Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

今日を精一杯!

2008-10-20 23:42:55 | 日常
頭の中で、言語化されるのを待っているおぼろげなアイデアたち。
ブログを書く理由:
「出力することで経験の意味をとらえなおし、自分の人生を再構成すること。」
ちょっと前、新潟へ行く列車のなかで、仲間とそんなことを話した。

脳科学の本、大事なとこだけまわし読み。
こういうの楽しいよね。

日常を書き綴ることの意味について。

昨日の12年前のノートを見て思ったもうひとつの発見は、
かなり「忘れている」ということ。
そこに書かれていることの、内容や意味が分からないものがけっこうあった。
「これは、なんの出来事のことを書いてるんだろうね?」
みたいなことや、
「ほほぅ、この頃ってそんなこと考えてたの?(今の自分じゃ共感できないよ)」
みたいに。

それって、すごく主観的に「今日」だけを思って生きてたあかしみたいに思う。
明日を思うでもない、行く先を憂うでもない、「その日」の100パーセントな自分を綴ってたんだろうね。
決して、この後こうなって→こうして→ああして→これをする、
みたいな計画帳ではない。

今日という「点」を「その日の視点」で綴る。
そうすると、だいぶ時が経ってから見返したときに、
昔の自分が生き生きとそこにいるような不思議な感覚におちいる。
点が、うにうに~っとうごめいてる感じ。あの日も、この日も。

その日の視点で100パーセント、って、
ぜったいに後から振り返って書けるものじゃないから、すごく貴重だね。
正しいことを書くことが大切なのではなくて、
明日くつがえされようが、今日の視点を残しておくのが大切。

正しくても、正しくなくても、思考を可視化しておくことに意味がある。
(ということを今日思ったので、言語化しておいた。まとまらないけど。)

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出来事としては、今日再び東京へ戻り、今日から会社の寮生活。
先週まではホテル暮らしだったのが、今日から「住む」モード。

これがまた、おかしなおかしな寮生活!
また報告しまーす。

12年前のノート

2008-10-19 21:23:46 | 京都


秋晴れの休日。京都にいられてしあわせ。
京都二条のカフェ、雨林舎でランチ。

「ねぇ!りょう、私きょういいもの持ってきたんだけど!」
と笑いながら大学時代からの友達が私に差し出したもの。
スケッチブック。

あれ、なんだか見覚えがあるぞ。

ページをめくると、1996年の冬の日記。
あの頃いつも一緒にいた3人のうち2人は、綴ったり、絵を描いたりするのが好きで、
その日に起こったことや、話していたこと、似顔絵なんかをダラダラとかいていた。



何が書いてあるかというと、、、例えばこんなページ。
「今日のヒット」について。
1996年12月20日の3人のいろいろな「ヒット」について。

・今日のヒット曲「Love Train」
・今日のヒット発言「嫉妬するくらいなら、つきあえばいいじゃん!」byりょう
・今日のヒット食べ物「もち入りきんちゃく」うまーい
・今日のヒット服「ゆうのBEAMSのボーダーシャツ」
・今日のヒットマン こうすけくん
・今日のヒット行動 じゃんけんで勝ったのに買い出しにいくゆう
・今日のヒット風景 Tの字になって寝る○○と××。(明日バイトよ?)


なつかしいー!
「Love Train」ってなに? TMネットワーク!?
きゃー、あったねぇ、そんなバンド!
でもLove Trainは、その頃の曲じゃないけど、たぶん3人の中で流行ってたんだろな。
(今ググったら、この頃96年12月にTMのベストアルバムが出てたんだね)

こうすけくんって、誰!?
あー、あの人かぁ! いたねー、そんな人!

なんて、しばしキャッキャッと思い出話。
どこか、遠くのほうに、置いてきた時間のような気がした。
ページをめくると、
京都の植物園で拾ったイチョウの葉のスケッチや、雑誌のコラージュとか。
ひとり言とか。お互いへのメッセージとか。悩みや気づきも。
20歳くらいだった自分たちの日常のかけら。

思いがけず12年前の自分に会って、不思議な気がした。
けれどそれはそのまま、今のわたし。
12年経っても、中身は変わらず(・・・と思ってしまったのだ、だって言ってること今と一緒なんだもん)。

あの頃共有のスケッチブックに書き留めていたようなことを、
今ブログに書いているのだ。うーん、成長してないねぇ。
こりゃ60歳になっても、きっと、今とそう変わらないよね。
そんな昔話してたら、店内に小沢健二の曲が流れた。
すごい、シンクロニシティ。


これからも、日常にかける情熱を忘れずに。まいにち、あたらしく。
綴りたい、と思えるほど、まいにちあたらしくいこうー。

おいし楽しいけど太る

2008-10-18 09:17:48 | 日常
ま い に ち 外 食 は ふ と る !

帰り道に表参道まで歩けたり、
寄ってみたいカフェにわくわくしたり、
お昼休みに青山の街をお財布ひとつでランチに出たり、
会社のしたにスタバがあることに感動したり、
ピーコックでおいしいお弁当にわくわくしたり、
銀座のアップルストアで待ち合わせができたり、
久しぶりにカツカツ響くアスファルト歩く音が軽快に聞こえたり、
銀座でごはん食べたり、とか。
そんな毎日。
とっても楽しいのだけど、エンゲル係数があがる。
でも自炊はできない出張の身。
おうちのお茶碗で食べる白いごはんが恋しくなりそう。
早くも。

今日、仕事おわったら夜は京都に帰って
本格的な荷物の整理。

環境変わると

2008-10-16 05:06:12 | 以前のシゴト
服がない。靴もない。

今までの京都の職場は、部門独立していたのでけっこう服装がカジュアル。けいはんな学研都市とはいえ、京都の田舎。こども向けワークショップを行う施設ということもあり、平気で毎日ジーンズで行っていた。スニーカーとか。夏はビーサン。毎日Tシャツにジーンズで過ごしていたアメリカから帰ってきてその延長上で今の職場にいるから、長いことフォーマルな女性らしい服を買っていない。鞄だってたくさん入るバックパック背負ってたし。

これからしばらく東京にいる間、出勤先は青山の本社。
ジーンズにスニーカーでは行けない。

服がないー。
昨日は3年ぶりぐらいに、ずっと昔に買ったスカートをはいた。
同僚が「りょうちゃん、服が青山仕様だね(=そんな服きてるの見たことないよ)」
たまにはいいか。

東京1日目。なにかとバタバタしている。
プロジェクトもゆっくりしていられないし、自分のための勉強計画もかなりビハインド。

秋です。
勉強しなくっちゃ。

「際」

2008-10-15 01:02:42 | 以前のシゴト
学会発表は無事に終了。大学のプロジェクト学習の実践報告だったので、さらりと終了。データなど、難しいことは一切なし。

私がいたセッションは他と比べてかなりにぎわっていたようで、
参加していた他の先生が「盛況でしたねー、どの発表もみんな前のめりになって聞いていましたよ」と。
新しい教育のスタイルとしてワークショップが注目されてはや数年、依然としてなんだかよくわからない分野であることに変わりはない。けれど、なんだかよくわからないものには、いろんな可能性があるように見えるのだろう。活気があるのはよいこと。


新潟の夜はおいしいお魚をたくさん食べた。
わかっているようでわかっていないZPDの話、アフォーダンスとコンストラクティビズム、コンストラクショニズムの話、かなりお勉強されている大学の先生方にお会いして、久しぶりにいろんな理論について考えた。原典を読みたいな、と久しぶりに思った。

ひとつの理論を理解するには、やっぱりその理論を提唱した人がまず何者だったのかをはっきりさせるところから。
ピアジェは心理学者だったから、やっぱり最終的には「個」にかえる。教育の世界でメインストリートであっても、彼が教育について論じたことは実はひとつもない。しかも最初は生物学者だったのね。観察がかなり好きだったよう。
ヴィゴツキーは社会、教育学の人。理論にはおのずと「他者」が入ってくる。
両者はよく比較され、その違いが受験参考書のように明解に解説されている場合がある。でも本当は立ち位置が違うのだから、というか、所属していた分野が違うのだから、世界の見え方が違うはずなのだ。生物好きから発した心理学者が見ていたもの、社会・教育学者が見ていたもの、視点の違いから論ずるべきで理論としてできあがったその上辺だけを比較しても仕方ない。

ところで、「○○学の立場として言わせてもらうと、、、」なんて、すっぱりと自分のアイデンティティを表明できて意見するような機会、私にはないな、と思った。教育心理学、カウンセリング、教育工学、デザインも好きだし。いつも領域と領域の「際」にいる。ていうか、自分の生活自体がけっこうそうだ。日本とアメリカのはざまで生きていたり、関西と関東の間で生きていたり、いつも自分にとって絡み合う領域と領域のあいだっこにいる。

それはちっとも悪いことじゃないけれど。
「際」にあるそのあいまいさとか、かけ算できるところとか、2つを見られるところとか。「間」であるゆえになんだかよくわからないエネルギーのうごめきとか。そういうのが好きなんだろうな、私は。

列車でごはん

2008-10-12 11:02:45 | 日常
朝寝坊せず、無事に電車に乗れました。富山を過ぎたあたりで早めのお昼。

パンみたいに見えるのは、かまぼこ!ぷりぷりです。ます寿司やら、海鮮ごはんを、3人で分けながら、いただきまーす。

あーぁ、これで目的地が温泉だったら最高なのに。

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おまけ:
電車でごはんの後は、電車でミーティング。

新潟→京都→東京、東京、東京

2008-10-11 23:10:14 | 以前のシゴト
明日から学会参加のため、新潟へ。
あまり乗り気じゃないけれど、久々に会う人もいそうで、少し楽しみ。

新潟の後は、1日だけ京都で、その後はすぐに東京へ。
近々、仕事の都合で東京へ住むことになりそう。
アメリカへ行っている間に決まっていた話。急すぎてびっくりしている。
といっても、長期の「出張」なので引っ越しじゃない。
仮住まいのようなもの。しかも会社の寮に。

紅葉の頃に京都を離れるのは少しさみしい。
さっきピンク色の京都タワー(今日は特別ピンクのライトアップだったよ)を眺めながら帰ってきて、
かれこれ通算で10年近くも京都に住んでいることに気がついた。
あいかわらず、大好きな街だなぁ。

東京は、長い人生のうち、一度は住んでみたい街。
ちょっと楽しみでもあり、不安でもあり。

ともかく。
明日は朝7時20分に京都駅で待ち合わせ。
起きられるかな、心配!

つかのまの西海岸

2008-10-09 06:17:08 | 日常

太平洋をひとっとび。
10/2~10/8まで、またまたサンフランシスコへ。


バークレーで食べた美味しい朝ごはん。
Betty's Ocean View Dinerにて。

向こうでは毎日が信じられないくらいいいお天気と、
スカッとしたさわやかな空気。青と、白と、光。
毎日いろんな人に会いにいった。研究者や、学生さん。
アジア、アメリカ、ヨーロッパなど出身もいろいろ。
西海岸はすてきだ。

リフレッシュできたけれど、
これからどんどこ忙しくなりそうだな。
昨日、日本へ帰ってきたら、こちらはこちらで新しいプロジェクトが始まるとのことで今日は東京へ出張。街の中、ほのかにキンモクセイの香り。時差ぼけで今朝は午前4時に起床。

今がいろんな意味で大きな岐路だ。がんばろっと。