Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

夜が明けるよ

2008-11-26 06:30:28 | 京都
始発の新幹線@京都駅ホーム。

たった2日間の短い京都への滞在。
これから東京へ戻ります。

今回は友達にも会えず、紅葉もお預けではあったけど、本来の自分の部屋に久々に戻れて、かなり満たされた気分。

そして、このきりりと気持ちのよい冷気と、山の稜線からオレンジに染まっていく東の空!

これから年末にかけて、がっつりと取り組まなければならないことがあって、気持ちもかなりピリリといきたいところ(いつも途中で気を抜いちゃうからね~)。

そんな、はじまりにふさわしい朝だ。

また東京へ向かうのはかなり気が重いが、がんばろーと思う。

キョウレツ

2008-11-19 22:06:00 | 日常
貼り紙や注意書きの多い住居は気が休まらない。

ここは会社の宿舎だし、新人さんのための寮でもあるし、
共有スペースが多いからある程度は仕方ない、とは思う。
でもさ。

「掃除機は、元あったように戻してください」

「ぬれた洗面台は備え付けのタオルでふき取ってください」


(お風呂の温度調節器に)「さわらないで!!」

(お風呂の窓に)「勝手に開けないで!!」 

「空いた洗濯カゴは洗濯機の「右側」に置いていってください!」

「髪の毛がぬれたままで廊下を歩かないで!」
 とか。

廊下から食堂から脱衣所からランドリーから、
ありとあらゆるところに、こういう注意書き。
「ゆずりあって使いましょう」「廊下で大きな声を出さない」
というわざわざ活字にしなくてもよいレベルのものまで。
ほんと、視界に入ってくるだけでつかれる。

書いているのは寮の管理人おばちゃん。
他人ごとながら、手書きの文字にキーキーといつも怒鳴られているかのようで、
短期滞在でおじゃましている私の目にも入ってきて、不快。

きわめつけは、トイレの個室に入ったらドアの内側にこれ。


 ↓

 ↓













(おっと食事中のかた、失礼)
だってネタにせずにはいられないわ。これ。
(笑)というより、とおりこして(怒)。

ここ、幼稚園か?
こんなとこやだ。京都の自分の家に帰りたいよぉー。

そろそろ出張も終わりに近づいている。

思い出ポケット

2008-11-18 23:51:43 | 日常
先週末、大切な友達のひとりであるKちゃんの結婚式に出席。

彼女とは、前の職場がいっしょ。
お互いに新人で担任クラスを持っていて、教室もならびで隣どうし。
初めての担任どうしで愚痴をこぼし合い(笑)、教員としてのいろいろな「初めて」をすごーく近くで共有した間柄。誰しもそうだと思うけれど、初社会人体験はとても濃ゆいもので、それも生身の生徒相手の学校という特殊な職場では、新人として怒濤のような日々を送っていたわけで。
彼女がいたことで、自分が精神的にどれだけ救われたか計り知れないほど。

私がアメリカにいってからはなかなか会えなくなったけれど、
留学時代も遠路はるばるバージニア州まで会いにきてくれたこともあったっけ。

式には、いろいろな時代の彼女の友人が来ていて、
どの時代に彼女と会った人もみな一様に彼女のことを、
「着実に、確実に、物事をやりとげる頼りがいのある人」というふうな表現をしていた。
本当にそうだと思う。
いつも落ち着いていて、彼女の視点にはブレがない。
だから、発する言葉のひとつひとつに、重みを感じていたものです。
そういうふうに思える人は、周りにそんなにいるものじゃないよね。
Kちゃんは、すごく堅実派なのに、時にパッとした潔さも兼ね備えていて、
「え、Kちゃん、そんなことを考えているの?」って、びっくりさせられることもあったり、
知らぬ間に人生のチャレンジや一大決心に対するアクションを軽やかにこなしていたり、
ともかく、友達でいられてとても楽しい存在なのだ。

結婚式や披露宴て、その人のことやその人との出来事をすごく想う一日だね。
なんだか走馬灯のように、昔のことを思い出して、すっかり思い出にひたってしまった。

この日思ったこと。
すごくいい時間を共有していても、
すすむ方向の違いでいっしょに過ごせない人達もたくさんいるんだよね、ということ。
でも、いつでも思い返したら、ああいうことがあった、こういうことがあった、って、
その頃のことを単なる「点」ではなくて、ある程度の時間の幅を持って思い出せるような、
深みのある、あたたかい思い出ポケットをたくさん持っておきたいな。
そして、時々そこに手を入れて、今の自分とリンクできたらいいな。
地理的に離れていても、生活が変わっても、ね。
いま当たり前のように周りにいる人達のことも、何年後かにそう思うのだろうか、なんて思った。

この日、何年ぶりかに会う友達もいて、本当に楽しかった。
この日じたいが、思い出ポケットにすっぽりはまってしまったかのような、懐かしく、あたたかい1日だった。

↑母親の40年前の着物を借りた。もう1人の仲良し同僚と記念に1枚。
ドレスや洋装に飽きてきたこのごろ、着物に袖をとおしたらとても新しい気持ちになった!
着物を自分で着られるようになること、私のささやかな夢(この日の着付けは母 ... )。

やっとわかってきた

2008-11-13 00:55:23 | 以前のシゴト
また、帰ったら12時をまわってしまった。

今日は、午後はずっと国際セミナーにて勉強会。
今週はオフィスへ出る日が少なくて、あちこち外出が多い。

私がこの案件に関わることになってはや1ヶ月弱。
最初は、その分野に関する予備知識もなにもないのにどうしようっ!!、、、と思ったものだ。
いったいどこまでできるのだろうかと、自信がなかった。(今もないけど)
スポンジのごとく知識を吸収するために、
ウェブを使い、文献を読み、本屋をまわり、情報をまとめ、いろんな人に会い、調べて、書いた。
はじめはずいぶんとんちんかんなことを言っていたと思う。
そして、1週単位で、その週にわかったことを、まとめて、綴じた。
そんなことしてるうちに、
はじめ手探りでやっていたことに、いつしか「なじみ」ができてきた。
4週目に入ってようやくこの分野の問題(課題)がわかるようになり、
今日は、セミナーで話されている内容が初めて意味を持ったまとまりとして、
自分の頭に入ってくるのがわかっておどろきだった。

こういう経験はおもしろい。

対象や分野が何であっても、
まったく知らない世界にポーンと投げ出されて、
はじめはまったく意味をなさなかった情報のまとまりが、
急にいきいきと意味をもって自分のあたまに入ってくる、という体験。

それって、調べて、書いて、綴じる、そしてまた調べて、、、
という経験のサイクルのうえにふってくるものなのだろうな、と思う。
目で読み、耳で聞き、手で調べ、足でかせぎ、人と話す。
reading, listening, speaking, doing...
感覚器官を多く使えば使うほどよりよく学ぶ、ということは学習の原理だけれど、
自分ももれなくあてはまって妙に納得だ。
そして、自分なりにその世界の輪郭をえがき、それを目に見えるカタチにする。

カタチにしたものは、いつまでも未完成ではある。
だって少し先に行くとすぐに間違いや不足がわかり、改変し、アレンジし、修正することになるから。

だから、4週目にしていま「わかった!」とか「ははーん、しめしめ」とか思っちゃっていることも、
たぶんまた少し先へ行くと、なんだ、全然わかってなかったじゃん、、、
ということになるのだろうけど。

ともかく、取り組む対象がなんであれ、こういう経験はもっとするべきだなぁと思ったのだ。
自分の興味ある対象ならもっとよかったのだろうけど、、、なんて。
仕事とはいえ、久々に「ゼロからまなぶ」という経験ができたことに、感謝。

33 on 1111

2008-11-11 23:59:07 | 日常
33歳になりました。
アメリカからのHappy Birthday!!ではじまった33歳。今年はどんな年になるでしょう。


今日は京都のオフィスからも青山メンバーからもケーキをいただいた。お誕生日にケーキが2つ。
嬉しいなぁ(しみじみ)。
こういうサプライズやセレブレーションを楽しむ文化があることが好きなんだよね、今の職場は。

30代ともなると、仕事だったり、忙しい時期だったり、若い頃みたいにお誕生日が一大イベント!っていう感じではなくなってきている。けれど、その時代その時代で、そのとき近くにいる人やつながりのある人がいつも私の誕生日をお祝いしてくれる。
これは、とてもしあわせなことだね。

もちろん、昔からの友達が書いてくれるおめでとうメールも。なんだか、その「変わらなさ」がじーんと嬉しい日。

夜は銀座でごはん。関西にいる仕事の仲間を除いて数少ない東京の仲間と。論文のアブストラクトの英訳を手伝った延長で、そのまま情報デザインや、教育工学の話など。こういう話をもっと英語でできるようになりたいものだ、と思う。

そして、いま帰りの電車(なんと時間が遅いせいか座れた!)。

11月11日、33回目のバースデー。今日はそんないちにち。
(ていうか、こんなところ(東京)で通勤電車に乗っているとはね。)

空いてる!

2008-11-10 09:08:17 | 日常
今朝は仕事で三鷹市へ行く用事があり、いつもと違う電車に乗った。
きゃー、電車がガラガラに空いてるよ!

のぼりと、くだりで、こんなに違うのね。
人がぽつんぽつんとしか乗っていない。嬉しい~。

平和な朝だ。

I'm back on line.

2008-11-09 16:09:07 | 日常
やっとインターネットのある生活に戻りました。
まだ東京出張中ですが、昨日からこの寮の部屋にもネット開通(emobileね)。

寮での暮らしついてレポートします、と書いておきながらさっぱり更新が途絶えてしまいました。。ごめんなさい。

トイレも、お風呂も、食堂も、洗面所も、こんな時代にすべて『共同』という驚くべき不便な寮生活。
しかし3週間もたてば愛着がわき、最初はここがどれだけ不便かということを書こうと思っていたけれど、どんなところも住めば都。京都の自分の部屋が恋しいときもあるけれど、この東京生活は一時的なものなので、少々のガマン。

でもびっくりしたけどね。最初はかなりのカルチャーショック。
会社の寮がある地域への長期出張を命じられた場合、寮に住みなさい、と言われて当然。それはいいんだけど、その「独身寮」の中身にびっくりしたのでした。建物自体はきれいなマンションの外観、指紋認証で入るような玄関、カードキーでオートロック。ホテルのようにきれいなのに、生活のスタイルは寝室以外はすべて「共同」、、ってどういうこと!みたいな。お部屋にはテレビも冷蔵庫もなにもなく、あるのは机とベッドだけ。こんな時代にどうしてそういう仕様の建物を建てたのか(新人用とはいえ、みんな社会人でしょ?)。
寮とはいえふつうのアパートかマンションだと思っていたのに、びっくり。
キッチンがないので自炊もできず、3週間以上も外食を続けているうちに、「クッキング」が恋しくてしかたないです。

その他、小さなカルチャーショック。
東京へきて、電車というものは座れないものだということを知りました。通勤で座れたことは一度もない。
そして、電車に間に合う時間にホームにいても、乗れないことがある、ということも知りました。(あまりにもぎゅうぎゅう詰めで、本当に「乗せてもらえない」)
京都では「ドアが閉まりま~す」という軽快なアナウンスでプシューっとスムーズにドアが閉まるのが常だったけれど、東京では駅員さんの少々感情のこもった「ドアを、閉 め ま す(怒)」というアナウンスが聞こえてきて、無情にも電車に乗れずにドアが閉まってしまう。すぐに次の電車が来るんだけど。

とまぁ、この歳にして初めての東京経験(笑)。
これもまたいい人生経験だよね。
概して楽しいことも多いので、今度は京都へ帰るのが嫌になってしまいそう。