夢うつつ♪つれづれ草子

書いて残しておきたい事が、たくさん出来ました(*^^*)
自分自身のための備忘録なんだけれど…いろいろ書きたいな♪

『風と共に去りぬ』(月組中日劇場・2)

2015-02-22 11:47:05 | 宝塚観劇つれづれ

今回の『風と共に去りぬ』は、「スカーレット・オハラという生き方がある」と書いてあるポスターなので、スカーレット編?
フィナーレなしの3時間15分(休憩30分)びっしりお芝居
フィナーレなし、とは言うものの、歌が何曲かあって、パレードが長めでした。
でも、「night&day」や「tuxedo junction」(みつるくん真ん中で)、観たかったです

この作品は、初演が'77年。レットが南部軍に志願しての戦闘場面は、バスティーユの場面を思い出さずにはいられませんこの場面で轟さんが、舞台上を奥に向かって転がっていくのが、6回転くらいしていて、迫力~

アシュレは華形ひかるくん。
昨年6月に、やはりこの中日劇場でお目にかかって以来。
夢と霞を食べて生きているアシュレは、プラチナブロンドとでもいう髪色でした。でもプログラムの、もっと濃い髪色のみつるくんがいいなぁ
南部軍に志願して戦場へ行ったり、シャンティ・タウンの森へ仲間と語らって復讐に向かったり、能動的な部分もありますが、基本的には生活能力は0に等しいアシュレ。
南北戦争が起こらずに、このまま南部の大農場主、樫の木屋敷の主人として暮らしていたら、何の問題もなく幸せな人生だったのでしょう。
そういうことにメラニーは早いうちに気づいていたのだと思います。スカーレットはなかなか気づかなかったけれど‥‥
淡々とした、世俗の手垢に決して汚れないようなアシュレでした。
でも、アシュレはスカーレットが自分を好きなのを承知の上で、スカーレットにメラニーを託すのだから‥‥このあたりの彼の心理ってどうなのでしょう?

月組に出演のみつるくん、って、もっと違和感があるかと思いましたが‥‥ふつうに溶け込んでいたように思います
真ん中が専科の轟さんと女役のまさおくんだし、かちゃやみやるりちゃんも女役だし、イレギュラーが重なっているせいでしょうか?

それにしても、みつるくんがなかなか大劇場(本公演)に戻ってきてくれません
星組の全国ツアー(アシュレ) → 月組の中日劇場公演(アシュレ) → 雪組の博多座公演(土方歳三)。
昨年の6月に中日劇場公演を観に行った際、このブログに、「今度はいつ、みつるくんの黒燕尾が見られるかわからない」と書きましたが‥‥
まさか1年以上も、本公演に出ないとは、思いもしませんでした。
みつるくんの役目って、組がふたつに別れて公演するときの2番手さんなの

同じ専科さんでも、様子をみながらトップ待ちだったみっちゃんや、芝居の要になるおじさま・おばさまに嵌まる悠真倫さんや美城れんさんとも立ち位置が違うので、みつるくんの今後の予想がつきません
“ミュージカルスター”ではなく“芝居のひと”なので、1本立ての海外ミュージカルには呼ばれないとは思っていますが‥‥
そろそろ本公演で活躍するみつるくんを観たいです。

さて、話を戻して。
その他、下級生にまで少しずつ台詞があったようで、長時間のお芝居のわりには、溌剌とした公演だったと思います
中堅の、紫門ゆりやくんや煌月爽矢くんがもったいない使われ方をしていたかなだからと言って、役はないのですよね‥‥
特にゆりやくんのフランクはすぐに戦病死するから、あとはバイトの役だし。

それと「アトラーンタ、アトラーンタ、ランランララ~」と歌いながら、青年男女が何度も舞台を横切っていきますが‥‥(ここで私は「パーリの、パリの空たーかくー」を思い出してしまいました)
それだったら、「ニュージェネレーション」をもっと充実させて欲しかったな~宙組のあの場面は良かったので。

3月初めまで公演は続きます。
怪我や病気などなく、皆さんが無事に千秋楽を迎えられますように

風が強かったけれど、名古屋は春でした。
(終わり)

コメント
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