ほぼ2ヶ月ぶりに宝塚の舞台を観てきました。
ひとつ前の宙組公演の前半を観て雪組は千秋楽間近を観ると、こんなに期間が空いてしまうのですね😯
久しぶりに会った友人とランチ🍴しながら、最近の宝塚やOGたちの話題で盛り上がり、日比谷シャンテに展示してある雪組トップコンビの衣装👔👗をまじまじと見て、さあ、いよいよ観劇です🙂
★『壬生義士伝』
浅田次郎さん原作の歴史小説の舞台化です。
脚本・演出は石田昌也センセ。
主人公は貧しさゆえに南部藩を脱藩して新撰組に入隊した吉村貫一郎。
新撰組は好きなので「原作読みたいな~」と思いつつ、未読です😟
とにかく、すごく良かった😭
吉村(望海風斗さん)が登場しての歌を聴きながら、背景の絵(雪解け間近の冬枯れの田んぼと雪をかぶった山々)に、はやくも泣けるのです。
こんなに北の国から、妻子のために徒歩で(ですよね?)京都に向かったのだと思うと、それだけで泣ける。
そうして、吉村の竹馬の友である大野次郎右衛門(彩風咲奈さん)の朴訥な南部弁というか東北弁(実際はもっと訛っているはずでしょうが)の絶妙なニュアンスに感心しつつ、道中手形を渡す心づかいに泣けるのでした😢
と、吉村が京都に着く前から、胸をつかまれる物語です。
卑屈な守銭奴にも見えかねない吉村ですが、だいもんが演じると100%共感してしまう。
近藤勇(真那春人くん)や土方歳三(彩凪翔くん)が、この男だけは殺してはなんねぇ、と気づかう気持ちがよくわかる吉村でした。
だいもんが何度か言う「おもさげながんす」に心底ほれぼれしました。
ワタクシ的には吉村のクライマックスは、南部藩の大阪の蔵屋敷の一室で金を数えている場面。切なすぎる。こういう場面を芝居に酔うことなく、ちゃんと見せてくれるだいもんがさすが。
※「おもさげながんす」とは、感謝の意を含めての、「申し訳ないことでございます」のニュアンスみたいですね。
さて、新撰組。
吉村が主人公なので、土方や沖田総司(永久輝せあくん)は脇役になってしまいますが・・・
「めんどくせぇ」を連発しながらやることはやるのが、土方のイメージを裏切らなかったし、沖田の爽やかな剣豪っぷりもイメージどおりというか、イメージ以上⤴️✨
まず、ひとこちゃんのビジュアルが(私たちの理想の)沖田総司そのもので、若者らしく仲間とつるんでいるかと思えば、達観した雰囲気を持っていたりする。
ひとこちゃんで『星影の人』が観たいですねー😄
そして斎藤一(朝美絢くん)の「誰も斬ってくれないから生きているだけだ」というキャラクターが出色。吉村にやり込められるところなどもあり、美しいあーさの存在感UP❗️
斎藤一といっしょにいる池波が目を惹くなぁと見ていたら、縣 千くんだったのね。吉村の見合いの席での本音が決まっていました❗️
そして咲ちゃんの次郎右衛門も良かった~😭
大阪の蔵屋敷での、吉村への深い思い。しづ(真彩希帆さん)への思い。
繊細さと骨太さが絶妙にミックスされた次郎右衛門と感じました。
咲ちゃんのクライマックスは、やはり生みの母のひさ(梨花ますみさん)を訪ねて泣き崩れるところでしょう。
ひさはちゃんと母親にみえる梨花さんがキャスティングされて、リアル感が増してとても良かったと思います。
それと次郎右衛門の使用人の佐助(透真かずきくん)が、目立たない役ながら、忠義の心にあふれているのが伝わってきて、また、次郎右衛門の信頼も伝わってきました。
しづはひたすら哀しい。きいちゃんはこういう地味な役もはまるようになったと思いますが、もう一役として、みよがありました。みよを見ていると自然にしづの哀しさが思い出されるので、ひとり二役はそういう意味で良かったのかなと思います。
娘役には役が少なくて😢
吉村の娘みつの少女時代を彩みちるちゃん。泣き顔がリアルに子供っぽくて上手い。
みつが大人になると朝月希和さん。
本当は通しでひとりが演じたほうが良いのでしょうけれど、なかなか難しいですね😓
鹿鳴館時代まで生きた人々が、吉村たちのことを語る、という体(てい)で物語は進行していきます。
幕開きと最後は良いと思うのですが、計5回も登場する必要があったのかな?🤔
場面によっては、流れが立ちきられて残念に感じたりもして・・・
座付演出家としての石田昌也センセの腕の見せどころ(役付きの生徒を増やす&娘役の登場場面を増やす)なのでしょうね。
原作も時代をいったり来たりしているそうだし。(但し鹿鳴館は登場しないらしい?)
見終わって、幕間に友人と雪組の芝居の上手さを語り、「『霧深きエルベのほとり』を雪組が上演したらどうなるかしらね?」という話題にまでなったのでした。
個人的には、『エルベ』はある意味、おとぎ話的な要素があるので、あまりリアリティーを感じさせない星組のトップコンビが合っていたのではないかな~と思います😉
ひとつ前の宙組公演の前半を観て雪組は千秋楽間近を観ると、こんなに期間が空いてしまうのですね😯
久しぶりに会った友人とランチ🍴しながら、最近の宝塚やOGたちの話題で盛り上がり、日比谷シャンテに展示してある雪組トップコンビの衣装👔👗をまじまじと見て、さあ、いよいよ観劇です🙂
★『壬生義士伝』
浅田次郎さん原作の歴史小説の舞台化です。
脚本・演出は石田昌也センセ。
主人公は貧しさゆえに南部藩を脱藩して新撰組に入隊した吉村貫一郎。
新撰組は好きなので「原作読みたいな~」と思いつつ、未読です😟
とにかく、すごく良かった😭
吉村(望海風斗さん)が登場しての歌を聴きながら、背景の絵(雪解け間近の冬枯れの田んぼと雪をかぶった山々)に、はやくも泣けるのです。
こんなに北の国から、妻子のために徒歩で(ですよね?)京都に向かったのだと思うと、それだけで泣ける。
そうして、吉村の竹馬の友である大野次郎右衛門(彩風咲奈さん)の朴訥な南部弁というか東北弁(実際はもっと訛っているはずでしょうが)の絶妙なニュアンスに感心しつつ、道中手形を渡す心づかいに泣けるのでした😢
と、吉村が京都に着く前から、胸をつかまれる物語です。
卑屈な守銭奴にも見えかねない吉村ですが、だいもんが演じると100%共感してしまう。
近藤勇(真那春人くん)や土方歳三(彩凪翔くん)が、この男だけは殺してはなんねぇ、と気づかう気持ちがよくわかる吉村でした。
だいもんが何度か言う「おもさげながんす」に心底ほれぼれしました。
ワタクシ的には吉村のクライマックスは、南部藩の大阪の蔵屋敷の一室で金を数えている場面。切なすぎる。こういう場面を芝居に酔うことなく、ちゃんと見せてくれるだいもんがさすが。
※「おもさげながんす」とは、感謝の意を含めての、「申し訳ないことでございます」のニュアンスみたいですね。
さて、新撰組。
吉村が主人公なので、土方や沖田総司(永久輝せあくん)は脇役になってしまいますが・・・
「めんどくせぇ」を連発しながらやることはやるのが、土方のイメージを裏切らなかったし、沖田の爽やかな剣豪っぷりもイメージどおりというか、イメージ以上⤴️✨
まず、ひとこちゃんのビジュアルが(私たちの理想の)沖田総司そのもので、若者らしく仲間とつるんでいるかと思えば、達観した雰囲気を持っていたりする。
ひとこちゃんで『星影の人』が観たいですねー😄
そして斎藤一(朝美絢くん)の「誰も斬ってくれないから生きているだけだ」というキャラクターが出色。吉村にやり込められるところなどもあり、美しいあーさの存在感UP❗️
斎藤一といっしょにいる池波が目を惹くなぁと見ていたら、縣 千くんだったのね。吉村の見合いの席での本音が決まっていました❗️
そして咲ちゃんの次郎右衛門も良かった~😭
大阪の蔵屋敷での、吉村への深い思い。しづ(真彩希帆さん)への思い。
繊細さと骨太さが絶妙にミックスされた次郎右衛門と感じました。
咲ちゃんのクライマックスは、やはり生みの母のひさ(梨花ますみさん)を訪ねて泣き崩れるところでしょう。
ひさはちゃんと母親にみえる梨花さんがキャスティングされて、リアル感が増してとても良かったと思います。
それと次郎右衛門の使用人の佐助(透真かずきくん)が、目立たない役ながら、忠義の心にあふれているのが伝わってきて、また、次郎右衛門の信頼も伝わってきました。
しづはひたすら哀しい。きいちゃんはこういう地味な役もはまるようになったと思いますが、もう一役として、みよがありました。みよを見ていると自然にしづの哀しさが思い出されるので、ひとり二役はそういう意味で良かったのかなと思います。
娘役には役が少なくて😢
吉村の娘みつの少女時代を彩みちるちゃん。泣き顔がリアルに子供っぽくて上手い。
みつが大人になると朝月希和さん。
本当は通しでひとりが演じたほうが良いのでしょうけれど、なかなか難しいですね😓
鹿鳴館時代まで生きた人々が、吉村たちのことを語る、という体(てい)で物語は進行していきます。
幕開きと最後は良いと思うのですが、計5回も登場する必要があったのかな?🤔
場面によっては、流れが立ちきられて残念に感じたりもして・・・
座付演出家としての石田昌也センセの腕の見せどころ(役付きの生徒を増やす&娘役の登場場面を増やす)なのでしょうね。
原作も時代をいったり来たりしているそうだし。(但し鹿鳴館は登場しないらしい?)
見終わって、幕間に友人と雪組の芝居の上手さを語り、「『霧深きエルベのほとり』を雪組が上演したらどうなるかしらね?」という話題にまでなったのでした。
個人的には、『エルベ』はある意味、おとぎ話的な要素があるので、あまりリアリティーを感じさせない星組のトップコンビが合っていたのではないかな~と思います😉
お誘い下さってありがとうございます。
久々のお喋りと宝塚で最高なひと時でした♫
それにしても、さすがです。
舞台の見方が違います。ブログを読んでただただ感心してしまいました。
舞台の疑問に思っていたことも納得出来ました。
ありがとうございます。
コメントありがとうございます🎵
こちらこそ楽しかったです🍴
お土産までいただき、ありがとうございました😄
諦めかけていたから、観れて良かったよね。
ブログの内容をほめてもらってありがとう。
私も翠さんの見方に、はっ!と気づくことも多いんですよ~👀❗️
またいろいろ話しましょう🎵