Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

時差のある学び

2007-04-19 01:48:24 | 日常
アメリカにいた頃、大学院の授業のほとんどが、小グループで輪になって座って自分の体験やアイデアをシェアしあうというものだった。
「プログラム開発」の授業なんかだと、授業デザインを学生どうし順番で企画しなければならなかった(先生はなにもしなかった!)。あの頃は、そういう「ワークショップ」スタイルの授業より、「教授」と名のつく人からのしっかりとした「レクチャー」スタイルの授業を受けたいのに!と思ってたけれどー・・・。

今になってわかったこと。
なんだ、あれが最高の授業だった、ということ。

自分が授業をしかける側になって初めて気がついた。あれでたくさん学んでいたんだなぁ。
やっと気がついた。やっと腑に落ちた。

エクスプロラトリアムってこんなとこ!

2007-04-17 22:41:17 | 日常
思い出したようにサンフランシスコ日記つづき。

■コンストラクショニズムのにおい!
The Exploratoriumは、ハンズ・オンの手法を取り入れた世界で最初のミュージアムです。「もっとこども達に実験を」という願いから、物理学者オッペンハイマーが建てました。


中に入ると、その独特な空間にまず息をのみます。巨大な倉庫に迷い込んだみたいな気分!
科学、物理、生物、知覚(視覚、聴覚、認知)、などなど、さまざまなハンズ・オンの展示装置が実に
700種類以上!

そのすべてが触ってよし(ハンズ・オン)!


1)匂いの実験中。 2)大きなシャボン玉はこども達にも魅力的! 3)一番長く弧を描いてボールを落とすには?

そうそう、ここではExploratoriumに勤めるマイクさんに館内を案内してもらいました。
この雰囲気にすっかり高揚しきっていたので、もう本当に楽しみで楽しみで!

マイクさんはもともとアート専攻で、そのあとボストン・ハーバードの教育大学院へ行ったそう。そこでMITメディアラボの活動、ボストンチルドレンズミュージアムの活動に興味をもち、そこのメンバーとPIE Instituteというグループを結成。コンストラクショニズムの考え方(こどもは知識を「教えられるのではなく」、自ら「構成していく」という考え)を中心に、テクノロジーやアートを融合したワークショップを開発している。National Science Foundationからグラントを受けての活動だそう。そしてここExploratoriumにやってきたのだとか。

素敵な人生だなぁー。それって。

とても気さくな方でした。
私の勤めるセンターと、同じツールを使ってワークショップを展開しているので、とてもいい情報交換の場となった。
サンフランシスコ滞在で一番の思い出だなぁ。

今後またこういう話しができるといい。いつか日本に招待したいな、、、 なぁんて夢をみてます。

マイクさん、カレンさんと。

海をわたる映像

2007-04-16 00:15:58 | エンキョリ
Filipに、2年越しのDVDビデオを送った。なかみは私が編集したもの。Filipやその友だち、私が映っている。

送るね、送るね、と言いながら、ずーーっと編集をほったらかしにしていて、放置していた映像たち(だって長いんだもん…)。
2年以上もほったらかしにしておいたのに、ちゃんと向き合って編集しなおして、やっとこさDVDに焼いて封筒に入れてポストに投函。
ふしぎなもので、一度手を離れると、今度はむしょうにそのできばえが気になってくる。

早く届くといいなぁ。なんて言うかなぁ。

京都、再発見

2007-04-11 01:03:55 | 京都
■リフレッシュ

見られると思っていなかった円山公園のしだれ桜。


香港ワークショップの前日、ひょんなことから清水寺へ行くことに(Toby達と1時間だけ前日打ち合わせ)。
そしてそこから祇園の新橋筋まで歩く。ここが今年はとてもきれいだった!


祇園をさらさらと流れる白川の向こう側には、舞妓さんや芸妓さんのいるお座敷が見える。
絵になるなぁ。どのお店も磨き上げられた大きなガラス窓の向こう、別世界のようでした。

この日、祇園、清水界隈をゆっくり歩いて、京都の良さを再発見。
京都のお店・カフェは灯り使いが絶妙なうまさ。ああいうセンスは、アメリカにも、パリにも、中国にも、イタリアにも、韓国にもどこにもない、と言い切れてしまう。本当、この街に住めてよかった、とつくづく思いました。

もっともっと素敵なものが見たいなぁ。この世界にはまだまだ知らないことがたくさんあるな、って気づかされた時間。
翌日のbig dayを控えて、とてもいい気分転換になったのでした。

やっと一息!

2007-04-10 01:06:58 | 日常
ふぅ~! 

■良かったよ!香港ワークショップ
日曜日、香港のこども達を30人と日本のこども達30人とワークショップは無事成功に終わった!去年、仕事で香港に行ってからのご縁で実現したこのプロジェクト、企画段階からわりとぎりぎりまでずっと1人で抱え込んでしまって、構想から、当日の運営、スタッフィング、ワークショップの設計、チーフ役までをこなすという、私の中では大きなお仕事でした。こども達60人、日本側のスタッフは12人、香港側スタッフ7人、そして大勢の保護者の方々、当日は本当に本当に何もかもが目まぐるしく、すごい熱気だった。楽しかった!

有能な身内メンバーに支えられたからこそできたプロジェクト。
去年、仕事で香港へ行って出会ったTobyに、日本でこんな形でお返しができて本当に嬉しかった。香港の大型バスがセンターに着いて、Tobyがこども達を連れて降りてくるのが見えた瞬間とても胸が熱くなりました。それでスイッチが入ったのね。

あとはもう、精一杯やるのみ、だったね。

■春の大学生
そして、香港プロジェクトが終わった翌日、今日月曜から大学で授業が始まった。
私の企画したプロジェクト型の授業に登録をしてくれた9名の学生さん達。クラスとしてちょうどよいサイズで、何よりみんなが「いい顔」をしていた。本当にすがすがしい、これから何かを自分でやってみたいんだ、講義形式の授業ではできないことをやってみたいんだ、だから「プロジェクト科目」を選んだんだ、という意気込みが感じられました。
春の大学生、いい顔してるなぁ。

これから一緒に授業をつくっていこうと思う。

いつも周りの人に支えられて、助けられて、自分1人の力以上のことが成し遂げられている。
この環境に本当に感謝しています。

4/8の香港WS、4/9の大学授業初日、私にとってbig dayが連なっていて心配だったけれど、やっと今日はちょっと落ち着いてゆっくり寝られる。

■いつも雨女なのに!
最後に、、、お天気の神様ありがとう。
4/8は午前8時は霧がすごかったのに、こども達が到着する頃にはすっきりと晴れ渡り、快晴。ガラス張りのフロアで、きらきらとした光の中、気持ちよくワークショップができた。ランチタイムには桜の下でこども達がお弁当を食べた。終わる頃にまた曇り空、夕方はとっても寒かった。時間を見計らったかのように、本当にこども達がいる間だけ晴れてくれたことに感謝。

週間天気予報

2007-04-05 00:29:35 | 日常
週間天気予報をチェックしては一喜一憂する日々。香港のワークショップの日は、晴れてほしいんだなー。
今その準備のまっただなか。
予定していたスタッフが急遽こられなくなって、英語つかえるスタッフの代打を探さなければならなくなった。でも、大学時代の友だちがボランティアとして来てくれることになった。ありがとう。大切な日曜日なのに、ほんとありがとう。友だちが手伝ってくれる香港プロジェクト、ぜったいがんばろーう。

やらかした

2007-04-01 01:16:04 | 日常
大変なことをしでかした土曜日。ごめんなさい、すごいミス。完全にカンチガイしてました。のほほんと休んでる場合じゃなかったよ今日は…。カンチガイスケジュール!!!

大学の事務局の人、学生さん、それから関係している先生、それから職場の上司2名、、、このような方々を奔走させ、待たせ、心配させ、当の本人はそんなことになっているとは夢にも思わず、し、か、も、そんなタイミングで私の携帯電池が切れていて私への連絡がつかず(だから上長が対応することになり…)、夜家に帰ってポチッと充電をさした時にガガガガーっと押し寄せたメッセージ。留守電。そして電話。

すべてを知った時、青ざめてしまいました。
穴があったら入りたいってこういうことね。
「えっっっっっ!?」って。
一番びっくりしてるのは私なんだけど、「え!?それ、私がいくことになってたんですか!?」って、あんた何いうとんねん。おいコラ自分!
でももう一件落着した後だったのでみなさん落ち着いていたけれど、、、はぁぁあぁあぁぁぁあぁ…。

すごいことをしでかしたものだ。
今後気をつけます、って、そういう問題じゃないけど、、、気がたるんでたんだな。そうだよね。

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こういう状況にあっても(私のせいで他機関に謝らなければならない状況)、落ち着いて対応してくれた人達に感謝。
事務局の人達は当然プンプン怒っていたのだけれど。

はぁぁぁ~。今夜はため息が止まらない。

エイプリルフールじゃないんだよこれがまた。