紹介が、とても読みごたえがありました。
実在した54人もの登場人物について、数行ずつの説明文が付いていました。
ただ、登場人物が多すぎて、話が広がり過ぎて、観ていて理解するのが忙しかった感は、否めません。
そのために、残念ながら〈エドワード8世が苦悩の末に王位を捨てた〉という宝塚らしい主題の訴求力が、弱まってしまった気がしました。
最後のエドワード8世の「たとえ時計の針を戻せても~」という“決め”の一言のインパクトが、弱い気がするのです。
とても丹念に資料にあたって、綿密に構築された脚本というのは、よくわかります
座付き作者として、できるだけ多くの生徒に役をあげたい気持ちもわかります
が、もう少し整理された脚本でもいいのでは?と感じたのでした。

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『エドワード8世』 -王冠を賭けた恋- (1) *

2012-04-01 16:03:36 | 宝塚観劇つれづれ

月組公演を観てきました。
きりやんの退団公演ですから、是非とも観たかったのです

まず、開演アナウンスがオモシロイことになっていました。
まさおくんが「携帯電話の電源は切りましょう」等のアナウンスをしたあと、きりやんにバトンタッチしていつもの開演アナウンスになっていました


さて、肝心のお芝居はというと‥‥

昨年『英国王のスピーチ』という映画を見て目頭を熱くしたわたしは、エドワード8世にはあまり良い印象を持ってはいませんでした。
また、Wikipediaなどで調べても、エドワード8世とウォリス・シンプソンの後半生はあまり共感できるものではありませんでした。

しかし
きりやん演じるところのデイヴィッド・ウィンザー(後のエドワード8世・在位1936年1月~12月)は、〈プリンスチャーミング〉というニックネームがぴったりの愛すべき人物でした
生き生きしたきりやんらしい口跡に、『ミー&マイガール』のジョン卿や『マジシャンの憂鬱』のボルディジャール殿下を思い出しました。
皮肉的な台詞も多く、デイヴィッドの心情がよくわからない部分もあったのですが、(それは脚本の問題?いやいや、私の理解力の問題でしょう)最後にきりやんらしさを発揮できる作品で、良かったねと思いました。
デイヴィッドの「私には何が許されているのだ」というような台詞が、印象深かったです。


まりもちゃんのウォリス・シンプソン夫人という役も、まりもちゃんらしさを発揮できた役だったと思います。
どの衣装もお似合いでした。


きりやんにしろ、まりもちゃんにしろ、「えこういう役」というような意外性のある役も、観ていて興味を惹かれますが、退団公演にはやはり、本人の持ち味を最大限に生かせる役(宛て書きの役)がいいな、と思いました。

今回の脚本は、主要キャストはすべて宛て書きのようで、観ていての安心感は、確かにありました。


(以下、続く予定です…)

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