Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

最近の仕事のようす

2013-02-12 22:15:12 | エクスプロラトリアム
最近の仕事の様子を少し。
前回の記事でミュージアムは4月の再オープンに向けて現在いろいろなものを建設中と書きました。私が所属しているラーニングスタジオは、以前よりさらに拡大し、ものづくりのためのスタジオスペース(ビジター向け)、リサーチ&ディベロップメントのためのラボスペース(私たちスタッフ用)、デスクワークをするためのオフィス(私たち用)、それに加えて Woodworking のための工房スペース(私たち用)ができる予定なのです。

私はこの2週間はずっとその Woodworkingスペースの立ち上げに従事しています。こじんまりとした小さな工房スペースなので同僚女子と私の2人だけでやっています。マシンの購入、ツールの購入、家具の選定、工房内のレイアウトと実際の構築、セットアップなど。


真っ白い、なんの個性もない壁がイヤだったので「この壁を peg board(ペグボード)で覆っちゃおう!」とか話しているところ。


ペグボードとは等間隔に小さな穴の空いた茶色い板のこと(日本ではなんと呼んでいたか思い出せない)。さっそく板を買いにいき、すぐに壁を覆いはじめました。

工房内で作業する時は髪の毛を結ばないといけないのでさっと軽く髪を結わえてます。髪の毛だけでなく、マシンを使って作業する時は、セーフティゴーグル、騒音から耳を守るための耳あて、そして細かな saw dust(木屑?)を吸わないためのマスクを装着してます。


同僚のニコルはとにかく作業が速くてスキルもあるので一緒に仕事してて教わることが多い。よき友達であり、よき同僚。そんな彼女といちから「場をつくる」という仕事をいっしょにできるのはしあわせなこと。


壁2面をすべてペグボードで覆い終わったところ&工房内の様子。まだまだやることがたーっくさん残ってます。今日は、パワーツール(router, brad nailer, sander, jigsaw, circular saw などの機械工具、日本語ではこういう機械のことなんていうのかな?)を収納するためのラックをつくりました。写真に撮るの忘れたのでまた近々アップします。

昨年の夏から始めた Woodworking、今でも仕事が終わってから1つクラスを履修中です(クラスが週3回)。なので、最近の私は仕事でも woodworking、終わってからも woodworking、週末は週末で woodworking の課題に取り組んでいるので、本当に毎日「木」と格闘中な日々を送っています。でも好きなことを仕事でもできるのはしあわせなこと。楽しすぎて仕事の時間もクラスの時間もあっという間に過ぎていきます。

ワークショップで人に教えたりファシリテーションしたりするのも好きだけど、一方でじっくり「木」と対話しながら自分だけの世界でものづくりをするのも好きだなぁと最近つくづく思います。でも、ものづくりへの傾倒や、自分のことを「つくりて」と見なすようになったのはアメリカに来てから始まったこと。「へぇ~、私ってこんなことできたんだね~」と自分で自分のスキルに驚くことが日々あります。人生って、いや人間ってほんとうにわからないね。まだまだいろんなこと開拓していける30代!

手を使ってなにかつくってる時間が最高にしあわせ。私の肩書きはミュージアムエデュケーターだけれど、やはり「ものづくりの文脈で」のエデュケーターでありたいと最近しみじみ思います。

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