Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

Memories

2019-10-27 03:45:37 | 日常
昔のことをよく思う日でした。

というのも、私の最初の職業は高校教師だったのですが、ちょっと前に昔の教え子から連絡がありました。「クラスの誰それが結婚するので、お祝いメッセージビデオをつくっているから、先生なにか一言ビデオを撮って送ってくれませんか」というもの。

2003年に卒業していった子達です。
あの頃、18歳だった彼女たち。今、34歳か。
16 年もの月日が流れています。

私はその16年の間に、アメリカ院留学、学位取得、帰国後仕事の路線を変えてミュージアム界へ、その後再び渡米、結婚、アメリカでの今の仕事、出産、育児、、、思い返してみると、高校講師だった時代ははるか昔。それで必死で昔のことを思い出して、どうやってお祝いのメッセージとしてまとめようかと一苦労。やっとメッセージビデオを撮って、送って、手書きのメッセージカードもFedexで送ったりなんだりで、昔の教え子と何度かやりとりをしあう日々。○○が映像の編集をして、XXはメッセージブックをつくっている、なんて久々に3年間担任だったクラスの懐かしい名前を聞いたせいと、その結婚するという子の式が今日だったので、なんだか日本を想うノスタルジックな1日でした。

生きてきたね、自分も。
重ねてきたね、時代。
昔の教え子たちがもう34歳という微妙な年齢という事実も軽くショックだし、
それってイコール自分もその分歳をとっているわけだからね。
こんなに時が経っても昔の教え子が連絡をくれるのは嬉しいことですけどね。

夜更けですが、最近よくかかる Maroon 5の Memories があたまのなかをグルグル、、、

財布忘れてもスマホあれば大丈夫

2019-04-04 22:02:13 | 日常
カバンを変えるとお財布を忘れる、、、ってやつ、よくありませんか。週末に使ったバッグと、仕事行く時に使うカバンが違います。お財布は週末バッグに入れたまま、、、そんなパターンで、月曜日、財布を忘れて仕事に行った。
 
サンフランシスコ市内に着いてからお財布を家に忘れてきたことに気がつく。数年前なら「ガーーーーーーーーン」となってお先真っ暗なのだけど、2019年の今は違う。
 
朝:カフェでのコーヒー
財布を忘れたと気づいてすぐにどうしたらコーヒーが買えるかと考えて、スタバのアプリを携帯に初めて入れてみた。道を歩きながら携帯からぽちぽちっとコーヒーを注文。4分後に指定の店舗でピックアップ可能、と表示が出て、その頃に店に着くとちょうど私のコーヒーが準備できてカウンターに置かれていた。レジに並ぶ列を横目に見つつ、自分のオーダーをピックアップ。支払いはアプリを通して済ませているので店員さんとやりとりする必要もなし。
 
昼:ランチ(こういう日に限ってお弁当持ってきてない。)
数年前だったらお財布を忘れた日にはお昼ごはんは同僚に立て替えてもらったりしたものです。でもこの日はAmazonGoのストア(レジのない未来型コンビニ)へ行ってみました。スマホのAmazonアプリさえあれば入店可能、店から好きな品物をカバンに入れて、レジも何も通さずに退店。数分でデジタルレシートがスマホに届く。その内容も正確。誰も何もスキャンとかしてないのに、私がカバンに入れたアボガドキューリのお寿司($7.49)、どうして分かったんだろう。仕組みは謎だけど、おそらくセンサー満載な店内なんだろう。ちょっと不思議な体験だったけど、ランチ買えてよかった。
 
夜:友達とディナー(息子が春休みでパパと1日出かけているので)
バークレーで友達とごはん。家にお財布を取りに帰ろうかと思ったのだけど、夜はVenmoを使うつもりでそのまま行きました。Venmoとは、友人同士でお金を送金しあえるアプリ。これなしではお店の割り勘はもうできない、というぐらい重宝している。何か立て替えてもらったらすぐに代金を送金できるし、自分が立て替えてもすぐに友達から送金されるので、昔のように「ごめん今キャッシュないの」とか、現金を数えながら「誰か細かいのある〜?」なんてやりとりはしなくて良い。この日、お店のお会計は友達が払い、私はVenmoで送金して決済完了。

移動に関しては、公共交通機関で使えるカード(毎月自動的にお給料からロードされる)を持っていたのでそれでぜんぶ済ませることができた。それも忘れていたらおそらくUberやLyftなどの配車サービスアプリを使っていただろう。
 
なぜこれを書こうと思ったかというと、このブログで10年ぐらい前に「お財布忘れて、、、」という記事を書いたことを思い出したから。読み返して見て、相変わらずいつの時代もお財布忘れている自分がいたわけだけど(苦笑)、あの頃はお財布忘れたら一大事だったわけだ。それにしても道ゆく人に自分の電車カードを売って現金2ドルを得たって、あーたたたた、、、、若気の至り???ほんとおバカだ。
 
でもあの頃はスマホでコーヒーを買ったり、店棚から品物をとって退店するだけで勝手に決済できたり、友達間で気軽にお金を送りあえる仕組みは存在しなかった。それが今ではスマホでなんでもできてしまう。

10年ひと昔。
時代は変わったものです。

お弁当セラピー?

2017-03-06 07:00:16 | 日常
2月はお弁当持って行った日、皆無でした。
ウィークデーはぎりぎりの綱渡りのような生活で、
ストレスがたまっていくばかり。


そこで昨日はお弁当用にたくさん下ごしらえをしました。
さつまいもの甘露煮、牛肉ハンバーグ、
セロリと人参のキンピラ、
ほうれん草のごま和え、
鳥そぼろ、
ピーマンの炒め物、
人参のナムル、ラディッシュ塩もみ、
3種類のキヌア混ぜごはん。
冷蔵庫にストックしておきます。

簡単なものばかりですが。
これで朝はプチトマトや卵焼きを加えればOK。
日本風のお弁当持っていくのはすごく久しぶり。
ちょっとした、自分へのセラピー。
お弁当、っていうか、常備菜があると、
すこし余裕がある感じ。

今週は気持ちを新たにがんばろうっと。

タンポポ、ごっこ遊び

2017-02-22 07:58:25 | 日常
また間があいてしまいました。
雨つづきのベイエリア、
先日すこしだけ晴れたときの写真をのせておきます。


あ、タンポポ!


ママ、どーじょ


ふー!

先月2歳になった息子。
初めてタンポポの綿毛をさわり、風にとばすことを覚えました。
キャッキャッと喜んでました。

最近は英語がどんどん出てきます。
Mama, are you okay? と言うのが好きです。
何度も何度も。

Put it on!
Watch out!
I told you.
Papa! Go inside!
I want it!
Water more please!
I want music.
What are you doing?
などなど。


これは昨日、おままごと、初めてしています。
ふたしてー
あちち
できたかな? だって。

私がキッチンにいる間、相手できないので、
息子なりにママのマネしてるつもりなんですね。
おなべに入っているのはキヌア。
もう何度もこれで遊ばれたのでこのキヌアはおままごと用になってしまった。

---

最近はなんだか日々消耗しきってしまって。
つかの間の週末に息継ぎをして、
ウィークデイはあくせく、
ギリギリの自転車操業のような生活。

余裕なし。
あれ、なんで私また今日もランチ買ってるんだ?みたいな。
お弁当つくるはずだったのに、って。
それが続きすぎ。

しばらくこういう日々が続きそう。

同僚の旅立ち

2017-01-15 07:17:22 | 日常
ボランティア時代も含めて7年一緒に仕事してきた同僚が、
改めて話があるというので何かと思ったら、
来月で退職するとのこと。
来週のチームミーティングでボスから発表があるけれど、
その前に個人的に伝えたかった、と。

びっくりした。
それも2人も同時に。

彼ら、一緒に新しいビジネスを始めるのだそう。
同じミュージアム業界で。
それぞれが前からそんなこと話してたのは知ってたけれど、もっとずっと先だと思ってた。
しかも2人一緒にやるなんて、予想外。
あと数年は一緒に仕事ができると思ってただけに、
急展開を見せたこの成り行きに動揺が隠せません。

もちろん、応援している。
でも本音はとーってもさみしい。
彼らが職場を去ることが。



ボス+6人、というメンバーでずっとやってきて、
それぞれ守備範囲って決まってないけど、
サイエンス、アート、テクノロジー、エデュケーション、、、
プロジェクトごとにみんながみんないろんな役割を担って、
このチームでやる仕事が大好きでした。

そして、何でもすぐに取り掛かる、やってみる、つくってみる、の精神を、
いちばん持っているのが彼ら。
昔から MITメディアラボで言われている、
"Demo or die! "
「(アイデアがあるなら)デモをして証明してみせよ、
さもなくば、死を!」
という精神を地でいくような2人。

2人が辞めるってことは、
私たちのチーム、残された4人で、、、
どうしようって思ってしまう。

きっとボスがどこかからいい人を引っ張ってくるよ、
新しい人を雇うから大丈夫でしょ、
なんて言われたけど、
いないよ、誰もあなたの代わりなんてできないよ、と言った。
もちろん、
クリエイティブで仕事ができて有能な人、
他にたくさんいるのは分かってるけど。
ずっと一緒にやってきた、
今のチームのままでいたかった。

でも、もう決めたんだって。
大きな組織を離れて、自分の力だけでどこまでできるのか、
やってみたいのだと。
そして、ある程度ミュージアム業界で経験も積んで、
こどももいない、今がそれをやってみるチャンスなのだと。

なんの後ろだてもなくて、なんの財政支援もなくて、
あるのはアイデアと工房代わりのガレージ、そして人脈だけ。

そうやって未知の世界に漕ぎ出していく彼ら。
まだこのニュースを聞いてすぐだから、
正直、私は全部消化できてない。
聞いた直後はやっぱりさみしい思いが強くて、
なんで?
ずっと一緒にやってきたよ?
去られることでチームが変わってしまうのがいやだ、
とか、
かくかくしかじかのプロジェクトはどうするの、
なんでこのタイミングなのと、
自分の好き勝手なことを言って、、、苦笑
一晩寝て、
また2人と話して、
泣いたり笑ったり、あぁでもこれは、
残されるうちらもさみしいし不安だけど、
彼らは本気でこの一大決心をして、
それがよかったのかわからないけど、
このままこの、
なんの申し分ない職場で comfortable zone にいるよりは、
組織を出て、unknown に向かいあって挑戦する、ってほうにやりがいを見いだしたんだな、
ってことは分かった。
未知だからとても怖いけど、
being comfortable with the unknown なんだって、
よくわからない未知のことでもなんか大丈夫って思えるのだそう。
同僚としてこれはもう、
サポートして、応援して、がんばれって、言うしかないね。

彼らが抜けることで、
これから大きな変化があるでしょう。
今回のこと、
まだうまく言葉にならないいろんな感情があります。
週があけて、ニュースがみんなに知れ渡り、
彼らがいなくなることが公の事実になったら、
まわりの人があれこれ話し出したら、
またいろんな思いが湧き上がってくるんだろうな。

2017年。
どうなるんだろう。

心の余裕?

2016-04-23 02:48:11 | 日常

やった、週末だ!
あ、私ママだった、、、。

このカードほんと今の私だわ。
やっと待ち望んだ週末、
結局は育児と家事で終わっちゃうことが多いんだよね。

---

最近ようやくじわじわと、
仕事での瞬発力と実行力が戻ってきたように思います。
何がきっかけ、ということはないんだけど、
最近たて続けに工房でのマシンやツールのトレーニングを、
ボランティアさんや若手スタッフに施す機会があり、
たぶんそれでスイッチが入ったような感じです。

自分自身、なにも作ってない時期が長く続いてたので、
人にテーブルソー、チョップソーの使い方や、
3Dプリンタやレーザーカッターの使い方を教えていると、
何かムクムクと久しぶりによみがえるものがありました。

新しいツールの使い方を覚えていく人を見て、empowering な経験だなあと。
自分も一番最初にこういったマシンの使い方を覚えた頃の感覚を思い出したような。

今日試したい新しいアイデアがあるとして、
それを思いついた時の瞬発力でサッとプロトタイプをつくる。
そういう速さと実行力がやっぱりこの仕事していく上ではキーです。
だからそれを忘れずに。
そのためには、自分自身つくることから遠ざかっていたらダメだなと。

これって結局、
昨年の11月に息子のデイケアが始まってから、
(いや、正確にはバァバが帰国して家の中でのヘルプがなくなってから、というのが正しいか)、
家⇄職場⇄デイケアの3点行き来だけで1日が終わり、
おチビの世話に多くの時間を取られる代わりに、
家と仕事が犠牲になっていたのが、
再び仕事に情熱を持って取り組める心の余裕ができるまでに半年かかったということ??

たぶんそういうことなんだと思います。
デイケアの準備と送り迎え、
仕事中に搾乳にとられていた時間などなど、
小さい子の育児しながら働くということは、
やっぱり大変でした。
出産後4ヶ月で職場復帰したなんて言うと、
すごいねーなんて言われるけれど、
実際には Before babyと After baby の働き方には断然違いがありました。
はた目には何ら変わりなくても、
あれ?前だったらもっとやれたのに、
と内心思うことが多かったです。この数ヶ月。

でもそれがやっと、
平日の時間の使い方、週末の時間の使い方など、
いろいろ試行錯誤しているうちに、
要領がやっと、やっと、つかめてきたのかなーと感じます。
パソコンは持ち歩かない。
仕事は持ち帰らない。
週末は仕事しない。
料理は一度に大量につくる。
家と仕事をきっちり分ける。
内省の時間をとる。
手を動かす。
提案する。
やってみる。
おチビは1歳過ぎてもまだ授乳しているけど、
職場で搾乳することがほとんどなくなった、というのも時間に余裕ができた理由でしょうか。

とにかく、好きなことを仕事にしている幸運を
今一度自覚しつつ、
情熱を持って取り組んでいこうと前向きになれた自分がいることが嬉しいです。
時間と育児に追い立てられている感が拭えなかった時期から、
少しづつ脱皮しつつあるのかなと思います。


おチビさん寝てるときは 心の余裕もできるってものです。

今日は、そんなところです。

最近の朝ごはん

2015-01-07 14:53:31 | 日常
義姉が帰ってから私の朝ごはんが変わりました。

・Steel cut oatmeal(スチールカットオートミール)
・Almond milk(アーモンドミルク)
・Maple syrup(メープルシロップ)
・Flax seeds (フラックスシード: 亜麻仁の種)
・適当なフルーツ

オートミールはオーツ麦をおかゆみたいにしたもの。今まで好んで食べたことがなかったけれど、義姉が滞在中はずっとこれが朝ごはんだったので、なんとなく食べるようになりました。しかもインスタントのオートミールではなくて、健康志向の義姉なので、毎朝お鍋でスチールカットオーツを30分かけて炊いていました。でもそのおかげで、私もインスタントのオートミールはあまり好きじゃないけど、ちゃんと水から炊き上げるオートミールは好きだと思いました。炊き上がりはややネバネバそしてプチプチとした食感が残りおいしいです。


オートミールの上に、メープルシロップ、アーモンドミルク、フルーツと、フラックスシード(いちごの下にかかってる茶色い粉がそう)をかけるのが義姉流。

フラックスシードも私は知りませんでしたが、亜麻仁の実だか種をひいたもの。食物繊維が豊富、マグネシウムや鉄分も摂取できるそう。この朝ごはんは腹もちも良いし、便秘知らずになります。

今まで朝はハチミツトースト、グラノラ、フレンチトースト、、、などを食べていましたが、最近はオートミールにはまっています。

(今日は急にドクターの都合でマタニティ検診日となり、またまた仕事を早退してクリニックに来ています。これは待合室から投稿してます。)

お客さん帰る

2015-01-03 13:25:07 | 日常
元旦は義姉ファミリーと Muir Woods(樹齢1000年以上のセコイア杉が群生している森)へ出かけましたが、私は入口のところで下腹部がキューッと絞られるように痛くなり、ハイキングはせずにフィリップとふたりで入口近くのおみやげ屋さん&カフェで待機することに。せっかく行ったのに義姉たちと一緒に森の中を散策できずに残念でした。義姉たちも私が来られなかったのでさーっと周って早めに戻って来てしまいました。。私の下腹部の痛みは臨月には付きもので、ここのところ頻繁に起こるのだけど、座って休めばよくなります。

Muir Woods National Monument (これは夏の写真)

気を取り直して Muir Woods に行くと必ず立ち寄る山の上のカフェでみんなでお昼ごはん。ここはテラス席からの眺めが素敵なんだけど、元旦のベイエリアは寒かったので室内席からの眺めを楽しみました。


Mountain Home Inn
810 Panoramic Highway,
Mill Valley, CA 94941-1765
(415) 381-9000

姪ちゃんはいつも4時頃から2時間ほどお昼寝しちゃうので、ランチを食べて、食料品の買い出しをして、家路に着く頃には車で爆睡。起こすとぐずると言うので、そのまま車で寝てられるように少しドライブしたり、駐車場に着いてからも義姉は姪ちゃんが起きるまで車に残ってたり。タイヘンだわ。お昼寝は何才まで必要なんだろうね。姪ちゃんの場合は、朝7時起床、夕方近くに2時間弱お昼寝、夜は10時頃就寝、という生活のリズム。義姉がしっかり管理していて旅先でもまったく乱れないスケジュールでした。


うちのリビングにある出窓のベンチでくつろぐ義姉と姪ちゃんの小さな背中。

コレを書いている今は 1/3 で、すでにみんなマイアミに帰りました。なんだかんだ言って、夜は毎日家で夕食を食べ、あまり外食をしない1週間でした。大人たちも年越し以外は11時には寝るという規則正しい生活でした。やっぱり子どもがいるとそうなるんだなーと実感。寝室を掃除して、1週間フル稼働だったキッチンもきれいにして、私は静かな時間を楽しんでますが、フィリップはみんなが帰ってしまってさみしそう。まぁ、きっとすぐに会いに来るでしょうに。ともかく1週間のホスト役が無事に済んでホッとしてます!

Here comes 2015!

2015-01-01 10:08:37 | 日常

「なんとなく、今年は良いことあるごとし。
元旦の朝、晴れて風なし。」
(石川啄木)

カリフォルニアは空が澄みきって、穏やかなすがすがしい朝です。まだまだ先だと思っていた2015年が今始まりました。

ドキドキ。