Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

今年も終了!

2007-12-31 15:07:49 | 日常
今年はよく動いたと思います。
プライベートでも仕事でも、いろんなところへ行き、ちょこちょこと新しい世界をみてくる、そんなことの連続の1年でした。

初めての仕事が多かったせいかも。大学で授業を担当できたこともうれしかったし、学生たちや、海外のこどもとの協同プロジェクト。それによってもたらされた出会いにも感謝。アメリカや香港の人達とのつながりや日々の仕事。それはいつも、「仕事か~…(疲)」というため息じゃなくて「仕事!」という喜びのほうが大きくて、そんなふうにモチベーションを高く持たせ続けてくれた環境や仲間には本当に感謝です。

おっちょこちょいの回数はあいかわらずだけれど。

落ち着きのない三十路(自分で言うな)、プライベートでは大切な人達との物理的な距離や時間の違い、超えられないと思うハードルを常にあちこちに抱えていることは確か。でも、まぁホントウに、明日のことはわからないものです。心配しても、ね、しょうがないよ。

さて、2008年私のキーワードは「対話」です。
親しい人、まわりの人、「新しい世界」との人、etc.
一緒になにかをつくりあげていくための対話を惜しまないようにしたいと思います。


みなさんもよいお年を!

2007.12.30
バージニア ブラックスバーグにて

DCの夜は更けて

2007-12-31 14:38:02 | エンキョリ
ワシントンDCの街並はやっぱり夜が素敵です!

今までアメリカで訪れたどの都市とも違うな。
ホワイトハウスを始め、国の主要機関が集中しているせいで、重厚感のある建物が多く、街の中が整然としている。でも例えば日本の霞ヶ関にはこどもはいないけど、ここは観光客も家族連れが多くて、こどもがたくさん。そのギャップもいいのかな。


国会議事堂です。

国立公文書館の前の銅像(勉強してますって顔してる)、Constitution Ave.を行き交う人達。
何度か来ているのであまり調べていかなかったけど、おなじみのNational Gallery of Artや、National Museum of Natural Historyをブラブラと。DCではそのほとんどのミュージアムが無料です。すばらしい。
例えば自然史博物館、いつも黒山の人だかりのスペースが。

人々が見ているのは世界一のダイアモンド、Hope.
このブルーのダイアモンド、45.52カラット! うっとり~。

初めて行ったところとしては、ナショナルジオグラフィックのNational Geographic Museum at Explorer's Hallというミュージアムにも行きました。

実は飛行機の中で"Arctic Tale"という北極グマのドキュメンタリー映画を観たのです。
映像はとても美しく感動的なのですが、内容にかなりショックを受けたのですよ。
それを制作していたのがナショナルジオ社だったので、DCに着いたら行ってみようと思っていたのでした。

DCのナショナルジオミュージアムは映像が専門。
動物やペンギン、魚介の背中にクリッターカムという小型ビデオカメラをつけ、それをとおして彼らの生態を把握しようという活動の展示。クリッターカムの映像や、どのように研究が行われているのかといった情報がメインでした。彼らの活動規模、すごいですね。


それにしても飛行機で観た"Arctic Tale"という映画、
日本では「北極のナヌー」という邦題で2007年10月公開されていたんだけど、
私はてっきりよくある「子猫物語」的な動物が主人公のつくりもの映画かと思っていました。
実際は地球温暖化に警笛を鳴らすドキュメント映画。内容は過酷。
マイナス50度、北極で生きる彼らの生活が過酷なのではなく、温暖化によって氷が溶け、狩りも子育ても今までのようにはいかず、温暖化によってもたらされた変化の中で行きていかなければならない彼らの運命が過酷なのです。あなたたちのせいじゃないのに、、、と思います。


お昼、au bon pain(オーボンパン)でスープ。
この黄色があたたかい。

初めてと言えば、夕暮れにナショナルギャラリーの彫刻公園内にあるアイススケートへも行ったな。
都会の真ん中にあるスケートリンク、素敵です。

(北極に氷がないと言っているのに、私はどうしてこんなところで人口のアイスを楽しんでいるのでしょう。皮肉です。)

夜ごはんにチャイナタウンへ。

カキフライなどシーフードを食べる。

食後のフォーチュンクッキー(中華料理の後は必ず出るね!)、
開けてみたらメッセージは「It is a nice day!」でした。

お店を出たらパラパラと雨。
そうしてワシントンDCの夜は更けて。

大統領のクリスマスツリー

2007-12-29 23:59:37 | エンキョリ
ホワイトハウスにあるNational Christmas tree(高さ12メートル)。アメリカを代表するツリーを見に行きました。

アメリカではクリスマス過ぎてもまだそこらじゅうにツリーやリースが飾られています。

観光客の波にもまれながらじっと見上げたクリスマスツリー。この冬の記念に、見られてよかったよ、ありがとう。真っ暗闇の中、ツリーの灯りに照らされて人々の顔はぼんやりオレンジ色、吐く息は白く、気温はピリっと寒く。

明日のこと、これからのこと、心配してもわからないことだらけです。
でもいつも、今を大事にしていきましょう。そう思うのだった。

ワシントンD.C. にて

2007-12-28 23:17:39 | エンキョリ
休暇に入ったと同時に、日本を出てきてしまった。

全然そんな予定じゃなかったのにね。
ほんの数日前にHISのサイトを眺めていて見つけたこのシーズンとしては破格のアメリカ往復チケット(47000円)。も~、考えるより先に電話して買ってしまいました。。。
なんでそんな安かったのか不思議です、ノースウェスト航空。


よく分からないけど今年最後のツキだ、ありがとう!
思い立ってパッととびたつ。
それができる今に感謝。D.C.まで迎えにきてくれた彼にも感謝。

スタバがある朝

2007-12-27 01:34:27 | 以前のシゴト
ただいまー。
下の「いま帰るところー」は、さっき車の中から投稿したもの。
職場を出て車に乗りこんだら、フロントガラスがガリガリに凍ってました。

うーーー、早く帰りたいのにー。

車を温めて氷がとけるのを待ちつつ、時計を見たら11時58分だったので、
1日が終わる前に携帯からとっさに投稿。
12月は毎日日記を書くように心がけていたので、
「キャー、日付変わっちゃう!」と、
慌てて意味のない一言をアップしてしまった…。

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今日、朝いちばんでミーティングだったのだけど、
出席者の1人が道中、スタバのコーヒーを買ってきてくれた。
嬉しかったな。
いつもの職場のコーヒーとはやっぱり違う。
この赤色カップの存在感。
きみたちが目の前にいるだけでなんだか朝が違って見えたよ。

6歳の思い出

2007-12-25 23:20:17 | 日常
小学校1年生の時、私はクリスマスに「ワンワン!」と吼える犬のおもちゃ(ぬいぐるみ)がほしかったのでした。
でも、そういうもの(→仕組みのわからない下世話なおもちゃ)を買ってもらえない家庭で育ったので、子ども心にもそれを「ほしい」と思っていることを両親に知られるのがイヤでした。
だからいつも、お願いごとは心の中でつぶやくのみ。

クリスマスが近くなって、
「ほら、何がほしいのかサンタさんに言ってごらん」
母は、住んでいた団地の窓を開け、一緒に空に向かいながらそういいました。
親としては、娘の希望を探る作戦だったのかもしれないのですが、それでも母親が横にいると声に出して言えず、無言で空を見つめてお願いしてました。
だって、声に出したら「そんなくだらないものお願いするんじゃないの」って怒られそうな気がしてたのです。
あくまでも自分が欲しいとは言っていないが
「あ、サンタさんにこんなのもらっちゃったよ!」
っていうシチュエーションを望んでいたのでした。

だから、こども心に「これはお母さんに内緒の心の中のお願い、サンタさん!テレパシーで聞いてね!」って念じながら。

プレゼントが置かれるのはいつも25日の朝。
毎年「今日こそは起きていてサンタさんの姿をつきとめるぞ」って思ってても、いつも必ず寝入ってしまう。前日そこになかったものが、寝て起きたらそこに置いてあるというのは、私にとってはクリスマスの魔法みたいでいつもワクワクしたものです。

そして、その年のクリスマスの日もプレゼントは置いてありました。
しかし、包みを見てすぐにわかりました。
サイズからして「これはワンワンと吼える犬じゃない、、、」


しょぼーーーん。


「サンタさんへのお願いは声に出して言わなければ通じないんだわ」
ほんと、純粋に声に出して言わなかった自分のことを反省したのでした。
(笑っちゃう)

気を取り直してプレゼントを開けると、赤い腕時計。
犬って言ったのに、どうして時計なのかしら。
そう思ったものの、でも、それはそれで素敵なプレゼントでした。
「もう小学校にあがったのだからおもちゃのぬいぐるみは卒業するんだよ」
そんなふうにサンタさんに言われたような気がして、少しお姉ちゃんになったようなきがしたっけ。それから毎日その腕時計をしてました。


そんなクリスマスの思い出。
えぇ、何のオチもないですよ。
ただ思い出したので。

立ち止まってふりかえる

2007-12-24 23:59:59 | 日常
外はすごい人ー、カップルばっかりだったよ!

So this is Christmas.
and what have you done?
Another year over And a new one just begun.
ジョンレノンが歌う。

毎年、暮れにこの歌を聴くと、
What have you doneが気にかかって
「なんにも成し遂げてない…」という気持ちになってあせる(←焦るのおそい)。
これから年末まで慌ただしいながらも、
ちゃんと自分がやったことを立ち止まってふりかえってみたい。
この先を決めるためにも。

今日は仕事。
今年もうすぐ終わっちゃうのに進歩が見えないまま。
でもがんばる。

写真は昨日クリスマス女子の会の
プレゼント交換でもらったLoccitane(ロクシタン)セット。

P.S.
そういえばラジオで、
今年のカップル(彼から彼女へ)のクリスマスプレゼントの平均額が
47000円だと言っていた。
えー!?って感じ。
平均額? 
どこぞの誰に聞いてその額よって感じだ。

手から生まれるもの

2007-12-23 23:54:28 | 日常
午前中。
将来の夢をただおしゃべりしたかった人と、
現実的に来週の予定をたてたかった人。

何年か前に流行った男脳と女脳の違い本にあるような話だけど、、、
そんなことが起こって朝から彼とケンカ。
もちろんSkype越しに。

はあーあぁぁ・・・ごめんなさい。
はい、息吸って深呼吸。

午後、
北山を歩く。
フランス直輸入の手芸屋さん、la droguerie(ラ・ドログリー)へ。
店内には、「フランスから来ました」っていう色をした、
毛糸、ボタン、ビーズ、小物が壁一面、テーブル一面にずらり!
その色彩感覚が、日本人の色の感覚と違ってとても素敵。
宝の山に埋もれる感覚だわ。
(撮影NGだったのでお見せできず残念だけど!)

手を動かして何かをつくることが好きな人にとっては迷宮です。
一度入ったら出て来られない楽しいお店。
とはいっても手芸は初心者なので、まずは簡単そうなシルバー素材から。


自分の両手から生まれるものっていいな。
…なにができるでしょうか!

対話の中でつくられていく自己

2007-12-22 23:46:41 | 以前のシゴト
ひとは、
新しい物語を対話によって創造する。
物語はひとに変化をもたらす。
それは、
人生の出来事を今までと違った新しい意味の文脈へと
結びつける力を持つからだ。

物語にはそんな力がある。

「こういうところが素敵じゃないですか」
と思ってもないところで言われたり、
すごく踏んだり蹴ったりだった事実について、
「あれはチャレンジ精神だったよ」
と自分が思いもしない表現で言い換えてもらうことによって、
私は自分の行為がもつ新しい一面に気づかされ
(それが愚かな行為だったとしても)、
それでまた元気になれるのだ。

「あれはチャレンジ精神だったよ」
そんなたった1行が、前後の文脈状況とつながって、
新しい物語となって私にふってくるのだ。

どんなに弱っていても、
ひとは、
他者との対話によって育まれる物語のなかに、
新しい自分を見つけ、
そしてそれを通してまた生きてゆくことができる。

モノローグでは生きていけない。
やっぱりダイアローグなんだよな。

クリエイションへとつながる対話(ダイアローグ)と、
日常の中の新しい物語をたえず見つけようとするアンテナ、
弱っているとそれが持てなくなる。
でも、いい物語に出会った。
それでまた、元気になった。

(内省的な文章であるが、
書きとめておきたかったので。)