昨日はエクスプロラトリアムのマシンショップにて初めて金属を切断しました。今まで私が切ったりできるのは木とプラスチックだけでしたが、いま作ろうと思っている「チャイム」はアルミニウム製なのでこれらの機械が必要でした。チャイムと言ってもベル型ではなくて、筒型のかんたんなもの。マーブルウォール(ビー玉のピタゴラ装置みたいなの)に音の鳴るデバイスがほしいと思ったのでつくっています。ビー玉が通り抜けるたびにチーンと音が鳴ったらステキ。
でもそのかんたんなモノをつくるのにも(例えば長い筒を何本かに切り分けるだけという作業でも)、素材が金属であるというだけで手作業ではムリ。はじめ、カットする部分を伝えて誰かに切ってもらおうと思っていたのだけど、「やってみる?」「教えるよ」というスタッフのあたたかい言葉と監修のおかげで、初めてのアルミ切断。無事に安全に切ることができました。楽しかった。たとえ手が油まみれになっても、金属まみれになっても。
こんな素人の自分に、忙しくても手を止めて時間をかけて指導をしてくれる工房のスタッフの方々の優しさが身にしみた日でした。自分で切り出したアルミニウムは叩くとキーンコーンとさわやかな音が鳴りました。ただの筒なのに、すごい。
"Measure twice, cut once."
(2回測って、切るのは1回。)
ウィーンと機械を動かせば切る作業は10秒で終わる。でもそのために測ったり印を付けたりする作業をおろそかにしないこと。そこがいちばん大切なんだよ。特にやり直しのきかない素材を相手にしている場合はね、と。とても当たり前でシンプルで大事なことを教わった気がしました。何ごとも、念には念を!