Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

10/29 (Sun)

2006-10-30 00:17:53 | 日常
■映画館で映画など。
ひっさしぶりに日本映画を観た。知り合いの知り合いが関係している映画で、別に興味はなかったのだけど、話題に上がったのでなんとか最終上映に滑り込む。タイトルは『天使の卵』
全然期待していなかったんだけど、よかったです。…ああいうのですぐ泣くほう(笑)。
見覚えある町並みは京都が舞台だったからなのね(設定は「京都」じゃないんだけど。標準語だしね。)。あの橋も、あの路面電車も、あの美術館も、あの動物園も、天文台から見下ろす街並みも、何もかも、京都だった!

映画はラブストーリーです。強い強い愛を感じます。市原隼人と小西真奈美なんだけど、いやその2人の愛も強いんだけど、、、、沢尻エリカの芯が強い。

■おめでとう。
今日、10月29日は大切な日でした。Happy Birthday!! 心から。

■情報を知識にする。
明日はまた東京へ。戻りは火曜日。
最近仕事のことがなかなか書けない。
でも本当にいろんな人に出会って、今まで本でしか知らなかった先生方に直接あったり話を聞けたり、そういう機会に恵まれたおかげで「知りたい欲」は高まるばかり。でも、いろいろ読んだり聞いたりして「情報」は増えても、「知識」にしていく作業ができていない、と感じます。情報を自分の言葉で語れてこその知識、だよね。

■母メール
先週、あの新幹線ダイヤ乱れまくりの日に東京にいたことを母にメールしたら、めずらしく手紙風なメールが返ってきた(←いつも事務的なメールしかこない)。

「お疲れ様。偶然だね。お母さんも昨日東京にいました。高校の同窓会でした。新幹線の事故で静岡からのお客さんが終了間際にやっと間に合ったなんてハプニングがあったりで、同期の出席は5人と少なくて少々寂しかったけど少人数ゆえにまとまって、5年計画でマチュピチュへ行こう!と盛り上がりました。(中略)…マチュピチュ行きを楽しみに5年は頑張れる。」

母、いま58歳(…だっけ?)。このメール、かわいいよね。

携帯から

2006-10-27 00:00:03 | 日常
木曜日は仕事の都合で、電車+バス通勤。だけど普段は車なので、仕事してるうちに、つい自分が電車で来てることを忘れてしまう。今日もふと気付いたら終バスを逃しかけ、急いでオフィスを出た。慌ててたら本とか忘れてきたので電車の中でヒマ。→ブログ書く。

昨日のことから。
東京で学習科学の研究会があったので日帰りで参加。適度に刺激。いろんな人に知り合うのがいい。もちろんレベルの違いも感じるんだけど、ああいうのを目指してるわけじゃないしなぁ。

あ、駅着いちゃった。

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追記(駅からの帰り道に思ったこと)
今仕事でいろいろ動けているのは、そういう土壌をつくってくれている上の人のおかげ。
あらためて、感謝。

pieces

2006-10-23 23:57:15 | 日常
■ごろん
久しぶりのまとまった雨。でも明日は晴れるみたい。
あ~ごろんとソファで好きな本でも読みたいな。でも他にもっとMUSTな読みものが…。あー、がんばろ。

■習うべしー
実家でおかーさんが「ね、イレナちゃんの結婚式の写真見せて」と言ってくる。
ブログに載せたのにーと思って、はたと気がついた。そっか、携帯で見てるおかーさんには写真見えてないのね。

実家のダイヤルアップでネットにつなぐと、他にも見たいサイトがあったみたいでいろいろリクエストされる。
おかーさん、インターネット使えるようになったらいいのにね。今でも習い事たくさんだけど、ネットできたら世界がもっと広がると思うなー。

着物を教えてもらう代わりに教えてあげたいわ。まずはダイヤルアップをやめるべし、なのだけど。

■ふと思うんだけど
やりたいと思う仕事とか、一緒にいたい人とか、住みたい街とか、家族とか、友だちとか、そういうの全~部バラバラなのだよね。バラバラだけどひとつひとつ本当に大事なpieces. 今は、散らばったpiecesをかろうじて糸で1つにつないでる感じ。もっとがっつりまとめなくっちゃと思うけどね。
しばらくしんどい時期が続きそう。がんばるにー。

また明日から

2006-10-22 23:58:40 | 日常
■また1週間が終了!
1週間があっっっっという間に過ぎていきました。徹夜気味の日が2日。金曜には青山学院で行われた研究会に参加。去年仕事でお世話になった東京メンバーの人達と久しぶりに色々話せたり、そのついでに翌日は少し東京散策、六本木ヒルズの森美術館へ行ったりしました。ヒルズで優雅なランチをしたり。
そのあとは、ほんとうに久しぶりに群馬へ。土曜の夜に実家へついて、久しぶりに母親の手料理を満喫!また新しいドレッシングが出来ていて作り方が気になるところ。実家でいろいろ自分の私物をあさろうと思っていたのに、もはや物置状態の部屋に唖然。ありゃ必要なもの発掘するのに1週間はかかりそう…。
今日、日曜は、館林の群馬県立美術館へ。館林の美術館は作品そのものよりも建物と庭が好き。市内のイタリアンレストランでランチしながら、いろいろ一方的に話を聞いてもらう。レストランには他にも母娘デートの姿が。お母さんはよい聞き手です。
夕方には別れて私は京都へ。
地元では会いたい人はたくさんいたのに、今回は誰にも会わなかった。たぶん、とにかく「家」に帰りたかったのね。満喫できてよかった。

帰ってきたら、今日の「世界遺産」でクスコが映ってた!懐かしいなぁ、クスコ。ほんと、アメリカにいる間に行っておいて良かった!日本に帰ってきたらクスコは本当に遠い遠い街です。

■おめでとう!
3ヶ月前に友だちが「これ出したら1等取る」と言っていたアメリカの学会の懸賞論文、本当に1等取ったんだって!!!すごいなぁ、有言実行。賞金は1000ドルだそう。

さて、明日からまた仕事。今週は水曜にもう一度東京。日帰り、がんばるぞ。
また明日から、また明日から、ってけっこうよく言ってる気がする。1日、1日新しい。

Make new mistakes!

2006-10-12 23:59:22 | 日常
■まちがえる才能
Make new mistakes! という言葉は香港に行った時に聞いたこと。クリエイティブな人ほど間違いをする。ただし毎回新しい間違い。だからどんどん新しい間違いをつくりなさい、って。
最近ほんとうに思うんだけど、新しい間違いするのってけっこう大変だよね。いつもワンパターンな間違いになりがち。

京都の「朝」本

2006-10-10 23:33:01 | 京都
■移動ばかり
市内で仕事があって、そのあと自宅に車を取りに戻って職場へ行き、そこからまた別の場所へ2往復。トータルで5時間ぐらい移動に費やしてしまった1日。もったいない。

■英会話学校

これは昨日。もうアメリカへ帰るという英会話の先生と。
アタマの回転がめっちゃくちゃ早くて、授業の準備も生徒とのコミュニケーションの「先」の「先」を読んでいつもしっかりとしていた先生。唯一好きだったのに、帰ってしまうなんてー。

最近、カフェで英会話レッスンしてる人多いよね。ああいうのもいいなぁ。当たり外れありそうだけど、やってみたい!

■京都の朝にはまってます
最近、京都の「朝」を発見することに喜びを見出していた私ですが、この本『京都 朝あそび』を見つけて「こんな本が出てたのか!!」と大興奮(ジェラシーに近し!)。
まるきり視点が一緒です。私が見つけた「朝」も載ってたし、発見したいこれからの「朝」がもうそこにたくさん集めてあった。
朝の水汲み、パン屋さん、朝カフェ、お豆腐屋さん、FMラジオ、朝の散歩エリア、市場、そしてお寺、宿坊、座禅などなど。

「まだ寝てるの? 悪いけど、先に出てくよ。
京都は待ってくれても、朝は待ってくれないから。」(本より引用)
ほんと、ほんと、こんな気持ちで朝の散歩に出かけます。

ひゃー!

2006-10-09 21:25:01 | 日常
■幸せな1枚をおすそわけ!


ウクライナで結婚式を挙げた2人。見せてもらったウェディング写真のなかで、カメラ目線の写真は他にたくさんあったけれど、なぜかこの1枚がとっても気に入ってしまった私。このイレナの幸せそうな表情。だんなさんはアメリカ人で、2人とも留学時代からの友だち。

また寛次郎さん

2006-10-09 21:13:24 | 京都
■ドライブ日和!
京都に帰省していた友だちとドライブへ。3連休の混雑を避けて日帰りで軽く行けるところ…と思ってかねてから行きたかった大山崎山荘美術館へ!山崎駅前のCafe tabitabiでランチ(お店のwebがないけど2階に併設されてた雑貨屋さんもかわいかった)。

大山崎山荘美術館は、アサヒビール創業者のプライベートコレクション。
日本民芸運動に関わる柳宗悦、河井寛次郎、浜田庄司、バーナードリーチなどの陶磁器が中心。だけど、モネの『睡蓮』や、カンディンスキーもあった。モネはMOMAで見てきたばかりのWater Liliesに比べると迫力が…。


新館は安藤忠雄さんの建築。新館の展示室を地下に設計したのは、山腹にそびえ立つ旧館をリスペクトしてのことだとか。
旧館からのぞむお庭もきれいでした。


秋風の心地よい山荘テラスに出ると、キンモクセイの香りがした。
そこから見上げた空のグラデーションがきれいで撮った1枚。

■初鍋はたら!
夜は今年初の鍋料理。柿釉色の鍋を購入。今年は鍋ものいっぱいしよう。
そういえば、大学時代に「ねえやん」の家からもらったガスコンロがついに寿命…(だれか覚えてる?)色んな思い出のあるコンロだったのだけど、ついに廃棄か。

■寛次郎のことば
美術館に行って、寛次郎が濱田庄司について書いた文章を思い出した。

『濱田は身をもって示している。不整理の生活からは立派な物を生めないと。ふしだらな暮しからでも美は出せないことはないが、これは芸だけのことで寸法にはならない。よい物を作りたいならば、それに相応する暮しに帰るのが近道ではないかと濱田は教える。まったく、よい物がすらすら出来るようになることは、よい物しか作れない暮しがそうさせるのだ。』

ど・う・か・ん。(←セーラー服と機関銃ふうに)
寛次郎さんという陶工を理解しているわけじゃないけど、なんでかこの人が好きだなぁと思う。情熱的、躍動的、人間味あふれていて、つくるものの骨が太い。寛次郎の家を見たからそう思うのか、彼の本を読んだからそう思うのか。なんで好きなのかなぁ。生涯、ただ純粋に美しいものを求めてひたむきに仕事をした陶工。重量感のある作品には人格が出てると思うし、作品の1つ1つに、「おぉこれだこれだ!」っていう、美しさを発見した歓喜みたいなものがすごくにじみ出てると思う。

『道を歩かない人。
歩いた後が道になる人。』(『火の誓い』より引用)

『まっすぐなものしかまがれない。
まがったものしかまっすぐになれない。』これ不思議な文章!(『火の誓い』より引用)

彼のエッセイ『火の誓い』は本当に好きな本。くり返しくり返し、手に取っては好きなところから拾い読みするたび、寛次郎さんの美や仕事に対する姿勢にはっとします。

柿釉の鍋といい、大山崎山荘といい、『火の誓い』といい、昨日は寛次郎デー。