もう3年という声もありますが、まだ3年なのですよね。
昨年の夏に、埼玉県にあった最後の避難所が閉鎖されるドキュメンタリー番組を見て…
ずっと避難所暮らしを続けてきた方の、「アパートを紹介してもらったけれど、鉄の扉の向こうには住めないと思った。」という意味の言葉が、とても印象に残りました。
都会の方たちは何を贅沢な、と思われるでしょうが…
風が通っていく部屋、すぐに降りられる庭、庭仕事が好きではなくても、多少不便な部分があっても、土に囲まれる生活がどんなに安らぐことか…
また、仮設住宅では犬が飼えないので、居住を制限されている故郷の家に残してきた愛犬の世話をしに、毎週時間をかけて通うとか、胸をしめつけられる思いです。
東北電力までもが、原発の再稼働を発表しました。
しかも女川(おながわ)の原発は、福島原発と同じ仕組みだというではありませんか!?
廃炉作業を進めている福島原発の、不安材料がいっぱいのニュースがあとをたたない昨今、東北電力は何を考えているのでしょう。
東京オリンピックが決まったことで、首都圏で建設需要が増え、被災地の人手不足は加速していくのですよね…
被災地の人たちに以前の暮らしを保証できる目処もたっていないのに、お・も・て・な・し、と浮かれるのはどうかと思うのです。
地震に限らず、水害や雪害があとをたたない近年のニッポン、世界に覇を唱えるよりも、普通の人々が普通の暮らしを営める国であってほしいと願うのは、私が歳をとった証拠でしょうか?
オリンピック開催を期にスポーツ振興に力を入れるのはいいのですが、勝利至上主義が横行して、理不尽な指導や体罰が黙認されることになるのでは?ということも心配です。
話が逸れてすみませんm(__)m
とにかく、“まだ3年!”ということを自分でも、しっかり胆に銘じたいと思います。
合掌。