寒さ厳しい1月に、なんだかんだと上から目線↓満載で観た月組の『ベルサイユのばら』も、暖かな春に観るとすべてが愛おしく感じられるものです。
脚本に違和感ありは相変わらずですけれど、すべてをどどーんと受けとめながら、幸せな観劇です。
『ベルサイユのばら』に対しては、愛しかありませんから
で、明日海オスカル&龍アンドレver.です。
みりおくんのオスカルは凛々しかったです。
自分の性をことさら意識する事なく、自然体で生きてきたオスカルでしょうか?
フェルゼンへの想いも、友情と思っていたのが、ゆるゆると「これが恋というもの?」と気づいたような。(まさおくんのオスカルは、すぐに恋に落ちたことを意識しそうです。)
ビジュアルが、朝海ひかるさんのオスカルとちょっと似ていて、2006年も“ベルばらイヤー”だったなぁと懐かしく思い出しました。
まさおくんのアンドレは、とにかくキラキラしていました。
トップスターさんのアンドレだなぁとつくづく感じました。
アランとの関係は、原作よりは、“頼れる兄貴なアランとアンドレ”という、アニメの設定に近いでしょうか?
盆も回らず、フィナーレ以外はせりも使用せず、の公演なので、背景の絵は全力で描き上げた感満載
とても綺麗です。
特に緑系の色の使い方が好きです。
衛兵隊の兵士たちに、目が見えていないことを悟られる場面の音楽(BGM)が、とても場に合っていて、切なくなります。
2階1列目から観る、例の空飛ぶ馬車は、迫力があり楽しかったです1階席で観ると、どうしてもクレーンが目に入ってしまいますが、2階だと照明の関係で、本当に宙に浮いているように見えるのね